うらはらきすけ
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最初は黒崎くんのことが気になってて
転校生の朽木さんと一緒に行動しているのに
我ながらちょっっっとだけ嫉妬してる
恋する乙女なわけで。
難だったら、織姫とは自他ともに認めるのライバルとか言い合っていたりする、恋する乙女なわけです。
そんな学校帰り、黒崎くんがいつもと違う帰り道に進んでいるので、後ろを付けている。
わけではなく!
少し遠回りをして、家に帰ろうとしているのだ
そこに現れたのは、いつから合ったかは
正直わからない古びたお店
【浦原商店】とかかれた、駄菓子屋さん…てきな
(黒崎くんは、駄菓子が好きなのかな?)
寂れていて、なんだか入りづらくて
入り口からこっそり覗き込んでも、店内は真っ暗
足を踏み入れるのも正直億劫である
「そんなに怯えなくても、取って食ったりはしませんよん♪」
「ひゃっ!」
「これは失礼しました。アタシはコチラの店主の浦原ッス。何かお探しのものありました?」
「いえ、あーっと……」
独特なバケットハット(と言っていいのか)の下から覗く射抜くような視線
「都こんぶと、マシュマロの中にチョコレート入ってるお菓子を探しております」
「マシュマロはともかく、都こんぶはなかなか渋いところつきますねぇ。ございますよん♪」
どっこいせ、と下駄を履き注文したお菓子の場所へ案内してくれる。
「わっ、懐かしい〜!都こんぶ!大好きなんですよ、私!」
「それはそれは、」
「最近はコンビニにもなくなっててスーパーにも見当たらなくて、え、めっちゃうれしいです!」
当初の目的【黒崎くん】はさっぱり抜け落ち
久しぶりに、出会えた都こんぶ
思ったよりも近い店主の浦原さんに、ドキリときた
「すみません、近くに顔がありすぎ、ました」
「いえいえ♪こちらこそ失礼しました」
ほのかに香ったタバコの香り
「あの、また来てもいいですか…?」
「もちろん。今度はお菓子を目的にいらしてください。小鳥遊凛サン」
「……え?」
「またのお越しをお待ちしております」
お店を出て、手元にある都こんぶの箱を開けて
口に放り込む。
名前、言ったっけ…?
あれ、わたし………
「こちらの世界には来てはいけないよ、」
「相変わらず過保護じゃのぉ?」
「何とでも言ってください」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おっはよー!凛ちゃん!」
「おはよ、織姫ちゃん。そういえば、昨日黒崎くん
いつもと違う方向に帰っていってたね」
「え!そうなの?どこ行っているんだろ〜?」
「えっと、どこだっけ……?」
昨日、学校から帰ってから家に到着するまでの間の記憶が曖昧なのだ。
手元にはチョコレートの入ったマシュマロと、食べかけの都こんぶ
「おやぁ?いらっしゃいませ」
「あの、ヤングドーナツとヤンヤンつけボーありますか?」
「もちろん!ご用意しておりますよん」
ごめん、織姫ちゃん。
私、ライバルから降りちゃうかもしれない
わたし、好きな人またできちゃったかも
「わー!ねるねるねるね!これ、小さいときには
親に毒だからやめなさいっ!って怒られたんだよなぁ……」
「あらぁ、そんなご家庭だったんですね?」
「買ってみようかなぁ……上手にできるかな…?」
「よかったらやっていきます?」
小上がりに腰掛けていた浦原さんは立ち上がって
ペットボトルのお水を持ってきた
「凛サンが子供の頃にできなかったこと、
アタシと一緒にやりましょうね」
「やりたい!」
「良いお返事だ、」
あの日以来、私はことあるごとに
浦原商店に通っていた。
時には宿題をさせてほしいとか、テスト勉強の場所として浦原商店の小上がりにある小さな机で
日が暮れるまで勉強をした。
「そういえば、浦原さん」
「なんですか?」
「ここに、黒崎くんって来ていないですか?」
「黒崎サン?はて?」
「オレンジ色の髪をしてる、同級生なんですけど」
「いらしてないですねぇ、そんな方がいるんですね〜。凛サンと高校生活を過ごす男だなんて嫉妬しちゃいそうです」
「共学なので男の子もいますよ」
浦原さんが私に興味持ってくれたのなら
私のこと少しでも気にしてくれたのなら、いいなって
どんどん、欲深くなってしまう
「さて、凛サン。そろそろ日が暮れてしまいますよ。早く帰ったほうがいい」
「え?まだ17時ですよ?」
「まだ、とかじゃなくて。ほら、準備」
散らかしたわけじゃないけど、机の下にある
プリントと教科書をまとめて、かばんの中に入れる
帰ったほうがいい、と
事あるたびに言われることに疑問を抱きつつ
まぁ、集中力も切れたしと帰っていたのだ
「お気をつけて」
「お邪魔しました、」
いつも帰る時には、肩をぽんぽんと叩いてくれる
「夜一さん、あとは頼みますね」
「まったく、面倒な男じゃ」
「突き放したいんですけどねぇ、離れがたくって」
ねぇ浦原さん
私のこと、どう思っていますか?
今度、冗談交じりで言ってみようかな
年上の人が好きなデス、って
転校生の朽木さんと一緒に行動しているのに
我ながらちょっっっとだけ嫉妬してる
恋する乙女なわけで。
難だったら、織姫とは自他ともに認めるのライバルとか言い合っていたりする、恋する乙女なわけです。
そんな学校帰り、黒崎くんがいつもと違う帰り道に進んでいるので、後ろを付けている。
わけではなく!
少し遠回りをして、家に帰ろうとしているのだ
そこに現れたのは、いつから合ったかは
正直わからない古びたお店
【浦原商店】とかかれた、駄菓子屋さん…てきな
(黒崎くんは、駄菓子が好きなのかな?)
寂れていて、なんだか入りづらくて
入り口からこっそり覗き込んでも、店内は真っ暗
足を踏み入れるのも正直億劫である
「そんなに怯えなくても、取って食ったりはしませんよん♪」
「ひゃっ!」
「これは失礼しました。アタシはコチラの店主の浦原ッス。何かお探しのものありました?」
「いえ、あーっと……」
独特なバケットハット(と言っていいのか)の下から覗く射抜くような視線
「都こんぶと、マシュマロの中にチョコレート入ってるお菓子を探しております」
「マシュマロはともかく、都こんぶはなかなか渋いところつきますねぇ。ございますよん♪」
どっこいせ、と下駄を履き注文したお菓子の場所へ案内してくれる。
「わっ、懐かしい〜!都こんぶ!大好きなんですよ、私!」
「それはそれは、」
「最近はコンビニにもなくなっててスーパーにも見当たらなくて、え、めっちゃうれしいです!」
当初の目的【黒崎くん】はさっぱり抜け落ち
久しぶりに、出会えた都こんぶ
思ったよりも近い店主の浦原さんに、ドキリときた
「すみません、近くに顔がありすぎ、ました」
「いえいえ♪こちらこそ失礼しました」
ほのかに香ったタバコの香り
「あの、また来てもいいですか…?」
「もちろん。今度はお菓子を目的にいらしてください。小鳥遊凛サン」
「……え?」
「またのお越しをお待ちしております」
お店を出て、手元にある都こんぶの箱を開けて
口に放り込む。
名前、言ったっけ…?
あれ、わたし………
「こちらの世界には来てはいけないよ、」
「相変わらず過保護じゃのぉ?」
「何とでも言ってください」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おっはよー!凛ちゃん!」
「おはよ、織姫ちゃん。そういえば、昨日黒崎くん
いつもと違う方向に帰っていってたね」
「え!そうなの?どこ行っているんだろ〜?」
「えっと、どこだっけ……?」
昨日、学校から帰ってから家に到着するまでの間の記憶が曖昧なのだ。
手元にはチョコレートの入ったマシュマロと、食べかけの都こんぶ
「おやぁ?いらっしゃいませ」
「あの、ヤングドーナツとヤンヤンつけボーありますか?」
「もちろん!ご用意しておりますよん」
ごめん、織姫ちゃん。
私、ライバルから降りちゃうかもしれない
わたし、好きな人またできちゃったかも
「わー!ねるねるねるね!これ、小さいときには
親に毒だからやめなさいっ!って怒られたんだよなぁ……」
「あらぁ、そんなご家庭だったんですね?」
「買ってみようかなぁ……上手にできるかな…?」
「よかったらやっていきます?」
小上がりに腰掛けていた浦原さんは立ち上がって
ペットボトルのお水を持ってきた
「凛サンが子供の頃にできなかったこと、
アタシと一緒にやりましょうね」
「やりたい!」
「良いお返事だ、」
あの日以来、私はことあるごとに
浦原商店に通っていた。
時には宿題をさせてほしいとか、テスト勉強の場所として浦原商店の小上がりにある小さな机で
日が暮れるまで勉強をした。
「そういえば、浦原さん」
「なんですか?」
「ここに、黒崎くんって来ていないですか?」
「黒崎サン?はて?」
「オレンジ色の髪をしてる、同級生なんですけど」
「いらしてないですねぇ、そんな方がいるんですね〜。凛サンと高校生活を過ごす男だなんて嫉妬しちゃいそうです」
「共学なので男の子もいますよ」
浦原さんが私に興味持ってくれたのなら
私のこと少しでも気にしてくれたのなら、いいなって
どんどん、欲深くなってしまう
「さて、凛サン。そろそろ日が暮れてしまいますよ。早く帰ったほうがいい」
「え?まだ17時ですよ?」
「まだ、とかじゃなくて。ほら、準備」
散らかしたわけじゃないけど、机の下にある
プリントと教科書をまとめて、かばんの中に入れる
帰ったほうがいい、と
事あるたびに言われることに疑問を抱きつつ
まぁ、集中力も切れたしと帰っていたのだ
「お気をつけて」
「お邪魔しました、」
いつも帰る時には、肩をぽんぽんと叩いてくれる
「夜一さん、あとは頼みますね」
「まったく、面倒な男じゃ」
「突き放したいんですけどねぇ、離れがたくって」
ねぇ浦原さん
私のこと、どう思っていますか?
今度、冗談交じりで言ってみようかな
年上の人が好きなデス、って
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