メーデー、愛してる
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その日から時は流れ初登校日、きっと入学式なんてものやはじめましてなクラスメイトと自己紹介なんかしておしゃべりして……なんて事があると少し楽しみにしてたんだ。あの日のしょーたサンが時折ニヤニヤしていた理由がやっと分かった。ほんとに性格が悪い。
今から行うは個性把握テスト。いきなり体操服に着替えさせられてグラウンドに集まった。今までみんなは個性禁止の体力テストをしてきたらしい。それぞれ50m走、握力、立ち幅跳び、ソフトボール投げとかなんとかいろいろ8種目ある。しょーたサンに聞かれてた爆豪とかいう子の今までの記録は67m。長いのかなんなのかわからんが周りの反応的にすごいらしい。そこに個性を加えると705.2m。よく飛ぶなーすごい。ちなみにこのトータルで最下位は除籍らしい。困る。
「フォーサイト。早くやれ」
「ん?ああ走ればいいの?」
50mのスタートラインに立つ。んーまぁ個性ないし1位とかは無理だけどがんばるか。除籍は嫌だもの。
50m走の後は握力、機械鎧 だけどいいのかな……?とか思いながらやってみる。他には立ち幅跳びや長座体前屈、反復横跳びとかいろいだ。ていうか持久走てなんだあれは辛すぎた。こちとら鋼ぶら下げて走ってんやぞ止めてくれ。
そのあと私と一緒で個性を使っていなかった緑のもじゃもじゃくんクリーム色の爆発頭くんとのおかげソフトボール投げでゴタゴタしたが無事全種目終わった。
正直に言おう。どの種目でも1位なんて無理だった。強いて言うならソフトボール投げは大佐からパチった手袋があったお陰でボールの後ろで爆破を何回か起こすことで1km行くか行かないかまで飛ばせた。手袋なくなると困るから他になんか作らないとだな。でもさ∞ってなんだよ∞て。個性ってすごいな。まぁでもおかげで最下位ではないどころか12位と錬金術だけにしてはいい方だろう。よかった、鍛えてて。最下位は除籍は合理的虚偽だったため問題なかったけど。いやあれは嘘じゃないだろあの顔は絶対除籍にするつもりだったろ。
兎にも角にもこれで教室に戻っていいらしい。初日から大変だった。
教室に帰る前に更衣室でまた制服へ着替える。着替えてしまえば教室で資料の確認をするだけだ。早く授業を受けてみたい。もぞもぞ制服に着替えながら思いを馳せる。ちなみに右腕はバレてもいいけど何となく嫌だからアームカバーに手袋で隠してる。
「あの!えっとフォーサイト……さん?」
「ん?」
声に振り返ると耳が特徴的などこが見たような女の子が立っていた。なんなら他の子の視線もすこし感じる。
「えっと覚えてるかな?入試で助けて貰ったんだけど……」
「ああ!あの時の!足は大丈夫だった?」
「あっうん!あの時は本当にありがとう!同じクラスになれて嬉しい!ウチは耳郎響香」
「私はハロルド・フォーサイト。良かったら愛称のハルで呼んでほしいな。フォーサイトなんて言いにくいでしょう?」
少し笑ってそう伝えると一瞬ポカンとした耳郎さんはすぐに首を縦に振った。
「ならウチも響香って呼んで欲しい!あと、あとで連絡交換したい!」
「はーいはーい!!アタシも混ぜてほしーい!私芦戸三奈っていうのミナって呼んでー!」
「私も混ぜて欲しいわ。蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んでハルちゃん」
「おっ皆いいなぁ〜!ウチは麗日お茶子!よろしくね!」
「わっ私、八百万百と申しますの!よろしくお願いしますわ!」
「はーい!私は葉隠透ー!」
一気に話しかけられてびっくりした。視線を感じてた理由はどうやらこのせいらしい。話しかけにくかったな……?
「えっと改めてみんな宜しくね?」
こんなにたくさんの女の子に囲まれるなんて初めてな気がして緊張しちゃう。みんないい子そうで嬉しいなー。
「ハルの個性なんなの?めっちゃ凄かったんだけどソフトボールの時しか使ってなかったのよね?」
「でも個性がなくても素晴らしい成績だったわ。 ケロっ」
「あー私のああいうのにあんまり向いてないみたいで……。もっと練習しなきゃね。みんなの個性はどんなの?」
それからみんなの個性の話を聞きながら教室まで帰った。ヤオモモの創造という個性がとても錬金術に似てるように感じてたけど全然違うな。
教室に戻って自分の席に向かう。私の席はさっきキレてた爆発くんの後ろでもじゃもじゃくんの前…………これはだいぶ面倒な位置なんじゃないか……?まぁそんな喧嘩なんて可愛いものかもしれない。怪我しない程度なら眺めておこう。というか爆発くんチビって言われた時のエドみたいだな。常時キレてるから大変そうだ。
教室で個々が自由に話しているその光景はあまりにも平和で、私はここに居ていいのかなんて考えてしまう。私という異物が紛れていいのだろうか。
「ハル!聞いてた?」
「ん?なーに?」
ボーッと教室を眺めてる間に話しかけられてたみたい。というかこの光景はもう他人事じゃなくて私も含まれてるんだよな。
「女子のグループ作ろうって話になったのよ。ケロっ」
「だからハルとも連絡先交換したくて!」
「……もちろん!!みんなと交換したい!」
「なーなー!俺らとも交換しようぜ!クラスのグループ作りたくて」
金髪に黒のメッシュが入った男の子が会話に入ってきた。その子はそのまま前に座っている爆発くんにも声をかけて爆破されていた。痛そうだなぁ。
そのまま女子のグループが完成して一人ひとり友達に加えていく。クラスのグループも入っていない人もいるがとりあえずできたらしい。正直まだ誰がどれでどんな個性なのか分かってない。
このクラスにもし私に必要そうな個性持ちがいればしょーたサンが既に教えてくれてるだろうからここにはいないんだろう。
ああ早く帰りたいな。仲良くなったら離れがたくなっちゃう。
今から行うは個性把握テスト。いきなり体操服に着替えさせられてグラウンドに集まった。今までみんなは個性禁止の体力テストをしてきたらしい。それぞれ50m走、握力、立ち幅跳び、ソフトボール投げとかなんとかいろいろ8種目ある。しょーたサンに聞かれてた爆豪とかいう子の今までの記録は67m。長いのかなんなのかわからんが周りの反応的にすごいらしい。そこに個性を加えると705.2m。よく飛ぶなーすごい。ちなみにこのトータルで最下位は除籍らしい。困る。
「フォーサイト。早くやれ」
「ん?ああ走ればいいの?」
50mのスタートラインに立つ。んーまぁ個性ないし1位とかは無理だけどがんばるか。除籍は嫌だもの。
50m走の後は握力、
そのあと私と一緒で個性を使っていなかった緑のもじゃもじゃくんクリーム色の爆発頭くんとのおかげソフトボール投げでゴタゴタしたが無事全種目終わった。
正直に言おう。どの種目でも1位なんて無理だった。強いて言うならソフトボール投げは大佐からパチった手袋があったお陰でボールの後ろで爆破を何回か起こすことで1km行くか行かないかまで飛ばせた。手袋なくなると困るから他になんか作らないとだな。でもさ∞ってなんだよ∞て。個性ってすごいな。まぁでもおかげで最下位ではないどころか12位と錬金術だけにしてはいい方だろう。よかった、鍛えてて。最下位は除籍は合理的虚偽だったため問題なかったけど。いやあれは嘘じゃないだろあの顔は絶対除籍にするつもりだったろ。
兎にも角にもこれで教室に戻っていいらしい。初日から大変だった。
教室に帰る前に更衣室でまた制服へ着替える。着替えてしまえば教室で資料の確認をするだけだ。早く授業を受けてみたい。もぞもぞ制服に着替えながら思いを馳せる。ちなみに右腕はバレてもいいけど何となく嫌だからアームカバーに手袋で隠してる。
「あの!えっとフォーサイト……さん?」
「ん?」
声に振り返ると耳が特徴的などこが見たような女の子が立っていた。なんなら他の子の視線もすこし感じる。
「えっと覚えてるかな?入試で助けて貰ったんだけど……」
「ああ!あの時の!足は大丈夫だった?」
「あっうん!あの時は本当にありがとう!同じクラスになれて嬉しい!ウチは耳郎響香」
「私はハロルド・フォーサイト。良かったら愛称のハルで呼んでほしいな。フォーサイトなんて言いにくいでしょう?」
少し笑ってそう伝えると一瞬ポカンとした耳郎さんはすぐに首を縦に振った。
「ならウチも響香って呼んで欲しい!あと、あとで連絡交換したい!」
「はーいはーい!!アタシも混ぜてほしーい!私芦戸三奈っていうのミナって呼んでー!」
「私も混ぜて欲しいわ。蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んでハルちゃん」
「おっ皆いいなぁ〜!ウチは麗日お茶子!よろしくね!」
「わっ私、八百万百と申しますの!よろしくお願いしますわ!」
「はーい!私は葉隠透ー!」
一気に話しかけられてびっくりした。視線を感じてた理由はどうやらこのせいらしい。話しかけにくかったな……?
「えっと改めてみんな宜しくね?」
こんなにたくさんの女の子に囲まれるなんて初めてな気がして緊張しちゃう。みんないい子そうで嬉しいなー。
「ハルの個性なんなの?めっちゃ凄かったんだけどソフトボールの時しか使ってなかったのよね?」
「でも個性がなくても素晴らしい成績だったわ。 ケロっ」
「あー私のああいうのにあんまり向いてないみたいで……。もっと練習しなきゃね。みんなの個性はどんなの?」
それからみんなの個性の話を聞きながら教室まで帰った。ヤオモモの創造という個性がとても錬金術に似てるように感じてたけど全然違うな。
教室に戻って自分の席に向かう。私の席はさっきキレてた爆発くんの後ろでもじゃもじゃくんの前…………これはだいぶ面倒な位置なんじゃないか……?まぁそんな喧嘩なんて可愛いものかもしれない。怪我しない程度なら眺めておこう。というか爆発くんチビって言われた時のエドみたいだな。常時キレてるから大変そうだ。
教室で個々が自由に話しているその光景はあまりにも平和で、私はここに居ていいのかなんて考えてしまう。私という異物が紛れていいのだろうか。
「ハル!聞いてた?」
「ん?なーに?」
ボーッと教室を眺めてる間に話しかけられてたみたい。というかこの光景はもう他人事じゃなくて私も含まれてるんだよな。
「女子のグループ作ろうって話になったのよ。ケロっ」
「だからハルとも連絡先交換したくて!」
「……もちろん!!みんなと交換したい!」
「なーなー!俺らとも交換しようぜ!クラスのグループ作りたくて」
金髪に黒のメッシュが入った男の子が会話に入ってきた。その子はそのまま前に座っている爆発くんにも声をかけて爆破されていた。痛そうだなぁ。
そのまま女子のグループが完成して一人ひとり友達に加えていく。クラスのグループも入っていない人もいるがとりあえずできたらしい。正直まだ誰がどれでどんな個性なのか分かってない。
このクラスにもし私に必要そうな個性持ちがいればしょーたサンが既に教えてくれてるだろうからここにはいないんだろう。
ああ早く帰りたいな。仲良くなったら離れがたくなっちゃう。