Reiju
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子供が見ても美しく優しいソラ様に私は憧れた。
そしてソラ様に別れを告げた後、私はこっそりと
サンジ様の向かっていた地下牢へと足を運ぶ⋯
「お前は一族の恥だ!!」
私は自分の目を疑った⋯。
そこにはボロボロと涙を零し鉄仮面を着けられたサンジ様とそれを嘲笑う他の姉弟達⋯
『サンジ様をイジメちゃダメよ!!』
私は我慢できず彼らの前に飛び出すと皆驚いていた
「ナナシ?!どうしてここに?」
『皆、どうしちゃったの?サンジ様だって兄弟じゃない!!どうして?どうしてこんな事⋯⋯』
その時私は初めてサンジ様が科学の力が無い事を知る
「女に守られるなんてやっぱりお前は欠陥だ!」
そして私はその時初めて三兄弟とケンカをした。
結果はボロ負け⋯。
やる前から分かってはいたがあの優しいソラ様の
面影を残したサンジ様を放って置くことが出来なかった。
「ナナシがイチジ達に勝てる訳ないじゃない」
そう言って呆れながら手当をしてくれるレイジュに私は少し怒って尋ねてみた。
『どうしてレイジュまで一緒になってサンジ様をイジメたの?』
すると彼女は表情を曇らせ答えてくれた
「だって⋯そうしなきゃ私までイジメられるじゃない。だけど私はお母様に似たサンジの事が⋯」
口籠ってしまったが私はレイジュがサンジ様の事を嫌いな訳ではないと知り安心した。
『ごめんね、レイジュ。だけどサンジ様の事は心配しないで!!私ジャッチ様にお願いしてみるから!!』
こうして私はジャッチ様に願い出てサンジ様の給仕係として毎日の食事を運びサンジ様と沢山話をした。
「オレ、料理を作ってみたいんだ!それをお母さんに食べてもらって早く病気を治して貰いたい!!」
『そうだね!ソラ様きっと喜んでくれるだろうし栄養満点で美味しい料理を食べればきっと病気も治るよ!!』
そう言って笑うサンジ様に後日、また食事を運びに行くと私に嬉しそうに料理本と調理器具を見せてくれた
「もうすぐナナシが来る頃だろうと思ってシチューを作ってみたんだけど⋯食べてくれる?」
『勿論だよ!』