メーデー、愛してる
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次の日、教室に入る時私は勝己クンの後ろに隠れてた。なんだか……うん気まずくて。ちなみに勝己クンには電話で体育祭の事を聞かれてた。本気じゃなかったんかって。あの時私は本気のつもりだったけどしょーたサン的には違ったんだろうってことを伝えた。それに私も昨日無意識にセーブしてたことに気づいた。だから本気での勝負を申し込んでおいた。賢者の石はどうしても使えないけど。絶対すっからなと承諾してくれて、迎えにも来てくれた。予鈴まであと少し。覚悟は決めた。しょーたサンたちにはまだ説明出来てないけど。みんなには先にしておこう。しょーたサンたちにはもっとしっかり説明したいからまた後でだ。
「みんな……ごめんね?ちょっといい?」
みんなの視線が集まる。さぁあとは説明するだけ。手が震える。それに気づいたらしい梅雨ちゃんが手を握ってくれて、響香が背中を撫でてくれた。
「無理しなくていいのよハルちゃん」
「そうだよウチら無理に聞きたいわけじゃないもん」
「ううん簡単にだけど説明したいの。だからどうして欲しいとかないから聞いて欲しい」
それから私は簡単にだけどあの日の話を始めた。みんな朝からこんな重い話を聞いてくれて申し訳なくなった。家族が殺されてからずっと1人だった訳じゃないし2年前からはしょーたサンが保護者してくれてることまで伝えた。
「だから!今まで通り接して欲しいな!私、みんなといるのとても好きなの。無理かもだけどこれからも仲良くしてほしいなぁ……」
「当たり前でしょー!!!」
「そうですわ!ハルさんは大事な友人ですわ!」
「ハルのお父さんお母さんお兄さーん!ハルすごいですよー!頑張ってますよー!それはもうすごく!」
「透ちゃんそれよくわからんことなっとるよ」
「ハルちゃんが相澤先生のこと時々名前で呼んでた理由もわかったわ」
そうして予鈴が鳴ってみんなが席につく。ちなみに約4名絶望していた。試験にクリア出来てなかった4人だ。それに瀬呂クンもなにも出来なかったからと落ち込んでいた。しょーたサンが教室に入ってきて昨日の結果を発表した。
「残念ながら赤点が出た。したがって、林間合宿は全員行きます」
「「「「どんでん返しだぁぁぁ!!」」」」
筆記の赤点は0人、実技は切島クン、上鳴クン、ミナ、砂藤クンに瀬呂クンが赤点だったみたい。そして試験内容がどういったものだったか、つまり勝ち筋は残しておくからどう動くべきだったかが課題だったようだ。そして赤点は赤点。合宿先で地獄を見るらしい。5人とも頑張れー!
「と、あとは合宿のしおりを配るから読んでおけ。それとフォーサイト。昼休み時間いいか?」
「大丈夫ですよー」
「そしたら職員室に来て欲しい。HRは以上だ」
その日の午前もいつもと変わらず過ぎていく。問題は昼休み。お昼ご飯どうしようかなぁなんて考えていた。説明は今まで通りに大丈夫。私はいつも通りだ。クラスのみんなにもできたんだしね。
そしてついに来た昼休み。深呼吸を1つ。さぁ行くぞって思ってると前から視線を感じた。
「勝己クン?どしたの?」
「……大丈夫か?」
「心配してくれるのー?相変わらず優しいねぇ」
「…………わりぃか」
「嬉しいよ。でもそれ他の子にも分けてあげたらいいのに」
「ぜってぇしねぇ」
「断言するじゃん。もったいないなぁ勝己クンかっこいいからキレなかったらもう人気凄そうなのに。まぁ大丈夫よむしろしょーたサンの方が後悔しすぎてて大変そう」
「…………はっ!間違いねぇな」
「てなわけで!行ってくる!」
教室をでて職員室に向かう。響香からメッセージで教室の勝己クンが耳を赤くして机に頭をすごいいきおいでぶつけてたと聞いた。なんで?とだけ返して足を進める。その道のりがなんだかいつもより遠く感じた。職員室の扉の前に立ってもう1つ深呼吸。よし大丈夫だ。
「しつれーしまーす」
「来たか。オールマイトさんに校長も混ざりたいと言ってるんだが…………」
「いいですよー別に。それぞれに説明より手っ取り早いですし」
そう答えてしょーたサンについていく。話す場所は校長室みたいで、ひざしクンはもうそこにいた。ひざしクンの向かいに座ってオールマイトサンたちが座ってから口を開く。
「家族殺された話でいいんですよね?」
「……そうだが本当にすまなかった。謝って済むことじゃないが。1人で暮らしていたとは知っておきながら生きているものだと勝手に思ってた俺が悪かった」
「私も知った後何もフォローできていなかった……!すまないフォーサイト少女!」
「私も説明不足だったので……変に意地になって言わなかったですし。だから今ここで伝えます。何か気になる点があったら聞いてくださいわかる範囲で答えます。保護者が知らないなんてことおかしいですもん……ね?」
それからクラスでしたよりも詳しくあの日の話をした。気づいたら息絶えていた両親、私を逃がしてくれた、腕の中で冷たくなって動かなくなったレイ。その後ロイに引き取られた話、具体的にどうしてたか、国家錬金術師として何をしていたか、護衛はどうだっか全部伝えた。…………やっぱり人体錬成の話は出来てないけど。
みんななんか聞き終わったあと呆然としていた。これが、世界が違うということ。私の世界は軍が力を持っていた。まぁその軍が問題ありだったけど。戦いは私にとっては普通。軍人だったから。戦争があれば人間兵器として出動しなきゃいけなかった。そんな世界。その事も念の為追加で説明しといた。私にとってはそれが普通でしたよって。あっでもクラスの子には軍人だったこと言ってないのでよろしくお願いしますとも。勝己クンは知ってるけど。
とそこまで説明しても呆然としていた。困ったな。沈黙がこの場を支配してる。もう全員顔が絶望みたいになってる。……校長先生はわかんないけど。
「しょーたサン、ひざしクン」
「「ん?」」
「私林間合宿に必要そうなのあんまり持ってないんだよねぇ……よかったら買いに行くの手伝って欲しいなぁ日曜日とか」
「っ!ああ!」
「もちろんだハロルド!!任せろ!」
これでチャラ、という訳ではないけど何かしたくなる気持ちもわかる。何もしてないのに許されるのは納得できないよね。だから日曜日、ぜひ手伝ってもらおう。
「あと……ハグしてほしいなぁ。オールマイトサンにも校長先生にも。私の家族よくしてくれてたの。ハグとキス。キスは日本じゃしないだろうからハグしてほしい」
そういうとひざしクンはいつも通りいきおいよく、しょーたサンはぎこちないけどしてくれた。オールマイトサンもその分厚い体でしてくれた。校長先生は私がもふもふしたって感じだけど。
「それじゃ!教室戻ります!失礼しました!」
足早に教室に戻るとみんなもう戻っていた。近くにいたお茶子に抱きついて何話してたか聞いてみる。みんなで林間合宿の買い物に行かないかって相談してたみたい。木椰区ショッピングモールに行くらしい。ハルもどう?って誘ってもらえたからすぐに行く!と混ぜてもらうことにした。明日が楽しみになった。そして明後日はしょーたサンたちと。贅沢な土日になってしまう。詳細はグループのメッセージでくれるらしくそのまま席に戻ってその日の授業を終えた。その後すぐにどうにか材料を集めて義眼の代わりをとりあえず作った。今度ちゃんと手に入れたいな。そして最近日課になってきたジムへ行って射撃と剣術の訓練をしてから帰った。
「みんな……ごめんね?ちょっといい?」
みんなの視線が集まる。さぁあとは説明するだけ。手が震える。それに気づいたらしい梅雨ちゃんが手を握ってくれて、響香が背中を撫でてくれた。
「無理しなくていいのよハルちゃん」
「そうだよウチら無理に聞きたいわけじゃないもん」
「ううん簡単にだけど説明したいの。だからどうして欲しいとかないから聞いて欲しい」
それから私は簡単にだけどあの日の話を始めた。みんな朝からこんな重い話を聞いてくれて申し訳なくなった。家族が殺されてからずっと1人だった訳じゃないし2年前からはしょーたサンが保護者してくれてることまで伝えた。
「だから!今まで通り接して欲しいな!私、みんなといるのとても好きなの。無理かもだけどこれからも仲良くしてほしいなぁ……」
「当たり前でしょー!!!」
「そうですわ!ハルさんは大事な友人ですわ!」
「ハルのお父さんお母さんお兄さーん!ハルすごいですよー!頑張ってますよー!それはもうすごく!」
「透ちゃんそれよくわからんことなっとるよ」
「ハルちゃんが相澤先生のこと時々名前で呼んでた理由もわかったわ」
そうして予鈴が鳴ってみんなが席につく。ちなみに約4名絶望していた。試験にクリア出来てなかった4人だ。それに瀬呂クンもなにも出来なかったからと落ち込んでいた。しょーたサンが教室に入ってきて昨日の結果を発表した。
「残念ながら赤点が出た。したがって、林間合宿は全員行きます」
「「「「どんでん返しだぁぁぁ!!」」」」
筆記の赤点は0人、実技は切島クン、上鳴クン、ミナ、砂藤クンに瀬呂クンが赤点だったみたい。そして試験内容がどういったものだったか、つまり勝ち筋は残しておくからどう動くべきだったかが課題だったようだ。そして赤点は赤点。合宿先で地獄を見るらしい。5人とも頑張れー!
「と、あとは合宿のしおりを配るから読んでおけ。それとフォーサイト。昼休み時間いいか?」
「大丈夫ですよー」
「そしたら職員室に来て欲しい。HRは以上だ」
その日の午前もいつもと変わらず過ぎていく。問題は昼休み。お昼ご飯どうしようかなぁなんて考えていた。説明は今まで通りに大丈夫。私はいつも通りだ。クラスのみんなにもできたんだしね。
そしてついに来た昼休み。深呼吸を1つ。さぁ行くぞって思ってると前から視線を感じた。
「勝己クン?どしたの?」
「……大丈夫か?」
「心配してくれるのー?相変わらず優しいねぇ」
「…………わりぃか」
「嬉しいよ。でもそれ他の子にも分けてあげたらいいのに」
「ぜってぇしねぇ」
「断言するじゃん。もったいないなぁ勝己クンかっこいいからキレなかったらもう人気凄そうなのに。まぁ大丈夫よむしろしょーたサンの方が後悔しすぎてて大変そう」
「…………はっ!間違いねぇな」
「てなわけで!行ってくる!」
教室をでて職員室に向かう。響香からメッセージで教室の勝己クンが耳を赤くして机に頭をすごいいきおいでぶつけてたと聞いた。なんで?とだけ返して足を進める。その道のりがなんだかいつもより遠く感じた。職員室の扉の前に立ってもう1つ深呼吸。よし大丈夫だ。
「しつれーしまーす」
「来たか。オールマイトさんに校長も混ざりたいと言ってるんだが…………」
「いいですよー別に。それぞれに説明より手っ取り早いですし」
そう答えてしょーたサンについていく。話す場所は校長室みたいで、ひざしクンはもうそこにいた。ひざしクンの向かいに座ってオールマイトサンたちが座ってから口を開く。
「家族殺された話でいいんですよね?」
「……そうだが本当にすまなかった。謝って済むことじゃないが。1人で暮らしていたとは知っておきながら生きているものだと勝手に思ってた俺が悪かった」
「私も知った後何もフォローできていなかった……!すまないフォーサイト少女!」
「私も説明不足だったので……変に意地になって言わなかったですし。だから今ここで伝えます。何か気になる点があったら聞いてくださいわかる範囲で答えます。保護者が知らないなんてことおかしいですもん……ね?」
それからクラスでしたよりも詳しくあの日の話をした。気づいたら息絶えていた両親、私を逃がしてくれた、腕の中で冷たくなって動かなくなったレイ。その後ロイに引き取られた話、具体的にどうしてたか、国家錬金術師として何をしていたか、護衛はどうだっか全部伝えた。…………やっぱり人体錬成の話は出来てないけど。
みんななんか聞き終わったあと呆然としていた。これが、世界が違うということ。私の世界は軍が力を持っていた。まぁその軍が問題ありだったけど。戦いは私にとっては普通。軍人だったから。戦争があれば人間兵器として出動しなきゃいけなかった。そんな世界。その事も念の為追加で説明しといた。私にとってはそれが普通でしたよって。あっでもクラスの子には軍人だったこと言ってないのでよろしくお願いしますとも。勝己クンは知ってるけど。
とそこまで説明しても呆然としていた。困ったな。沈黙がこの場を支配してる。もう全員顔が絶望みたいになってる。……校長先生はわかんないけど。
「しょーたサン、ひざしクン」
「「ん?」」
「私林間合宿に必要そうなのあんまり持ってないんだよねぇ……よかったら買いに行くの手伝って欲しいなぁ日曜日とか」
「っ!ああ!」
「もちろんだハロルド!!任せろ!」
これでチャラ、という訳ではないけど何かしたくなる気持ちもわかる。何もしてないのに許されるのは納得できないよね。だから日曜日、ぜひ手伝ってもらおう。
「あと……ハグしてほしいなぁ。オールマイトサンにも校長先生にも。私の家族よくしてくれてたの。ハグとキス。キスは日本じゃしないだろうからハグしてほしい」
そういうとひざしクンはいつも通りいきおいよく、しょーたサンはぎこちないけどしてくれた。オールマイトサンもその分厚い体でしてくれた。校長先生は私がもふもふしたって感じだけど。
「それじゃ!教室戻ります!失礼しました!」
足早に教室に戻るとみんなもう戻っていた。近くにいたお茶子に抱きついて何話してたか聞いてみる。みんなで林間合宿の買い物に行かないかって相談してたみたい。木椰区ショッピングモールに行くらしい。ハルもどう?って誘ってもらえたからすぐに行く!と混ぜてもらうことにした。明日が楽しみになった。そして明後日はしょーたサンたちと。贅沢な土日になってしまう。詳細はグループのメッセージでくれるらしくそのまま席に戻ってその日の授業を終えた。その後すぐにどうにか材料を集めて義眼の代わりをとりあえず作った。今度ちゃんと手に入れたいな。そして最近日課になってきたジムへ行って射撃と剣術の訓練をしてから帰った。