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爆豪勝己
寮の玄関で急いでスニーカーを履いてドアをくぐる。少し先の道には彼氏の勝己くんが待ってくれている。自販機の近くのベンチに座ってる姿を目にして急いで向かった。
「勝己くん!」
名前を呼ぶとゆっくりと上がる顔。ベンチの前に立つと勝己くんが口を開いた。
「スニーカー。新しいやつか」
「そう!厚底初めて買ってみたの」
「ふーん」
興味無さそうに返事をした勝己くんがようやくベンチから立ち上がった。思ったより近い距離にびっくりして勝己くんの顔を見る。いつもと違って真正面から目が合った。慌てて目を逸らしてえ?なんで?なんて思うけど答えはすぐに出た。厚底で勝己くんとの身長差をなくしてしまった。これは男子的にあれなのでは……と思っているとほっぺたを掴まれた。
「悪くねぇな?よく顔が見えてよ」
「えっちょっと勝己くん……!」
顔を逸らそうにも勝己くんの手がそうはさせてくれなくて顔がどんどん赤くなる。そんな様子を目の前から見られてもう耐えられない。目を閉じて顔を見ないようにするとハッと鼻で笑う声が聞こえた。すぐ後に唇にリップ音。びっくりして目を開けると意地悪そうに笑った勝己くんが。
「悪かねぇけど今だけな。んな靴じゃぜってー追いつけなくしてやっから。今のうちに堪能しろや」
「もう充分です……かっこよすぎて見れない……」
両手で顔を隠して火照りを治めるのに時間がかかってしまった。
切島鋭児郎
「えいちゃんこういうの嫌?」
いつも履いているスニーカーとは違ってヒールのある靴を手に取ってえいちゃんに聞いてみた。今日はえいちゃんとショッピングデート。たまたま入ったちょっとお高そうな靴屋さんでかわいい好みの靴を見つけた。まだ高校生だし買おうとしたわけではないけどふと、えいちゃんは身長差気にしてるのかなと疑問に思った。今の私たちに身長差はそんなにない。私は中学の時にめちゃくちゃ身長が伸びたタイプだからたぶんもう伸びない。けどえいちゃんはそんなこと知らない。まだ高校生だし男子は伸びると私は思ってるからこれからえいちゃんとの身長差は開くばかりだと思う。でも、今のえいちゃんはもしかしたら気にしてるのかもしれない。それならヒールのある靴は履けないもんね。聞いておいて損はない。
「いやでは……いや…………悪ぃ!俺が高くなるまで待ってほしい!俺が買うから!」
まさかの俺が買うに少しびっくりしながらなにか言いたそうなえいちゃんの次の言葉を待つ。
「漢らしくねぇのは分かってんだけどよ……茜にはかっけぇって思われたいんだ!だからこれから!伸ばすから待っててくれ!」
勢いよく頭を下げられてえいちゃんは今地面しか見てない。ちょっと気になっただけだから大丈夫だよと声をかけると恐る恐るといった様子で顔を上げてくれた。なんだかプロポーズされてるみたいなんて見当違いなことを思いながらそんな未来に思いを馳せた。
上鳴電気
お気に入りの服にバック、新しいサンダルにメイクもばっちり。今日は楽しみにしていた電気くんとのデートだ。少しだけ早めに来て待っていると向こうから見慣れた金髪が。そこでなんだか違和感を覚える。なんだろうとキョロキョロしてやっと気づく。サンダルだ。めっちゃヒール高いんだった。ヤオモモと出かけた時に身長近づける!とか言って買ったんだった。これ電気くんの身長超えてるよね……どうしよう。そんなことを考えてるうちに電気くんはもうすぐそこに。
「茜〜!わりぃまたせた!って、ありゃ?なんか背伸びた?」
「えっと……ごめんヒールめっちゃあるの」
「マジか!すげぇ!何cmあんの!?」
「6cmだったと思う……って怒んないの?」
「怒る?なんで?ってあっ!俺と茜3cm差だったよな?なら今逆ってことじゃん!?」
「え?」
電気くんがもう一歩近づいて距離がもっと縮まる。少し下から顔を覗き込まれるけど少し上から見る電気くんが新鮮でなんだか照れてしまう。
「いいねこれ!茜は俺のことこんな風に見えてんのな」
私の予想に反して電気くんは気に入ってくれたみたいでデート中もなんだかご機嫌だったように思う。
それから電気くんには時々あのサンダル履かない?ってねだられるようになってしまった。
瀬呂範太
今日は新しいブーツを履いてみた。最近よく見る厚底ブーツ。はんたくんに少しでも近づきたくなって勢いで買ってしまった。電車を降りるとすぐに背の高い彼が立っているのが見える。いつもより少し早く来たのにまた待たせてしまったと思いながら駆け寄った。
「はんたくん!おまたせ!」
「いや全然……ってあれ?新しい靴?」
「そう!はんたくん背高いから……」
どうかな?と聞きながら軽く足を上げてブーツを見せる。それを見てくれたはんたくんはなんだか感心したような顔をした後すぐに悪戯を思いついたような、すこし悪い表情を見せた。
「似合ってんね。それに……」
はんたくんの言葉が途切れて頬に大きな手が添えられる。そのまますりっと大好きな手を堪能すると上を向かされた。はんたくんと目が合う。それから流れるようにバードキスが。
「ちゅーしやすくていいね。お姫さま」
そう微笑むはんたくんがかっこよすぎて自分の心臓が心配になった。
寮の玄関で急いでスニーカーを履いてドアをくぐる。少し先の道には彼氏の勝己くんが待ってくれている。自販機の近くのベンチに座ってる姿を目にして急いで向かった。
「勝己くん!」
名前を呼ぶとゆっくりと上がる顔。ベンチの前に立つと勝己くんが口を開いた。
「スニーカー。新しいやつか」
「そう!厚底初めて買ってみたの」
「ふーん」
興味無さそうに返事をした勝己くんがようやくベンチから立ち上がった。思ったより近い距離にびっくりして勝己くんの顔を見る。いつもと違って真正面から目が合った。慌てて目を逸らしてえ?なんで?なんて思うけど答えはすぐに出た。厚底で勝己くんとの身長差をなくしてしまった。これは男子的にあれなのでは……と思っているとほっぺたを掴まれた。
「悪くねぇな?よく顔が見えてよ」
「えっちょっと勝己くん……!」
顔を逸らそうにも勝己くんの手がそうはさせてくれなくて顔がどんどん赤くなる。そんな様子を目の前から見られてもう耐えられない。目を閉じて顔を見ないようにするとハッと鼻で笑う声が聞こえた。すぐ後に唇にリップ音。びっくりして目を開けると意地悪そうに笑った勝己くんが。
「悪かねぇけど今だけな。んな靴じゃぜってー追いつけなくしてやっから。今のうちに堪能しろや」
「もう充分です……かっこよすぎて見れない……」
両手で顔を隠して火照りを治めるのに時間がかかってしまった。
切島鋭児郎
「えいちゃんこういうの嫌?」
いつも履いているスニーカーとは違ってヒールのある靴を手に取ってえいちゃんに聞いてみた。今日はえいちゃんとショッピングデート。たまたま入ったちょっとお高そうな靴屋さんでかわいい好みの靴を見つけた。まだ高校生だし買おうとしたわけではないけどふと、えいちゃんは身長差気にしてるのかなと疑問に思った。今の私たちに身長差はそんなにない。私は中学の時にめちゃくちゃ身長が伸びたタイプだからたぶんもう伸びない。けどえいちゃんはそんなこと知らない。まだ高校生だし男子は伸びると私は思ってるからこれからえいちゃんとの身長差は開くばかりだと思う。でも、今のえいちゃんはもしかしたら気にしてるのかもしれない。それならヒールのある靴は履けないもんね。聞いておいて損はない。
「いやでは……いや…………悪ぃ!俺が高くなるまで待ってほしい!俺が買うから!」
まさかの俺が買うに少しびっくりしながらなにか言いたそうなえいちゃんの次の言葉を待つ。
「漢らしくねぇのは分かってんだけどよ……茜にはかっけぇって思われたいんだ!だからこれから!伸ばすから待っててくれ!」
勢いよく頭を下げられてえいちゃんは今地面しか見てない。ちょっと気になっただけだから大丈夫だよと声をかけると恐る恐るといった様子で顔を上げてくれた。なんだかプロポーズされてるみたいなんて見当違いなことを思いながらそんな未来に思いを馳せた。
上鳴電気
お気に入りの服にバック、新しいサンダルにメイクもばっちり。今日は楽しみにしていた電気くんとのデートだ。少しだけ早めに来て待っていると向こうから見慣れた金髪が。そこでなんだか違和感を覚える。なんだろうとキョロキョロしてやっと気づく。サンダルだ。めっちゃヒール高いんだった。ヤオモモと出かけた時に身長近づける!とか言って買ったんだった。これ電気くんの身長超えてるよね……どうしよう。そんなことを考えてるうちに電気くんはもうすぐそこに。
「茜〜!わりぃまたせた!って、ありゃ?なんか背伸びた?」
「えっと……ごめんヒールめっちゃあるの」
「マジか!すげぇ!何cmあんの!?」
「6cmだったと思う……って怒んないの?」
「怒る?なんで?ってあっ!俺と茜3cm差だったよな?なら今逆ってことじゃん!?」
「え?」
電気くんがもう一歩近づいて距離がもっと縮まる。少し下から顔を覗き込まれるけど少し上から見る電気くんが新鮮でなんだか照れてしまう。
「いいねこれ!茜は俺のことこんな風に見えてんのな」
私の予想に反して電気くんは気に入ってくれたみたいでデート中もなんだかご機嫌だったように思う。
それから電気くんには時々あのサンダル履かない?ってねだられるようになってしまった。
瀬呂範太
今日は新しいブーツを履いてみた。最近よく見る厚底ブーツ。はんたくんに少しでも近づきたくなって勢いで買ってしまった。電車を降りるとすぐに背の高い彼が立っているのが見える。いつもより少し早く来たのにまた待たせてしまったと思いながら駆け寄った。
「はんたくん!おまたせ!」
「いや全然……ってあれ?新しい靴?」
「そう!はんたくん背高いから……」
どうかな?と聞きながら軽く足を上げてブーツを見せる。それを見てくれたはんたくんはなんだか感心したような顔をした後すぐに悪戯を思いついたような、すこし悪い表情を見せた。
「似合ってんね。それに……」
はんたくんの言葉が途切れて頬に大きな手が添えられる。そのまますりっと大好きな手を堪能すると上を向かされた。はんたくんと目が合う。それから流れるようにバードキスが。
「ちゅーしやすくていいね。お姫さま」
そう微笑むはんたくんがかっこよすぎて自分の心臓が心配になった。