りぼゆめ
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幸せってなんですかって聞くと知らないと返すのは隣に座る先輩。なんだなんだ、友達に聞けばメロンパン食べてる時だとか商店街の福引きでティッシュ以外のものが当たっただとか、ポンポン出てくる幸せがこの先輩には無いのだろうか。首をかしげると睨まれた。世間には幸せについて本気だして考えてみたっていう歌だってあるのに(情報元は友達ね)彼は、そう彼には幸せが無いと言うのだ!(いや、言ってないけどさ)
「ほら、例えばあれ‥人をぼこってる時とか」
「じゃあそれでいいよ」
「良くな‥ってか先輩そのうち捕まりますよ」
「僕がそんなヘマすると?」
「いいえとんでもない(でもそう意味じゃない!)」
「ていうかなんで隣にいるの、君」
はいそれは先輩の隣に居るのがわたしの幸せだからですよ‥なんて言えるわけが無い、だってそれじゃあこここ告白じゃないかそれって、ていうかなに自分の頭の中でツッコミ入れてるのなんか先輩が変なものを見る目で見てるよどうしよう!(ああもう、この際言っちゃえー!)
「それはですね先輩のとな「そうだ、バームクーヘンの話はどうなったの」
「‥へ?」
「だって君、バームクーヘンの食べ方を聞きに来たんでしょ」
‥ああそうだ、元はと言えばお昼休みのグリコ対決(じゃんけんで勝つと階段を上れるってやつ)で負けた罰ゲームであの雲雀先輩にバームクーヘンの食べ方を聞きに来たんだ。ちくしょうあいつ等め先輩がわたしの好きな人だからって面白がりよって‥先輩も先輩で人がやる気になった所で水を差す真似を‥!
「ちなみにバームクーヘンは一枚ずつ剥がして食べるよ」
「先輩一緒です!」
(さっきの発言撤回します先輩素敵!)
指から溢れる夢も、全部
「でもココア味しか食べないけど」
「何処までも一緒じゃないですか!運命ですね!」
「そうかもね」
「きゅーん!(なにこれもしかして脈アリ!?)」
(些細な事で幸せになるわたしの単純な頭を誉め讃えよう!)
070826