メーデー、愛してる
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なんとかあの後職場体験先を決めることができて、今日から遂に職場体験だ。みんな別々のところに行くのは残念だけどヒーローになる為だ頑張ろう。それに……ちょっと勝己クンのこと気になってたから離れて整理するのもいいかも。勝手に私が意識しちゃってるだけだけど。女子会の次の日勝己クンはクッキーをくれた。とても美味しかったけどいつも通り笑えてたかなぁ?っと今はそれどころじゃない。しょーたサンの話聞かないと。失礼のないように……ね。あの人の前で失礼ってまぁたぶん大丈夫だけど。
「おい」
「お?勝己クン?どした?」
「……………………」
「勝己クーン?」
固まってしまった勝己クンの顔の前で手を振ってみる。なにか言おうとしたのか口を開いてすぐに噤んで眉間にいつも以上の皺を刻んでいる。おーいと手を振っているといきなり掴まれた。
「夜………………出ろよ!!」
そう言うとすぐにずかずか行ってしまった。夜?果たし状か?後ろでミナとお茶子がキャーキャー言ってる。聞きたかったけど新幹線の時間まで余裕がない。みんなに手を振ってホームに向かった。
「あれ?常闇クン?」
「フォーサイトか。まさか同じだったとはな」
「びっくりだね!常闇クンはどこの事務所行くの?」
「俺はホークス事務所だ。フォーサイトは?」
「えっ!私も!あの人指名するんだねぇ」
「知り合いなのか?」
「ちょっと前に会ってからねー」
そう、私の職場体験先はホークス事務所。勝己クンが絞ってくれた中にも残っていたし、移動速度の強化は考えていたしなんならハロルドー来てよーってメッセージまで来てた。勝己クンは別のところを特におすすめしてたけどホークスの所で移動強化しようかなぁって言うとしぶしぶと言った顔でまぁ悪くねぇんじゃねぇのって言ってくれた。何が気に食わないか分からないけど頑張ろう。ちなみにホークスとはまだ学校に通ってない時にしょーたサンと警察に行っていろんなヒーロー達に会ってる時に会って良くしてもらってた。たくさん会ったヒーローの中でも仲良くなれた方だと思う。
常闇クンと新幹線に乗って数時間。これまであんまり話したことがなかったけどこう無理して話したりする訳じゃなく穏やかに時間が過ぎていった。というより私が新幹線初めてでずっと常闇クンに速いねぇ何でこんなに速いんだろうねって言いながら構造を調べだしたところで遠い目をしていたけど。仕方ないじゃない気になるんだもの。
そんなこんなで着いた博多。初めて来た場所に目を輝かせてしまう。そこに赤い翼をもったヒーローが飛び降りてきた。
「ハロルドー!!来てくれたんやねー!」
「ホークス!お久しぶりです?」
「まさか来てくれるとは思わんかったとよ!やっぱメッセージしてよかったわー。とりあえず2人とも事務所行こうか」
そのままホークスに続いて事務所に向かった。まさか迎えに来てくれるとは私も常闇クンも思ってなくてびっくりしたけど。事務所に向かうまでの道もホークスはいろんな人に話しかけられていてその人気ぶりを改めて感じた。そしてその剛翼で私たちが気づく前に人々を助けてしまっている。流石「速すぎる男」と呼ばれるだけはある。行くまでの道で常闇クンには会ったことがある程度じゃないだろってツッコまれた。
「というわけでここが俺の事務所。えーっと改めて2人の名前を聞きたい。あっヒーロー名ね」
「俺は常闇踏陰。ヒーロー名はツクヨミ」
「改めてハロルド・フォーサイト!ヒーロー名はシリウス!」
「ツクヨミにシリウスちゃんね。んじゃパパっとやってもらうことを説明するよ」
これからの職場体験でやることは……ホークスと一緒にパトロールをすること。警察への引き継ぎとかはサイドキックがしてくれるらしい。速すぎる男についてパトロールとか……難易度高いけど頑張りがいがある!私の今の目標は早く動くこと。ホークスから奪える技術は奪わないと!
それから早速ホークスについて行きながら職場体験が始まった。やっぱり速すぎる男の名は伊達じゃなかった。なんとかついていくことに専念する。
「シリウスちゃんとツクヨミはさーなんで俺のところ来たの?」
「はぁっはぁっえ?来て欲しいって言ってきたじゃないですか。それに……もっと早く動きたくて。この手が間に合わないなんてもう嫌だから」
「シリウス……そんなに考えていたんだな……俺はNO.3から指名来たからだ」
「ふむふむ。とは言っても俺、育成する気ないんだけどね!少しヒントはあげれるかもだけど。とりあえず頑張ってついてきな!」
そしてやっぱりホークスに追いつくとこも、ましてやかすることもできなかった。全く歯が立たない。常闇クンより少し早く走れてたけど……まだまだだなぁ。なんて少し落ち込みながらホテルに向かう。職場体験の間はこのに泊まるらしい。久しぶりのホテル生活だ。なんとなく懐かしく感じる。取ってもらっていた部屋に入ってソファに倒れ込む。…………分かってるよ。プロヒーローに既に追いつけるなら私だってきっともうプロヒーローだ。でももっと早く動きたい。私が遅いせいで助からないなんて嫌だ。今日疲れた本当に。でも明日はもっと頑張って追いつかないと。寝落ちてしまう前にヒーロースーツを脱いでシャワーを浴びる。少し目が覚めたところで買っておいたご飯を食べる。そこでベッドに放り投げていたスマホが光っていることに気づいた。勝己クンからの着信があったみたい。そういえばなんか言ってたな?折り返そうとしたその時、またかかってきた。
「Hello?勝己クン?」
「最初から出ろや」
「シャワー浴びてたんだよ。それよりどうしたの?」
「言っただろうが!……んでどうだったんだNo.3ヒーローは」
「速かったよ……追いつけないくらい。背中が見えなくなりそうだった。ってごめん!勝己クンはどうだった?」
「くっとこ間違えたわ!クソ!」
「うわぁ耳痛い……でも学ぶことはあるでしょ。プロヒーローだもの」
「チッ!っとそうだ。お前氷で空中移動してんだろ?」
「えっうんそうだけど……」
「それ……滑れねぇのか?」
「えっ……?滑る?」
「滑った方がはえぇだろ。走るより」
「……そうかも!やったことないや!今すぐ試したい!!」
「やめろや!何時だとおもってやがる!」
「分かってるよぉキレないでよぉ」
「アホなこと言うからだろ!」
「ごめんて!でもほんとにありがとう!流石勝己クン!今度絶対お礼させてね!ほんとに……勝己クンのお世話になりっぱなしだ」
その後も話し続けていつの間にか落ち込んでたのもなくなってた。そればかりか解決の糸口も見つけてしまった。なんで電話してくれたかは結局分かんないけど。気づいたら朝になっていて、けっきょ寝落ちてしまってたみたい。電話は勝己クンが切ってくれていた。
そして早速次の日から私は錬成した氷の上を滑れるように試行錯誤しながら過ごした。常闇クンもなにか夜のお散歩で掴めたみたいで初日とはお互い比べ物にならなくなっていた。
職場体験後にみんながどんなに成長してるか楽しみだ。グループにあがった位置情報が気になったけど。あれはなんだったんだろう?
「おい」
「お?勝己クン?どした?」
「……………………」
「勝己クーン?」
固まってしまった勝己クンの顔の前で手を振ってみる。なにか言おうとしたのか口を開いてすぐに噤んで眉間にいつも以上の皺を刻んでいる。おーいと手を振っているといきなり掴まれた。
「夜………………出ろよ!!」
そう言うとすぐにずかずか行ってしまった。夜?果たし状か?後ろでミナとお茶子がキャーキャー言ってる。聞きたかったけど新幹線の時間まで余裕がない。みんなに手を振ってホームに向かった。
「あれ?常闇クン?」
「フォーサイトか。まさか同じだったとはな」
「びっくりだね!常闇クンはどこの事務所行くの?」
「俺はホークス事務所だ。フォーサイトは?」
「えっ!私も!あの人指名するんだねぇ」
「知り合いなのか?」
「ちょっと前に会ってからねー」
そう、私の職場体験先はホークス事務所。勝己クンが絞ってくれた中にも残っていたし、移動速度の強化は考えていたしなんならハロルドー来てよーってメッセージまで来てた。勝己クンは別のところを特におすすめしてたけどホークスの所で移動強化しようかなぁって言うとしぶしぶと言った顔でまぁ悪くねぇんじゃねぇのって言ってくれた。何が気に食わないか分からないけど頑張ろう。ちなみにホークスとはまだ学校に通ってない時にしょーたサンと警察に行っていろんなヒーロー達に会ってる時に会って良くしてもらってた。たくさん会ったヒーローの中でも仲良くなれた方だと思う。
常闇クンと新幹線に乗って数時間。これまであんまり話したことがなかったけどこう無理して話したりする訳じゃなく穏やかに時間が過ぎていった。というより私が新幹線初めてでずっと常闇クンに速いねぇ何でこんなに速いんだろうねって言いながら構造を調べだしたところで遠い目をしていたけど。仕方ないじゃない気になるんだもの。
そんなこんなで着いた博多。初めて来た場所に目を輝かせてしまう。そこに赤い翼をもったヒーローが飛び降りてきた。
「ハロルドー!!来てくれたんやねー!」
「ホークス!お久しぶりです?」
「まさか来てくれるとは思わんかったとよ!やっぱメッセージしてよかったわー。とりあえず2人とも事務所行こうか」
そのままホークスに続いて事務所に向かった。まさか迎えに来てくれるとは私も常闇クンも思ってなくてびっくりしたけど。事務所に向かうまでの道もホークスはいろんな人に話しかけられていてその人気ぶりを改めて感じた。そしてその剛翼で私たちが気づく前に人々を助けてしまっている。流石「速すぎる男」と呼ばれるだけはある。行くまでの道で常闇クンには会ったことがある程度じゃないだろってツッコまれた。
「というわけでここが俺の事務所。えーっと改めて2人の名前を聞きたい。あっヒーロー名ね」
「俺は常闇踏陰。ヒーロー名はツクヨミ」
「改めてハロルド・フォーサイト!ヒーロー名はシリウス!」
「ツクヨミにシリウスちゃんね。んじゃパパっとやってもらうことを説明するよ」
これからの職場体験でやることは……ホークスと一緒にパトロールをすること。警察への引き継ぎとかはサイドキックがしてくれるらしい。速すぎる男についてパトロールとか……難易度高いけど頑張りがいがある!私の今の目標は早く動くこと。ホークスから奪える技術は奪わないと!
それから早速ホークスについて行きながら職場体験が始まった。やっぱり速すぎる男の名は伊達じゃなかった。なんとかついていくことに専念する。
「シリウスちゃんとツクヨミはさーなんで俺のところ来たの?」
「はぁっはぁっえ?来て欲しいって言ってきたじゃないですか。それに……もっと早く動きたくて。この手が間に合わないなんてもう嫌だから」
「シリウス……そんなに考えていたんだな……俺はNO.3から指名来たからだ」
「ふむふむ。とは言っても俺、育成する気ないんだけどね!少しヒントはあげれるかもだけど。とりあえず頑張ってついてきな!」
そしてやっぱりホークスに追いつくとこも、ましてやかすることもできなかった。全く歯が立たない。常闇クンより少し早く走れてたけど……まだまだだなぁ。なんて少し落ち込みながらホテルに向かう。職場体験の間はこのに泊まるらしい。久しぶりのホテル生活だ。なんとなく懐かしく感じる。取ってもらっていた部屋に入ってソファに倒れ込む。…………分かってるよ。プロヒーローに既に追いつけるなら私だってきっともうプロヒーローだ。でももっと早く動きたい。私が遅いせいで助からないなんて嫌だ。今日疲れた本当に。でも明日はもっと頑張って追いつかないと。寝落ちてしまう前にヒーロースーツを脱いでシャワーを浴びる。少し目が覚めたところで買っておいたご飯を食べる。そこでベッドに放り投げていたスマホが光っていることに気づいた。勝己クンからの着信があったみたい。そういえばなんか言ってたな?折り返そうとしたその時、またかかってきた。
「Hello?勝己クン?」
「最初から出ろや」
「シャワー浴びてたんだよ。それよりどうしたの?」
「言っただろうが!……んでどうだったんだNo.3ヒーローは」
「速かったよ……追いつけないくらい。背中が見えなくなりそうだった。ってごめん!勝己クンはどうだった?」
「くっとこ間違えたわ!クソ!」
「うわぁ耳痛い……でも学ぶことはあるでしょ。プロヒーローだもの」
「チッ!っとそうだ。お前氷で空中移動してんだろ?」
「えっうんそうだけど……」
「それ……滑れねぇのか?」
「えっ……?滑る?」
「滑った方がはえぇだろ。走るより」
「……そうかも!やったことないや!今すぐ試したい!!」
「やめろや!何時だとおもってやがる!」
「分かってるよぉキレないでよぉ」
「アホなこと言うからだろ!」
「ごめんて!でもほんとにありがとう!流石勝己クン!今度絶対お礼させてね!ほんとに……勝己クンのお世話になりっぱなしだ」
その後も話し続けていつの間にか落ち込んでたのもなくなってた。そればかりか解決の糸口も見つけてしまった。なんで電話してくれたかは結局分かんないけど。気づいたら朝になっていて、けっきょ寝落ちてしまってたみたい。電話は勝己クンが切ってくれていた。
そして早速次の日から私は錬成した氷の上を滑れるように試行錯誤しながら過ごした。常闇クンもなにか夜のお散歩で掴めたみたいで初日とはお互い比べ物にならなくなっていた。
職場体験後にみんながどんなに成長してるか楽しみだ。グループにあがった位置情報が気になったけど。あれはなんだったんだろう?