Ace (生存if 原作捏造)
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その後、Lv6内で白ひげを罵った囚人と火拳のエースは激しい口論を初め他の者も騒ぎ出した為、火拳のエースは懲罰房へ送られた
『早く歩け』
「また会ったな!冷血女さんよォ!」
『私語はするな』
「なァ、俺1人部屋になんのか?」
『喋るなと言ったはずだぞ?•••一人部屋とは呑気な考えだな、お前は懲罰房に入るんだぞ?騒ぎを起こしたことを反省しろ。まぁ、その呑気な態度がどこまで持つか見物だがな』
「じゃあ賭けようぜ!」
『賭ける?何を?お前はこれから死んでいく未来も何も無いんだぞ?私が勝っても得るものが無いだろ』
「そうだな•••最後か•••。じゃあよ!俺が死ぬその時まで俺は自分のプライドを賭ける。いつでもお前の言う事は何でも聞いてやる!黙れと言われれば黙るし靴を舐めろと言われればやる!今から此処を移されるまで俺が1回でも泣き言を言ったら負け。どうだ?」
『プライド•••。私が負けた場合はどうなる?』
「お前のプライドを俺が貰う!」
『ハハハ!面白い。その賭け受けてやろう!私は毎日巡観しに来る。精々頑張れ』
1日、また1日と懲罰房に入って時は流れる
─「なぁナナシ。海はどうなってるんだ?」─
『どう•••か。そうだな面白い奴が現れたよ、名前は麦わらのルフィ。その馬鹿はシャボンディ諸島で天竜人を殴り飛ばしたらしい』
「ルフィ?!そりゃ本当か?麦わらのルフィは俺の弟なんだ!!無事なんだろ?!」
『黄猿大将とパシフィスタが送り込まれたがあと一歩の所で一味全員から逃げられたと報告があったらしい』
「そっか〜!良かった!!俺も天竜人って奴ら嫌いなんだ!お前はどうなんだ?元は海軍だったんだろ?」
『私は好き嫌いなどでは無く仕事だったから護衛する義務があっただけだ』
「じゃあ海軍に入ってない今は護衛しなくて良いだろ?今はどうなんだよ?!」
『••••••無論だろう。顔を見るのも虫唾が走る。』
「シシシっ!やっぱ嫌いなんじゃねェかよ!」
1週間、10日•••
─「なァナナシ」─
『お前中々持つんだな』
「当たり前だろ?その仕事って休みあんのか?」
『休みとは?休憩か?休日か?』
「馬鹿だなー!お前!休みっつったら普通休日だろ??」
『お前には言われたくないな。休日はたまにある』
「ふーん。何やってんだよ?」
『•••博打。』
「お前ホント好きなんだな」
懲罰房に入って20日ほど程経ったある日
『ガープ中将!お待ちしておりました!こちらへどうぞ!』
「久しぶりじゃのう、ナナシ。」
インペルダウンにガープがやって来た
『今日は面会とお聞きしていますが一体誰に?』
「孫じゃよ•••火拳のエースに会いに来た」
ガープ中将と火拳が血縁関係にあったのか?!
驚きを隠せず艦内職員はどよめく
『火拳ですか、案内しますので着いて来てください』
エースの居る独房に案内している道中
ガープは幼少期のエースの事を話してくれた
産まれたばかりの時はそれはそれは目に入れても痛くないほど可愛かったが成長するにつれ街では有名な悪ガキになり手を焼いたと話すガープの顔は愛おしくも悲しい顔をしていた•••。
『火拳は騒動を起こしたので今は懲罰房です。面会時間は30分、何かあれば私は近くに居ますので声をかけて下さい』
「おぅ、エース。えらいボロボロじゃのう!」
「ジジィ•••何しに来やがった?」
「仕事ばかりでろくに孫の顔も見れん。やっと落ち着いたから会いに来たんじゃ」
「説教でもしに来たのかよ?」
何を話して居るのかはナナシの待機している所までは聞こえないが懲罰房の前で胡座をかいて座るガープの背中が見える
「お前とルフィには立派な海兵になってもらいたかったがのぅ、海兵どころか兄弟揃ってまぁ大変なゴロツキになりよって•••お前もルフィの噂は聞いておるじゃろ、W7で世界政府に喧嘩を売り何と司法の島エニエスロビーを落としよった。早速駆けつけてこの愛ある拳をたらふく食わせてやったがその後もちぃーとも凝りとらんようじゃ、今度はシャボンディ諸島でとんでもない大事件を!流石ワシの孫じゃ!ハハハハ!!」
「そういや、アイツに父親の事を教えたんじゃ•••父親がおる事にビビっておったわい」
時折鼻をほじりながら話すガープに
『フフ•••あの危機感の無さは確かに血縁関係を感じる』
どことなく可笑しくなり笑ってしまった
「そんなもん知ろうが知るまいが俺もルフィも迷惑な事に世界的大犯罪者の血を引いてんだ、海兵になんてなれる訳ねェ。だけど俺ァポートガスって大恩あるお袋の名は継いでもロクでもねェ父親の方の半分血が願い下げだァ。何の記憶も何の恩もねェからな」
「まァそうじゃろうが、アイツはアイ「だからよォ!ジジィ•••俺の親父は"白ひげ"一人だ!」
それから30分後ナナシはガープに声をかけた
『ガープ中将、面会終了のお時間です』
「あぁ、今行く。じゃあな、エース•••また時間を作って話し相手になりに来るわい」
「へへっ、生憎話し相手にゃ困っちゃいねェ•••な?ナナシ?」
『うるさい』
「何だお前達、恋仲にでもなったのか?ハハハ!」
『断じて違います。私は海賊が死ぬほど嫌いですから』
「お前も相変わらずだのぅ、ナナシ!」
ガープを軍艦まで見送って一人看守室へ戻るナナシ
「どうした?ナナシちゃん。考え込む姿も美しいがガープ中将に会い海兵時代でも思い出したのか?」
『いえ•••それより署長•••また腹痛ですか?』
腹を擦りながらゲッソリとした顔でこちらに話しかけて来る"地獄の支配者 "ことインペルダウン署長マゼラン
「あまり囚人に思い入れるなよ?」
手をヒラヒラ振り看守室から出て行くナナシの後ろ姿を見てマゼランは毒の溜息を吐いた