メーデー、愛してる
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ソファで寝落ちてしまったから朝から急いでシャワーを入ってから学校に向かった。ドアを開けると一斉にみんなが集まった。
「ハルちゃん!!昨日は大丈夫やったん?もう大丈夫なん??」
「とても心配だったのよ。1人で幹部のヴィランと戦っていたと聞いたわ」
みんなこぞって心配してくれる。いい子たちだなぁ。心配なんてしなくていいのに。
「大丈夫だよーありがとう!あーでも腕が気になる?のかな?」
そういうとみんなお互い顔を見合わせながらこちらをチラッと見てくる。
「気にはなってるわ。でもハルちゃんが言いたくないなら聞かないわ」
「無理して聞こうなんて思ってないからウチら!」
「ははっありがとう。優しいね。右腕はね小さい時に持ってかれちゃったんだ。それからずっと……10年くらい?この義手、機械鎧 なんだ。えっと詳しいことはまた今度……でいいかな?」
「もちろん!痛くない?大丈夫?」
「痛みとか腕は感じないから大丈夫だよ!」
「みんなー!HRが始まる!フォーサイトくんのことが気になるのも分かるが席につけー!」
そう眼鏡クンが言うとみんなまだ聞きたそうだったけど大人しく席についた。私も席につく。すると勝己クンが小声で話しかけてきた。
「大丈夫なんか」
「なにが?あっ怪我ならもう平気だよ。リカバリーガール様々だよ」
「それもだけどちげェ。ヴィランが言ってた方だわ」
勝己クンはあそこで私の家族が殺されたことを知ってしまった。緑谷クンや切島クン、氷の子もいたけど勝己クンは1番近かったから私の顔が青ざめていたのに気づいたんだろう。不安にさせないように精一杯笑顔を作る。
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
「心配なんざしてねェよ!」
「爆豪くん!静かに!」
「だまれ眼鏡!」
いつも通りのやりとりにくすくす笑ってしまう。すると扉が開いて包帯でぐるぐるのしょーたサンが現れた。HRの内容は雄英体育祭についてだった。その体育祭とやらは日本のビッグイベントの1つらしい。全国のヒーローたちがスカウト目的で見ている。名のあるヒーローにスカウトされるとこで知名度もあがる。ヒーローを志すならが見逃せないイベントというわけだ。
「それと…………フォーサイト」
「はい、なんですか?」
「応急処置、やってくれたみたいだな一昨日。ありがとうおかげで酷くならずに済んだと聞いた。それじゃあHRは終わりだ」
そういうとしょーたサンはそそくさと出ていってしまった。えーお礼とかレアなのでは???
そんなこんなで時間は過ぎお昼休みには、クラス全体が体育祭の話を聞いて盛り上がっていた。みんな憧れの舞台に立てると気合が入っている。テレビで全国中継もされるらしい。すごい。私は……まだどんなヒーローになりたいとか分かってない。私の大事な人達を守れたらそれでいいなんて思っている。そしてそのためにもアメストリスに帰らなきゃいけない。……もしかしたら錬金術を見て私やキンブリーみたいに来てしまった人に会えるかもしれないのかな?その人も帰り方を探しているなら協力出来るかもしれない。そう考えると少しやる気が出てきた。
「レイ……私頑張ってるよ。生きてる」
放課後になってお茶子が教室から出ようとすると多くの生徒が教室前に集まっていた。何事だこれは。
「敵情視察だろ、ザコ。意味ねェからどけ、モブ共」
「誰にでも喧嘩売らないと死ぬのかな?」
勝己クンがそんなことを言い放つと紫色の髪の男の子が1人、前に出てきた。彼の話によると普通科や他の科の生徒の中にはヒーロー科に落ちたから入った人もいるらしい。体育祭の成績によってはヒーロー科への転入もできるとも。そしてそれは逆もまた然り。ヒーロー科の人間が他の科に行く可能性だってあるようだ。
「調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」
すごいなぁ。真正面から宣言って勇気いるよねなんて眺めてたら目が合った。お?知り合いだったっけ?その後にはお隣のB組の生徒も本番で恥ずかしいことになると言ってきた。煽りに煽った勝己クンが先に帰ろうとすると切島クンに止められてた。ヘイトが集まりまくりだと。
「上に上がりゃ関係ねえ。そう思わねェか?特待生さんもよぉ」
「……まぁ正直言うならここで時間潰す暇あるなら訓練でもなんでもしてた方が有意義かなって私は思うよ。Time is money、時は金なりだよ」
そう私が答えると満足したのか勝己クンは帰っていった。集まっていた生徒たちもバラバラと帰っていく。さぁて私も帰ろうかと思ったけど、煽ってしまったからには体育祭で結果を出さないと。はいえ、私はそもそもどんな物か知らない時点で同じスタートラインに立ててない。そこで職員室に向かうことにした。
「失礼しまーす。相澤せんせいますかー?」
「イェア!ハロルドじゃないか!イレイザーはもうすぐ戻ってくるから待ってな!!」
「あっひざしクン……じゃなかったマイクせんせ。お久しぶり……です?」
ひざしクンに連れられて職員室の隅にある席に座る。そういえば職員室初めて来たな。
「ヘイガール!それでどうしたんだい!?」
「あー体育祭があるって聞いて……みんな知ってるみたいだけど私は何も知らないからこう過去の情報とかあったら知りたいなって思って…………」
「なにしてんだマイク。っとフォーサイトもいたのか。どうした?」
思ってたよりも早くしょーたサンが戻ってきたからなにか体育祭についてないか聞いてみた。するとビデオが残っているらしいから貸してくれると。
「えっ持って帰っていいんですか?」
「全国放送されてるやつだからな。構わない」
「ありがとうございます!!」
その後早速借りられるだけ借りて家に帰った。どうせ見続けるから先にお風呂やらご飯は済ませておく。あとはソファに座ってノートを片手にビデオを再生し始めた。
情報は武器だからな。集められるだけ集めよう。そして自主トレも増やさないと。帰った時に弱くなったなんて言われないように。
「ハルちゃん!!昨日は大丈夫やったん?もう大丈夫なん??」
「とても心配だったのよ。1人で幹部のヴィランと戦っていたと聞いたわ」
みんなこぞって心配してくれる。いい子たちだなぁ。心配なんてしなくていいのに。
「大丈夫だよーありがとう!あーでも腕が気になる?のかな?」
そういうとみんなお互い顔を見合わせながらこちらをチラッと見てくる。
「気にはなってるわ。でもハルちゃんが言いたくないなら聞かないわ」
「無理して聞こうなんて思ってないからウチら!」
「ははっありがとう。優しいね。右腕はね小さい時に持ってかれちゃったんだ。それからずっと……10年くらい?この義手、
「もちろん!痛くない?大丈夫?」
「痛みとか腕は感じないから大丈夫だよ!」
「みんなー!HRが始まる!フォーサイトくんのことが気になるのも分かるが席につけー!」
そう眼鏡クンが言うとみんなまだ聞きたそうだったけど大人しく席についた。私も席につく。すると勝己クンが小声で話しかけてきた。
「大丈夫なんか」
「なにが?あっ怪我ならもう平気だよ。リカバリーガール様々だよ」
「それもだけどちげェ。ヴィランが言ってた方だわ」
勝己クンはあそこで私の家族が殺されたことを知ってしまった。緑谷クンや切島クン、氷の子もいたけど勝己クンは1番近かったから私の顔が青ざめていたのに気づいたんだろう。不安にさせないように精一杯笑顔を作る。
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
「心配なんざしてねェよ!」
「爆豪くん!静かに!」
「だまれ眼鏡!」
いつも通りのやりとりにくすくす笑ってしまう。すると扉が開いて包帯でぐるぐるのしょーたサンが現れた。HRの内容は雄英体育祭についてだった。その体育祭とやらは日本のビッグイベントの1つらしい。全国のヒーローたちがスカウト目的で見ている。名のあるヒーローにスカウトされるとこで知名度もあがる。ヒーローを志すならが見逃せないイベントというわけだ。
「それと…………フォーサイト」
「はい、なんですか?」
「応急処置、やってくれたみたいだな一昨日。ありがとうおかげで酷くならずに済んだと聞いた。それじゃあHRは終わりだ」
そういうとしょーたサンはそそくさと出ていってしまった。えーお礼とかレアなのでは???
そんなこんなで時間は過ぎお昼休みには、クラス全体が体育祭の話を聞いて盛り上がっていた。みんな憧れの舞台に立てると気合が入っている。テレビで全国中継もされるらしい。すごい。私は……まだどんなヒーローになりたいとか分かってない。私の大事な人達を守れたらそれでいいなんて思っている。そしてそのためにもアメストリスに帰らなきゃいけない。……もしかしたら錬金術を見て私やキンブリーみたいに来てしまった人に会えるかもしれないのかな?その人も帰り方を探しているなら協力出来るかもしれない。そう考えると少しやる気が出てきた。
「レイ……私頑張ってるよ。生きてる」
放課後になってお茶子が教室から出ようとすると多くの生徒が教室前に集まっていた。何事だこれは。
「敵情視察だろ、ザコ。意味ねェからどけ、モブ共」
「誰にでも喧嘩売らないと死ぬのかな?」
勝己クンがそんなことを言い放つと紫色の髪の男の子が1人、前に出てきた。彼の話によると普通科や他の科の生徒の中にはヒーロー科に落ちたから入った人もいるらしい。体育祭の成績によってはヒーロー科への転入もできるとも。そしてそれは逆もまた然り。ヒーロー科の人間が他の科に行く可能性だってあるようだ。
「調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」
すごいなぁ。真正面から宣言って勇気いるよねなんて眺めてたら目が合った。お?知り合いだったっけ?その後にはお隣のB組の生徒も本番で恥ずかしいことになると言ってきた。煽りに煽った勝己クンが先に帰ろうとすると切島クンに止められてた。ヘイトが集まりまくりだと。
「上に上がりゃ関係ねえ。そう思わねェか?特待生さんもよぉ」
「……まぁ正直言うならここで時間潰す暇あるなら訓練でもなんでもしてた方が有意義かなって私は思うよ。Time is money、時は金なりだよ」
そう私が答えると満足したのか勝己クンは帰っていった。集まっていた生徒たちもバラバラと帰っていく。さぁて私も帰ろうかと思ったけど、煽ってしまったからには体育祭で結果を出さないと。はいえ、私はそもそもどんな物か知らない時点で同じスタートラインに立ててない。そこで職員室に向かうことにした。
「失礼しまーす。相澤せんせいますかー?」
「イェア!ハロルドじゃないか!イレイザーはもうすぐ戻ってくるから待ってな!!」
「あっひざしクン……じゃなかったマイクせんせ。お久しぶり……です?」
ひざしクンに連れられて職員室の隅にある席に座る。そういえば職員室初めて来たな。
「ヘイガール!それでどうしたんだい!?」
「あー体育祭があるって聞いて……みんな知ってるみたいだけど私は何も知らないからこう過去の情報とかあったら知りたいなって思って…………」
「なにしてんだマイク。っとフォーサイトもいたのか。どうした?」
思ってたよりも早くしょーたサンが戻ってきたからなにか体育祭についてないか聞いてみた。するとビデオが残っているらしいから貸してくれると。
「えっ持って帰っていいんですか?」
「全国放送されてるやつだからな。構わない」
「ありがとうございます!!」
その後早速借りられるだけ借りて家に帰った。どうせ見続けるから先にお風呂やらご飯は済ませておく。あとはソファに座ってノートを片手にビデオを再生し始めた。
情報は武器だからな。集められるだけ集めよう。そして自主トレも増やさないと。帰った時に弱くなったなんて言われないように。