Marco
your name
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「なァ、マルコ⋯ここのナースって一体いつから居るんだ?」
「あァ、それはな⋯⋯─────」
白ひげ海賊団に初めてナースを迎え入れたのは今より十年前の事に遡る。
「ゲホゲホッ⋯おい、マルコ。ちと大袈裟過ぎやしねェか?」
親父の病が発覚したばかりの頃、船医であるオレの力だけでは到底親父の看病に無理が出始めた時だった。
「クソっ⋯薬や医療用品が足りねェ⋯」
傍から見れば親父は元気よく見えるだろうが段々と調子の悪い日が増えて来た。
それなのに無茶ばかりする親父をオレでも止め切れずいつも頭を抱えていた
「マルコ!疲れてるみてェだな!何か飲むか?」
「あァ、頼むよい⋯親父のやつ無理ばっかりして⋯医療用品も足り無くなっちまったし医学を齧ってる奴が仲間になんねェかな?」
そう笑えばコックのサッチは親父らしいなと笑う
「元気な証拠だろ?そう考えすぎんなって!」
そう言われオレは紅茶を口にするも医療用品が足りないのはどうしようも無い
「おーい!島が見えたぞー!!」
仲間の一言でオレはここで降り揃えられるだけの道具を集めようと島に上陸する事にした。
だが港に堂々と海賊船は停めれない。
オレ達は岸へと回り込むも船を着けた先に広がるのは森⋯
「ここから歩いて町に行くには一体どれくらいかかるんだ?」
「さァな。オレも着いて行こうか?」
気遣ってくれるイゾウにオレの事より親父を頼むと言い重い足取りを何とか進め森へ足を踏み入れては草木を掻き分け前へと進む。
だがその時何者かの殺気を感じソレが一人では無いと気付いた時はもう遅かった⋯
「「「「ウキーッ!!!」」」」
「な、なんだコイツら!?」
襲って来た奴らをよく見ると確かに剣や槍、銃を持った奴まで居るがそれは猿だった
「止めろ!オレはお前達を傷つけるつもりはねェよい!!」
ここで下手に反撃するのは余計に刺激するだけだと思い
ギリギリの攻撃を交わすも相手の猿の強さにオレは驚きを隠せずに居た。
『だ、誰なの!?』
人か!?と思い声のする方を見れば立っていたのは一人の女だった。