メーデー、愛してる
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「っっああぁ!!!!」
右腕に感じた余りの痛みに目が覚めた。どうやら無理やり機械鎧 を繋いだらしい。左腕は動かせなくさせられている。……どこだ?座らされてる?周りを見るとすぐ側に勝己クンが。
「勝己クン!無事!?怪我してない!?」
「よく言えるねぇ。流石ヒーローってとこか?右腕動かせないくらい痛いらしいってのにお友達のことかよ。寝坊助ハロルドちゃん」
「あ?寝させたのはそっちでしょう?何の用?」
勝己クンが答えてくれる前にバーカウンターに腰掛けていた死柄木弔が返事をしてきた。他にも私と戦った青い炎の男にシルクハット、最初にでてきた2人のヴィランに黒霧とキンブリー、可愛い女の子までいる。
「やっぱりそっち側の人間じゃお前はないからな。スカウトしに来たって訳だ。あとある物の作り方を教えてもらいたくてね。そこの爆豪も勝つのは好きだろう?」
そう言ってテレビをつけるとそこには記者会見をしている先生たちの姿が。それに合わせるかのように死柄木は何故ヒーローが責められてるのか、ルールで固められた社会でいいのか、考えてもらうと語り出した。そして荼毘とかいう男に拘束を外すように言う。反応したのは青い炎の男。そいつがトゥワイスという男にそのまま命令して私と勝己クンの拘束は外された。その瞬間、勝己クンが死柄木の顔面を爆破した。テレビの中の先生たちは私たちがヴィランになるはずがないと信じてくれている。死柄木は飛んで行った手を拾って顔につけながら言葉を続けた。
「君とは分かり合えると思ってた……けとまぁいいそれよりハロルドちゃん。入ってくれよヴィラン連合
「いやだって言ったでしょう?脳みそまで手が詰まってるの?」
「……酷い言いようだ。でもそっち側、ヒーローになれるような人間じゃない事はわかってるんだろう?人の命を、家族の命を弄んだくせに」
「……っ!違う!私はただ!」
どうやって知ったのか、ただただ嫌になる。私が顔を俯かせてる間に死柄木はさも当然かのように私がレイを蘇生しようと人体錬成をした事を、その腕と眼は咎人の証だということを語った。勝己クンがいるのに。私の口から言いたかった。そんな覚悟一生決まらなかっただろうけど。それでも……聞かれたくなかった。横をちらりと見ると勝己クンの驚いた顔が。そうだよなぁ家族を錬成したなんて……。
「自分を守ってくれた兄貴を錬成しようとするなんてこれだから科学者は……頭がイカれてやがる。そんな奴はこっちかお似合いだよ」
「違う!私はただ!レイにもう一度会いたかっただけ!お父様とお母様に会いたかった!愛してるってキスしたかった!ごめんねって言いたかっただけなんだよ…………!弄んでなんて…………!」
「会わせてやろうか?」
「…………え?」
「おいクソヴィランのことなんか聞くな!」
にたにた笑みを浮かべてる死柄木が少し体をずらすとバーカウンターの後ろから小さな影が出てきた。そこには……。
「レイ……?」
「久しぶりだねハル。元気してた?」
そこには写真と変わらない。夢で会った時と変わらない姿のレイがいた。勝己クンが心配そうにおいって私に声をかけてる。ものすごく惚けた顔をしてるんだろうなぁ私。びっくりはしてる。まさかレイが目の前にいるなんて。そんな……そんなこと……。
「ふざけるな!」
目の前のレイを殴り飛ばして、機械鎧 をエドがよくしてたみたいに刃に変える。勝己クンがびっくりした顔して私とこいつを交互に見てる。ヴィラン連合のやつらも。ああレイの声が聞きたい。夢でもいい会いたい。涙が溢れる。なんでなんでこんなこんな。
「今すぐやめろ。胸糞悪いんだよエンヴィー。それか1回殺す」
「…………ヴィランとかいうやつのセリフだろそれ。というか絶対こうなるからこの姿なりたくなかったんだよ」
そういうとエンヴィーはすぐにいつも姿に戻った。何が好きでレイと同じ顔を殴らなきゃ行けないんだ。私が何したってんだよ。
「…………失敗かこれでも。仕方がない。先生、力を貸せ」
「良い、判断だよ弔」
「やっぱ黒幕いたか」
「白けんな」
勝己クンのそばに戻りどうにかこの状況を打破する方法を考える。キンブリーもエンヴィーも今すぐには対処できない。まず勝己クンを逃がして、それから無事をしょーたサンたちに知らせないと。考えろ。思いつけ。
「どーもぉ、ピザーラ神野店ですー」
ドアがノックされた瞬間、壁ごと破壊されてオールマイトサンが突撃してきた。目にも留まらぬ速さでヴィランが拘束され荼毘も気絶されられている。
「もう逃げられんぞヴィラン連合!何故って!?我々が来た!」
オールマイトサンたちが、プロヒーローが来てくれた。オールマイトサンが私と勝己クンに声をかける。怖かっただろうと。怖くはなかった……のは嘘だな。勝己クンが危ない目に合うのが怖かった。死柄木が脳無を呼び出そうとするも何も現れない。そしてグラントリノが次々にヴィランの名前をあげていく。死柄木が何かぶつぶつ言い出した。失せろ、消えろと。
「お前が!!嫌いだ!!」
そして突如脳無が現れた。どうやら黒霧の仕業ではないらしい。なんて考えていると口の中から液体が出てきた。
「なっにこれ!?」
「体が飲まっれ……」
次に目の前に広がった光景はさっきまでのバーとは全く違う倒壊した建物の中だった。視線の先には1人のマスクを被った男。その男は死柄木を慰めだした。まだ次があると。そしてすぐにオールマイトサンが飛んできた。
「衰えたね、オールマイト」
「貴様こそだいぶ無理をしてるんじゃあないか!?」
そしてオールマイトと男、オールフォーワンの戦いが始まった。その間にオールフォーワンが黒霧の個性を強制的に発動させた。
「めんっ……ドクセー」
「勝己クン!」
「わかってらぁ!」
ヴィランたちも緊急事態になって無理やりにでも私たちを連れていく気だ。2対6のこの状況、できるだけ勝己クンの負担が減るように私が狙われるように動く。そして仮面の男には触れないように……!オールマイトも私たちがいるせいで戦いにくくなっている。エンヴィーが元の姿に戻るとまた厄介だ……ん?キンブリーとエンヴィーがいない……?視線を巡らせても見当たらない。どこ行ったんだ!?
「来い!爆豪!フォーサイト!」
声が聞こえた方を向くと切島クンが。勝己クンが私の腕を掴んで首に回させた。
「つかまっとけ!」
勝己クンの首に抱きつくようにして掴まると、勝己クンが爆破で上空に上がる。そして勝己クンの手が切島クンの手を掴んだ。
「……バカかよ」
「爆豪くん!俺の合図に合わせて爆風で」
「てめェが俺に合わせろや」
「……ごめん今爆破起こせなくて」
「フォーサイトは悪くねぇよ!」
すぐさま仮面の男が追ってきたけどMt.レディのお陰でどうにか逃げ出すことが出来た。そのあと着いた街ではプロヒーローが避難誘導をしていた。……あぁダメだ勝己クンが見られない。さっきまでは必死で必死でなんとか大丈夫だったけどやっぱりダメだ。知られてしまった。何か言いたいけど何を言えって言うんだろう。あれは事実なのに。
「爆豪!フォーサイト!無事か!?」
「いいか!俺ァ助けられたわけじゃねぇ!だから無事じゃねぇわけがねぇ!!」
「……フォーサイトさん?」
「あっうん……大丈夫だよ。勝己クンもありがとう助かった」
目を合わせることなく、いつもなら手袋で見えないはずの右腕の機械鎧 に視線を落としたまま答える。目が……合わせられない。
「……おい。嘘つくんじゃねェよ」
「いや……大丈夫、大丈夫なんだよ。あれは……じじっゴホッ!」
口の中から液体が溢れる。マズイ。またあの感覚だ。あの場所に戻ってしまう。近くにいた勝己クンか私に触れようとした手は空を切った。
右腕に感じた余りの痛みに目が覚めた。どうやら無理やり
「勝己クン!無事!?怪我してない!?」
「よく言えるねぇ。流石ヒーローってとこか?右腕動かせないくらい痛いらしいってのにお友達のことかよ。寝坊助ハロルドちゃん」
「あ?寝させたのはそっちでしょう?何の用?」
勝己クンが答えてくれる前にバーカウンターに腰掛けていた死柄木弔が返事をしてきた。他にも私と戦った青い炎の男にシルクハット、最初にでてきた2人のヴィランに黒霧とキンブリー、可愛い女の子までいる。
「やっぱりそっち側の人間じゃお前はないからな。スカウトしに来たって訳だ。あとある物の作り方を教えてもらいたくてね。そこの爆豪も勝つのは好きだろう?」
そう言ってテレビをつけるとそこには記者会見をしている先生たちの姿が。それに合わせるかのように死柄木は何故ヒーローが責められてるのか、ルールで固められた社会でいいのか、考えてもらうと語り出した。そして荼毘とかいう男に拘束を外すように言う。反応したのは青い炎の男。そいつがトゥワイスという男にそのまま命令して私と勝己クンの拘束は外された。その瞬間、勝己クンが死柄木の顔面を爆破した。テレビの中の先生たちは私たちがヴィランになるはずがないと信じてくれている。死柄木は飛んで行った手を拾って顔につけながら言葉を続けた。
「君とは分かり合えると思ってた……けとまぁいいそれよりハロルドちゃん。入ってくれよヴィラン連合
「いやだって言ったでしょう?脳みそまで手が詰まってるの?」
「……酷い言いようだ。でもそっち側、ヒーローになれるような人間じゃない事はわかってるんだろう?人の命を、家族の命を弄んだくせに」
「……っ!違う!私はただ!」
どうやって知ったのか、ただただ嫌になる。私が顔を俯かせてる間に死柄木はさも当然かのように私がレイを蘇生しようと人体錬成をした事を、その腕と眼は咎人の証だということを語った。勝己クンがいるのに。私の口から言いたかった。そんな覚悟一生決まらなかっただろうけど。それでも……聞かれたくなかった。横をちらりと見ると勝己クンの驚いた顔が。そうだよなぁ家族を錬成したなんて……。
「自分を守ってくれた兄貴を錬成しようとするなんてこれだから科学者は……頭がイカれてやがる。そんな奴はこっちかお似合いだよ」
「違う!私はただ!レイにもう一度会いたかっただけ!お父様とお母様に会いたかった!愛してるってキスしたかった!ごめんねって言いたかっただけなんだよ…………!弄んでなんて…………!」
「会わせてやろうか?」
「…………え?」
「おいクソヴィランのことなんか聞くな!」
にたにた笑みを浮かべてる死柄木が少し体をずらすとバーカウンターの後ろから小さな影が出てきた。そこには……。
「レイ……?」
「久しぶりだねハル。元気してた?」
そこには写真と変わらない。夢で会った時と変わらない姿のレイがいた。勝己クンが心配そうにおいって私に声をかけてる。ものすごく惚けた顔をしてるんだろうなぁ私。びっくりはしてる。まさかレイが目の前にいるなんて。そんな……そんなこと……。
「ふざけるな!」
目の前のレイを殴り飛ばして、
「今すぐやめろ。胸糞悪いんだよエンヴィー。それか1回殺す」
「…………ヴィランとかいうやつのセリフだろそれ。というか絶対こうなるからこの姿なりたくなかったんだよ」
そういうとエンヴィーはすぐにいつも姿に戻った。何が好きでレイと同じ顔を殴らなきゃ行けないんだ。私が何したってんだよ。
「…………失敗かこれでも。仕方がない。先生、力を貸せ」
「良い、判断だよ弔」
「やっぱ黒幕いたか」
「白けんな」
勝己クンのそばに戻りどうにかこの状況を打破する方法を考える。キンブリーもエンヴィーも今すぐには対処できない。まず勝己クンを逃がして、それから無事をしょーたサンたちに知らせないと。考えろ。思いつけ。
「どーもぉ、ピザーラ神野店ですー」
ドアがノックされた瞬間、壁ごと破壊されてオールマイトサンが突撃してきた。目にも留まらぬ速さでヴィランが拘束され荼毘も気絶されられている。
「もう逃げられんぞヴィラン連合!何故って!?我々が来た!」
オールマイトサンたちが、プロヒーローが来てくれた。オールマイトサンが私と勝己クンに声をかける。怖かっただろうと。怖くはなかった……のは嘘だな。勝己クンが危ない目に合うのが怖かった。死柄木が脳無を呼び出そうとするも何も現れない。そしてグラントリノが次々にヴィランの名前をあげていく。死柄木が何かぶつぶつ言い出した。失せろ、消えろと。
「お前が!!嫌いだ!!」
そして突如脳無が現れた。どうやら黒霧の仕業ではないらしい。なんて考えていると口の中から液体が出てきた。
「なっにこれ!?」
「体が飲まっれ……」
次に目の前に広がった光景はさっきまでのバーとは全く違う倒壊した建物の中だった。視線の先には1人のマスクを被った男。その男は死柄木を慰めだした。まだ次があると。そしてすぐにオールマイトサンが飛んできた。
「衰えたね、オールマイト」
「貴様こそだいぶ無理をしてるんじゃあないか!?」
そしてオールマイトと男、オールフォーワンの戦いが始まった。その間にオールフォーワンが黒霧の個性を強制的に発動させた。
「めんっ……ドクセー」
「勝己クン!」
「わかってらぁ!」
ヴィランたちも緊急事態になって無理やりにでも私たちを連れていく気だ。2対6のこの状況、できるだけ勝己クンの負担が減るように私が狙われるように動く。そして仮面の男には触れないように……!オールマイトも私たちがいるせいで戦いにくくなっている。エンヴィーが元の姿に戻るとまた厄介だ……ん?キンブリーとエンヴィーがいない……?視線を巡らせても見当たらない。どこ行ったんだ!?
「来い!爆豪!フォーサイト!」
声が聞こえた方を向くと切島クンが。勝己クンが私の腕を掴んで首に回させた。
「つかまっとけ!」
勝己クンの首に抱きつくようにして掴まると、勝己クンが爆破で上空に上がる。そして勝己クンの手が切島クンの手を掴んだ。
「……バカかよ」
「爆豪くん!俺の合図に合わせて爆風で」
「てめェが俺に合わせろや」
「……ごめん今爆破起こせなくて」
「フォーサイトは悪くねぇよ!」
すぐさま仮面の男が追ってきたけどMt.レディのお陰でどうにか逃げ出すことが出来た。そのあと着いた街ではプロヒーローが避難誘導をしていた。……あぁダメだ勝己クンが見られない。さっきまでは必死で必死でなんとか大丈夫だったけどやっぱりダメだ。知られてしまった。何か言いたいけど何を言えって言うんだろう。あれは事実なのに。
「爆豪!フォーサイト!無事か!?」
「いいか!俺ァ助けられたわけじゃねぇ!だから無事じゃねぇわけがねぇ!!」
「……フォーサイトさん?」
「あっうん……大丈夫だよ。勝己クンもありがとう助かった」
目を合わせることなく、いつもなら手袋で見えないはずの右腕の
「……おい。嘘つくんじゃねェよ」
「いや……大丈夫、大丈夫なんだよ。あれは……じじっゴホッ!」
口の中から液体が溢れる。マズイ。またあの感覚だ。あの場所に戻ってしまう。近くにいた勝己クンか私に触れようとした手は空を切った。