Ace (生存if 原作捏造)
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エースが懲罰房に入り1ヶ月が経過した
「なぁ!今日はお前が海兵から看守になった話しを聞かせてくれよ」
『そんな事聞いてどうする?面白い話しじゃないぞ?』
「面白くなくたっていいだろ?話すのが嫌なら無理にとは言わねェ」
『そうだな•••』
まだ今よりももっと若く無知だったあの頃は
海軍に入隊して悪い奴らを捕まえる、世界を平和にする。人々が皆安心して生活が出来る毎日を•••
"安心の正義"を掲げ厳しい鍛錬も耐え抜きより沢山の人々を助ける為に己の腕を磨いて無我夢中で毎日駆け回り全力だったあの頃
出世すればする程この世の正義とは何か?悪とは何か?が分からなくなっていった。
悪い奴を捕まえる。しかし悪だと思っていた奴も
大切な者のため何ふり構わまず守ったという事実は誰にも知られる事無く批判され終わる
私の掲げる正義は何なのか
毎日押しつぶされそうになる思いを殺し任務に身を捧げたがある日このインペルダウンに捕まえた海賊の身柄を引渡しに来た時思った
ここに居る海賊は悪名高い者ばかり
ここに居れば悪い奴しか見なくて済むのではないか?正義の名においてここの囚人を取り締まるのも
安心して皆が暮らせる為には変わりないのではないか?
『私は海兵から逃げたのさ。それを快く受け入れてくれたのは署長、マゼランさんだ。私を受け入れてくれたインペルダウンの同僚や市民のため全力で貴様の様な輩を逃がさぬ様にするのが私の仕事なんだ』
「お前も人の子なんだな!」
『無礼だな、貴様。私を何の子だと思っていたんだ?』
「う〜ん•••悪魔とか鬼とかか?」
『私は優しいだろ?』
「どこがだよ!?」
ハハハと顔を見合わせ2人は笑う
「お前さ、前も思ったんだけど笑ってる方が良いぜ?•••笑ってる顔•••可愛いし//」
恥ずかしさから尻すぼみに小さくなっていくエースの言葉
『看守を口説いて脱獄する気か?』
笑いながらナナシは言った
「馬鹿!そんなつもりじゃねェよ!!」
そして懲罰房での生活も2ヶ月目に差しかかったある日"火拳のエース死刑執行の日"が決まった 。
あと1週間すれば彼はここインペルダウンからマリンフォードへ護送される
『火拳のエース。お前の死刑執行の日が決まったぞ。今から1週間後だそうだ』
「へェ、あと1週間も生きれんのか。」
『馬鹿言うな。あと1週間"しか"だろ。』
「なぁ、ナナシ、俺には世話の焼ける弟が居るだろ?もしアイツに会ったらよォ•••」
─艦内に侵入あり!侵入あり!全員直ちに持ち場に着くように!繰り返す、─
「なんだよ?!おい!何事だ?」
『侵入者だと?馬鹿な!好き好んで入ってくるやつなど居らんだろうに!火拳お前に構ってやる暇は無くなった!また明日だ。』
「おう!頑張れよ〜!」
『•••どこまでも呑気なめでたい頭の男だ•••』
侵入者はどんどんLv6を目指し下って来ているとの情報を得たナナシは直ちに現場へと向かったが既に何名かの囚人が居た牢の鍵は開かれ姿がない。
電伝虫を繋ぎ侵入の特定は出来たのかと聞くと
何と侵入者は麦わらのルフィと判明した
『まさか、火拳を!?』
元来た道を戻り火拳の居る懲罰房へ来てみれば案の定
牢の鍵は開けられ中はもぬけの殻だった
─ここから出るには上の正面入口しかない! ─
慌てて上へ登っていくナナシの前にはハンニャバルの姿
「おい!ジンベイ!エースを頼む!先に船に行ってくれ!」
「か弱き人々にご安心頂く為に凶悪な犯罪者を閉じ込めておく、ここは地獄の大砦!!それが破れちゃこの世は恐怖のドン底じゃろうがィ!!出さんと行ったら一歩も出さん!」
「俺はエースの命が大事なんだ!!どけ!」
駆けつけた時にはハンニャバルはもう満身創痍
『麦わら モンキー・D・ルフィだな。貴様ハンニャバル副署長に何をした!?お前だけは絶対に許さん!』
「クソっ!また強そうなのが出て来やがった!」
腰に下げた銃を抜き引き金を引こうとした所で
「待て、ここは俺が引き受けよう。ナナシは火拳を追え•••ハンニャバル、後は任せろ。くたばるんじゃないぞ?俺の後任はお前しかいないんだ!」とマゼランが立ち塞がった
正面入口、我々の護送船を奪われた様で中には火拳のエースを始め海峡のジンベイ、元七武海サー・クロコダイル、道化のバギー、闇金ギャルディーノ、革命軍 カマバッカ王国のイワンコフ等錚々たるメンバーがいた
『揃いも揃って仲良くどこに行く!』
「おぉい!アイツは賭博師のナナシじゃねェか!!アイツは派手にやべェぞ!」
「ここまで来てあの女が出て来るとはツイてないガネ!!」
「麦わらボーイ早くするっチャブル!!」
「おーい!ナナシ!」
エースはナナシを呼び船から降りてとうとう目の前にやって来た
「エースさん!何を考えとるんじゃ?!早く戻れ!」
『お前!海楼石の錠は?』
「あぁ、あれは3の奴が鍵作って外してくれたんだ!皆弟の友達らしくてよ」
『そうか、ならばまた捕らえるまでだな』
「賭けは俺の勝ちのはずだぜェ?」
海賊らしく悪い顔で笑うエース
「その"正義"のプライドを捨てて俺と一緒に来い!海に出て俺が死ぬまで俺の話し相手になってくれるよな?」
『馬鹿か貴様!私がここを離れる事など!っっおい?!離せ!!!』
─「おーい!お前ら!船を出せ!!」─
「来たか!ルフィ!」
勢いよく正面入口の奥から飛んで来た麦わらのルフィに捕まりルフィ、エース、ナナシの3人はゆっくりと動き出した護送船に乗り込んだ
「「署長!クソっ、電伝虫を本部に繋げ!」」
インペルダウンから海軍本部へ
こちらインペルダウン!!侵入者"麦わらのルフィ"と
"黒ひげマーシャル・D・ティーチ"によりインペルダウンは莫大なダメージを受け署長マゼラン、副署長ハンニャバルが重症!尚、副守看賭博師のナナシが人質に取られ脱獄囚と共に逃走中!!
被害状況を整理しこちらから報告する!
ナナシがその後どうなったかはまた別の話し•••