うらはらきすけ
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わかっている。わかってはいますとも。
だけど、流石に我慢の限界なんです
「おや、大胆ですこと」
「……っ、余裕ですね」
「何のことでしょ……?」
「いつまでも、子供だと思わないでください」
2人きりの部屋。
静かな空間。
喜助さんは本を読んで、私は、その姿を見つめる
お付き合いしてだいぶ経つ。
初めてのキスは、喜助さんとだった。
ダメ元で告白して、オッケー貰って
その時に、“実感がない”と言ったのだ。
(じゃぁ、これでどうッスか?)
そう意味ありげに笑った喜助さんが
攫うようにキスをしたのだ。
それが、一応最初で………
その次がない。
キス自体も、行為というのもその次に進めない
外で2人で出かけることもないから、手をつないで歩くということもない。
(本当に、付き合えてる……?これ)
だけど、喜助さんと二人でいる時間は
ゆっくりしていて、和やかで、かけがえのないもの
背中合わせで本を読んでいる時間も
とっても幸せなのに。
もっと、喜助さんに触りたい。
ぴったりくっつきたい。
「凛、」
「今日は、負けません…!」
「顔を赤くして、何と戦ってるんスか」
「自分、と!」
くっつきたい、触りたい、感じたい。
3つの欲望が、合体して私の心臓を高鳴らせる。
本を読んていた喜助さんの前に立ちはだかって
そのまま、押し倒した。
私の視界には、いつもどおりの喜助さんと
畳の目が少しだけ見える。
「あ、の!」
「はい」
「私は、喜助さんが好きで……す」
「ありがとうます」
「それで、いて、その、………」
「はい、」
「もっと、くっつきたくて、あの……」
「凛……」
「くっつきたい、し……触りたいの」
それから、と言いかけた時には
天地がひっくり返って。
視界には喜助さんの顔に、端の方には畳の目
「凛、いいんだな?」
「あ、れ……?いつの間に…」
「凛は、ボクのことを“余裕”と言いました」 「はい、だって、2人でいてもいつも通りだし」
「その時、ボクなんて答えたか覚えていまする?」
“余裕ですね”
“なんと事でしょ…?”
「余裕なんかないよ」
「えっ?」
いつもより低い声で囁かれた
ゾワリ、射抜くような視線が向けられて
鳥肌がたつ。
顔5近くに降りてくる
「ボクは大人でないとならないと思ったから」
一つ言うたびに重なる口唇
「凛より、ずっと大人だ」
「それでいて、ずるい」
「凛が好きだと言ってくれていたボクを
壊さないようにしていた」
「そうでもしないと、ナニをするかわからない」
「それくらい、余裕ないさ」
熱っぽい吐息。
キスの合間に落ちる自分の吐息が、
どんどん熱を増していくのも実感している
「凛に嫌われないようにしていたのに」
獲物を捕らえるような視線は
キスだけじゃ、収まらない熱を孕んでいる
「喜助、さん」
「……なに?」
「もっと、近づきたい」
「……凛って人は……」
初めてしれたその視線。
私だって、それなりに覚悟は持ってる
生半可じゃない、
「一つお願いが、あって……」
「待て、以外ならなんなりと」
ぐっと、腹筋に力を入れて起き上がり
ちゅ、と子供じみたキスをした
「優しく、してくだ、さい」
初めて、なので。
果たしてこの声は聞こえたのか
喜助さんのキスで食べられてしまったような
あとは、そっと目を閉じて。
キスを、指を、吐息を感じて。
だけど、流石に我慢の限界なんです
「おや、大胆ですこと」
「……っ、余裕ですね」
「何のことでしょ……?」
「いつまでも、子供だと思わないでください」
2人きりの部屋。
静かな空間。
喜助さんは本を読んで、私は、その姿を見つめる
お付き合いしてだいぶ経つ。
初めてのキスは、喜助さんとだった。
ダメ元で告白して、オッケー貰って
その時に、“実感がない”と言ったのだ。
(じゃぁ、これでどうッスか?)
そう意味ありげに笑った喜助さんが
攫うようにキスをしたのだ。
それが、一応最初で………
その次がない。
キス自体も、行為というのもその次に進めない
外で2人で出かけることもないから、手をつないで歩くということもない。
(本当に、付き合えてる……?これ)
だけど、喜助さんと二人でいる時間は
ゆっくりしていて、和やかで、かけがえのないもの
背中合わせで本を読んでいる時間も
とっても幸せなのに。
もっと、喜助さんに触りたい。
ぴったりくっつきたい。
「凛、」
「今日は、負けません…!」
「顔を赤くして、何と戦ってるんスか」
「自分、と!」
くっつきたい、触りたい、感じたい。
3つの欲望が、合体して私の心臓を高鳴らせる。
本を読んていた喜助さんの前に立ちはだかって
そのまま、押し倒した。
私の視界には、いつもどおりの喜助さんと
畳の目が少しだけ見える。
「あ、の!」
「はい」
「私は、喜助さんが好きで……す」
「ありがとうます」
「それで、いて、その、………」
「はい、」
「もっと、くっつきたくて、あの……」
「凛……」
「くっつきたい、し……触りたいの」
それから、と言いかけた時には
天地がひっくり返って。
視界には喜助さんの顔に、端の方には畳の目
「凛、いいんだな?」
「あ、れ……?いつの間に…」
「凛は、ボクのことを“余裕”と言いました」 「はい、だって、2人でいてもいつも通りだし」
「その時、ボクなんて答えたか覚えていまする?」
“余裕ですね”
“なんと事でしょ…?”
「余裕なんかないよ」
「えっ?」
いつもより低い声で囁かれた
ゾワリ、射抜くような視線が向けられて
鳥肌がたつ。
顔5近くに降りてくる
「ボクは大人でないとならないと思ったから」
一つ言うたびに重なる口唇
「凛より、ずっと大人だ」
「それでいて、ずるい」
「凛が好きだと言ってくれていたボクを
壊さないようにしていた」
「そうでもしないと、ナニをするかわからない」
「それくらい、余裕ないさ」
熱っぽい吐息。
キスの合間に落ちる自分の吐息が、
どんどん熱を増していくのも実感している
「凛に嫌われないようにしていたのに」
獲物を捕らえるような視線は
キスだけじゃ、収まらない熱を孕んでいる
「喜助、さん」
「……なに?」
「もっと、近づきたい」
「……凛って人は……」
初めてしれたその視線。
私だって、それなりに覚悟は持ってる
生半可じゃない、
「一つお願いが、あって……」
「待て、以外ならなんなりと」
ぐっと、腹筋に力を入れて起き上がり
ちゅ、と子供じみたキスをした
「優しく、してくだ、さい」
初めて、なので。
果たしてこの声は聞こえたのか
喜助さんのキスで食べられてしまったような
あとは、そっと目を閉じて。
キスを、指を、吐息を感じて。