「ある日その手を離された」
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……そろそろ潮時だ。組織のために獲得した協力者を順次解放する手筈を整えておけ」
激務の合間を縫って現れた上司がそう言い出したのは想定内のことだった。組織の壊滅のために獲得した協力者は複数存在する。壊滅時に彼らが巻き込まれないためにも解放し、しばらくは公安で保護するのが筋であり、公安警察としてすべきことだろう。保護に使えそうな場所や人員をピックアップしておかなくてはならない。
渡されたリストには協力者番号と彼らの現在の情報が書かれている。その一番上に書かれた番号と情報に目を通した瞬間、風見の目が見開かれた。
「……え?降谷さん、この人は……」
「……今夜二三一一を解放する。いいな、風見」
何故、という風見の問いに答えはなかった。
激務の合間を縫って現れた上司がそう言い出したのは想定内のことだった。組織の壊滅のために獲得した協力者は複数存在する。壊滅時に彼らが巻き込まれないためにも解放し、しばらくは公安で保護するのが筋であり、公安警察としてすべきことだろう。保護に使えそうな場所や人員をピックアップしておかなくてはならない。
渡されたリストには協力者番号と彼らの現在の情報が書かれている。その一番上に書かれた番号と情報に目を通した瞬間、風見の目が見開かれた。
「……え?降谷さん、この人は……」
「……今夜二三一一を解放する。いいな、風見」
何故、という風見の問いに答えはなかった。
