君と一緒にランチ♡


「フェリシアーノ、パスタできたよ～」

お昼にクリームパスタを作った。
そうだ、今日は天気がいいからお庭で食べるのもありかも。

「わーい！パスタ～！食べよう～！」

フェリシアーノは喜んで両手をあげた。
喜んでいるフェリシアーノは笑顔を浮かべている。
かわいくてほんと癒される。大好き。

「今日はお外で食べよっか？」

「うんっ！そうしよ～」

パスタにソースをよそって、ふたりぶんのパスタをトレーに乗せキッチンからお庭に移動する。そしてお庭にあるテーブルにトレーを乗せた。

「ワインももってきたよ～」

フェリシアーノがワインとグラスふたつをもって、それをテーブルに置く。

ふたりで向き合うようにテーブルをはさんで椅子に座る。
そしてフェリシアーノがワインをグラスに注ぐ。

「はいデイジー」

ワイングラスを受け取り、フェリシアーノと乾杯する。

「いただきま～す！」

そういって、私たちはワインをひとくち飲む。
ワインを飲んだあと、パスタをたべはじめた。

「うーん、おいし～！さいこー！」

くるんを揺らしながらフェリシアーノが頬を緩ませた。

「俺、デイジーの作るパスタ大好き～。とってもおいしいよ～」

よかった、喜んでくれてる。
フェリシアーノの喜ぶ顔を見ると私まで嬉しくなる。
一生懸命作ってよかった。

「デイジー大好き」

フェリシアーノはそういうと、テーブルにのせていた私の手に自分の手を重ねにっこり笑う。

「私も、大好きだよ」

お互い見つめあって、笑顔を浮かべる。

おいしいパスタとワイン。
そしてフェリシアーノがそばにいてくれる。

それだけでしあわせ。

なにげない、フェリシアーノとの日常。

そんな午後の昼下がり。