メーデー、愛してる
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そして次の日、私は朝からサポート科にお邪魔していた。右腕の修理とスペアのお願いだ。分かる範囲でパワーローダー先生に構造の説明や設計図の書き込みをする。勝己やお茶子から来たメッセージで今日みんなは必殺技作りをするらしい。楽しそう!勝己からさっさと来いやって来てたし面白そうだから早く私も行きたい。面白そうなんて言ったらしょーたサンに絞められそうだけど。
「フォーサイト。全く同じ材質はやっぱり難しいからスペアは別のものでいろいろ試させてもらってもいいか?」
「もちろんです!他のヒーローのサポートとかにも使えますかね……?」
「ああ。すごくなると思うよ。こんなにレベルの高い義手は今まで見たことがなかったからな。ほらとりあえず今までの。使えるはずだ」
「ありがとうございます!」
受け取った機械鎧 を早速とりつける。やっぱり慣れないなぁこの痛み。手がしっかり動くことを確認してからもう一度パワーローダー先生にお礼を言う。そしてそのまま体育館γ、TDLって呼ばれてるところに向かった。
「ハロルド・フォーサイトただいま戻りました!」
体育館の入口で敬礼……は間違えた。えへって頬をかきながらしょーたサンを見ると大丈夫なのかって心配されたから元気ですよーって腕をぐるぐる回した。体育館の中は渓谷みたいになっていて、みんないろんな所で個性を発動させていた。しょーたサンから簡単に説明を受けてから自分の場所に向かう。さぁ必殺技か……。それも名前とかも決めないとらしい。とりあえず目標は2つ。増やせるならもっとだって。錬金術はなぁ必殺技も何もないよなぁ……。
「やぁフォーサイト少女!来たんだね!」
「オールマイトサン!お久しぶりです!傷は良くなりましたか?」
「ああ本当にありがとう!君のおかげで私は生きている。守ってくれてありがとう」
オールマイトサンが深々と頭を下げてきた。そんな大層なことはしてない。むしろ邪魔してしまったようなものだ。勝手に呼び戻されたんだから。どうにか顔を上げてもらう。それからは必殺技になるアドバイスをくれた。体育祭での流星みたいな攻撃は必殺技になるんじゃないかと。そして名前は出来るだけ分かりやすく覚えやすいものがいい。名前なぁ……そうだな……。左手を振って体育館の水蒸気を固めていく。それからは私の周りだけに落ちるように。
「……星に願いを 」
一気に落として私の周りの地面だけがえぐれていく。やっぱこれ殺傷力高いよな。人造人間 相手ならいいけどヴィランは殺しちゃダメだからもっと殺傷力低めのも考えようかな?あとは……空間転送の錬金術だ。これが課題。早く作りたいからここでやって行こう。チョークを取り出して地面に錬成陣を描こうとしたけど地面は周りになかった。そうだったえぐったんだわ。
「セメントスせんせー!作ってもらっていいですかー?」
声をかけるとすぐに地面を作り直してくれた。よし、これで錬成陣描けるぞ。チョークを取り出して思いつくがままに描いていく。基本的な理論はできてるはずなんだ。合宿中に考えたものでできるはず。あとはトライアンドエラーを続けるだけ。地面のコンクリートを一部小さな星の形の石にする。これをどこかに、勝己の所に飛ばしたい。どんどん錬成陣を描いては錬成していく。…………あれ?なくなった!?左手を振って道を創ってから勝己の元に急ぐ!
「Katsuki!! Didn't you get a star? (勝己!!星来なかった?)」
「あ?……Nope. I Didn't find it. (……いや見てねぇ)」
ここにはないか……ならどこに?一気に聞いた方が早いなぁなんて思って右手を掲げて指パッチンする。私が出せる最大火力の火柱を作った。おかげで視線は集まった。
「Did somebody get a star!? (誰か星近くにない!?)」
「えっスター……?あっこれかな!?あったよ!ハル!」
「Made it! (やった!)」
飛んでいったのはミナの元。正直星はいらないからそのまま自分の場所に戻って成功した錬成陣以外は消していく。試してないのも念の為とっておく。それからはまず、目的の場所に飛ばすことを目標に何度もチャレンジしていた。
「え?これどうすればいいの?」
「……いらなんやないかなぁ?」
「そうだね……とりあえず置いこと。めっちゃ綺麗な星だしなんかもったいない」
そしてそのままその日の特訓は終わった。いつもだったらジムに行くけど今日は無しだ。そわそわしながらHRを聞く。それとミナが星を取ってたみたいでごめんね放置しちゃってとメッセージで謝っておいた。綺麗だから要らないなら欲しいと言われて二つ返事で了承した。HRが終わった瞬間、荷物を手に取って窓から飛び降りる。こっちの方が寮に近いからね。後ろからしょーたサンの怒声が聞こえた気がするけど後で怒られよう。手紙が読みたいんだ。急いで部屋に戻ってからすぐに椅子に座る。引き出しから手紙を出して読み始めた。
アルからの手紙は今までこんなことがあったね、大変だったけどとても楽しかったよそしてたくさんのありがとうが詰まっていた。アルらしく、優しい言葉で溢れてた。
エドからの手紙は……予想してたけどまず暗号だった。普通に読むとエドの日記みたいな旅行記、だけどほんとはたくさんの感謝が隠れてた。それに旅をははじめてどんなだとか、新しくこういう錬金術ができるんじゃないかとかそういう話も書かれてて勉強になった。
でも2人とも共通して謝罪は1回だった。巻き込んでごめんってでもありがとう助かったってオレたちの、ボクたちのヒーローでいてくれてありがとうって書かれてた。涙が止まらなかった。アルのは優しくてずっと読み返したいし、エドのは勉強になるからメモをとりたい。そのためにも飲み物でも取りに行こうと共有スペースに向かった。
ボロボロ涙を零しながら1階に向かう。エレベーターから降りてキッチンに向かう。部屋で冷やしとけばいいしどれ持っていこうかなー何入れてたっけなんて考えてたのが馬鹿だった。
「えっ!ハル!?どうしたの!?なんかあった!?」
「……ん?」
共有スペースのソファから透の声が聞こえてくる。目に涙が溜まってるからよく見えないけど誰かが近づいてきた。そのまま目線を合わせるように顔掴まれた。勝己だ。
「誰だ?」
「勝己……?あっ泣いてるからか大丈夫だよ」
「おめぇの大丈夫だよは信用なんねぇんだわ。言え」
「……心配してくれてるの?ふふっありがとう。エドとアルからの手紙読んだだけだよ。懐かしくて嬉しくて……涙止まんなくなっちゃっただけ」
「……………………本当にそんだけか?」
「もちろん!」
とびっきりの笑顔を作る。ほんとだもの。こんなに嬉しいこと言われたことなかったから。そしたら勝己も信じてくれたらしく涙を拭ってくれた。チラッとソファの方を見るとみんな心配そうにこっちを見てる。あーもうちょい考えて降りてくればよかったなんて今更後悔する。そこまで考えられてなかった。勝己の後ろでオロオロしてるみんなを見るとなんだかおかしくて笑ってしまった。
「ごめんねみんな。大丈夫だよ!親友からの手紙読んでただけなの!」
「ほんとに?大丈夫?無理してない?」
「うん!あっちょうどいいやみんな時間ある?」
しょーたサンが前に言ってたみんなに話すってのやっぱり必要かなって思った。人造人間 のこともあるし。そう思ってみんなに声をかけるといいよーってソファに集まってくれた。
「えーっと…………嘘みたいな話だけど私のこれまでを聞いてほしいの。聞いてくれる?」
空いているソファに座ると後ろに勝己が立つ。それから私が元々軍人だったこと、そして個性がないこと、故郷では敵と戦っていたこと、そんなことを話した。人体錬成や死んだことは流石に言わない。なぜ来たかは分からないことした。実際分からないしね。そんな感じでだいたい話すと女子全員が抱きついてきた。目に涙を浮かべてる子もいる。大変だったね、頑張ったんだねって声をかけられた。ほかも通りで強いわけだとかなんとか納得してる。今はみんなといれて幸せだしこれからもよろしくねって改めて言うとみんな当たり前だって言ってくれた。そして最後に人造人間 のことも。それぞれの特徴に不老なこと、そして命は無限のようで有限で、全員にウロボロスのタトゥーがあることを伝えた。
後ろの勝己を見上げると珍しく優しくて笑いかけてくれた。あぁ今日は幸せだ。このまま過ごしていけたらいいのに。
「フォーサイト。全く同じ材質はやっぱり難しいからスペアは別のものでいろいろ試させてもらってもいいか?」
「もちろんです!他のヒーローのサポートとかにも使えますかね……?」
「ああ。すごくなると思うよ。こんなにレベルの高い義手は今まで見たことがなかったからな。ほらとりあえず今までの。使えるはずだ」
「ありがとうございます!」
受け取った
「ハロルド・フォーサイトただいま戻りました!」
体育館の入口で敬礼……は間違えた。えへって頬をかきながらしょーたサンを見ると大丈夫なのかって心配されたから元気ですよーって腕をぐるぐる回した。体育館の中は渓谷みたいになっていて、みんないろんな所で個性を発動させていた。しょーたサンから簡単に説明を受けてから自分の場所に向かう。さぁ必殺技か……。それも名前とかも決めないとらしい。とりあえず目標は2つ。増やせるならもっとだって。錬金術はなぁ必殺技も何もないよなぁ……。
「やぁフォーサイト少女!来たんだね!」
「オールマイトサン!お久しぶりです!傷は良くなりましたか?」
「ああ本当にありがとう!君のおかげで私は生きている。守ってくれてありがとう」
オールマイトサンが深々と頭を下げてきた。そんな大層なことはしてない。むしろ邪魔してしまったようなものだ。勝手に呼び戻されたんだから。どうにか顔を上げてもらう。それからは必殺技になるアドバイスをくれた。体育祭での流星みたいな攻撃は必殺技になるんじゃないかと。そして名前は出来るだけ分かりやすく覚えやすいものがいい。名前なぁ……そうだな……。左手を振って体育館の水蒸気を固めていく。それからは私の周りだけに落ちるように。
「……
一気に落として私の周りの地面だけがえぐれていく。やっぱこれ殺傷力高いよな。
「セメントスせんせー!作ってもらっていいですかー?」
声をかけるとすぐに地面を作り直してくれた。よし、これで錬成陣描けるぞ。チョークを取り出して思いつくがままに描いていく。基本的な理論はできてるはずなんだ。合宿中に考えたものでできるはず。あとはトライアンドエラーを続けるだけ。地面のコンクリートを一部小さな星の形の石にする。これをどこかに、勝己の所に飛ばしたい。どんどん錬成陣を描いては錬成していく。…………あれ?なくなった!?左手を振って道を創ってから勝己の元に急ぐ!
「Katsuki!! Didn't you get a star? (勝己!!星来なかった?)」
「あ?……Nope. I Didn't find it. (……いや見てねぇ)」
ここにはないか……ならどこに?一気に聞いた方が早いなぁなんて思って右手を掲げて指パッチンする。私が出せる最大火力の火柱を作った。おかげで視線は集まった。
「Did somebody get a star!? (誰か星近くにない!?)」
「えっスター……?あっこれかな!?あったよ!ハル!」
「Made it! (やった!)」
飛んでいったのはミナの元。正直星はいらないからそのまま自分の場所に戻って成功した錬成陣以外は消していく。試してないのも念の為とっておく。それからはまず、目的の場所に飛ばすことを目標に何度もチャレンジしていた。
「え?これどうすればいいの?」
「……いらなんやないかなぁ?」
「そうだね……とりあえず置いこと。めっちゃ綺麗な星だしなんかもったいない」
そしてそのままその日の特訓は終わった。いつもだったらジムに行くけど今日は無しだ。そわそわしながらHRを聞く。それとミナが星を取ってたみたいでごめんね放置しちゃってとメッセージで謝っておいた。綺麗だから要らないなら欲しいと言われて二つ返事で了承した。HRが終わった瞬間、荷物を手に取って窓から飛び降りる。こっちの方が寮に近いからね。後ろからしょーたサンの怒声が聞こえた気がするけど後で怒られよう。手紙が読みたいんだ。急いで部屋に戻ってからすぐに椅子に座る。引き出しから手紙を出して読み始めた。
アルからの手紙は今までこんなことがあったね、大変だったけどとても楽しかったよそしてたくさんのありがとうが詰まっていた。アルらしく、優しい言葉で溢れてた。
エドからの手紙は……予想してたけどまず暗号だった。普通に読むとエドの日記みたいな旅行記、だけどほんとはたくさんの感謝が隠れてた。それに旅をははじめてどんなだとか、新しくこういう錬金術ができるんじゃないかとかそういう話も書かれてて勉強になった。
でも2人とも共通して謝罪は1回だった。巻き込んでごめんってでもありがとう助かったってオレたちの、ボクたちのヒーローでいてくれてありがとうって書かれてた。涙が止まらなかった。アルのは優しくてずっと読み返したいし、エドのは勉強になるからメモをとりたい。そのためにも飲み物でも取りに行こうと共有スペースに向かった。
ボロボロ涙を零しながら1階に向かう。エレベーターから降りてキッチンに向かう。部屋で冷やしとけばいいしどれ持っていこうかなー何入れてたっけなんて考えてたのが馬鹿だった。
「えっ!ハル!?どうしたの!?なんかあった!?」
「……ん?」
共有スペースのソファから透の声が聞こえてくる。目に涙が溜まってるからよく見えないけど誰かが近づいてきた。そのまま目線を合わせるように顔掴まれた。勝己だ。
「誰だ?」
「勝己……?あっ泣いてるからか大丈夫だよ」
「おめぇの大丈夫だよは信用なんねぇんだわ。言え」
「……心配してくれてるの?ふふっありがとう。エドとアルからの手紙読んだだけだよ。懐かしくて嬉しくて……涙止まんなくなっちゃっただけ」
「……………………本当にそんだけか?」
「もちろん!」
とびっきりの笑顔を作る。ほんとだもの。こんなに嬉しいこと言われたことなかったから。そしたら勝己も信じてくれたらしく涙を拭ってくれた。チラッとソファの方を見るとみんな心配そうにこっちを見てる。あーもうちょい考えて降りてくればよかったなんて今更後悔する。そこまで考えられてなかった。勝己の後ろでオロオロしてるみんなを見るとなんだかおかしくて笑ってしまった。
「ごめんねみんな。大丈夫だよ!親友からの手紙読んでただけなの!」
「ほんとに?大丈夫?無理してない?」
「うん!あっちょうどいいやみんな時間ある?」
しょーたサンが前に言ってたみんなに話すってのやっぱり必要かなって思った。
「えーっと…………嘘みたいな話だけど私のこれまでを聞いてほしいの。聞いてくれる?」
空いているソファに座ると後ろに勝己が立つ。それから私が元々軍人だったこと、そして個性がないこと、故郷では敵と戦っていたこと、そんなことを話した。人体錬成や死んだことは流石に言わない。なぜ来たかは分からないことした。実際分からないしね。そんな感じでだいたい話すと女子全員が抱きついてきた。目に涙を浮かべてる子もいる。大変だったね、頑張ったんだねって声をかけられた。ほかも通りで強いわけだとかなんとか納得してる。今はみんなといれて幸せだしこれからもよろしくねって改めて言うとみんな当たり前だって言ってくれた。そして最後に
後ろの勝己を見上げると珍しく優しくて笑いかけてくれた。あぁ今日は幸せだ。このまま過ごしていけたらいいのに。