りぼゆめ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
例えば君を雨として、僕を海と例えよう。雨は海が蒸発して空気中に上がり、雫となってまた元の場所へと還って行く。雨となって舞い降りる君を海が、つまり僕が受け止める。そう、それは運命共同体の有るべき生態連鎖なのだ。
らしくもなく考えた君と僕理論は案外かっこよくまとまった気がしたから、急いで君への受話器を取ったのにプルルプルル、機械音が行く手を阻む。もしもしボス、どうしたの?機械音に舌打ちする俺に不意打ち。どうしたもこうしたも、凄い事を発見したんだよ!ねえなまえ聞いてくれる?うん良いよ、受話器越しでなまえが笑った(気がした)
「すごい、ロマンチック!」
「こんな事を考えてたら明日の会議なんてどうでも良くなっちゃったよ」
「あはは!駄目だよボス、獄寺さんに怒られるよ?」
「なんだよ、獄寺くんだけじゃなくなまえも最近厳しくなった気がするけど」
「それはボスがサボったりするからですー!」
きっと受話器の向こうには百面相で伝わらないのにジェスチャーなんかしちゃってるなまえが居るんだろうな、考えただけで俺の顔は意識と別の表情をしてしまう。こんなだからリボーンにからかわれるんだ、判っていても世間一般で使われるニヤけた顔になるのはやっぱりなまえが可愛いからなんだろうな。
ああ駄目だ!これから用事があるって言うのに電話を切る事が出来ない俺が居た
耳元で奏でる愛も、口先でつむぐ恋も、
(失礼します10代目‥って全然用意してないじゃないっすか!?)(煩いな獄寺くん、今取り込んでるんだけど)(またなまえの所へ電話でしょう?駄目っすよ仕事の邪魔しちゃあ) ピッ (あっちょ、勝手に切るなよ!)
070719
1/10ページ