メーデー、愛してる
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さぁ、楽しい休日は終わった。今日からは早速しょーたサンの元でインターンだ。とはいえまだ連絡は来ていない。朝からすごいスピードで寮を出ていく緑谷クンを横目に勝己と轟クンを見送った。
「2人とも補講がんばってね」
「当たり前だわ!お前も怪我したらぶっ殺す!」
「フォーサイトも頑張れよ。すぐに追いつく」
「ありがとう!じゃあまたね」
手を振ってその背中を見ていると、勝己は轟クンに後ろを歩けとかなんとか文句を言っていた。相変わらずだななんて思いながら寮に戻る。簡単に朝ごはんを食べて部屋に戻ろうとした時、スマホが鳴った。
「ハロルドか?今いいか」
「大丈夫!早速インターン?」
「あぁ念の為コスチューム持って校門まで来てくれないか」
「了解!」
部屋に戻って急いで制服に着替える。それからコスチュームの入ったアタッシュケースを手に取る。いつものバック持って完璧だ。共有スペースに残っていたみんなに行ってくるねーと声をかけて寮を出た。足早に校門に向かうと見慣れた車が1台。車に近づくと助手席のドアをしょーたサンが開けてくれた。
「少し遠いから車で行く。ケースは後ろにでも置いておけ。準備出来たら向かいながら今日のスケジュール説明するぞ」
しょーたサンに言われた通りバックとアタッシュケースは後部座席に置かせてもらう。シートベルトをしっかり締めたのを確認すると車は動き出した。
「これから警視庁に向かって人造人間 の捜索を始める。俺に渡してくれた資料持ってきてはいるができたら説明してもらいたい。見れる範囲で監視カメラの情報洗ったりするからな。それを夕方くらいまでして一旦帰ってくる。それから夕飯を寮か俺と食ったら夜にはパトロールだ。初日から忙しくして悪いな。時間が足りない」
「大丈夫!徹夜は慣れてるよ!」
「成長期だし慣れるな。明日の授業中、マイクの英語の時間とかは仮眠室使っていいから寝とけ。許可は出しといてやる。あと移動中も寝とけ」
「わかった!ありがとう!警視庁って警察のところだっけ?」
「あぁ塚内さんの所だ」
「塚内サンか!久しぶりな気がするな」
それからは寝とけと言われたけど朝起きたばっかりで寝る気になれず、バックに入れてた空間転移の錬金術のノートを取り出して考えていた。対価が少しでも減るように理論を組み立て直していく。いつかこれの練習したいと言うとしょーたサンかひざしクンがいる時ならいいと渋々許可を出してくれた。学校近くの山の道を離れ、ビルが多く立ち並ぶ都会に差し掛かる。窓の外を眺めながら人造人間 のことを思い出す。ウロボロスのタトゥーの場所書いてなかったな、言わなきゃとか何を説明しようかなんてぼんやり考える。窓の外を眺めているといつの間にかどこかのビルに入っていって車は動きを止めた。しょーたサンに言われてバックを手に車を降りる。エレベーターに乗って向かった先は前にも来たことのある大きなロビー。受付の人としょーたサンが話しているのを横目に周りを眺める。なんだか前に来ていた時より人が多い気がする。私が気にすることじゃないんだろうけど。少し経つとしょーたサンに連れられてある部屋に入った。応接間のようなそこは革のソファに椅子が数脚、それに大きめのテーブルがあった。ここで待っていろと言うことなんだろうと思い座っているとすぐにドアが開いた。
「ハロルドー!久しぶりやね!」
「ホークス!なんでここに?」
「速すぎる男なら人探しも最速で見つけられるだろうと思ってね」
「塚内サン!」
それから三茶サンや他の警察の方が少しだけ来て話は始まった。私はできるだけたくさんの人造人間 の情報を出した。途中で似顔絵を描いてと言われてできるだけ描いたけど……うん私は壊滅的に絵が下手だ。化け物を生み出してしまった……と後悔しているとホークスに気にするなと背中を撫でられた。……隠しきれない笑いが震える手から伝わってくるけど。もういいと拗ねながら絵の上手な警察の方に似顔絵を書いてもらう。エンヴィーは中性的な顔立ちで、バンダナみたいなのをしてる。グラトニーはちっさくてまるまるしてる。なんて伝えながら目印となるタトゥーの場所も描きこんでもらう。それからエンヴィーは何にでも化けるから気をつけて欲しいこと、他の人造人間 は変身できないからそのまま探して欲しいことを言う。そんなこんなで話し合いは進んで窓の外はすっかりオレンジ色に染まっていた。
「フォーサイトくんありがとう。とても助かったよ。ヴィラン連合に今いる2人以外見つけ次第必ず連絡するよ」
「ありがとうございます。…………またなにか企んでそうなので阻止しないと」
「……お前ばっかり背負うな。ここに居る全員が仲間だ」
そう言って撫でてくれたしょーたサンにお礼を言う。とはいえ私のいた世界の問題だ。こっちも巻き込んでしまうのは不本意。私は私に出来ることをこなさないと。そんな事を考えながら話を聞く。これから本格的にヴィラン連合と人造人間 の捜索が始まる。実害が出ているのはヴィラン連合なだけあって優先順位はそっちの方が上だ。それから味方も疑えと。ここに少ない人数しかいないのは裏切りを分かりやすくするため。その言葉に了承してその日は終わった。
駐車場に戻ってしょーたサンの車に乗り込む。なんだかどっと疲れた。けどまだ今日はパトロールがある。しっかりしないと。
「協力ありがとうなハロルド。疲れただろうが飯はどうする?」
「……みんな……と食べたいな」
「なら寮に送るぞ。今は寝とけ」
おやすみなんて優しい声音で聞こえたのを最後に私の意識は遠のいた。ゆらゆら揺れる感覚がなんだか心地よかった。
「……い。…………おい。起きろハロルド」
「……ん?」
「担がれて寮に送られたくなかったら起きろ」
「それもいいね……」
「起きてんなら歩きなさい。1時間後くらいに迎えに行くからコスチューム着ててくれ。他は基本的にいらない」
「はーい……しょーたサン運転ありがとうー今度私がするよ」
「免許ないからだめだ」
そこで初めて知ったけど運転するには免許がここではいるらしい。……軍の敷地内で乗り回してたけどまぁそれは敷地内だからいいということにしておこう……なんて思いながら寮への短い道を歩く。しょーたサンは教師寮に帰って行った。寮に入るとみんなからよく分からない言葉ををかけられた。オカエリ?不思議に思って玄関で固まっていると響香がどうしたの?と声をかけてくれた。
「今私が入ってきた時みんななんて言ったの?」
「あっおかえりって言ったんだよ……ってもしかして知らない?」
「うん。なにそれ?」
響香の話を聞きながら靴を脱いで共有スペースを通り過ぎる。説明を聞こうと止まったけど部屋に荷物置くなら一緒に行こうと言われてそのまま聞きながらエレベーターに乗った。そこでおかえりは誰かが帰ってきた時、ただいまは帰ってきた人の返事だと知った。そしていってきますは家を出る人が中にいる人にいってらっしゃいは家を出た人に伝える言葉らしい。私も今度から言ってみようなんて勝手に決意して部屋に荷物を置く。制服もシワになるのもなと思って短い時間だけど部屋着に着替えてから響香とキッチンに向かった。今日はビーフシチューらしくて皿を片手に鍋に向かう。今日は動いてないしなと思いながらいつもより少し少なめに盛って、パンも取り出して席に向かった。端の席に勝己が座っていて隣に座らせてもらう。向かいには轟クンがいた。なんだか2人はボロボロになってるように見えた。
「勝己、轟クン今日終わったんだね!お疲れ様。なんかボロボロじゃない?補講キツかった?」
「うっせんなわけねぇ!」
「初日とは思えないほどいろいろ叩き込まれたなと思ったんだが爆豪は違うのか?」
「うっせぇ舐めプ野郎!」
「なんかごめん轟クン……」
その後も補講のことを聞きながらご飯を食べると思ったより時間がかかってしまっていた。チラと時計を見て皿は洗えるななんて思ってシンクに立つ。と、後ろから手が伸びて来て手に取ったばかりのスポンジを奪われた。
「急いでんならやってやる」
「ほんと?ありがとう!今度代わるね!」
「んなこたいいから何急いんだよ」
「これからパトロールなの!ごめんじゃ任せた!」
急いで部屋に戻ってコスチュームに着替える。今日はナイフも銃も全部持っていく。ポーチの中の救急セットも補充してばっちりだ。また急いで共有スペースに戻ると玄関にしょーたサンがいた。
「しょーたサン!お待たせしました!」
「時間ぴったりだ問題ない。よし行くぞ」
「勝己お皿洗いありがとう!また明日ね!いってきます!」
「……いてら」
「ハルちゃんいってらっしゃい」
「気をつけてねー!」
「ありがとうー!」
「君たちは消灯時間守るように。何かあっならマイクかオールマイトさんに」
「「「「「はい!」」」」」
学校を出てからは職場体験の時とは全く違うパトロールに驚いた。まず、金髪は目立つからフードを常に被ってる。大通りを歩くよりビルの上から察知という方が近いし、なんなら地上を歩くのは裏路地ばっかり。氷で移動出来ていて本当に良かったななんて思う。捕縛布を使ってすいすい移動しちゃうしょーたサンについて行くのも一苦労だ。
「しょーたサン」
「なんだ?」
「しょーたサンは毎日こうやって夜パトロールしてるの?」
路地裏で盗みに入ろうとしていた男たちと応戦しながら質問する。後ろでは男たちの怒号が聞こえる。この為に準備してきたとかなんとか……あとは聞き取れないけど知らないよそんなこと。
「毎日ではないな。ルーティンがあるから。なんでだ?あとしょーたサンじゃない。イレイザーだ」
「はーいイレイザー。毎日してたらしょーたサン寝れないなって思ったの。違うなら良かった」
「さすがに毎日はキツいからな」
それからも酔っ払いの相手や不良たちの相手なんかしていたらもう朝日が登りそうだった。それから学校な向かって帰路に着く。本当はもう少し早めに切りあげるつもりだったみたい。なのに今日は強盗だのなんだの出て1人だったらキツかったと、ありがとうと言って貰えた。足でまといになってないみたいで安心しながら寮までしょーたサンに送ってもらった。
「それじゃ俺の責任だし2時間目までに登校してくれたら遅刻にしない。それと必要なら仮眠室も使ってくれ。悪かったな連れ回して」
「足でまといになってみたいで良かったなんて思ってるよ。だからありがとう。これからインターンもっと頑張るね」
「無理はするな。が期待してる」
そう言ってしょーたサンは教師寮に戻って言った。私はドアを開けて真っ暗な共有スペースに足を踏み入れる。日中は頭が疲れて夜に体も疲れた。すぐに寝たいけどお風呂も入らないと。明日の朝のトレーニングはなくそうなんて思いながら部屋になんとかたどり着いた。そこからもう何も覚えていない。
「2人とも補講がんばってね」
「当たり前だわ!お前も怪我したらぶっ殺す!」
「フォーサイトも頑張れよ。すぐに追いつく」
「ありがとう!じゃあまたね」
手を振ってその背中を見ていると、勝己は轟クンに後ろを歩けとかなんとか文句を言っていた。相変わらずだななんて思いながら寮に戻る。簡単に朝ごはんを食べて部屋に戻ろうとした時、スマホが鳴った。
「ハロルドか?今いいか」
「大丈夫!早速インターン?」
「あぁ念の為コスチューム持って校門まで来てくれないか」
「了解!」
部屋に戻って急いで制服に着替える。それからコスチュームの入ったアタッシュケースを手に取る。いつものバック持って完璧だ。共有スペースに残っていたみんなに行ってくるねーと声をかけて寮を出た。足早に校門に向かうと見慣れた車が1台。車に近づくと助手席のドアをしょーたサンが開けてくれた。
「少し遠いから車で行く。ケースは後ろにでも置いておけ。準備出来たら向かいながら今日のスケジュール説明するぞ」
しょーたサンに言われた通りバックとアタッシュケースは後部座席に置かせてもらう。シートベルトをしっかり締めたのを確認すると車は動き出した。
「これから警視庁に向かって
「大丈夫!徹夜は慣れてるよ!」
「成長期だし慣れるな。明日の授業中、マイクの英語の時間とかは仮眠室使っていいから寝とけ。許可は出しといてやる。あと移動中も寝とけ」
「わかった!ありがとう!警視庁って警察のところだっけ?」
「あぁ塚内さんの所だ」
「塚内サンか!久しぶりな気がするな」
それからは寝とけと言われたけど朝起きたばっかりで寝る気になれず、バックに入れてた空間転移の錬金術のノートを取り出して考えていた。対価が少しでも減るように理論を組み立て直していく。いつかこれの練習したいと言うとしょーたサンかひざしクンがいる時ならいいと渋々許可を出してくれた。学校近くの山の道を離れ、ビルが多く立ち並ぶ都会に差し掛かる。窓の外を眺めながら
「ハロルドー!久しぶりやね!」
「ホークス!なんでここに?」
「速すぎる男なら人探しも最速で見つけられるだろうと思ってね」
「塚内サン!」
それから三茶サンや他の警察の方が少しだけ来て話は始まった。私はできるだけたくさんの
「フォーサイトくんありがとう。とても助かったよ。ヴィラン連合に今いる2人以外見つけ次第必ず連絡するよ」
「ありがとうございます。…………またなにか企んでそうなので阻止しないと」
「……お前ばっかり背負うな。ここに居る全員が仲間だ」
そう言って撫でてくれたしょーたサンにお礼を言う。とはいえ私のいた世界の問題だ。こっちも巻き込んでしまうのは不本意。私は私に出来ることをこなさないと。そんな事を考えながら話を聞く。これから本格的にヴィラン連合と
駐車場に戻ってしょーたサンの車に乗り込む。なんだかどっと疲れた。けどまだ今日はパトロールがある。しっかりしないと。
「協力ありがとうなハロルド。疲れただろうが飯はどうする?」
「……みんな……と食べたいな」
「なら寮に送るぞ。今は寝とけ」
おやすみなんて優しい声音で聞こえたのを最後に私の意識は遠のいた。ゆらゆら揺れる感覚がなんだか心地よかった。
「……い。…………おい。起きろハロルド」
「……ん?」
「担がれて寮に送られたくなかったら起きろ」
「それもいいね……」
「起きてんなら歩きなさい。1時間後くらいに迎えに行くからコスチューム着ててくれ。他は基本的にいらない」
「はーい……しょーたサン運転ありがとうー今度私がするよ」
「免許ないからだめだ」
そこで初めて知ったけど運転するには免許がここではいるらしい。……軍の敷地内で乗り回してたけどまぁそれは敷地内だからいいということにしておこう……なんて思いながら寮への短い道を歩く。しょーたサンは教師寮に帰って行った。寮に入るとみんなからよく分からない言葉ををかけられた。オカエリ?不思議に思って玄関で固まっていると響香がどうしたの?と声をかけてくれた。
「今私が入ってきた時みんななんて言ったの?」
「あっおかえりって言ったんだよ……ってもしかして知らない?」
「うん。なにそれ?」
響香の話を聞きながら靴を脱いで共有スペースを通り過ぎる。説明を聞こうと止まったけど部屋に荷物置くなら一緒に行こうと言われてそのまま聞きながらエレベーターに乗った。そこでおかえりは誰かが帰ってきた時、ただいまは帰ってきた人の返事だと知った。そしていってきますは家を出る人が中にいる人にいってらっしゃいは家を出た人に伝える言葉らしい。私も今度から言ってみようなんて勝手に決意して部屋に荷物を置く。制服もシワになるのもなと思って短い時間だけど部屋着に着替えてから響香とキッチンに向かった。今日はビーフシチューらしくて皿を片手に鍋に向かう。今日は動いてないしなと思いながらいつもより少し少なめに盛って、パンも取り出して席に向かった。端の席に勝己が座っていて隣に座らせてもらう。向かいには轟クンがいた。なんだか2人はボロボロになってるように見えた。
「勝己、轟クン今日終わったんだね!お疲れ様。なんかボロボロじゃない?補講キツかった?」
「うっせんなわけねぇ!」
「初日とは思えないほどいろいろ叩き込まれたなと思ったんだが爆豪は違うのか?」
「うっせぇ舐めプ野郎!」
「なんかごめん轟クン……」
その後も補講のことを聞きながらご飯を食べると思ったより時間がかかってしまっていた。チラと時計を見て皿は洗えるななんて思ってシンクに立つ。と、後ろから手が伸びて来て手に取ったばかりのスポンジを奪われた。
「急いでんならやってやる」
「ほんと?ありがとう!今度代わるね!」
「んなこたいいから何急いんだよ」
「これからパトロールなの!ごめんじゃ任せた!」
急いで部屋に戻ってコスチュームに着替える。今日はナイフも銃も全部持っていく。ポーチの中の救急セットも補充してばっちりだ。また急いで共有スペースに戻ると玄関にしょーたサンがいた。
「しょーたサン!お待たせしました!」
「時間ぴったりだ問題ない。よし行くぞ」
「勝己お皿洗いありがとう!また明日ね!いってきます!」
「……いてら」
「ハルちゃんいってらっしゃい」
「気をつけてねー!」
「ありがとうー!」
「君たちは消灯時間守るように。何かあっならマイクかオールマイトさんに」
「「「「「はい!」」」」」
学校を出てからは職場体験の時とは全く違うパトロールに驚いた。まず、金髪は目立つからフードを常に被ってる。大通りを歩くよりビルの上から察知という方が近いし、なんなら地上を歩くのは裏路地ばっかり。氷で移動出来ていて本当に良かったななんて思う。捕縛布を使ってすいすい移動しちゃうしょーたサンについて行くのも一苦労だ。
「しょーたサン」
「なんだ?」
「しょーたサンは毎日こうやって夜パトロールしてるの?」
路地裏で盗みに入ろうとしていた男たちと応戦しながら質問する。後ろでは男たちの怒号が聞こえる。この為に準備してきたとかなんとか……あとは聞き取れないけど知らないよそんなこと。
「毎日ではないな。ルーティンがあるから。なんでだ?あとしょーたサンじゃない。イレイザーだ」
「はーいイレイザー。毎日してたらしょーたサン寝れないなって思ったの。違うなら良かった」
「さすがに毎日はキツいからな」
それからも酔っ払いの相手や不良たちの相手なんかしていたらもう朝日が登りそうだった。それから学校な向かって帰路に着く。本当はもう少し早めに切りあげるつもりだったみたい。なのに今日は強盗だのなんだの出て1人だったらキツかったと、ありがとうと言って貰えた。足でまといになってないみたいで安心しながら寮までしょーたサンに送ってもらった。
「それじゃ俺の責任だし2時間目までに登校してくれたら遅刻にしない。それと必要なら仮眠室も使ってくれ。悪かったな連れ回して」
「足でまといになってみたいで良かったなんて思ってるよ。だからありがとう。これからインターンもっと頑張るね」
「無理はするな。が期待してる」
そう言ってしょーたサンは教師寮に戻って言った。私はドアを開けて真っ暗な共有スペースに足を踏み入れる。日中は頭が疲れて夜に体も疲れた。すぐに寝たいけどお風呂も入らないと。明日の朝のトレーニングはなくそうなんて思いながら部屋になんとかたどり着いた。そこからもう何も覚えていない。