Marco
your name
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そしてオレは彼女を感じたまま二人で眠りについた
「今何時だ?⋯⋯ナナシ?ナナシ!?」
翌朝、遅めに起きたオレの隣に彼女の姿は無く
飛び起きて船内を探しているとイゾウやサッチが居た
「ナナシちゃんならさっき船を降りて森へ行ったよ」
「そうか!だったら⋯⋯」
「マルコ、行ってどうする?彼女の意思は?無理強いは良くない⋯彼女にとって重大な決断だ⋯」
イゾウの言葉にオレはハッとした。
そして森を見ながら数時間が経ち空が夕焼け色へ変わり始めた頃、もう来ないかもしれないと諦めかけた時だった。
『マルコ!皆!それに⋯親父⋯?お父さん?パパ⋯??私、皆と一緒に海へ行きたい!!家の片付けも現時点で傷ついた動物達の治療もして来た!!それに私の留守中はヒューマンジーの皆が私の代わりをしてくれる⋯だから私も皆と一緒に居てもいいかな⋯?!」
そう言って息を切らし大荷物を引き摺りながらやって来たナナシに親父は満更でもなさそうな顔をして笑った。
「グララララ!!パパか⋯悪くねェなァ。おい、お前ら!何突っ立ってる!荷物を運び入れんの手伝ってやれ!特にマルコ⋯お前は気ィ引き締めろ。てめェの大事なもんはてめェでしっかり守れよ」
こうして白ひげ海賊団に初めてのナースが誕生した⋯──
「へェ、マルコも中々やるな!!あ、おーい!ナナシ!!マルコが惚気けてるぞー!!」
『うるさいな!//ナースを揶揄うと痛い目見るわよ!!』
「エース⋯⋯多分お前よりヒューマンジーの方が賢いぞ。」
「な!?失礼だぞマルコ!!」
あの日から十年経った今でも変わらず彼女は愛らしくて⋯
末っ子エースの後ろで親父の点滴を変えるナナシと
嫌そうだが娘には甘い親父の姿を見てオレは改めて家族の幸せを噛み締めた⋯⋯
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