メーデー、愛してる
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「鋼の錬金術師に……彗星の錬金術師だな?」
突然背後に感じた殺気に咄嗟に振り返ってエドとの間に立つ。見たことの無い男が立っていた。近くにいた衛兵が血を流して倒れている。この人……強い!エドとアルを守るように立って小声で逃げるように伝えるも一向に動く気配を感じられない。
後ろの大時計の鐘が鳴る。その時エドとアルが動き出した。逃げる背中を守るように走るがその後ろからは変わらず男が距離を縮めてくる。アルに呼ばれて路地に入ると壁を錬成してくれた。そのまま逃げようとしたけどその壁もあっさり壊された。
「っクソ!逃げるぞ!」
「早く走って!」
男に背を向け走り出した途端、路地の先が破壊されて進めなくなった。後ろにはあの男が。一気に距離を詰めてきたかと思いきやアルの鎧を破壊した。
「「アル!!!」」
エドはすぐにパイプでナイフを創って私はアルに駆け寄る。アルの身体、鎧は崩れてしまって動けそうにないし動かせそうでもない。その時エドの右腕に男が触れた。錬成光が出てたけど何も起きてない。エドがいつもの赤いマントを脱ぐと男はその右腕を凝視していた。機械鎧 だと知らなかったのだろう。嫌な予感がする。
「エド!避けて!!」
私の声は間に合わずエドの右腕は破壊されてしまった。アルが叫ぶ。エドに逃げろって。エドはアルが助かるならと逃げない。ここでエドが死ぬとかありえない。アルの元を離れて男に蹴りかかった。あの右腕がダメだ。避けろ。時間を稼げ。これだけうるさかったら誰か通報してるだろ。
「彗星の錬金術師。お前が先に死にたいか」
「んなわけないでしょーが!」
「ハル!逃げろよ!」
「ならあんたがアル連れて早く離れて!!」
その右腕が伸びてきて避けれないと悟った時、横から棘が錬成されて来た。急いで男と距離を置く。そこに居たのはアームストロング少佐だった。何故か服を脱いで語ってる。それからはリザさんもロイも来てくれて(ロイは雨だったから無能だったけど)なんとか私たちは助かった。私はただエドとアルの絆が、喧嘩してる2人が羨ましく思ってたんだ。ひねくれてたなぁ……彼らは私のことも含めて生きててよかったって言ってくれてたのに。勝手に私だけ身を引いてたんだ。
「……夢か。あれは…………キツかったなぁ私もだけどエドもアルも弱いなって痛感したもん。そしてまだ……弱い」
目を覚ますと昨日寝たみんなと同じ部屋だった。窓からは月明かりが差し込んでいる。なんとなく寝る気分になれなくて窓から外に出た。靴は履いてないから氷で足場を創って近くの木の枝に座る。空に広がる星がいつも住んでるマンションとは比べ物にならないくらい多い。……アメストリスにいるみたいだ。
「エドは……アルはウィンリィはロイはリザはハボックさんは…………みんなみんな元気かなぁ誰も死んでないといいなぁ。死んだのは私だけで充分。……ここでは死ねない強くならなきゃ」
氷の道は集中力がかかせない。最低限の足場を瞬時に作りながら別の錬成が同時にできないか試してみる。同時に別の錬成が出来ればヴィランを追いかけながら追撃ができるかもしれない。そう思いながら左手で氷の薔薇を創ってみる。これはこれで難しい。細かいからね。これと同時に氷の足場、道が創れたら他の攻撃もできるようになりそう。そう思って足場を次々に創って動き回りながら氷の薔薇を創ろうとする。難しい。
「フォーサイト」
「あれ?しょーたサン?」
「なにしてる。消灯時間過ぎてるぞ」
「えっと……目が覚めちゃって……」
「…………寝ないと明日の特訓がキツいぞ。今日よくやってたから研究していいって言っただろ。眠くて出来ませんとかふざけたこと抜かすなよ」
「そうだった!忘れてた!午前が研究で午後はしょーたサンとブラキンせんせと戦闘だっけ?それは寝ないとだなぁ……」
「……寝るにこしたことはないが無理するな。横になって目をつぶるだけでも脳は休まる」
「はーい戻りまーす。しょーたサン!おやすみ!」
「あぁおやすみ」
バレてしまっては仕方ない。変にゴネて自由時間が減るのも嫌だ。大人しく部屋に戻って布団に潜る。明日、というかもう今日は特訓が始まる。みんなの特訓はどんなのになるかな?そんなことを考えながら瞳を閉じた。
突然背後に感じた殺気に咄嗟に振り返ってエドとの間に立つ。見たことの無い男が立っていた。近くにいた衛兵が血を流して倒れている。この人……強い!エドとアルを守るように立って小声で逃げるように伝えるも一向に動く気配を感じられない。
後ろの大時計の鐘が鳴る。その時エドとアルが動き出した。逃げる背中を守るように走るがその後ろからは変わらず男が距離を縮めてくる。アルに呼ばれて路地に入ると壁を錬成してくれた。そのまま逃げようとしたけどその壁もあっさり壊された。
「っクソ!逃げるぞ!」
「早く走って!」
男に背を向け走り出した途端、路地の先が破壊されて進めなくなった。後ろにはあの男が。一気に距離を詰めてきたかと思いきやアルの鎧を破壊した。
「「アル!!!」」
エドはすぐにパイプでナイフを創って私はアルに駆け寄る。アルの身体、鎧は崩れてしまって動けそうにないし動かせそうでもない。その時エドの右腕に男が触れた。錬成光が出てたけど何も起きてない。エドがいつもの赤いマントを脱ぐと男はその右腕を凝視していた。
「エド!避けて!!」
私の声は間に合わずエドの右腕は破壊されてしまった。アルが叫ぶ。エドに逃げろって。エドはアルが助かるならと逃げない。ここでエドが死ぬとかありえない。アルの元を離れて男に蹴りかかった。あの右腕がダメだ。避けろ。時間を稼げ。これだけうるさかったら誰か通報してるだろ。
「彗星の錬金術師。お前が先に死にたいか」
「んなわけないでしょーが!」
「ハル!逃げろよ!」
「ならあんたがアル連れて早く離れて!!」
その右腕が伸びてきて避けれないと悟った時、横から棘が錬成されて来た。急いで男と距離を置く。そこに居たのはアームストロング少佐だった。何故か服を脱いで語ってる。それからはリザさんもロイも来てくれて(ロイは雨だったから無能だったけど)なんとか私たちは助かった。私はただエドとアルの絆が、喧嘩してる2人が羨ましく思ってたんだ。ひねくれてたなぁ……彼らは私のことも含めて生きててよかったって言ってくれてたのに。勝手に私だけ身を引いてたんだ。
「……夢か。あれは…………キツかったなぁ私もだけどエドもアルも弱いなって痛感したもん。そしてまだ……弱い」
目を覚ますと昨日寝たみんなと同じ部屋だった。窓からは月明かりが差し込んでいる。なんとなく寝る気分になれなくて窓から外に出た。靴は履いてないから氷で足場を創って近くの木の枝に座る。空に広がる星がいつも住んでるマンションとは比べ物にならないくらい多い。……アメストリスにいるみたいだ。
「エドは……アルはウィンリィはロイはリザはハボックさんは…………みんなみんな元気かなぁ誰も死んでないといいなぁ。死んだのは私だけで充分。……ここでは死ねない強くならなきゃ」
氷の道は集中力がかかせない。最低限の足場を瞬時に作りながら別の錬成が同時にできないか試してみる。同時に別の錬成が出来ればヴィランを追いかけながら追撃ができるかもしれない。そう思いながら左手で氷の薔薇を創ってみる。これはこれで難しい。細かいからね。これと同時に氷の足場、道が創れたら他の攻撃もできるようになりそう。そう思って足場を次々に創って動き回りながら氷の薔薇を創ろうとする。難しい。
「フォーサイト」
「あれ?しょーたサン?」
「なにしてる。消灯時間過ぎてるぞ」
「えっと……目が覚めちゃって……」
「…………寝ないと明日の特訓がキツいぞ。今日よくやってたから研究していいって言っただろ。眠くて出来ませんとかふざけたこと抜かすなよ」
「そうだった!忘れてた!午前が研究で午後はしょーたサンとブラキンせんせと戦闘だっけ?それは寝ないとだなぁ……」
「……寝るにこしたことはないが無理するな。横になって目をつぶるだけでも脳は休まる」
「はーい戻りまーす。しょーたサン!おやすみ!」
「あぁおやすみ」
バレてしまっては仕方ない。変にゴネて自由時間が減るのも嫌だ。大人しく部屋に戻って布団に潜る。明日、というかもう今日は特訓が始まる。みんなの特訓はどんなのになるかな?そんなことを考えながら瞳を閉じた。