メーデー、愛してる
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…………うん。こんなはずじゃなかったんだ。私の隣にはスーパーのビニール袋を持った爆発クン……こと勝己クンが並んで歩いてる。その理由は少し前に遡ってみよう。
あの後、教室を出て靴も履き替えて校舎を出たところでもじゃもじゃクンが爆発クンになにか、個性が自分のじゃないだとか借り物だとかいつか自分の力で超えるだとか言っていた。青春だこれ。ミッドナイトサンが言ってた青春ってやつだ!爆発クンは私や氷の子にも敵わないと思ってしまったらしい。氷の子は強そうだったわかる。だけど私との差は経験だ。私を超えるのも時間の問題だろうね。爆発クンが泣きかけながらこっから一番になると言ったところでキリがいいかなと横を通り過ぎようとしたんだけど……。
「えっ!?フォーサイトさん!!?!?いたの!?」
「あーっとごめん聞いちゃダメだった?のかな?」
爆発クンももじゃもじゃクンも気づいてなかったらしくものすごくびっくりした顔をしてた。なんならオールマイトサンまで来て爆発クンのことを励ましていた。爆発クンは励ましとか要らなかったみたいでそのまま歩いていってしまった。私も早く帰らないと。特売がなくなってしまう!
「それじゃオールマイトサンともじゃもじゃクン!さよなら!」
「もじゃもじゃクン……?」
特売の情報を見ようとスマホを取り出して調べる。連絡先が増えてるのが嬉しくて頬が緩んでしまう。
「なににやにやしてんだ。きめェ」
「!?」
校門を過ぎたあたりでいきなり話しかけられた。そこには壁に寄っかかってる爆発クンが。
「あれ……?爆発クン誰か待ってるの?」
「あぁ!?誰が爆発クンだぁ!?こらぁ!」
「名前覚えてなくて……ごめん」
「……チッ。爆豪勝己だ。覚えろクソチビが」
「Back go? バックゴーかつき……?」
「ちげェよ!!ば・く・ご・うだ!」
「……難しいね発音。練習するよ。というかごめんスーパー行かないとなんだ。また明日ね」
そう言って先に駅に向かったつもりだったけどどうやらバックゴー……爆発クンも帰るみたい。私からは特に話すことはないから少しの間無言のまま歩く。
「お前の個性……なんだよ。半分野郎みたいな氷も使ってたし俺のみてェな爆破も出てただろ。あれ……なんだ」
「えっもしかして私のこと待ってたの?びっくりだそれは」
「いいから答えろよ!!」
「そんなすぐキレなくていいじゃんバックゴークン。牛乳買ってあげようか?」
「うっるせェ!!爆豪だっつってんだろ!」
「バックゴー……やっぱ無理だ。てか苗字呼ぶの慣れないから名前でいい?勝己クンなら発音できる」
「……チッ!」
……舌打ちは肯定と受け取ろうかな。嫌だったら文句言われそうだし。チビって言われた時のエドみたいだけどやっぱり常にこんなだと大変そうだな。会話は一応?成立してるからいいか。
「それでえーと私の個性だっけ?なんて言えばいいのかなぁ……うーん私の個性は錬金術だよ」
改札を抜けながら勝己クンに説明する。
「錬金術は分かる?」
「……金作る技術だろ。金儲けの」
「やっぱり認識がひどいなぁ……錬金術は物質を理解し分解し再構築する科学だよ」
やっぱり錬金術の認識はしょーたサンと同じようなものだった。勝己クンにもわかるように錬金術について説明する。彼、頭いいんだろうなすぐに理解してくれた。
「つまり氷は空気中の水蒸気を私の体重が少し乗っても大丈夫なくらいに固めたもの。足離れたくらいにすぐに壊れてたでしょう?爆破は手袋の発火布を擦ることで火種を作って目標の周りに通常より酸素濃度を上げたり下げたりして威力を調整してるって感じかな」
「……酸素までイジれんのかお前」
「研究したからねたくさん」
「……ケッ」
「勝己クンの個性は?」
その後も個性についていろいろ話した。勝己クンの個性は手のひらの汗を爆破させてるらしい。すごいな。それと電車の中だったからか勝己クンはいつもほどキレてなくて話しやすくて助かった。
「それじゃあ私、次最寄りだから」
「……あ?同じなんか」
「もしかして勝己クンも?」
扉が開いてさっさと降りてしまう勝己クンについていく。あのもじゃもじゃクンとの態度もこんなだったら平和だろうになぁ。そうもいかない何かがあるんだろうなぁ。なんだかいいなそういうぶつける?相手みたいなのがいるの。
「じゃあ私そこの〇〇スーパーで買い物してくから……」
「んなこた知ってんだよ。さっさと歩け。なくなるぞ」
えぇ当たり前のようにスーパー行くじゃん……もしかしてなんか買うものあったのかな?
なんて呑気に考えていた時期が私にもありました。その後2人いるから個数制限倍じゃん!?とか思って日用品をいっぱい買ってしまったんです。いやぁ悪いことをした……そんなわけで勝己クンは私の隣を歩いて……というか私の家まで運ぶの手伝ってくれてるんです。
「ごめんね勝己クン。もしかしてなにか買うものあったりした?なんか私がいっぱい買っちゃって見れてなかったよね……」
「んなもんねェから気にすんな!ただ……クソナードにムカついてたのがマシになったからな」
「……??お礼ってこと?私なんかした?というかクソナードって誰」
クソナードこともじゃもじゃクンが無個性だったのにいきなり強い個性を持ってイラついてた、所空気を読まずに私が来たらから巻き込んだらしい。え、空気読んだつもりだったんだけど……。
結局なんだかよく分からないけど彼も気になってた私の個性の事も知れたしまぁ良かったんだろう。
「家まで運んでくれてありがとう。ごめんねわざわざ。荷物置いたら家まで送ろうか?」
「んなことしなくていいわ!!さっさと帰れ!」
キレながらも私が入るまで見送るのを見てしまうと本当はいい子なんだろうなと思った。素行とか口がびっくりするくらい悪いけど。根は優しいってやつだ。
「じゃあまた明日、バイバイ勝己クン」
「はよ入れや」
今日はたくさん新しいことがあって楽しかったな……明日も楽しみになってしまってるなんて気づきたくなかった。
あの後、教室を出て靴も履き替えて校舎を出たところでもじゃもじゃクンが爆発クンになにか、個性が自分のじゃないだとか借り物だとかいつか自分の力で超えるだとか言っていた。青春だこれ。ミッドナイトサンが言ってた青春ってやつだ!爆発クンは私や氷の子にも敵わないと思ってしまったらしい。氷の子は強そうだったわかる。だけど私との差は経験だ。私を超えるのも時間の問題だろうね。爆発クンが泣きかけながらこっから一番になると言ったところでキリがいいかなと横を通り過ぎようとしたんだけど……。
「えっ!?フォーサイトさん!!?!?いたの!?」
「あーっとごめん聞いちゃダメだった?のかな?」
爆発クンももじゃもじゃクンも気づいてなかったらしくものすごくびっくりした顔をしてた。なんならオールマイトサンまで来て爆発クンのことを励ましていた。爆発クンは励ましとか要らなかったみたいでそのまま歩いていってしまった。私も早く帰らないと。特売がなくなってしまう!
「それじゃオールマイトサンともじゃもじゃクン!さよなら!」
「もじゃもじゃクン……?」
特売の情報を見ようとスマホを取り出して調べる。連絡先が増えてるのが嬉しくて頬が緩んでしまう。
「なににやにやしてんだ。きめェ」
「!?」
校門を過ぎたあたりでいきなり話しかけられた。そこには壁に寄っかかってる爆発クンが。
「あれ……?爆発クン誰か待ってるの?」
「あぁ!?誰が爆発クンだぁ!?こらぁ!」
「名前覚えてなくて……ごめん」
「……チッ。爆豪勝己だ。覚えろクソチビが」
「Back go? バックゴーかつき……?」
「ちげェよ!!ば・く・ご・うだ!」
「……難しいね発音。練習するよ。というかごめんスーパー行かないとなんだ。また明日ね」
そう言って先に駅に向かったつもりだったけどどうやらバックゴー……爆発クンも帰るみたい。私からは特に話すことはないから少しの間無言のまま歩く。
「お前の個性……なんだよ。半分野郎みたいな氷も使ってたし俺のみてェな爆破も出てただろ。あれ……なんだ」
「えっもしかして私のこと待ってたの?びっくりだそれは」
「いいから答えろよ!!」
「そんなすぐキレなくていいじゃんバックゴークン。牛乳買ってあげようか?」
「うっるせェ!!爆豪だっつってんだろ!」
「バックゴー……やっぱ無理だ。てか苗字呼ぶの慣れないから名前でいい?勝己クンなら発音できる」
「……チッ!」
……舌打ちは肯定と受け取ろうかな。嫌だったら文句言われそうだし。チビって言われた時のエドみたいだけどやっぱり常にこんなだと大変そうだな。会話は一応?成立してるからいいか。
「それでえーと私の個性だっけ?なんて言えばいいのかなぁ……うーん私の個性は錬金術だよ」
改札を抜けながら勝己クンに説明する。
「錬金術は分かる?」
「……金作る技術だろ。金儲けの」
「やっぱり認識がひどいなぁ……錬金術は物質を理解し分解し再構築する科学だよ」
やっぱり錬金術の認識はしょーたサンと同じようなものだった。勝己クンにもわかるように錬金術について説明する。彼、頭いいんだろうなすぐに理解してくれた。
「つまり氷は空気中の水蒸気を私の体重が少し乗っても大丈夫なくらいに固めたもの。足離れたくらいにすぐに壊れてたでしょう?爆破は手袋の発火布を擦ることで火種を作って目標の周りに通常より酸素濃度を上げたり下げたりして威力を調整してるって感じかな」
「……酸素までイジれんのかお前」
「研究したからねたくさん」
「……ケッ」
「勝己クンの個性は?」
その後も個性についていろいろ話した。勝己クンの個性は手のひらの汗を爆破させてるらしい。すごいな。それと電車の中だったからか勝己クンはいつもほどキレてなくて話しやすくて助かった。
「それじゃあ私、次最寄りだから」
「……あ?同じなんか」
「もしかして勝己クンも?」
扉が開いてさっさと降りてしまう勝己クンについていく。あのもじゃもじゃクンとの態度もこんなだったら平和だろうになぁ。そうもいかない何かがあるんだろうなぁ。なんだかいいなそういうぶつける?相手みたいなのがいるの。
「じゃあ私そこの〇〇スーパーで買い物してくから……」
「んなこた知ってんだよ。さっさと歩け。なくなるぞ」
えぇ当たり前のようにスーパー行くじゃん……もしかしてなんか買うものあったのかな?
なんて呑気に考えていた時期が私にもありました。その後2人いるから個数制限倍じゃん!?とか思って日用品をいっぱい買ってしまったんです。いやぁ悪いことをした……そんなわけで勝己クンは私の隣を歩いて……というか私の家まで運ぶの手伝ってくれてるんです。
「ごめんね勝己クン。もしかしてなにか買うものあったりした?なんか私がいっぱい買っちゃって見れてなかったよね……」
「んなもんねェから気にすんな!ただ……クソナードにムカついてたのがマシになったからな」
「……??お礼ってこと?私なんかした?というかクソナードって誰」
クソナードこともじゃもじゃクンが無個性だったのにいきなり強い個性を持ってイラついてた、所空気を読まずに私が来たらから巻き込んだらしい。え、空気読んだつもりだったんだけど……。
結局なんだかよく分からないけど彼も気になってた私の個性の事も知れたしまぁ良かったんだろう。
「家まで運んでくれてありがとう。ごめんねわざわざ。荷物置いたら家まで送ろうか?」
「んなことしなくていいわ!!さっさと帰れ!」
キレながらも私が入るまで見送るのを見てしまうと本当はいい子なんだろうなと思った。素行とか口がびっくりするくらい悪いけど。根は優しいってやつだ。
「じゃあまた明日、バイバイ勝己クン」
「はよ入れや」
今日はたくさん新しいことがあって楽しかったな……明日も楽しみになってしまってるなんて気づきたくなかった。