メーデー、愛してる
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「ハルー!そろそろ行くよ!」
「はーい!勝己!いい子にしててね」
「うっせぇわ!」
「はいはい。じゃ行ってくるね」
「…………いってら」
小声で何か呟いた勝己はすぐどこか行こうとしたのを腕を掴んで止める。あ゛?って顔しながらこっちを見てくれた。そのまま腕を引っ張ってハグをする。そのまま固まってしまった勝己に手を振って寮を出た。響香と少し進んだ先で後ろから爆破音と叫び声が聞こえてきた。
「くっそハル覚えてろよ!!!」
「ご迷惑おかけしました!!!!」
昨日から私の寮内謹慎は終わって、今日は緑谷クンも学校に来ている。教室のドアを開けてすぐに緑谷クンが叫んでいた。気合十分、3日分すぐ追いつくぞという気合いがこれでもかと溢れていた。
「ちょっと私職員室行ってくる!」
教室のみんなに声をかけて駆け足で職員室に向かう。手には人造人間 についてまとめた資料。勢いをつけたままパァンと職員室のドアを開けた。
「相澤せんせーはいますか!」
「朝から騒がしい。どうしたんだ」
「じゃーん!私お手製資料です!」
手に持ったファイルをしょーたサンに渡す。隣に座ってたひざしクンも気になるみたいで覗き込んできた。
「これは……前に言っていた人造人間 の資料か?」
「そう。私がわかる範囲でだけど既に会った奴らに来てそうな奴、それからこれから来そうな奴の特徴と攻撃方法を書いておいたの。少しは使えるかなって」
「イェェェェェェア!!ハロルド!よくやってくれた!!」
「えっもしかしてヴィランの情報かしら?すごいわ!ありがとう!」
「いえいえ!コイツらに大事な人を殺されるのはもう充分なので……。それじゃ私は教室もどりますね!なにかあれば聞いてください!」
「あぁ助かる。教室まで走るなよ」
「はーい!」
しょーたサンに渡したら私はすぐに教室に戻った。HRまであと少しだからね。
「……こん中の誰かにも仲間殺されてんのか」
「そうみたいね……今度は私たちがしっかり守らないと。全員ね」
「やっぱり私たち教師がしっかりしないとだね相澤くん。それでいて彼女たちも強くなってもらわないと」
「えぇですから今日は彼らに会ってもらいますよ」
教室に戻って席に着いたころにはもうチャイムもなってHRが始まりそうでみんなと座って話していた。ほんの少しするとしょーたサンが入って来て、インターンの話が始まった。職場体験との違いを実際に体験した人から話してもらえるという。体験した人?と思っているとドアが開いて3人の生徒が入ってきた。現役雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名、通称ビッグ3だそうだ。しょーたサンが自己紹介をと言うと、黒髪の男の人は後ろを向いて帰りたいなんて言っているし素敵な女の人は黒髪の人が天喰先輩、自分は波動先輩だと自己紹介してすぐみんなに話しかけ続けている。しょーたサン怒りそうだなぁなんて思いながら見ていると最後の男の人が声を上げた。
「君たちまとめて俺と戦ってみようよ!!」
その後すぐに体操服に着替えて体育館γに来ていた。天喰先輩は壁に向かったままなにやらブツブツ言ってる。どうやら本気で叩き潰すと立ち直れなくなるから程々にはしろと。ナメられてるなぁなんて思いながらみんなと一緒にミリオと呼ばれている先輩の前に立つ。
「うん、いつどっから来てもいいよね。1番手は誰だ!?」
「僕……行きます!」
「意外な緑谷!!」
3日分追いつく気合いがすごいな緑谷クン、でもそんな簡単にいかないと思うななんて思いながらミリオ先輩を見る。みんなが構え始める中私はジッとミリオ先輩を見続けた。どう出るのか分からないと思っていると突然服が落ちた。緑谷クンが顔面を殴って続けざまに近接が得意なみんなの攻撃が入る。ミリオ先輩は全く関係ないかのようにズボンを履いて……消えた。すぐに手を合わせて床を錬成する。一旦消えるなら私だったら……。
「まずは遠距離持ちだよね!!」
そう言いながら出て来たミリオ先輩は響香の後ろにいた。うん個性は分からないけれど物理法則を無視できる。何が効かなくて何が効くかまだ分からない。響香が殴られる前に錬成した床をミリオ先輩と響香の間に創って守る。守れたらいいなだったけどその後聞こえた音は響香が殴られたような音ではなかった。
「おっとやっぱり反応してきちゃうか特待生」
ポケットから1枚紙を取り出して錬成する。身体が浮く感覚の後目の前の景色が変わった。ミリオ先輩の背中に向かって蹴りを繰り出すけどそれも避けられる。あっマズイと思った時には口から血が溢れた。
「ダメだ。これは対価が重い。ゴホッ」
「えーっとたしかフォーサイトさんだっけ!?難儀な個性だね!」
「まぁまだ開発中なもので……!」
口から溢れる血をどうにか吐き出す。たぶん内蔵が傷ついている。吐き出したところで口の中に血が溜まる。転移する度に内蔵が傷つかれるなんてやってられない。沈むように消えたミリオ先輩を探して遠距離持ちのみんなの足元を探す。次の紙を取り出してあの金髪が見えた常闇クンの元へ錬成する。ミリオ先輩の後ろに出たその瞬間、空中で左手を振って凍らせようとするけどそれすらも避けられる。
「フォーサイト!!やめろ!」
「えー!なんでですか!まだ行けますよ!ねぇ?ミリオ先輩」
「普通、腕ちぎれたらびっくりするんだよね!」
止められたのは吐血に加えて2回目の転移で右腕がちぎれたからだろう。でもまだ試してないのがポケットの中にある。そのまましょーたサンに目線を向けると物凄く怒った顔をしていた。……怒らせたい訳じゃないんだよなぁ。ただ早くものにしたいだけで。ただしょーたサンが怒るのも分かってしまった。この2回は運良くどうにかできる部分が対価だったけど……次は分からない。構えていた左手と残った右腕の肘上だけを上に挙げる。
「分かりました。降参です。抜けさせてもらいますね先輩」
「えー!不思議不思議!腕ないのに痛そうじゃないのなんで?なんで?血もなんで吐いちゃってるの?」
「攻撃避ける所か最初から予測して反応するとか……怖い!やっぱり特待生怖い!」
「うーん君はいつも通りやってくれたらもっともったかもしれないね!」
「新しいものは試したくなっちゃうんですよ。それと……みんな強いんでナメないで下さいね」
「ははっ!肝に銘じておくんだよね!」
そのまま腕を拾ってからしょーたサンの元に向かうと頭をはたかれた。いつの間にか横にいた轟クンに大丈夫か?と心配される。その瞬間、半数以上が床に倒れていた。あとは近接が得意なみんなだけ。
「何したのかさっぱりわかんねぇ!!すり抜けるだけでも強いのに……ワープとか……!それってもう……無敵じゃないすか!」
「無敵……じゃなさそうなんだよな先輩。あの人物凄く努力してそう。個性ってやっぱりすごいなぁ……私もほしい」
緑谷クンは私と一緒でどういう個性か分析していた。個性に関しては彼の方が詳しいだろうしなんとかなる……かと思いきや全員腹パンされていた。やっぱり3年生は強かった。それからミリオ先輩の個性が「透過」であること。何よりも予測が必要でインターンを通して経験できたのだと。だからインターンはやるべきだと語ってくれた。
その後解散してからはいつも通りの日だった。解散してすぐ保健室に向かうとリカバリーガールに怒られた。こんな傷つき方ありえないと。気をつけると約束をしてから教室に戻った。昼休みには大破した機械鎧 をパワーローダー先生の元に持っていくと物凄く怒られた。今までウィンリィに怒られるエドを笑ってたのにまさかこの立場になるなんて……と思いながら小さくなった。最後にまだ必殺技完成してないのでまた壊すかもですって言うとまた怒られた。まだ代わりはできてないと怒られて教室に戻った。それから帰りのHRが終わってからはみんなと寮に戻ってお風呂までしたら共有スペースで今日のことを話した。
「相澤先生のGOサイン待ちですわね」
「そうだね。私たちヴィラン遭遇率おかしいし」
「ハル!!てめぇ腕どうした!」
「えっあっちぎれた」
「何をどうしたらそうなんだよ!!」
空間転移の練習したくて……というとはたかれた。私頭はたかれ過ぎじゃない?と思うけど心配してくれてるのは分かるし大人しくしておく。きっと明日には腕つけれるよと言うとけっとそっぽを向いてまたゴミを回収していた。そしてインターンでまたホークスの所行けるといいねと勝己にゴミを回収してもらってた常闇クンと話した。それから私はみんなより早めに部屋に戻ったから勝己が送ってくれた。勝己が戻る前にハグをしておやすみと声を掛けるとそのままドアを開けて入ってきた。後ろ手でドアを閉めて顎を掬われる。甘い香りが一段と近くなって目を閉じると柔らかな口付けが降ってきた。
「あ゛ぁクソ無防備過ぎんだろ……」
「ん?勝己も一緒ここで寝る?」
「……………………はぁ」
「戻る?」
「いやここで寝る。はよベッド入れや」
「やったぁ!」
ベッドに入ってからは前みたいに勝己が腕枕してくれた。明日から学校行けるね。楽しみだねなんて話している間に瞼は閉じてしまっていた。
「はーい!勝己!いい子にしててね」
「うっせぇわ!」
「はいはい。じゃ行ってくるね」
「…………いってら」
小声で何か呟いた勝己はすぐどこか行こうとしたのを腕を掴んで止める。あ゛?って顔しながらこっちを見てくれた。そのまま腕を引っ張ってハグをする。そのまま固まってしまった勝己に手を振って寮を出た。響香と少し進んだ先で後ろから爆破音と叫び声が聞こえてきた。
「くっそハル覚えてろよ!!!」
「ご迷惑おかけしました!!!!」
昨日から私の寮内謹慎は終わって、今日は緑谷クンも学校に来ている。教室のドアを開けてすぐに緑谷クンが叫んでいた。気合十分、3日分すぐ追いつくぞという気合いがこれでもかと溢れていた。
「ちょっと私職員室行ってくる!」
教室のみんなに声をかけて駆け足で職員室に向かう。手には
「相澤せんせーはいますか!」
「朝から騒がしい。どうしたんだ」
「じゃーん!私お手製資料です!」
手に持ったファイルをしょーたサンに渡す。隣に座ってたひざしクンも気になるみたいで覗き込んできた。
「これは……前に言っていた
「そう。私がわかる範囲でだけど既に会った奴らに来てそうな奴、それからこれから来そうな奴の特徴と攻撃方法を書いておいたの。少しは使えるかなって」
「イェェェェェェア!!ハロルド!よくやってくれた!!」
「えっもしかしてヴィランの情報かしら?すごいわ!ありがとう!」
「いえいえ!コイツらに大事な人を殺されるのはもう充分なので……。それじゃ私は教室もどりますね!なにかあれば聞いてください!」
「あぁ助かる。教室まで走るなよ」
「はーい!」
しょーたサンに渡したら私はすぐに教室に戻った。HRまであと少しだからね。
「……こん中の誰かにも仲間殺されてんのか」
「そうみたいね……今度は私たちがしっかり守らないと。全員ね」
「やっぱり私たち教師がしっかりしないとだね相澤くん。それでいて彼女たちも強くなってもらわないと」
「えぇですから今日は彼らに会ってもらいますよ」
教室に戻って席に着いたころにはもうチャイムもなってHRが始まりそうでみんなと座って話していた。ほんの少しするとしょーたサンが入って来て、インターンの話が始まった。職場体験との違いを実際に体験した人から話してもらえるという。体験した人?と思っているとドアが開いて3人の生徒が入ってきた。現役雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名、通称ビッグ3だそうだ。しょーたサンが自己紹介をと言うと、黒髪の男の人は後ろを向いて帰りたいなんて言っているし素敵な女の人は黒髪の人が天喰先輩、自分は波動先輩だと自己紹介してすぐみんなに話しかけ続けている。しょーたサン怒りそうだなぁなんて思いながら見ていると最後の男の人が声を上げた。
「君たちまとめて俺と戦ってみようよ!!」
その後すぐに体操服に着替えて体育館γに来ていた。天喰先輩は壁に向かったままなにやらブツブツ言ってる。どうやら本気で叩き潰すと立ち直れなくなるから程々にはしろと。ナメられてるなぁなんて思いながらみんなと一緒にミリオと呼ばれている先輩の前に立つ。
「うん、いつどっから来てもいいよね。1番手は誰だ!?」
「僕……行きます!」
「意外な緑谷!!」
3日分追いつく気合いがすごいな緑谷クン、でもそんな簡単にいかないと思うななんて思いながらミリオ先輩を見る。みんなが構え始める中私はジッとミリオ先輩を見続けた。どう出るのか分からないと思っていると突然服が落ちた。緑谷クンが顔面を殴って続けざまに近接が得意なみんなの攻撃が入る。ミリオ先輩は全く関係ないかのようにズボンを履いて……消えた。すぐに手を合わせて床を錬成する。一旦消えるなら私だったら……。
「まずは遠距離持ちだよね!!」
そう言いながら出て来たミリオ先輩は響香の後ろにいた。うん個性は分からないけれど物理法則を無視できる。何が効かなくて何が効くかまだ分からない。響香が殴られる前に錬成した床をミリオ先輩と響香の間に創って守る。守れたらいいなだったけどその後聞こえた音は響香が殴られたような音ではなかった。
「おっとやっぱり反応してきちゃうか特待生」
ポケットから1枚紙を取り出して錬成する。身体が浮く感覚の後目の前の景色が変わった。ミリオ先輩の背中に向かって蹴りを繰り出すけどそれも避けられる。あっマズイと思った時には口から血が溢れた。
「ダメだ。これは対価が重い。ゴホッ」
「えーっとたしかフォーサイトさんだっけ!?難儀な個性だね!」
「まぁまだ開発中なもので……!」
口から溢れる血をどうにか吐き出す。たぶん内蔵が傷ついている。吐き出したところで口の中に血が溜まる。転移する度に内蔵が傷つかれるなんてやってられない。沈むように消えたミリオ先輩を探して遠距離持ちのみんなの足元を探す。次の紙を取り出してあの金髪が見えた常闇クンの元へ錬成する。ミリオ先輩の後ろに出たその瞬間、空中で左手を振って凍らせようとするけどそれすらも避けられる。
「フォーサイト!!やめろ!」
「えー!なんでですか!まだ行けますよ!ねぇ?ミリオ先輩」
「普通、腕ちぎれたらびっくりするんだよね!」
止められたのは吐血に加えて2回目の転移で右腕がちぎれたからだろう。でもまだ試してないのがポケットの中にある。そのまましょーたサンに目線を向けると物凄く怒った顔をしていた。……怒らせたい訳じゃないんだよなぁ。ただ早くものにしたいだけで。ただしょーたサンが怒るのも分かってしまった。この2回は運良くどうにかできる部分が対価だったけど……次は分からない。構えていた左手と残った右腕の肘上だけを上に挙げる。
「分かりました。降参です。抜けさせてもらいますね先輩」
「えー!不思議不思議!腕ないのに痛そうじゃないのなんで?なんで?血もなんで吐いちゃってるの?」
「攻撃避ける所か最初から予測して反応するとか……怖い!やっぱり特待生怖い!」
「うーん君はいつも通りやってくれたらもっともったかもしれないね!」
「新しいものは試したくなっちゃうんですよ。それと……みんな強いんでナメないで下さいね」
「ははっ!肝に銘じておくんだよね!」
そのまま腕を拾ってからしょーたサンの元に向かうと頭をはたかれた。いつの間にか横にいた轟クンに大丈夫か?と心配される。その瞬間、半数以上が床に倒れていた。あとは近接が得意なみんなだけ。
「何したのかさっぱりわかんねぇ!!すり抜けるだけでも強いのに……ワープとか……!それってもう……無敵じゃないすか!」
「無敵……じゃなさそうなんだよな先輩。あの人物凄く努力してそう。個性ってやっぱりすごいなぁ……私もほしい」
緑谷クンは私と一緒でどういう個性か分析していた。個性に関しては彼の方が詳しいだろうしなんとかなる……かと思いきや全員腹パンされていた。やっぱり3年生は強かった。それからミリオ先輩の個性が「透過」であること。何よりも予測が必要でインターンを通して経験できたのだと。だからインターンはやるべきだと語ってくれた。
その後解散してからはいつも通りの日だった。解散してすぐ保健室に向かうとリカバリーガールに怒られた。こんな傷つき方ありえないと。気をつけると約束をしてから教室に戻った。昼休みには大破した
「相澤先生のGOサイン待ちですわね」
「そうだね。私たちヴィラン遭遇率おかしいし」
「ハル!!てめぇ腕どうした!」
「えっあっちぎれた」
「何をどうしたらそうなんだよ!!」
空間転移の練習したくて……というとはたかれた。私頭はたかれ過ぎじゃない?と思うけど心配してくれてるのは分かるし大人しくしておく。きっと明日には腕つけれるよと言うとけっとそっぽを向いてまたゴミを回収していた。そしてインターンでまたホークスの所行けるといいねと勝己にゴミを回収してもらってた常闇クンと話した。それから私はみんなより早めに部屋に戻ったから勝己が送ってくれた。勝己が戻る前にハグをしておやすみと声を掛けるとそのままドアを開けて入ってきた。後ろ手でドアを閉めて顎を掬われる。甘い香りが一段と近くなって目を閉じると柔らかな口付けが降ってきた。
「あ゛ぁクソ無防備過ぎんだろ……」
「ん?勝己も一緒ここで寝る?」
「……………………はぁ」
「戻る?」
「いやここで寝る。はよベッド入れや」
「やったぁ!」
ベッドに入ってからは前みたいに勝己が腕枕してくれた。明日から学校行けるね。楽しみだねなんて話している間に瞼は閉じてしまっていた。