Seasonal & Birthday
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今日は11/11。毎年恒例のあのことを聞くために私は共有スペースにいた。キョロキョロ探して目的の人物を見つける。
「かーつきー!今日はなんの日でしょう!?」
「あ゛?金曜日」
「ちっがーーう!なんの日かって聞いたの!」
全くもう毎年これ。毎年11/11はなんの日でしょう?って聞いてるのに!頭いいから絶対に覚えてるはずなのに!共有スペースにふんぞり返ってる勝己にぷりぷり怒りながら梅雨ちゃんに泣きつく。優しい梅雨ちゃんは残念ねぇあっちでお茶子ちゃん達が食べてるから行きましょう?と頭を撫でてくれて手を引っ張ってくれる。勝己と私は幼なじみだ。あっもう1人出久もいるけど。私は昔から勝己に片思いしてる。昔からって言うのは幼稚園の時からずっと。毎日のようにお嫁さんにして!なんて言っていたのが懐かしい。流石に今ではそんなに主張できないけど寮に入る前は絶対家の前で待ってたし(いや、私より勝己の方が起きるの早いから一生懸命追いかけてた方が多いけど)今だっておはようは絶対に言うようにしてる。おかえりだって元気よく伝えるし、すごいと思ったら絶対に伝えるし落ち込んでたら何も言わずにそっと傍にいるようにしている。勝己はなんでもできる才能マンだけどそれでも人間だから。その程度のことをしてないがあると言われたらその通りだけど。とはいえ私に出来るのはその程度。少しでも勝己が元気に過ごしてくれたらなって。勝己の隣は難しくても少しでも近くで支えたいなって今は思ってる。だってずっと大好きだから。
「ねぇー!聞いてる!?」
「えっあっごめんなんて!?」
「ポッキーゲームしよーって話なったんよー」
「女子で?」
「女子で!」
「それ男女でするから面白いゲームなのでは……?」
「あーあー聞こえなーい!」
耳を塞いで頭を振ってる三奈ちゃんを見て笑いがこぼれる。それから誰とするー?あみだで決めない?とか女子みんなでわいわいした。それで私がポッキーゲームをすることになったのはお茶子ちゃん。照れちゃうねなんて言い合いながら透ちゃんと三奈ちゃんがよーいスタート!と始めてるのを応援する。ポッキーゲームってこれで合ってる?違くない?なんていうのは言語道断お口にチャックだ。結局透ちゃんがどこまで食べてるのか分からなくて折れちゃってたし、その後にしてたヤオモモはどうしたら……?と固まってしまってたしじろちゃんは恥ずかしかったのかすぐに折ってしまっていた。
「それじゃ負けないよ!」
「私だって!」
謎の盛り上がりを見せる中、私とお茶子ちゃんの番が来た。お茶子ちゃんとどっちがいい?チョコの方がいいー?と聞きながら咥えようとする。その時手元に影が落ちた。そのまま叩き折られるポッキー。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!ポッキーー!!!」
「はっ間抜け面さらしてんじゃねェよ」
「なにさ!今日金曜日なんでしょ!?」
「ハッ間違ってねェだろ」
「そうだけどー!!」
頬を膨らませてもうー!と怒る。まだポッキーはあるけどさぁ!もったいない!あーもう意味分かんない!なんて怒っているといきなり頬を鷲掴みにされた。それから強制的に視線を合わせられる。
「何浮気してやがんだ。あ゛?」
「……え?」
「説教な。あと課題やれバカ。こいつ持ってくからてめェらにはこれやる」
勝己がポイッと机に投げたのはポッキーの赤い箱で。待ってなんで持ってるの?甘いの嫌いでしょ?それも浮気って何?え?どういうこと?私の頭の中ははてながぐるぐる飛び回ってる。その間にも俵担ぎされてどんどんみんなから離れていく。ちょっと待って!?慌ててみんなを見るけどいい顔をして親指を立ててるだけで。
その後勝己の部屋からは私の絶叫が聞こえたらしい。何されたかって?いやほんと勘弁してください……。マジでもう勝己の顔見れない。
「かーつきー!今日はなんの日でしょう!?」
「あ゛?金曜日」
「ちっがーーう!なんの日かって聞いたの!」
全くもう毎年これ。毎年11/11はなんの日でしょう?って聞いてるのに!頭いいから絶対に覚えてるはずなのに!共有スペースにふんぞり返ってる勝己にぷりぷり怒りながら梅雨ちゃんに泣きつく。優しい梅雨ちゃんは残念ねぇあっちでお茶子ちゃん達が食べてるから行きましょう?と頭を撫でてくれて手を引っ張ってくれる。勝己と私は幼なじみだ。あっもう1人出久もいるけど。私は昔から勝己に片思いしてる。昔からって言うのは幼稚園の時からずっと。毎日のようにお嫁さんにして!なんて言っていたのが懐かしい。流石に今ではそんなに主張できないけど寮に入る前は絶対家の前で待ってたし(いや、私より勝己の方が起きるの早いから一生懸命追いかけてた方が多いけど)今だっておはようは絶対に言うようにしてる。おかえりだって元気よく伝えるし、すごいと思ったら絶対に伝えるし落ち込んでたら何も言わずにそっと傍にいるようにしている。勝己はなんでもできる才能マンだけどそれでも人間だから。その程度のことをしてないがあると言われたらその通りだけど。とはいえ私に出来るのはその程度。少しでも勝己が元気に過ごしてくれたらなって。勝己の隣は難しくても少しでも近くで支えたいなって今は思ってる。だってずっと大好きだから。
「ねぇー!聞いてる!?」
「えっあっごめんなんて!?」
「ポッキーゲームしよーって話なったんよー」
「女子で?」
「女子で!」
「それ男女でするから面白いゲームなのでは……?」
「あーあー聞こえなーい!」
耳を塞いで頭を振ってる三奈ちゃんを見て笑いがこぼれる。それから誰とするー?あみだで決めない?とか女子みんなでわいわいした。それで私がポッキーゲームをすることになったのはお茶子ちゃん。照れちゃうねなんて言い合いながら透ちゃんと三奈ちゃんがよーいスタート!と始めてるのを応援する。ポッキーゲームってこれで合ってる?違くない?なんていうのは言語道断お口にチャックだ。結局透ちゃんがどこまで食べてるのか分からなくて折れちゃってたし、その後にしてたヤオモモはどうしたら……?と固まってしまってたしじろちゃんは恥ずかしかったのかすぐに折ってしまっていた。
「それじゃ負けないよ!」
「私だって!」
謎の盛り上がりを見せる中、私とお茶子ちゃんの番が来た。お茶子ちゃんとどっちがいい?チョコの方がいいー?と聞きながら咥えようとする。その時手元に影が落ちた。そのまま叩き折られるポッキー。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!ポッキーー!!!」
「はっ間抜け面さらしてんじゃねェよ」
「なにさ!今日金曜日なんでしょ!?」
「ハッ間違ってねェだろ」
「そうだけどー!!」
頬を膨らませてもうー!と怒る。まだポッキーはあるけどさぁ!もったいない!あーもう意味分かんない!なんて怒っているといきなり頬を鷲掴みにされた。それから強制的に視線を合わせられる。
「何浮気してやがんだ。あ゛?」
「……え?」
「説教な。あと課題やれバカ。こいつ持ってくからてめェらにはこれやる」
勝己がポイッと机に投げたのはポッキーの赤い箱で。待ってなんで持ってるの?甘いの嫌いでしょ?それも浮気って何?え?どういうこと?私の頭の中ははてながぐるぐる飛び回ってる。その間にも俵担ぎされてどんどんみんなから離れていく。ちょっと待って!?慌ててみんなを見るけどいい顔をして親指を立ててるだけで。
その後勝己の部屋からは私の絶叫が聞こえたらしい。何されたかって?いやほんと勘弁してください……。マジでもう勝己の顔見れない。