うらはらきすけ
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「浦原さん?」
スーパーでかいものをしていると
不意に声をかけられたのだ。
「これはこれは、黒崎サン。お買い物ですか?」
「あぁ、浦原さんもか」
「えぇ、お店なんかさっさと閉じてしまいまして
今日はお客さんが見えるのでね」
「そーかよ。ずいぶん買い込んでいるな」
「ええ、来たら離れがたいので買い物なんかしている暇ないんスよ。」
お客さん。
僕が愛してやまない人。
「へー、浦原さんがそんなに惚れ込んでるなんて
なんか、珍しいな」
「ボクには勿体ない人です。でも、誰にも渡すつもりも無い人ですからね」
黒崎サンは困った顔を浮かべていたけど
別に気にはしない。
本心デス。
「そうかよ」
「あら、どんな人なんだー?とかのご質問受けようかと思っていたんですケド」
「いや、いいよ。早く帰りたいんだろ?」
「……そりゃぁ、もう!」
ちらちらと、スーパーにある時計を見てしまっていたようだ。高校生に気を遣わせるなんて、
「じゃぁ、失礼するッス」
「あぁ」
その他必要なものをザザッと買い込んで
適当に袋に詰める
急がないと、お出迎えができないではないか
「あ、おかえりなさい」
「……っ、これはこれは」
人間の姿で、急ぐにしてもことはしれていて
カラン、コロンと下駄を鳴らして向かうは浦原商店
その前に、シャツワンピースを着ている女性が1人
ボクをみて、“おかえり”と言った
「ただいま、凛。もう着いていたんだね」
「うん、仕事テキパキこなしてきたから」
「さすがっス」
何も言わずにそばに来て、持っているスーパーの袋をひとつ持ってくれた
「明日はテッサイにも頼んで、二人きりです」
「喜助さんのえっち」
「まだ何も言っていませんよ」
「二人ってなったら、すぐそういうことするじゃないですか」
店に入り、住居につながる前に
「仕方がないでしょう。自由に行き来できるとはいえ、凛は一番隊に所属していてなかなか会えないじゃないか」
「そんなことないよ、会いに来て?」
言葉をかわしつつ、合間にキスを
いつも腰掛けている畳のところに荷物を置いて
何度もキスを交わしていく。
暗くなった駄菓子屋スペースに、熱っぽい吐息が落ちる
「凛、もう帰らなくていいのでは?」
「グラっと来ちゃうお誘い」
「このまま、ボクと一緒にいてくださいよ」
昔はこんなに縋り付いていなかった。
あの時、凛を残して現世にきた。
後悔はしなかった。
こんな不自由しか無い生活、凛に過ごしてほしくない。
だけど、凛に会えなかったこの100年以上
会いたくてたまらなかった
「……なんて、言うのは簡単です。すみません、困らせましたね」
「喜助さん」
「……夕食にしましょう!テッサイたちも待ってます。今日はすき焼きですよ〜」
よいしょ、っと
下駄を脱いで、部屋に進もうとする
「喜助さん!」
「なんでしょ」
「もし、現世に永住するってなったら…」
「……え?」
「そしたら、ちゃんと責任取ってくれますよ、ね?」
この100年以上で、凛は
ずっと護廷十三隊にいた。
もう古株、と呼ばれてもおかしくはない。
隊長、などにはならず凛は緩やかに過ごしていた
(だって、偉くなりすぎると自由に現世に行けないから)
とかいうんだ。
「てーんちょー!!はらっへたぁ!!!」
「ジン太くん、声、大きいよ…」
「さっきから帰ってきてんのに、おっせーんだよ!」
「これこれジン太殿、久しぶりの再会ですから
もう少しお待ちくだされ」
襖越しに声がする
「ジン太くんが待ってるね、行こう?喜助さん」
「え、ぇ……」
「こっちに住むとなると、握菱さんはともかく
ジン太くんと雨ちゃんと仲良くして認めてもらわなきゃだもんね?」
「まぁ、えぇ……」
「だったら、嫌われちゃうから行きましょう」
今行くねー、と襖の方に声を掛ける
「凛」
「夜景がきれいな場所でが、こちらでは定番と聞きましたよ。そのお誘いもお待ちしてますね?」
伊達に長く生きていない。
次に会うときまでに、
夜景の綺麗なホテルのレストラン。
最上階で2人でディナーをして
あぁ、その時までに
女性が、憧れるっていうブランドで
指輪の用意をしないと。
あぁ、凛が今ここにいるのに
次に会うための用意をしないと。
1秒でも、一刻でも早く。
この場所につなぎとめておかないと。
スーパーでかいものをしていると
不意に声をかけられたのだ。
「これはこれは、黒崎サン。お買い物ですか?」
「あぁ、浦原さんもか」
「えぇ、お店なんかさっさと閉じてしまいまして
今日はお客さんが見えるのでね」
「そーかよ。ずいぶん買い込んでいるな」
「ええ、来たら離れがたいので買い物なんかしている暇ないんスよ。」
お客さん。
僕が愛してやまない人。
「へー、浦原さんがそんなに惚れ込んでるなんて
なんか、珍しいな」
「ボクには勿体ない人です。でも、誰にも渡すつもりも無い人ですからね」
黒崎サンは困った顔を浮かべていたけど
別に気にはしない。
本心デス。
「そうかよ」
「あら、どんな人なんだー?とかのご質問受けようかと思っていたんですケド」
「いや、いいよ。早く帰りたいんだろ?」
「……そりゃぁ、もう!」
ちらちらと、スーパーにある時計を見てしまっていたようだ。高校生に気を遣わせるなんて、
「じゃぁ、失礼するッス」
「あぁ」
その他必要なものをザザッと買い込んで
適当に袋に詰める
急がないと、お出迎えができないではないか
「あ、おかえりなさい」
「……っ、これはこれは」
人間の姿で、急ぐにしてもことはしれていて
カラン、コロンと下駄を鳴らして向かうは浦原商店
その前に、シャツワンピースを着ている女性が1人
ボクをみて、“おかえり”と言った
「ただいま、凛。もう着いていたんだね」
「うん、仕事テキパキこなしてきたから」
「さすがっス」
何も言わずにそばに来て、持っているスーパーの袋をひとつ持ってくれた
「明日はテッサイにも頼んで、二人きりです」
「喜助さんのえっち」
「まだ何も言っていませんよ」
「二人ってなったら、すぐそういうことするじゃないですか」
店に入り、住居につながる前に
「仕方がないでしょう。自由に行き来できるとはいえ、凛は一番隊に所属していてなかなか会えないじゃないか」
「そんなことないよ、会いに来て?」
言葉をかわしつつ、合間にキスを
いつも腰掛けている畳のところに荷物を置いて
何度もキスを交わしていく。
暗くなった駄菓子屋スペースに、熱っぽい吐息が落ちる
「凛、もう帰らなくていいのでは?」
「グラっと来ちゃうお誘い」
「このまま、ボクと一緒にいてくださいよ」
昔はこんなに縋り付いていなかった。
あの時、凛を残して現世にきた。
後悔はしなかった。
こんな不自由しか無い生活、凛に過ごしてほしくない。
だけど、凛に会えなかったこの100年以上
会いたくてたまらなかった
「……なんて、言うのは簡単です。すみません、困らせましたね」
「喜助さん」
「……夕食にしましょう!テッサイたちも待ってます。今日はすき焼きですよ〜」
よいしょ、っと
下駄を脱いで、部屋に進もうとする
「喜助さん!」
「なんでしょ」
「もし、現世に永住するってなったら…」
「……え?」
「そしたら、ちゃんと責任取ってくれますよ、ね?」
この100年以上で、凛は
ずっと護廷十三隊にいた。
もう古株、と呼ばれてもおかしくはない。
隊長、などにはならず凛は緩やかに過ごしていた
(だって、偉くなりすぎると自由に現世に行けないから)
とかいうんだ。
「てーんちょー!!はらっへたぁ!!!」
「ジン太くん、声、大きいよ…」
「さっきから帰ってきてんのに、おっせーんだよ!」
「これこれジン太殿、久しぶりの再会ですから
もう少しお待ちくだされ」
襖越しに声がする
「ジン太くんが待ってるね、行こう?喜助さん」
「え、ぇ……」
「こっちに住むとなると、握菱さんはともかく
ジン太くんと雨ちゃんと仲良くして認めてもらわなきゃだもんね?」
「まぁ、えぇ……」
「だったら、嫌われちゃうから行きましょう」
今行くねー、と襖の方に声を掛ける
「凛」
「夜景がきれいな場所でが、こちらでは定番と聞きましたよ。そのお誘いもお待ちしてますね?」
伊達に長く生きていない。
次に会うときまでに、
夜景の綺麗なホテルのレストラン。
最上階で2人でディナーをして
あぁ、その時までに
女性が、憧れるっていうブランドで
指輪の用意をしないと。
あぁ、凛が今ここにいるのに
次に会うための用意をしないと。
1秒でも、一刻でも早く。
この場所につなぎとめておかないと。