メーデー、愛してる
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次の日も変わらずみんなTDLで必殺技特訓を続けていた。私も空間転送の錬金術も完成させたいけど身体も動かしたい。うーんと悩んでいると私の場所に尾白クンがやって来た。
「フォーサイトさん、もし良かったら俺と組手しない?というかして欲しいんだけど……」
「組手?いいよ!尾白クンなんかしたいことある感じかな?」
「俺ほらメイン格闘なんだけどさ……フォーサイトさんに勝てる気がしないんだよ。それに昨日も動きが普通って言われたし……今日はエクトプラズム先生とじゃなくてフォーサイトさんとして何かヒント見つけれたらなって思ってるんだ」
「うーん……タイプが違うからなんとも言えないけどとりあえずやってみよ!それで私は尾白クンに、尾白クンは私にアドバイスし合うってのでどうかな?」
「ありがとう!なら時間決めよう!」
それから尾白クンと2分間、組手を始めた。うんエクトプラズム先生の言いたいことは分かったな。なんとなく想定できる。こう来るだろうなって、直前の動きも大きい気がするな。それで予測もできる。おかげで1つも攻撃が私に入らない。組手というより避ける練習になってるなこれは……。格闘面は正直わからない。それもしっぽあるし。私がアドバイスできるとしたら…………そこで2分を告げるアラームが鳴った。尾白クンは軽く息が上がってしまっている。
「尾白クン大丈夫?」
「びっっっっっくりするくらい当たらない!そんなに俺普通だった!?」
「えーっとね……普通かはわからないな私とタイプ違うから、でも予測ができた。体の動きから、こうくるなって分かっちゃう。だから避けれたって感じかな。だから私からのアドバイスは1つ。速く動けばいいんだよ」
「速く……?」
「新しい動きを取得するのもいいけど分かったところで避けれないくらい速く動けちゃえば強くない?って思った!だから良かったら鬼ごっこしよ!」
「…………え?」
それからついてきてなかった尾白クンに説明をした。今いる崖の上みたいな所だけで鬼ごっこをする。私は目隠しをして機械鎧 は外してやる。機械鎧 つけたままでもいいけどそれだとたぶんすぐに対応されちゃうくらいには尾白クン強いからね。目隠しはハンデ、といいながら私の訓練になるからだ。尾白クンの勝利条件は5分以内に私に1回でも攻撃をいれるか目隠しをとるか。
「錬金術は?」
「腕外すしなしかな。凍らせたりは出来るけどなしで。捕まったら使うようにするよ」
腕を外してしょーたサンに預かってもらった。それから目隠しを…………ってああ腕ないじゃん!しょーたサンにお願いしようとすると近くにいた勝己が降りてきた。
「お前なんで腕取ってんだよ」
「尾白クンと鬼ごっこするから軽くしたくて?あっそうだこれ巻いてくれない?」
そう言って目隠しを渡すとなんだか嫌そうな顔をしたと思いきや悪い顔をして受け取ってくれた。なんだか嫌な予感がする。そのまま目隠ししてもらってお礼を伝える。さぁ自分の場所に行こうと歩き出したところで抱き上げられた。しかも片腕で。腕ないとはいえそんなに軽くないはずだ。
「勝己!?」
「はっ危ねぇだろ?連れてってやるよ」
「大丈夫!大丈夫だから!下ろそう!?ね!?」
「うるせぇ黙ってろ、ハル」
耳元で名前を呼ばれて顔が熱くなる。絶対赤くなった。なんでこういう時に呼ぶの!呼んでって言っても呼んでくれなかったくせに!抗議したいのと隠したいので勝己の首元におでこをグリグリ押し付けながらそのまま運ばれて行った。絶対後が大変なんだけどこれ。ミナと透がキャー!って言ってるのが聞こえた。あーもう!なんて思ってると降ろされた。少し前に尾白クンがいる。
「歩けた!んだけど!!」
「俺と勝負するつってたのに尻尾とするからだろ」
「特訓だよー許してよーそもそも本気バトルのタイミングないじゃん」
「チッ!さっさとぶち殺せ」
「殺さない!鬼ごっこ!」
どうやら勝己は戻るつもりはないらしく近くに立ったままだ。どうせ言っても戻らないだろうしそのままにしておく。それから尾白クンの準備が整ったらスタートだ。ちょうどいいし勝己に5分のアラームをお願いした。
「よし!じゃスタート!」
「すぐ錬金術使わせるよっ!」
それから尾白クンの猛攻が始まった。うん攻撃が大振りだから音や空気でなんとなく来そうな方向が分かる。とはいえ重心がズレてるから私もやりにくい。さっき程余裕を持っては避けれない。けど避けないと終わりだから。ここら辺で足場がなくなりそうだから尾白クンの肩を借りて飛び越えて真ん中あたりに戻る。左腕が使えなくなっても対応できるようになる練習にもあるな。後ろからくるしっぽの攻撃を避ける。始めは遠慮してたのかわからないけれど優しめだった攻撃もどんどん鋭くなっている。おかげでかすりそうになるけど腕を取っても追いつかれるなんていやだ。こっちも全力で避けていく。エドやアルとしていた組手を思い出してなんだか懐かしくなった。そして5分を告げるアラームが鳴った。最後の攻撃を避けて…………。
「ハル!!」
急に足場がなくなって勝己の叫び声が聞こえてきた。あっやらかした。左手を振って足場を……いややめだ。勢いをバク宙で殺して足を崖に引っ掛ける。痛い。目隠しを取って左手で掴める場所を探す。うんないね!仕方ないから足場を錬成してから元の場所に戻ると勝己が怖い顔していた。
「お前は!なんで!すぐに錬成しなかったんだよ!あほか!」
「いやぁ左腕も使えなかったらどうするかなって思ったんだけど……だめだったねぇ」
「てかフォーサイトやばくね!?全部避けんじゃん!」
「ハルすごすぎ!私にもその動き教えて欲しいー!」
勝己の後ろから声がかけられて目を向けるとクラス全員が集まっていた。しょーたサンやエクトプラズム先生まで。とはいえまずは尾白クンだ、と思って話しかける。先読んでの攻撃はいいね、でももっと先読めたらいいかも。それに最初遠慮がちだったのも良くない。相手がなんだろうと全力でやろ。近いと私が飛び越えたみたいに使われるかもだからしっぽのリーチ活かしてみて。とか言っているとアドバイスになるのかわからないけれど思いついたことを全部伝えきった。それからはみんなにどうだったか聞いてみてやっぱり体幹鍛えなきゃだなって思った。腕がなくなると戦いにくくなるのは困る。尾白クンも気づいてたみたいでこの特訓で続けようかって話になった。
それから尾白クンと鬼ごっこを続けた。とりあえずまだ捕まってないけど尾白クンも対応してきてどんどんギリギリになってる。これからが楽しみだなーなんて思っているとその日の特訓は終わった。しょーたサンの元に機械鎧 を受け取りにいってみんなと一緒に更衣室の戻ろうとしたら腕を掴まれた。
「勝己?どうした?」
「腕よこせや」
「……え?後でつけるから大丈夫だよ?」
「いいから」
「えぇ……あんま見られたくないんだけど……それにつけ方知らないでしょ?」
「見たから分かる、違ったらお前が教えればいいだろ。つーかそれ、1人でつけるもんじゃねぇんだろ。肩でも握ってろ」
「……握りつぶしちゃうかもよ?」
「はっ!できるもんならしてみろや」
「汗かいてるし……」
「うるせぇ!俺もだわ!」
そう言って勝己に機械鎧 を奪われた。これはもう譲ってくれないやつだ。近くに腰掛けてポーチの中からスパナを取り出す。ヒーロースーツのパーカーは脱いでシャツの袖を捲る。スパナを渡して自分の肩を見る。エドたちが身体を取り戻したがってたのも分かる。そっと肩に触れると鋼の冷たさを感じた。
「……痛むんか」
「ん?あっ違うよ大丈夫!つけてもらえる?」
「っとその前に!お前ら!帰れや!」
「そりゃ気になるでしょうよ……」
後ろから視線感じるなぁと思ったら案の定みんないたみたい。勝己がキレて手のひらを爆破させ出すとみんな名残惜しそうにしながらも逃げるように帰って行った。しょーたサンは閉めるからさっさとしろって顔したけど一応出てくれた。
「痛てぇのどのタイミングだ」
「神経繋げた瞬間だけだよ。これだけは慣れないんだよねぇ……」
「…………慣れるもんじゃねぇだろ痛みなんだしよ。おら掴まれや」
「ありがとう」
勝己の肩を掴んでそのまま顔もくっつける。目を閉じてくる痛みに準備する。いくぞって勝己の声が聞こえてすぐに痛みが走った。堪えきれない呻きが口から洩れる。その一瞬が過ぎるとあとはカチャカチャとボルトを閉める音が聞こえてくる。人にやってもらうのはいつぶりだろうなんてボーッと考える。エドのはしてあげることはあってもされたことは無かったなぁ。ウィンリィ以外にしてもらったことほとんどないや。
「おらできたぞ。動かせっか?」
勝己に声をかけられてぐるぐる腕を動かしてみる。うん、大丈夫そう!そのままその場でバク転とか激しい動きのものを試してみる。エドとは組手して試してたけど時間がない。今度お願いしようかな。
「ありがとう!ばっちり!」
「なら戻っぞ」
そしてそのまま更衣室に向かった。そういえば1人でつけるものじゃないとかよく気づいたなとか思いながら勝己の背中を追いかけた。
「フォーサイトさん、もし良かったら俺と組手しない?というかして欲しいんだけど……」
「組手?いいよ!尾白クンなんかしたいことある感じかな?」
「俺ほらメイン格闘なんだけどさ……フォーサイトさんに勝てる気がしないんだよ。それに昨日も動きが普通って言われたし……今日はエクトプラズム先生とじゃなくてフォーサイトさんとして何かヒント見つけれたらなって思ってるんだ」
「うーん……タイプが違うからなんとも言えないけどとりあえずやってみよ!それで私は尾白クンに、尾白クンは私にアドバイスし合うってのでどうかな?」
「ありがとう!なら時間決めよう!」
それから尾白クンと2分間、組手を始めた。うんエクトプラズム先生の言いたいことは分かったな。なんとなく想定できる。こう来るだろうなって、直前の動きも大きい気がするな。それで予測もできる。おかげで1つも攻撃が私に入らない。組手というより避ける練習になってるなこれは……。格闘面は正直わからない。それもしっぽあるし。私がアドバイスできるとしたら…………そこで2分を告げるアラームが鳴った。尾白クンは軽く息が上がってしまっている。
「尾白クン大丈夫?」
「びっっっっっくりするくらい当たらない!そんなに俺普通だった!?」
「えーっとね……普通かはわからないな私とタイプ違うから、でも予測ができた。体の動きから、こうくるなって分かっちゃう。だから避けれたって感じかな。だから私からのアドバイスは1つ。速く動けばいいんだよ」
「速く……?」
「新しい動きを取得するのもいいけど分かったところで避けれないくらい速く動けちゃえば強くない?って思った!だから良かったら鬼ごっこしよ!」
「…………え?」
それからついてきてなかった尾白クンに説明をした。今いる崖の上みたいな所だけで鬼ごっこをする。私は目隠しをして
「錬金術は?」
「腕外すしなしかな。凍らせたりは出来るけどなしで。捕まったら使うようにするよ」
腕を外してしょーたサンに預かってもらった。それから目隠しを…………ってああ腕ないじゃん!しょーたサンにお願いしようとすると近くにいた勝己が降りてきた。
「お前なんで腕取ってんだよ」
「尾白クンと鬼ごっこするから軽くしたくて?あっそうだこれ巻いてくれない?」
そう言って目隠しを渡すとなんだか嫌そうな顔をしたと思いきや悪い顔をして受け取ってくれた。なんだか嫌な予感がする。そのまま目隠ししてもらってお礼を伝える。さぁ自分の場所に行こうと歩き出したところで抱き上げられた。しかも片腕で。腕ないとはいえそんなに軽くないはずだ。
「勝己!?」
「はっ危ねぇだろ?連れてってやるよ」
「大丈夫!大丈夫だから!下ろそう!?ね!?」
「うるせぇ黙ってろ、ハル」
耳元で名前を呼ばれて顔が熱くなる。絶対赤くなった。なんでこういう時に呼ぶの!呼んでって言っても呼んでくれなかったくせに!抗議したいのと隠したいので勝己の首元におでこをグリグリ押し付けながらそのまま運ばれて行った。絶対後が大変なんだけどこれ。ミナと透がキャー!って言ってるのが聞こえた。あーもう!なんて思ってると降ろされた。少し前に尾白クンがいる。
「歩けた!んだけど!!」
「俺と勝負するつってたのに尻尾とするからだろ」
「特訓だよー許してよーそもそも本気バトルのタイミングないじゃん」
「チッ!さっさとぶち殺せ」
「殺さない!鬼ごっこ!」
どうやら勝己は戻るつもりはないらしく近くに立ったままだ。どうせ言っても戻らないだろうしそのままにしておく。それから尾白クンの準備が整ったらスタートだ。ちょうどいいし勝己に5分のアラームをお願いした。
「よし!じゃスタート!」
「すぐ錬金術使わせるよっ!」
それから尾白クンの猛攻が始まった。うん攻撃が大振りだから音や空気でなんとなく来そうな方向が分かる。とはいえ重心がズレてるから私もやりにくい。さっき程余裕を持っては避けれない。けど避けないと終わりだから。ここら辺で足場がなくなりそうだから尾白クンの肩を借りて飛び越えて真ん中あたりに戻る。左腕が使えなくなっても対応できるようになる練習にもあるな。後ろからくるしっぽの攻撃を避ける。始めは遠慮してたのかわからないけれど優しめだった攻撃もどんどん鋭くなっている。おかげでかすりそうになるけど腕を取っても追いつかれるなんていやだ。こっちも全力で避けていく。エドやアルとしていた組手を思い出してなんだか懐かしくなった。そして5分を告げるアラームが鳴った。最後の攻撃を避けて…………。
「ハル!!」
急に足場がなくなって勝己の叫び声が聞こえてきた。あっやらかした。左手を振って足場を……いややめだ。勢いをバク宙で殺して足を崖に引っ掛ける。痛い。目隠しを取って左手で掴める場所を探す。うんないね!仕方ないから足場を錬成してから元の場所に戻ると勝己が怖い顔していた。
「お前は!なんで!すぐに錬成しなかったんだよ!あほか!」
「いやぁ左腕も使えなかったらどうするかなって思ったんだけど……だめだったねぇ」
「てかフォーサイトやばくね!?全部避けんじゃん!」
「ハルすごすぎ!私にもその動き教えて欲しいー!」
勝己の後ろから声がかけられて目を向けるとクラス全員が集まっていた。しょーたサンやエクトプラズム先生まで。とはいえまずは尾白クンだ、と思って話しかける。先読んでの攻撃はいいね、でももっと先読めたらいいかも。それに最初遠慮がちだったのも良くない。相手がなんだろうと全力でやろ。近いと私が飛び越えたみたいに使われるかもだからしっぽのリーチ活かしてみて。とか言っているとアドバイスになるのかわからないけれど思いついたことを全部伝えきった。それからはみんなにどうだったか聞いてみてやっぱり体幹鍛えなきゃだなって思った。腕がなくなると戦いにくくなるのは困る。尾白クンも気づいてたみたいでこの特訓で続けようかって話になった。
それから尾白クンと鬼ごっこを続けた。とりあえずまだ捕まってないけど尾白クンも対応してきてどんどんギリギリになってる。これからが楽しみだなーなんて思っているとその日の特訓は終わった。しょーたサンの元に
「勝己?どうした?」
「腕よこせや」
「……え?後でつけるから大丈夫だよ?」
「いいから」
「えぇ……あんま見られたくないんだけど……それにつけ方知らないでしょ?」
「見たから分かる、違ったらお前が教えればいいだろ。つーかそれ、1人でつけるもんじゃねぇんだろ。肩でも握ってろ」
「……握りつぶしちゃうかもよ?」
「はっ!できるもんならしてみろや」
「汗かいてるし……」
「うるせぇ!俺もだわ!」
そう言って勝己に
「……痛むんか」
「ん?あっ違うよ大丈夫!つけてもらえる?」
「っとその前に!お前ら!帰れや!」
「そりゃ気になるでしょうよ……」
後ろから視線感じるなぁと思ったら案の定みんないたみたい。勝己がキレて手のひらを爆破させ出すとみんな名残惜しそうにしながらも逃げるように帰って行った。しょーたサンは閉めるからさっさとしろって顔したけど一応出てくれた。
「痛てぇのどのタイミングだ」
「神経繋げた瞬間だけだよ。これだけは慣れないんだよねぇ……」
「…………慣れるもんじゃねぇだろ痛みなんだしよ。おら掴まれや」
「ありがとう」
勝己の肩を掴んでそのまま顔もくっつける。目を閉じてくる痛みに準備する。いくぞって勝己の声が聞こえてすぐに痛みが走った。堪えきれない呻きが口から洩れる。その一瞬が過ぎるとあとはカチャカチャとボルトを閉める音が聞こえてくる。人にやってもらうのはいつぶりだろうなんてボーッと考える。エドのはしてあげることはあってもされたことは無かったなぁ。ウィンリィ以外にしてもらったことほとんどないや。
「おらできたぞ。動かせっか?」
勝己に声をかけられてぐるぐる腕を動かしてみる。うん、大丈夫そう!そのままその場でバク転とか激しい動きのものを試してみる。エドとは組手して試してたけど時間がない。今度お願いしようかな。
「ありがとう!ばっちり!」
「なら戻っぞ」
そしてそのまま更衣室に向かった。そういえば1人でつけるものじゃないとかよく気づいたなとか思いながら勝己の背中を追いかけた。