Kinemon
your name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして20年の時を超えワノ国へ戻ったモモの助、錦えもん、カン十郎、雷ゾウ
赤鞘九人男と昔の仲間たち、ワノ国の民衆
強力な助っ人の海賊達と共に鬼ヶ島へ向かう錦えもん
「錦さん⋯実は⋯⋯」
菊の丞は錦えもんにナナシの事を告げる
「なんと?!ナナシが?!」
傳ジローもオロチとの交流の度幾度か会った事を話す
20年⋯いやもっと前から錦えもんを除く赤鞘の男達はナナシの秘めた想いを知っていた⋯
「早く助けに向かわねば!!──────」
『錦様!』
「お主⋯⋯ナナシか?!」
カイドウの部下に胸ぐらを掴まれたナナシに出くわし部下を切り倒せばナナシを助け恐怖に目をぎゅっ閉じ気づけば錦えもんの腕の中に居た
『錦⋯えもん⋯様?!ご無事で⋯なにより!⋯お鶴様とは?!』
おこぼれ町で隠れて姿だけ見たと伝える
「菊から聞いてお主が一人ここ鬼ヶ島に居るのを聞いた」
『とても会いとうございました⋯!とても⋯っ』
「ワシらを信じ20年⋯!!よくぞ敵地で戦ってくれた!!ナナシ⋯すまない⋯苦労をかけたな⋯」
優しく頭を撫でる錦えもん
『信じておりました故私はそんな⋯っ』
ボロボロと大粒の涙はナナシの意思と反して溢れ続ける
「まだ泣いてはならぬ⋯この戦いに勝つまでは⋯!!」
そう言いながらも涙を堪える事が出来ない錦えもん
ナナシはさっと腕から離れた
『モモの助様の所へ行って下さい!錦様!』
「あぁ!主はなるべく安全な所に身を隠していろ!」
そう言って走り出した錦えもんに向かって大声で言った
『錦様をお慕いしております故どうか!どうかご無事でっ!!』
そう言ったナナシに背を向け右腕を軽く上げ錦えもんは桃の助の元へと向かった
『どうかご無事で⋯』
小さくなっていく影に囁くナナシ
だが先程とは違い袖を捲り髪を結い上げ落ちていた刀を手に取った
『私も錦様がお慕いしたおでん様の意思の為に!!』
迷いの無い澄んだ琥珀色の瞳は光を捉えた