メーデー、愛してる
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遂に仮免試験の日がやってきた。あの後も私たちは必殺技の特訓を続けてなぜか機械鎧 の装着は勝己がすることが当たり前になっていた。それに響香と一緒に寝てからお茶子の部屋に行ったり、梅雨ちゃんと寝たりとお泊まりみたいで楽しかった。仮免を取る事でようやくヒーローのヒヨっ子になれる。
「いつもの一発決めてこーぜ」
「プルスー」
「ウルトラ!!!!」
突然知らない生徒が混じってきた。頭を豪快に下げたせいて額に血が滲んでいる。痛そうだなぁなんて眺めていると有名な高校の生徒だったらしい。雄英に匹敵するってことは凄いんだろうなぁ。そして混ざってきた生徒の名前は夜嵐イナサ。彼は私たちと同じ学年で推薦トップの成績だったらしい。なぜか辞退したみたいだけど。轟クン以上の実力の持ち主とみんな驚いていた。
「イレイザー!?イレイザーじゃないか!!」
するとまた新しい人が来た。Ms.ジョークというヒーローらしくてしょーたサンに結婚しよう!なんて言ってて面白い。後ろで笑ってたらしょーたサンに睨まれたけど。そしてジョークサンが受け持ちの生徒を紹介してくれた。傑物学園高校2年2組、その中で真堂と名乗る生徒が声をかけてきた。
「中でも神野事件を中心で経験した爆豪くんとフォーサイトさん、君たちは特別に強い心を持っている」
「フかしてんじゃねぇ、台詞と面があってねぇんだよ」
眩しい挨拶をした真堂サンから距離を取るように勝己が間に入ってくる。なんだか胡散臭い人だなぁなんて思いながら勝己にそんな手払わなくていいでしょなんて言う。そして響香とやっぱり雄英って有名なんだねなんて話しているとジョークサンがしょーたサンに言ってないの?なんて気になることを言っていた。
ヒーロースーツに着替えて会場に入るとぎゅうぎゅうになるくらい人がたくさんいた。ここにいる人たちみんなヒーローを目指して頑張っているんだ。そして今日その一歩、仮免を取るためにここにいる。私も頑張らなきゃと拳を固めて気合いを入れ直した。そして1番前にいるであろう試験官が話し始めた。どうにもやる気の感じられない試験官、目良サン曰くこの場にいる受験者1540人一斉に勝ち抜けの演習を行うらしい。試されるものはスピード。条件達成先着100名だけが通過できる。ターゲットを体のどこかに3つつけてボールが当たると光る。3つ光ると脱落で、2人脱落させると通過というルールだ。
「えー、じゃ展開後ターゲットとボール配るんで、全員に行き渡ってから1分後にスタートします」
展開?なんてみんなで首を傾げていると壁が動き出して試験のフィールドが展開された。
「すごい!!」
「皆、あまり離れず一かたまりで動こう!」
「フザけろ、遠足じゃねえんだよ。おいハル!行くぞ!」
「え?私も別で動くよ。多分1番この中で目立ってるから」
「あ!?なんでだよ!」
「だから目立ってるからだって。てことでじゃあね!」
「俺も大所帯じゃ却って力が発揮出来ねえ」
そう言ってみんなと別れると轟クンも1人で動くみたいで別のところに向かっていた。後ろからは爆破が聞こえてくる。後で謝るかーと思いながらみんなに手を振って1人進んだ。
数あるフィールドの中から市街地を離れて森のような場所に来ている。さて、ボールを当てることはまぁできると思う。私がここでしたいことは個性把握。どんな個性が存在してるのか見るのにこの試験はもってこいだと思う。私は個性についてはA組の生徒や先生達のしかほとんど知らない。こんなにたくさんの個性に会えるなんて最高の時間だ。
「START!!」
合図が聞こえた瞬間周りから一気に他の人たちが現れてボールが飛んでくる。
「星の小道 !」
氷の道を上空に、ボールの届かないところまで上がって下を見ると植物が一斉に伸びてこっちにきていた。右手で炎の錬金術でどんどん燃やしていく。横からうさぎ耳の生えた少年の蹴りが飛んでくる。避けてボールを3つ一気に当てる。これで1人。あとはじっくりやらなきゃ。うさぎの子と一緒に降りると伸びた爪が迫ってくる。うさぎの子に当たらないように左腕で防御。その隙にうさぎの子は逃がす。伸びた爪は左手で握りつぶすと割れた。悪いことしたけど危ないから仕方ないってことにする。そのまま回し蹴りを入れると気絶した。それでも止まない猛攻たち。後ろから熊みたいな人と枝が大量にやってきた。枝は周りの木から、さっきの植物と一緒で誰かの個性だろう。熊の攻撃を避けながら植物の個性を探す。その中で弓が飛んできたのを掴む。そして飛んできた方に投げ返す。掠った。そこにいるな。潜んでいるであろう場所に銃を向けて反対の手で熊のお腹を狙って撃つ。植物の奴を探しながら移動する。アナウンスが聞こえてきた。今54人目が通過したらしい。思ってたより時間が過ぎるのは早い。もう半分は過ぎた。
「仕方ない。切り上げよっか」
左手を振って一直線に水蒸気を固める。その先には腕から植物を生やした人が。ここ一体の植物の攻撃はこの人からなんだろう。悪いなとは思いながら持っているボールを全て当てた。
Side 相澤
「そういえばイレイザー。お前が引き取ったっていうなんとも珍しい子はどれだい?」
「なんとも珍しいってなんだよ…………あの森エリアにいる奴だ」
「おー?どれどれー?ってえ!?1人!?あんなに動けてるのにまだ残ってるの!?」
どうせいろんな個性みたくて残ってるんだろうななんて思いながらハロルドの方を見る。ハロルドと轟以外の生徒はだいたい固まって動いている。爆豪が肉塊になったのには驚いたがまぁ大丈夫だろう。轟も結構早くクリアしてたし、緑谷辺りがまだあの場に残ってるからやりにくそうだな。八百万達は……ビルの中だからわからん。
「はーすごい動きだねぇあの子……ハロルド・フォーサイトだっけ?さっさと通過しちゃえばいいのに」
「いろんな個性に会いたいって言ってたからな。勉強してんだろ」
「うわぁ……ナメてるともとれるよそれ……」
「……戦場生き残って来たやつなんだ。こんなもん生ぬるいだろうよ」
「元軍人って小耳に挟んだけど本当なんだね?その言い方だと」
プロヒーロー界隈では元から認知度の高い、正直監視対象の不審人物として認識されていたせいで知られていたが神野の事があってからほとんどの人が知っている存在になってしまった。ヒーロー科とはいえ普通の生活をして欲しくて雄英に入学してもらったのにヴィランに狙われるわ攫われるわ普通とは程遠い生活になってしまっている。アイツらを狙うヴィランを早くどうにかしないとなと思い直した。
そして1次試験通過100名が決まった。A組の生徒は誰も脱落していない。
「いつもの一発決めてこーぜ」
「プルスー」
「ウルトラ!!!!」
突然知らない生徒が混じってきた。頭を豪快に下げたせいて額に血が滲んでいる。痛そうだなぁなんて眺めていると有名な高校の生徒だったらしい。雄英に匹敵するってことは凄いんだろうなぁ。そして混ざってきた生徒の名前は夜嵐イナサ。彼は私たちと同じ学年で推薦トップの成績だったらしい。なぜか辞退したみたいだけど。轟クン以上の実力の持ち主とみんな驚いていた。
「イレイザー!?イレイザーじゃないか!!」
するとまた新しい人が来た。Ms.ジョークというヒーローらしくてしょーたサンに結婚しよう!なんて言ってて面白い。後ろで笑ってたらしょーたサンに睨まれたけど。そしてジョークサンが受け持ちの生徒を紹介してくれた。傑物学園高校2年2組、その中で真堂と名乗る生徒が声をかけてきた。
「中でも神野事件を中心で経験した爆豪くんとフォーサイトさん、君たちは特別に強い心を持っている」
「フかしてんじゃねぇ、台詞と面があってねぇんだよ」
眩しい挨拶をした真堂サンから距離を取るように勝己が間に入ってくる。なんだか胡散臭い人だなぁなんて思いながら勝己にそんな手払わなくていいでしょなんて言う。そして響香とやっぱり雄英って有名なんだねなんて話しているとジョークサンがしょーたサンに言ってないの?なんて気になることを言っていた。
ヒーロースーツに着替えて会場に入るとぎゅうぎゅうになるくらい人がたくさんいた。ここにいる人たちみんなヒーローを目指して頑張っているんだ。そして今日その一歩、仮免を取るためにここにいる。私も頑張らなきゃと拳を固めて気合いを入れ直した。そして1番前にいるであろう試験官が話し始めた。どうにもやる気の感じられない試験官、目良サン曰くこの場にいる受験者1540人一斉に勝ち抜けの演習を行うらしい。試されるものはスピード。条件達成先着100名だけが通過できる。ターゲットを体のどこかに3つつけてボールが当たると光る。3つ光ると脱落で、2人脱落させると通過というルールだ。
「えー、じゃ展開後ターゲットとボール配るんで、全員に行き渡ってから1分後にスタートします」
展開?なんてみんなで首を傾げていると壁が動き出して試験のフィールドが展開された。
「すごい!!」
「皆、あまり離れず一かたまりで動こう!」
「フザけろ、遠足じゃねえんだよ。おいハル!行くぞ!」
「え?私も別で動くよ。多分1番この中で目立ってるから」
「あ!?なんでだよ!」
「だから目立ってるからだって。てことでじゃあね!」
「俺も大所帯じゃ却って力が発揮出来ねえ」
そう言ってみんなと別れると轟クンも1人で動くみたいで別のところに向かっていた。後ろからは爆破が聞こえてくる。後で謝るかーと思いながらみんなに手を振って1人進んだ。
数あるフィールドの中から市街地を離れて森のような場所に来ている。さて、ボールを当てることはまぁできると思う。私がここでしたいことは個性把握。どんな個性が存在してるのか見るのにこの試験はもってこいだと思う。私は個性についてはA組の生徒や先生達のしかほとんど知らない。こんなにたくさんの個性に会えるなんて最高の時間だ。
「START!!」
合図が聞こえた瞬間周りから一気に他の人たちが現れてボールが飛んでくる。
「
氷の道を上空に、ボールの届かないところまで上がって下を見ると植物が一斉に伸びてこっちにきていた。右手で炎の錬金術でどんどん燃やしていく。横からうさぎ耳の生えた少年の蹴りが飛んでくる。避けてボールを3つ一気に当てる。これで1人。あとはじっくりやらなきゃ。うさぎの子と一緒に降りると伸びた爪が迫ってくる。うさぎの子に当たらないように左腕で防御。その隙にうさぎの子は逃がす。伸びた爪は左手で握りつぶすと割れた。悪いことしたけど危ないから仕方ないってことにする。そのまま回し蹴りを入れると気絶した。それでも止まない猛攻たち。後ろから熊みたいな人と枝が大量にやってきた。枝は周りの木から、さっきの植物と一緒で誰かの個性だろう。熊の攻撃を避けながら植物の個性を探す。その中で弓が飛んできたのを掴む。そして飛んできた方に投げ返す。掠った。そこにいるな。潜んでいるであろう場所に銃を向けて反対の手で熊のお腹を狙って撃つ。植物の奴を探しながら移動する。アナウンスが聞こえてきた。今54人目が通過したらしい。思ってたより時間が過ぎるのは早い。もう半分は過ぎた。
「仕方ない。切り上げよっか」
左手を振って一直線に水蒸気を固める。その先には腕から植物を生やした人が。ここ一体の植物の攻撃はこの人からなんだろう。悪いなとは思いながら持っているボールを全て当てた。
Side 相澤
「そういえばイレイザー。お前が引き取ったっていうなんとも珍しい子はどれだい?」
「なんとも珍しいってなんだよ…………あの森エリアにいる奴だ」
「おー?どれどれー?ってえ!?1人!?あんなに動けてるのにまだ残ってるの!?」
どうせいろんな個性みたくて残ってるんだろうななんて思いながらハロルドの方を見る。ハロルドと轟以外の生徒はだいたい固まって動いている。爆豪が肉塊になったのには驚いたがまぁ大丈夫だろう。轟も結構早くクリアしてたし、緑谷辺りがまだあの場に残ってるからやりにくそうだな。八百万達は……ビルの中だからわからん。
「はーすごい動きだねぇあの子……ハロルド・フォーサイトだっけ?さっさと通過しちゃえばいいのに」
「いろんな個性に会いたいって言ってたからな。勉強してんだろ」
「うわぁ……ナメてるともとれるよそれ……」
「……戦場生き残って来たやつなんだ。こんなもん生ぬるいだろうよ」
「元軍人って小耳に挟んだけど本当なんだね?その言い方だと」
プロヒーロー界隈では元から認知度の高い、正直監視対象の不審人物として認識されていたせいで知られていたが神野の事があってからほとんどの人が知っている存在になってしまった。ヒーロー科とはいえ普通の生活をして欲しくて雄英に入学してもらったのにヴィランに狙われるわ攫われるわ普通とは程遠い生活になってしまっている。アイツらを狙うヴィランを早くどうにかしないとなと思い直した。
そして1次試験通過100名が決まった。A組の生徒は誰も脱落していない。