メーデー、愛してる
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「1年生のヒーローインターンですが、昨日協議した結果、多くの先生が「やめとけ」という意見でした」
「ざまぁ!!」
「とはいえ今の保護下方針では強いヒーローは育たないという意見もあり、実績の多い事務所に限り実施を許可することになりました」
「ガンヘッドさんとこどうなんやろー……」
「セルキーさんに連絡してみようかしら」
「ホークスは無理だなぁこれは」
「クソが!」
「しかし」
言葉を続けたしょーたサンに再び視線が集まった。私も前を向くと目が合う。……ん?私?
「フォーサイト。お前は基本的になしだ」
「…………えーーー!!!なんでなんでしょーたサン!強くならないんでしょこのままだと!」
「基本的にだと言っただろ。説明は後でするから職員室な。それと呼び方気をつけなさい」
ぶーぶー文句を言っていると勝己からざまぁと前から煽られた。目の前の頭をはたいておく。HRが終わっていつも通り授業を受けた。途中の休み時間でパワーローダー先生が機械鎧 のスペアを2つ持ってきてくれた。その時にもお小言を頂いてペコペコ頭を下げる。後ろで笑ってた勝己に上鳴クンはその後絞めた。昼休みになるとすぐにでも職員室に行きたかったけど勝己が腕をつけてくれるというのでまずは空いてる仮眠室に向かった。前回のよりも軽い機械鎧 にびっくりしながら勝己にお礼を伝える。そのまま勝己は食堂に、私は職員室に向かった。
「しつれーしまーす!相澤せんせ来ましたよー」
「フォーサイト来たか。こっちだ」
しょーたサンに言われた席につくと、なにやら資料を見せてくれた。そこには私のインターン先の条件と……お願い?
「お前には俺のところでインターンをしてもらう。そしてメインは人造人間 の捜索だ。この間もらった資料のうち実際に誰がいるのか探すつもりだ」
「え!それがインターンでいいんですか?」
「やり方は俺に合わせてもらうから基本的に夜になるし追加で依頼が来た場合はそっちが優先になるがな。……それで?インターン来るか?俺のところに」
そんな質問答えなんて1つしかないようなものだ。変に目立っているのにどうにか参加させようとしてくれている。そんなことも知らずにぶーぶー朝から言ってしまったのが申し訳なくて、少し俯いてしまう。でもしょーたサンが考えてくれたのが嬉しくていきおいよく前を向いた。
「はい!させて下さい!インターン!!」
「いい返事だ。なら週末から始めるぞ」
「はい!あっ…………」
「どうした?」
「えっと日曜日からにできませんか……?」
「…………ふっはは!分かってる出かけるんだろ?爆豪と楽しんでこい。だが気をつけるんだぞ。お前ら目立つんだから」
「ありがとうございます!!」
勝己がすでに外出届けを出してくれていたみたいで、しょーたサンも日曜日からと分かってくれた。じゃあちゃんと私も考えないと。デートなんて初めてだ。どうしたらいいんだろう?そんなことを考えながら教室に戻る。授業が終わったらみんなに聞いてみようかななんて考える。今日の放課後も楽しみになってきた。教室はみんな食堂に行っていて誰もいなかった。そのまま後ろから教室を見渡してみる。誰もいない教室なんてなんだか寂しい気持ちになってしまう。自分の席に着いてから女の子だけのグループに相談したいことがあるから放課後話したいなと送るとすぐに返事がきた。もちろんだよーという返事から始まって今どこいるの?みんな食堂いるよ!おいで!!とたくさんメッセージが来た。なんだか面白くて1人笑ってしまう。そのまま立ち上がってみんなの待っている食堂に駆け足で向かった。
「お待たせー!!来たよ!」
「流石ハルちゃん早いわ」
「みんなで食べてるの珍しいね?どうしたの?」
「相談事ならもう聞いちゃおうと思って!ね!」
「うんうん!どんなのでもドンと来いだよ!」
「みんなハルちゃんから頼ってもらえて嬉しいのよ」
「そうですわ!私も精一杯助けますわ!」
すぐにそんなことを言って貰えて嬉しくなる。それから明日出かけること、どうしてるのがいいのか、服とかメイクは考えた方がいいのか話した。
「デート!デートなんやね!?」
「えっとまぁ……うん。照れるなぁ」
「どこに行くとか聞いたの?」
「うんん。気にすんなって言われて。私、研究没頭するとほか何もしなくなっちゃうから」
「はー!分かってるってわけか!彼氏だから!へん!私たちの方が分かってるもんねー!」
「こらこらミナ。ウチらもハルちゃんとデート今度すればいいんよ。だから今回は貸してあげよ」
その後もじゃあ帰ったら服見ようとかメイクも私これ持ってる!とか髪型も調べなきゃ!とみんなスマホを取り出して早速見てくれている。その光景がとても嬉しくてぼんやりと眺めてしまう。そんなことをしてたらほら!ハル!これ見て!似合いそう!なんて透が画面を見せてくれた。昼休みでこれなんだ。今日の帰りが楽しみになった。
その後もいつも通り授業を受けてさぁ帰ろうと荷物をまとめてた時、ミナにハルー!帰るよー!と声をかけられた。その声には?という顔をしてる勝己。帰るぞと言おうとしてこっちを向いた瞬間のことだった。
「おいお前黒目と帰るんか」
「そう!今日はハル借りるから!じゃあね爆豪!」
そのまま腕を引っ張られて唖然としてる勝己を置いて行ってしまう。ごめんねと声をかけてバイバイと手を振る。そのあとご愁傷さま〜と声をかけてた上鳴クンが見えたけど、その後の爆破音はきっと顔面なんだろうなぁと思いながらみんなと帰った。
「それでは!デート服を決める会を開始します!」
「「「「「はーい」」」」」
「そんな気合い入れなくても……」
「初デートで気合い入れなくていつ入れるの!?クローゼット見ていい!?」
「どこ開けてもらってもかまわないよー」
それからこれはどうとか私メイク道具持ってくる!とかアイロン必要かな?とかみんなでわいわい話しながら決めた。スカートを制服以外持ってないことに文句を言われたけれど今度一緒に買いに行くことになった。メイクに関してはこれはどうかな?とかいろいろ試してもらった。やっぱりみんななにかしら持ってるみたいで今度買いに行きたいからみんなと出かけたいなと思った。それからも夕ご飯早く食べてくれ!というグループのメッセージが来るまでみんなと楽しく過ごせた。みんなにお礼を伝えると、明日も手伝うよ!と行ってくれてとても嬉しかった。そのまま1階に下りて夕ご飯を食べる。それからはいつも通り共有スペースのソファでテレビを眺めていた。
「ハル」
「んー?なーに?」
「なんしとったんや」
「ふふっ!内緒!」
「あ?んだよそれ」
「すぐにわかるから!あっ明日何時くらいに会う?ここに来るのでいい?」
「11時にここ」
「わかった!今日はすぐ寝るね!楽しみしてるよ」
勝己はそのまま部屋に戻るのかと思ったけど戻らなくて、私の隣に座った。近い距離に居るから左側が暖かく感じる。その後もみんなと今日の授業の話やパワーローダー先生が来たこと、それに結局私のインターンはどうなったのか聞かれたことを話してた。インターンできるよって言うとよかったねー!と喜んでくれて嬉しかった。みんなもどこがいいかなーなんて話し合いながらいろんなヒーローの名前を上げてる。緑谷クンのブツブツが始まったところで勝己は舌打ちをして帰ってしまった。おやすみとだけ声をかけて、暖かさのなくなった左側がなんだが寂しくて、私もそろそろ寝るねとみんなと分かれて部屋に戻った。
明日は初めてのデート。みんなが考えてくれた服や初心者用のメイクを準備してベッドに潜り込んだ。長く勝己が居てくれたせいかなんとなく布団からニトロの甘い香りが漂っている気がする。その香りに包み込まれるように布団を抱きしめて瞳を閉じた。
「ざまぁ!!」
「とはいえ今の保護下方針では強いヒーローは育たないという意見もあり、実績の多い事務所に限り実施を許可することになりました」
「ガンヘッドさんとこどうなんやろー……」
「セルキーさんに連絡してみようかしら」
「ホークスは無理だなぁこれは」
「クソが!」
「しかし」
言葉を続けたしょーたサンに再び視線が集まった。私も前を向くと目が合う。……ん?私?
「フォーサイト。お前は基本的になしだ」
「…………えーーー!!!なんでなんでしょーたサン!強くならないんでしょこのままだと!」
「基本的にだと言っただろ。説明は後でするから職員室な。それと呼び方気をつけなさい」
ぶーぶー文句を言っていると勝己からざまぁと前から煽られた。目の前の頭をはたいておく。HRが終わっていつも通り授業を受けた。途中の休み時間でパワーローダー先生が
「しつれーしまーす!相澤せんせ来ましたよー」
「フォーサイト来たか。こっちだ」
しょーたサンに言われた席につくと、なにやら資料を見せてくれた。そこには私のインターン先の条件と……お願い?
「お前には俺のところでインターンをしてもらう。そしてメインは
「え!それがインターンでいいんですか?」
「やり方は俺に合わせてもらうから基本的に夜になるし追加で依頼が来た場合はそっちが優先になるがな。……それで?インターン来るか?俺のところに」
そんな質問答えなんて1つしかないようなものだ。変に目立っているのにどうにか参加させようとしてくれている。そんなことも知らずにぶーぶー朝から言ってしまったのが申し訳なくて、少し俯いてしまう。でもしょーたサンが考えてくれたのが嬉しくていきおいよく前を向いた。
「はい!させて下さい!インターン!!」
「いい返事だ。なら週末から始めるぞ」
「はい!あっ…………」
「どうした?」
「えっと日曜日からにできませんか……?」
「…………ふっはは!分かってる出かけるんだろ?爆豪と楽しんでこい。だが気をつけるんだぞ。お前ら目立つんだから」
「ありがとうございます!!」
勝己がすでに外出届けを出してくれていたみたいで、しょーたサンも日曜日からと分かってくれた。じゃあちゃんと私も考えないと。デートなんて初めてだ。どうしたらいいんだろう?そんなことを考えながら教室に戻る。授業が終わったらみんなに聞いてみようかななんて考える。今日の放課後も楽しみになってきた。教室はみんな食堂に行っていて誰もいなかった。そのまま後ろから教室を見渡してみる。誰もいない教室なんてなんだか寂しい気持ちになってしまう。自分の席に着いてから女の子だけのグループに相談したいことがあるから放課後話したいなと送るとすぐに返事がきた。もちろんだよーという返事から始まって今どこいるの?みんな食堂いるよ!おいで!!とたくさんメッセージが来た。なんだか面白くて1人笑ってしまう。そのまま立ち上がってみんなの待っている食堂に駆け足で向かった。
「お待たせー!!来たよ!」
「流石ハルちゃん早いわ」
「みんなで食べてるの珍しいね?どうしたの?」
「相談事ならもう聞いちゃおうと思って!ね!」
「うんうん!どんなのでもドンと来いだよ!」
「みんなハルちゃんから頼ってもらえて嬉しいのよ」
「そうですわ!私も精一杯助けますわ!」
すぐにそんなことを言って貰えて嬉しくなる。それから明日出かけること、どうしてるのがいいのか、服とかメイクは考えた方がいいのか話した。
「デート!デートなんやね!?」
「えっとまぁ……うん。照れるなぁ」
「どこに行くとか聞いたの?」
「うんん。気にすんなって言われて。私、研究没頭するとほか何もしなくなっちゃうから」
「はー!分かってるってわけか!彼氏だから!へん!私たちの方が分かってるもんねー!」
「こらこらミナ。ウチらもハルちゃんとデート今度すればいいんよ。だから今回は貸してあげよ」
その後もじゃあ帰ったら服見ようとかメイクも私これ持ってる!とか髪型も調べなきゃ!とみんなスマホを取り出して早速見てくれている。その光景がとても嬉しくてぼんやりと眺めてしまう。そんなことをしてたらほら!ハル!これ見て!似合いそう!なんて透が画面を見せてくれた。昼休みでこれなんだ。今日の帰りが楽しみになった。
その後もいつも通り授業を受けてさぁ帰ろうと荷物をまとめてた時、ミナにハルー!帰るよー!と声をかけられた。その声には?という顔をしてる勝己。帰るぞと言おうとしてこっちを向いた瞬間のことだった。
「おいお前黒目と帰るんか」
「そう!今日はハル借りるから!じゃあね爆豪!」
そのまま腕を引っ張られて唖然としてる勝己を置いて行ってしまう。ごめんねと声をかけてバイバイと手を振る。そのあとご愁傷さま〜と声をかけてた上鳴クンが見えたけど、その後の爆破音はきっと顔面なんだろうなぁと思いながらみんなと帰った。
「それでは!デート服を決める会を開始します!」
「「「「「はーい」」」」」
「そんな気合い入れなくても……」
「初デートで気合い入れなくていつ入れるの!?クローゼット見ていい!?」
「どこ開けてもらってもかまわないよー」
それからこれはどうとか私メイク道具持ってくる!とかアイロン必要かな?とかみんなでわいわい話しながら決めた。スカートを制服以外持ってないことに文句を言われたけれど今度一緒に買いに行くことになった。メイクに関してはこれはどうかな?とかいろいろ試してもらった。やっぱりみんななにかしら持ってるみたいで今度買いに行きたいからみんなと出かけたいなと思った。それからも夕ご飯早く食べてくれ!というグループのメッセージが来るまでみんなと楽しく過ごせた。みんなにお礼を伝えると、明日も手伝うよ!と行ってくれてとても嬉しかった。そのまま1階に下りて夕ご飯を食べる。それからはいつも通り共有スペースのソファでテレビを眺めていた。
「ハル」
「んー?なーに?」
「なんしとったんや」
「ふふっ!内緒!」
「あ?んだよそれ」
「すぐにわかるから!あっ明日何時くらいに会う?ここに来るのでいい?」
「11時にここ」
「わかった!今日はすぐ寝るね!楽しみしてるよ」
勝己はそのまま部屋に戻るのかと思ったけど戻らなくて、私の隣に座った。近い距離に居るから左側が暖かく感じる。その後もみんなと今日の授業の話やパワーローダー先生が来たこと、それに結局私のインターンはどうなったのか聞かれたことを話してた。インターンできるよって言うとよかったねー!と喜んでくれて嬉しかった。みんなもどこがいいかなーなんて話し合いながらいろんなヒーローの名前を上げてる。緑谷クンのブツブツが始まったところで勝己は舌打ちをして帰ってしまった。おやすみとだけ声をかけて、暖かさのなくなった左側がなんだが寂しくて、私もそろそろ寝るねとみんなと分かれて部屋に戻った。
明日は初めてのデート。みんなが考えてくれた服や初心者用のメイクを準備してベッドに潜り込んだ。長く勝己が居てくれたせいかなんとなく布団からニトロの甘い香りが漂っている気がする。その香りに包み込まれるように布団を抱きしめて瞳を閉じた。