メーデー、愛してる
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素敵な夢を見た。あまりにも私に都合のいい夢を。でも本当だった気もする。あのキスもバグも暖かかった。目をゆっくり覚ますと見慣れない天井が。下の階から声が聞こえてくる。あ……そうだった。ここ勝己クンの家だ。泣き疲れて寝るとか子どもみたい。ベッドに運んでくれたんだな。軽く服とベッドを整えて下に降りると急いでリビングに人が勝己クンがいた。急いで勝己クンに駆け寄って謝る。
「ごめん勝己クン!!寝ちゃって!!運んでくれたんだよね?ごめん重いのに!ありがとう!」
「うるっせぇ!一気に言うなや!んで離れろ!!」
「あなたもう大丈夫?泣いてたから心配したのよ。勝己に聞いても答えてくれないし」
「えっとあ……はじめまして!ハロルド・フォーサイトと言います!勝己クンのクラスメイトです!泣いてたのは大丈夫です。止め方わかんなくなっちゃってただけなので……すみません勝手に来て寝ちゃって」
「いいのよ!どうせ勝己が無理やり連れてきたんでしょそれより話が聞きたいわ!こっちおいで!」
そう言って通されたリビングのソファに座ってたくさん話した。彼女の名前は爆豪光己サン。勝己クンのお母様だ。あとからお父様の勝サンも来て3人で話していた。学校はどうだとか、一人暮らしで不便はないかとか私の心配もしてくれた。ある程度話していると美味しそうな匂いがしてくる。ふと後ろを見るとダイニングの上にオムライスが並んでた。4つも。勝己クンがカトラリーとか運んでるのを見て私も手伝おうと一言断ってからソファを離れる。
「勝己クン手伝うよ。なにかある?」
「グラス並べとけ。そこにあっから」
「はーい!勝己クンて兄弟いたんだねぇ初めて知ったよ」
「は?いねぇよ」
「ん?4つあるよ?」
「それね!ハロルドちゃんにだってさ!作ってやるって」
「うるせぇクソババア!何言ってやがる!」
「クソババアって言わないって何回言ったら分かんの!このバカ!」
と何故か喧嘩が始まっていた。呆然と眺めていると勝サンが教えてくれた。私がオムライス好きって言ってたから勝己クンが作ってたんだと。聞かずに決めて申し訳ないけどもし良かったら食べて欲しいって。優しいなぁ……あんな訳の分からない話を聞かせたのに。
「勝己クン!ありがとう!!」
笑顔でそう伝えると、おうとだけ答えてくれた。そのままみんなで席について一緒に食べさせてもらった。家族みたいだ。レイ達とももっとこうやって食卓囲みたかったなぁ……。こんなに賑やかじゃなかったけど楽しかった。
「おい……大丈夫か」
「え?なにが?」
勝己クンに聞かれてよく分からないでいると、勝己クンは自分の頬を指さした。触ってみると……あぁ泣いてたんだ。涙腺壊れたのかなぁ……。すぐ泣いちゃう。
「ごめん……こんな風に家族みたいにご飯食べるの久しぶりで……」
涙をふいて笑いかけた。エドたちと食べる時も楽しかったけどそれとは違う。両親がいるっていうのがかな?それで涙が出ちゃったんだと思う。勝己クンの両親が少しびっくりした顔をした。勝己クン話してないんだな。だから簡単に家族がいなくて一人暮らしをしてる事を伝えておいた。
その後も楽しく会話に混ぜて貰いながらご飯を食べた。お礼にならないけど食器は洗って今は帰る準備していた。バックとか勝己クンの部屋に取りに行って戻ってきたら勝己クンも靴を履いてた。
「勝己クン?おでかけ?」
「ちげェわアホ帰り方分かんのかお前」
「…………案内お願いします」
今日は勝己クンに迷惑かけてばっかりだ。玄関で光己サンと勝サンにお礼を言うとまたいつでもおいでって言ってくれた。すごく嬉しかった。そうして勝己クンの横を歩きながら帰路についた。
「おい」
「ん?なーに?」
「スマホよこせ」
そう言われてスマホを取り出して何するの?と聞くとそのまま奪われた。そして勝手にいじられる。ロックくらいかけとけよとかなんとかブツブツ言ってると思ったら返された。
「それ、俺の連絡先。どうせお前のこと誰も知らねェんだろ。聞いてやらんこともねェ」
「……優しいね勝己クン。私何返せばいいかわかんないよ」
「…………下心あっからな。モブ共とは別だ」
「下心?」
「……なんでもねェ気にすんな」
そう言った勝己クンは私の頭を雑に撫でた。下心でもなんでもいいや。今の私はものすごく助かってる。それにキレてない勝己クンは優しいから好きだ。キレてても別に良いけど緑谷クンにキレてるのは……なんか違う気がするんだよね。あれは嫌だ。けど何も知らない私は止められない。
その後思ったより近かったのもあって家に着くとすぐに勝己クンは帰っていった。今日はいろいろあって疲れた。シャワーを浴びてベッドに倒れ込む。勝己クンの家でも寝ちゃったけど眠いや。明日また考えよう。
次の日はいつもより遅めに起きてしょーたサンに昨日わかったことを報告しようとした。仕事行ってたからメッセージ入れただけだけど。それからお買い物な気分はなくなっていたから筋トレやジョギングをしたりして、錬金術の研究をしてた。
生きてるのに死んでるって不思議だなぁ。ホーエンハイムさんの感じだと死ぬ時はわかる……のかな?しょーたサンが帰ってきてからは簡単に分かったことだけ、ホーエンハイムさんに教えてもらったことだけを伝えた。ひざしクンも一緒に来てて話を聞いてくれた。まだよく分からないやって笑うと上手く笑えてなかったのか頭を撫でられた。ひざしクンには抱きつかれた。でもヒーローになりたいのは変わってないよっていうこともちゃんと伝えてからその日は解散した。
さてすぐに切り替えとはいかないけどまだ生きてる。ここでは生きてるから……ヒーローになるんだ。
「ごめん勝己クン!!寝ちゃって!!運んでくれたんだよね?ごめん重いのに!ありがとう!」
「うるっせぇ!一気に言うなや!んで離れろ!!」
「あなたもう大丈夫?泣いてたから心配したのよ。勝己に聞いても答えてくれないし」
「えっとあ……はじめまして!ハロルド・フォーサイトと言います!勝己クンのクラスメイトです!泣いてたのは大丈夫です。止め方わかんなくなっちゃってただけなので……すみません勝手に来て寝ちゃって」
「いいのよ!どうせ勝己が無理やり連れてきたんでしょそれより話が聞きたいわ!こっちおいで!」
そう言って通されたリビングのソファに座ってたくさん話した。彼女の名前は爆豪光己サン。勝己クンのお母様だ。あとからお父様の勝サンも来て3人で話していた。学校はどうだとか、一人暮らしで不便はないかとか私の心配もしてくれた。ある程度話していると美味しそうな匂いがしてくる。ふと後ろを見るとダイニングの上にオムライスが並んでた。4つも。勝己クンがカトラリーとか運んでるのを見て私も手伝おうと一言断ってからソファを離れる。
「勝己クン手伝うよ。なにかある?」
「グラス並べとけ。そこにあっから」
「はーい!勝己クンて兄弟いたんだねぇ初めて知ったよ」
「は?いねぇよ」
「ん?4つあるよ?」
「それね!ハロルドちゃんにだってさ!作ってやるって」
「うるせぇクソババア!何言ってやがる!」
「クソババアって言わないって何回言ったら分かんの!このバカ!」
と何故か喧嘩が始まっていた。呆然と眺めていると勝サンが教えてくれた。私がオムライス好きって言ってたから勝己クンが作ってたんだと。聞かずに決めて申し訳ないけどもし良かったら食べて欲しいって。優しいなぁ……あんな訳の分からない話を聞かせたのに。
「勝己クン!ありがとう!!」
笑顔でそう伝えると、おうとだけ答えてくれた。そのままみんなで席について一緒に食べさせてもらった。家族みたいだ。レイ達とももっとこうやって食卓囲みたかったなぁ……。こんなに賑やかじゃなかったけど楽しかった。
「おい……大丈夫か」
「え?なにが?」
勝己クンに聞かれてよく分からないでいると、勝己クンは自分の頬を指さした。触ってみると……あぁ泣いてたんだ。涙腺壊れたのかなぁ……。すぐ泣いちゃう。
「ごめん……こんな風に家族みたいにご飯食べるの久しぶりで……」
涙をふいて笑いかけた。エドたちと食べる時も楽しかったけどそれとは違う。両親がいるっていうのがかな?それで涙が出ちゃったんだと思う。勝己クンの両親が少しびっくりした顔をした。勝己クン話してないんだな。だから簡単に家族がいなくて一人暮らしをしてる事を伝えておいた。
その後も楽しく会話に混ぜて貰いながらご飯を食べた。お礼にならないけど食器は洗って今は帰る準備していた。バックとか勝己クンの部屋に取りに行って戻ってきたら勝己クンも靴を履いてた。
「勝己クン?おでかけ?」
「ちげェわアホ帰り方分かんのかお前」
「…………案内お願いします」
今日は勝己クンに迷惑かけてばっかりだ。玄関で光己サンと勝サンにお礼を言うとまたいつでもおいでって言ってくれた。すごく嬉しかった。そうして勝己クンの横を歩きながら帰路についた。
「おい」
「ん?なーに?」
「スマホよこせ」
そう言われてスマホを取り出して何するの?と聞くとそのまま奪われた。そして勝手にいじられる。ロックくらいかけとけよとかなんとかブツブツ言ってると思ったら返された。
「それ、俺の連絡先。どうせお前のこと誰も知らねェんだろ。聞いてやらんこともねェ」
「……優しいね勝己クン。私何返せばいいかわかんないよ」
「…………下心あっからな。モブ共とは別だ」
「下心?」
「……なんでもねェ気にすんな」
そう言った勝己クンは私の頭を雑に撫でた。下心でもなんでもいいや。今の私はものすごく助かってる。それにキレてない勝己クンは優しいから好きだ。キレてても別に良いけど緑谷クンにキレてるのは……なんか違う気がするんだよね。あれは嫌だ。けど何も知らない私は止められない。
その後思ったより近かったのもあって家に着くとすぐに勝己クンは帰っていった。今日はいろいろあって疲れた。シャワーを浴びてベッドに倒れ込む。勝己クンの家でも寝ちゃったけど眠いや。明日また考えよう。
次の日はいつもより遅めに起きてしょーたサンに昨日わかったことを報告しようとした。仕事行ってたからメッセージ入れただけだけど。それからお買い物な気分はなくなっていたから筋トレやジョギングをしたりして、錬金術の研究をしてた。
生きてるのに死んでるって不思議だなぁ。ホーエンハイムさんの感じだと死ぬ時はわかる……のかな?しょーたサンが帰ってきてからは簡単に分かったことだけ、ホーエンハイムさんに教えてもらったことだけを伝えた。ひざしクンも一緒に来てて話を聞いてくれた。まだよく分からないやって笑うと上手く笑えてなかったのか頭を撫でられた。ひざしクンには抱きつかれた。でもヒーローになりたいのは変わってないよっていうこともちゃんと伝えてからその日は解散した。
さてすぐに切り替えとはいかないけどまだ生きてる。ここでは生きてるから……ヒーローになるんだ。