Seasonal & Birthday
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今日はハロウィン。かわいい服を着てお菓子を貰ってと私のお気に入りのイベントの1つ。いや本当はそんなイベントじゃないんだろうけど。悪霊を脅かすんだったっけ……?まぁそんなこと気にしてる人なんてここにはいない。共有スペースはハロウィン一色に染まり、机の上は黒や赤、オレンジだったりいつもとは違う色のお菓子たち。砂藤くんが腕を奮ってくれた分に私たち女子で作ったものもある。手元のバスケットには個包装のお菓子をたくさん。
「トリックオアトリート!」
「上鳴くん!はいお菓子ー他の子も持ってるからもらってきなー」
「マジか!ラッキー!」
とまぁこういうのの対策として持ってる。さっきからどんどん減っていく手元のお菓子。みんなに配るために準備したし貰ってもらえて嬉しい。女子みんなで作ったとはいえ全部中身は変えてるからみんなも楽しんでくれるといいな。
「茜ちゃん!だいぶお菓子減ったねぇ」
「お茶子ちゃん!ね!結構帰ってきてるみたいだね!」
「じゃもうすぐご飯……!おもちあるかなぁ?」
「おもちは……どうだろうね?あるといいね!てかお茶子ちゃんの格好かわいい!魔女よね?オレンジのブラウスめっちゃかわいいー!」
「えぇー照れてまう……でもありがとう!茜ちゃんはキョンシーよね?」
「うん!中華風コスチュームかわいいなって!」
私が着てるのはキョンシーのコスチューム。探した中で1番かわいくて一目惚れして買ってしまった。独特なあの帽子に顔の前には御札。ちょっと邪魔だけどまぁ仕方ない。長袖のチャイナ服にミニスカート。長袖が特にお気に入りで手がすっぽり隠れてしまうくらい長い。それに刺繍も入っててすごく可愛いんだよ。峰田くんがなんで……!と項垂れてたけどまぁどうせエロい事考えたかったんだろうなぁと冷たい目で見といた。そんなに露出多いのにしなくて良かったよ。
「おっ!すげー!みんなもう着替えてたんだな!ばくごー連れてくんのに時間かかっちまった!悪ぃ!」
少しするとエレベーターの方から声が聞こえた。そっちを向くと満面の笑みを浮かべた切島くんに機嫌悪いことを丸出しにしてる勝己くんが。その頭にはもふもふの耳に同じ色のしっぽ。人狼の仮装かーかっこいいなぁ。手元のお菓子はあとちょうどあの二人の分だけ。バスケットを手に2人の元へ駆け寄る。
「ハッピーハロウィン!お決まりの言葉は?」
「トリックオアトリート!くれんのか!?」
「もちろん!他のみんなも配ってるからぜひ貰ってあげてね!」
そのまま切島くんを見送って勝己くんの横に立つ。人狼の姿をした勝己くんはこっちをチラリとも見てくれない。恋人が横に駆け寄ってきたっていうのに。
「勝己くん」
「んだよ」
「お決まりの言葉は?」
「…………トリックオアトリート」
「ふふっはい!お菓子作ったやつ!これ勝己くん用に甘さ控えめにしたからぜひ食べて?」
「ん」
そのまま受け取ってくれて嬉しくなる。それから空になったバスケットをみんなと一緒に集めて隅に置いておく。勝己の元に戻ろうかと思ったけどもういつものメンバーに囲まれていて私はお茶子ちゃん達と居ることにした。今日は誰も補習じゃない。みんな揃ったみたいで始まったハロウィンパーティーはとても楽しいものだった。美味しい料理はたくさんあったり途中でミリオ先輩やエリちゃんも来てくれてみんな嬉しそう。お茶子ちゃんはおもちを見つけたみたいで嬉しそうに教えてくれて一緒に食べてみた。もちピザなんて初めて食べたけどすごく美味しい。……カロリーすごそうだけど。でも今日はパーティーだし!と気にせずいろいろ食べることにした。楽しい時間は過ぎるのが早いもの。あんなに沢山あった机の上はもうほとんど何もない。残りはあと少しのお菓子だけ。みんなが食べながらくつろぎ始めた頃、私は1人立っている勝己くんの元へ近寄った。
「ねぇ勝己くん」
「あ゛?」
「トリックオアトリート」
「……持ってねェわ」
「ふふっだろうね!じゃあトリックだから耳貸して?」
物凄く嫌そうな顔をしながらも少し屈んでくれる。さっき上鳴くんにイタズラさせろ!って言われてた時は顔面爆破してたのに。私は少し背伸びして勝己くんの耳に内緒話のように小声で話しかけた。周りには誰もいない。
「この制服の下、実はすごいえっちなの着てるって言ったら……クる?」
「………………着とるんか」
「さぁ?どうでしょう?じゃイタズラ終わりー!」
ぱっと離れて勝己くんの顔を見る。珍しく目を大きく開いて分かりやすくびっくりしてるみたい。イタズラ成功!にししと笑いながらみんなの元に戻ろうとすると、腕掴まれて引っ張られた。目の前の胸板から顔を上げるとギラついた目をした勝己くんが。食べられる。本能がそう感じとった。
「てめェが煽りやがったんだかな?覚悟しろや」
片腕に座らされるように抱き上げられて慌てて首に手を回す。それを見た勝己くんは悪そうでもあるけど、満足そうな顔をしてニヤリと笑った。
「俺ン部屋か、おめェの部屋か。どっちがいい」
「勝己くんの部屋……かな」
「ぜってぇ逃がさねぇから覚悟しろや」
この狼に食べられることからは逃げられない。
「トリックオアトリート!」
「上鳴くん!はいお菓子ー他の子も持ってるからもらってきなー」
「マジか!ラッキー!」
とまぁこういうのの対策として持ってる。さっきからどんどん減っていく手元のお菓子。みんなに配るために準備したし貰ってもらえて嬉しい。女子みんなで作ったとはいえ全部中身は変えてるからみんなも楽しんでくれるといいな。
「茜ちゃん!だいぶお菓子減ったねぇ」
「お茶子ちゃん!ね!結構帰ってきてるみたいだね!」
「じゃもうすぐご飯……!おもちあるかなぁ?」
「おもちは……どうだろうね?あるといいね!てかお茶子ちゃんの格好かわいい!魔女よね?オレンジのブラウスめっちゃかわいいー!」
「えぇー照れてまう……でもありがとう!茜ちゃんはキョンシーよね?」
「うん!中華風コスチュームかわいいなって!」
私が着てるのはキョンシーのコスチューム。探した中で1番かわいくて一目惚れして買ってしまった。独特なあの帽子に顔の前には御札。ちょっと邪魔だけどまぁ仕方ない。長袖のチャイナ服にミニスカート。長袖が特にお気に入りで手がすっぽり隠れてしまうくらい長い。それに刺繍も入っててすごく可愛いんだよ。峰田くんがなんで……!と項垂れてたけどまぁどうせエロい事考えたかったんだろうなぁと冷たい目で見といた。そんなに露出多いのにしなくて良かったよ。
「おっ!すげー!みんなもう着替えてたんだな!ばくごー連れてくんのに時間かかっちまった!悪ぃ!」
少しするとエレベーターの方から声が聞こえた。そっちを向くと満面の笑みを浮かべた切島くんに機嫌悪いことを丸出しにしてる勝己くんが。その頭にはもふもふの耳に同じ色のしっぽ。人狼の仮装かーかっこいいなぁ。手元のお菓子はあとちょうどあの二人の分だけ。バスケットを手に2人の元へ駆け寄る。
「ハッピーハロウィン!お決まりの言葉は?」
「トリックオアトリート!くれんのか!?」
「もちろん!他のみんなも配ってるからぜひ貰ってあげてね!」
そのまま切島くんを見送って勝己くんの横に立つ。人狼の姿をした勝己くんはこっちをチラリとも見てくれない。恋人が横に駆け寄ってきたっていうのに。
「勝己くん」
「んだよ」
「お決まりの言葉は?」
「…………トリックオアトリート」
「ふふっはい!お菓子作ったやつ!これ勝己くん用に甘さ控えめにしたからぜひ食べて?」
「ん」
そのまま受け取ってくれて嬉しくなる。それから空になったバスケットをみんなと一緒に集めて隅に置いておく。勝己の元に戻ろうかと思ったけどもういつものメンバーに囲まれていて私はお茶子ちゃん達と居ることにした。今日は誰も補習じゃない。みんな揃ったみたいで始まったハロウィンパーティーはとても楽しいものだった。美味しい料理はたくさんあったり途中でミリオ先輩やエリちゃんも来てくれてみんな嬉しそう。お茶子ちゃんはおもちを見つけたみたいで嬉しそうに教えてくれて一緒に食べてみた。もちピザなんて初めて食べたけどすごく美味しい。……カロリーすごそうだけど。でも今日はパーティーだし!と気にせずいろいろ食べることにした。楽しい時間は過ぎるのが早いもの。あんなに沢山あった机の上はもうほとんど何もない。残りはあと少しのお菓子だけ。みんなが食べながらくつろぎ始めた頃、私は1人立っている勝己くんの元へ近寄った。
「ねぇ勝己くん」
「あ゛?」
「トリックオアトリート」
「……持ってねェわ」
「ふふっだろうね!じゃあトリックだから耳貸して?」
物凄く嫌そうな顔をしながらも少し屈んでくれる。さっき上鳴くんにイタズラさせろ!って言われてた時は顔面爆破してたのに。私は少し背伸びして勝己くんの耳に内緒話のように小声で話しかけた。周りには誰もいない。
「この制服の下、実はすごいえっちなの着てるって言ったら……クる?」
「………………着とるんか」
「さぁ?どうでしょう?じゃイタズラ終わりー!」
ぱっと離れて勝己くんの顔を見る。珍しく目を大きく開いて分かりやすくびっくりしてるみたい。イタズラ成功!にししと笑いながらみんなの元に戻ろうとすると、腕掴まれて引っ張られた。目の前の胸板から顔を上げるとギラついた目をした勝己くんが。食べられる。本能がそう感じとった。
「てめェが煽りやがったんだかな?覚悟しろや」
片腕に座らされるように抱き上げられて慌てて首に手を回す。それを見た勝己くんは悪そうでもあるけど、満足そうな顔をしてニヤリと笑った。
「俺ン部屋か、おめェの部屋か。どっちがいい」
「勝己くんの部屋……かな」
「ぜってぇ逃がさねぇから覚悟しろや」
この狼に食べられることからは逃げられない。