Paulie
your name
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「実はよ⋯」
ひったくり犯はパウリーでその日もギャンブルに負け借金取りに追われて居た。
こうなればどうにか金を作るしかない⋯
そんな時前から下を向きながらフラフラと歩く彼女を見つけバックをひったくった
だがしかし声も上げなければ追って来る様子もない事に不審に思ったのとやっぱりこんな事はと罪悪感が湧きバックを返そうと近寄ると銀行員の彼女だという事に気づいたパウリー。
そして渡された腕時計を見ると自分と共に働く最近女性関係が派手な部下が着けていた物で全てを悟った⋯──
「この時計⋯なんだ、アイツの女だったのか⋯オレにバックも時計もくれて⋯お前どうするつもりなんだよ?」
そう聞かれ私は『いっそ海にでも身投げしようかな』と返す。
するとバックと時計を私に突き返し彼の良心が働いたのかと思うと次の瞬間、理解出来ない言葉が帰って来た
「だったらお前の捨てる命はオレが貰らう!バックも財布も時計も全部!!文句ねェよな!?」
そう言ってパウリーさんは私にバックと時計を返し、持っていた縄を私に引っかけ気づけば彼の肩に担がれていた私
『は?⋯それどういう⋯!?』
困惑しながら戸惑う私に「暴れんな!」とぶっきらぼうに言った後、パウリーさんは⋯
「うるせェ!今日からお前はオレのもんだ!//」
そう言ってやっぱりこの人の考えている事は予測不能だと思い横顔に目をやれば耳を真っ赤にしている彼。
そんな彼を見ると私のさっきの悲しみはどこへやら⋯
吹き抜ける風に飛ばされた様で私の体温まで上昇していく
『パウリーさん、顔真っ赤ですよ?』
「うっせェ!黙ってろ!//」
歳下の彼とは違う不器用な優しさに空いていた穴が埋まる様な気がした
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