Paulie
your name
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ここは世界でも珍しい水上都市
造船技術は世界一を誇り水に浮かぶ美しいこの都市には
春の女王の町"セント・ポプラ"、美食の町"プッチ"、カーニバルの町"サン・ファルド"と賑わい活気ある街並みがあり私はこの島が好きだ
「ナナシー!」
手を振り走って私の名前を呼ぶのは歳下の彼氏
『どうだった?』
「造船所の内定貰った!」
『本当?!良かった⋯!!』
「今まではナナシに沢山苦労かけたけど⋯これから少しづつ返してオレがナナシに楽させてやれるように頑張るから!」
目の前でそう言って笑う歳下の彼。
そして少し年上でW7の大きな銀行で働く私は同年代の子達みたいにお洒落や美味しい物を我慢しても彼を支えて囁かな幸せを送る毎日が幸せでそれは苦ではなかった
『楽しみにしてるね』
その日は少し奮発して美食の町の少し値の張るレストランでお祝いした⋯
そして彼も仕事が決まり忙しいけれど充実した毎日が過ぎていったある日⋯⋯───
『外が騒がしい⋯何があったのかしら?』
窓口で同僚と話していると何やら外が騒がしく罵声や悲鳴の様な声が聞こえる
そしてその後も止むことは無い騒音に扉が開いたかと思えばこの銀行が頭を抱える人物が現れた
「頼む!金を貸してくれ!!」
『⋯パウリーさん⋯⋯』
隣同僚は面倒臭いと顔に書いたように逃げ出し他の雑務を始めるし私も⋯と思うがガッツリと目を合わせられ結局対応する事になってしまった
『パウリーさん、貴方にお貸し出来るお金はありません。まず貸した分の500万ベリーを返済して頂いてからです』
「来月は必ず毎月の返済分を持ってくる!頼むよ、今月ピンチなんだ!」