あこん
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「っと、どうした?」
「なんでもない、気にしないで」
「………わかった」
背中からの衝撃。
腰に若干の痛みを覚えたが、
まぁ、許容範囲と取ろう
「なんかあったか?」
「ない」
「そらよかった」
後ろから抱きついてきたのは
元技術開発局の凛である。
元なので、今は隣の十三番隊に移動したのだが
時々、技術開発局にやってくるのだ
「やっぱり、さみしい」
「朽木隊長からは、とてもいい働きをしているって聞いているが」
「そりゃ、十二番隊から移動してきて仕事できないって言われるの嫌で頑張ってるもん」
「あと、隊長という座が気にならなかったら友達にもなりたいとも言っていたぞ」
「……それは、考える」
「よかったな、友達できて」
凛も俺と同じく蛆虫の巣から出てきたやつだ。
それを大きなコンプレックスとして
ずっと十二番隊で引きこもっていたのだが
不意に、出向という形で十三番隊に向かうことになった
各隊ごとに、得意とするものが違うから
それを体験して、各隊に持ち帰り反映していくことを目的としているらしい。
そこで、ウチの隊では比較的まっとうな隊士として 選ばれてたのかま凛であった
「阿近がいないと、さみしい」
「俺も寂しいさ」
「だから、今、阿近を充電してる」
ぎゅ、と腰に回った腕に力が入る。
研究の続きをしないといけないことがあるが
凛をほおっておくのは違う。
「阿近〜、、っと、凛がきていたのか」
「あぁ、悪いな」
「いやぁ、さっきのやつデータ出たからみといてな」 「わかった」
技術開発局の面々は、凛が俺に抱きついて 充電していることに何の違和感も持たないのだ
「なぁ、凛」
「なに………?」
「別に、後ろじゃなくてもいいんだぜ?」
凛はいつも背中に抱きついてくるのだ
個人的には、正面から来てくれても構わないのだが
いつもはこんなに長くしがみついていることは少ないが、やはり、十三番隊に出向しているからか いつもよりもこの充電が長いのだ
「ほら、前来いよ」
「ん、、」
まえにまわってきて、おれの胸元に顔を埋める凛
そういえば、思った以上に凛は小さいこと忘れていた。
視界が良好なため、先ほど渡されたデータに目を移す
手に取り、じっくり読み解いていく
「タバコの匂いする」
「さっきまで吸ってたからな)」
「………私もタバコほしい」
「だめだ」
「阿近の欠片持っていきたい」
「俺の欠片って、どんな表現だ」
胸元で大きく吸う凛
だいぶ落ち着いてきたのだろう。
深呼吸を始めると、充電が終わることが多い
「私、やっぱり十二番隊すきかも」
「そうか」
「だから、早く帰ってくれるように頑張る」
「無理すんなよ」
「うん、待っててね阿近」
「あぁ、待ってるな」
また、ぎゅ、と強く腕に力が入ったら
充電完了のサインだ。
ゆっくりと、腕を解き凛はニッコリと笑う
「充電できた」
「また、なくなり切る前に来いよ」
「わかった」
「あと、これならやるよ」
白衣のポケットの中に入れておいたのは
俺がタバコの匂い消しで使っているフレグランスの
小さいパッケージだ
「この匂いは、お仕事中の阿近のにおいだ」
「仕事してる時ならソッチのほうがいいだろう?」
「……うんっ!」
嬉しそうに、小さなスプレーを握る凛
そんな小さなもので、そこまで喜ばれると
少しばかり調子が狂う
「いってきます」
「おう、気を付けてな」
技術開発局から凛を見送る
すると、ぞろぞろと出てきた局員達
「相変わらずのラブラブだな」
「なんのことだよ」
「あんな熱い抱擁見せられるこっちの身にもなれよ」
「別にみせもんじゃねーよ」
「えっ!阿近さんたちお付き合いされたのですか!?」
「してねーよ」
「はぁ!?してないのかよ!」
そんなことを、言われながら
いつか、そんな関係になるかもな。という言葉は
渡したフレグランスの香りで消しておいた。
「なんでもない、気にしないで」
「………わかった」
背中からの衝撃。
腰に若干の痛みを覚えたが、
まぁ、許容範囲と取ろう
「なんかあったか?」
「ない」
「そらよかった」
後ろから抱きついてきたのは
元技術開発局の凛である。
元なので、今は隣の十三番隊に移動したのだが
時々、技術開発局にやってくるのだ
「やっぱり、さみしい」
「朽木隊長からは、とてもいい働きをしているって聞いているが」
「そりゃ、十二番隊から移動してきて仕事できないって言われるの嫌で頑張ってるもん」
「あと、隊長という座が気にならなかったら友達にもなりたいとも言っていたぞ」
「……それは、考える」
「よかったな、友達できて」
凛も俺と同じく蛆虫の巣から出てきたやつだ。
それを大きなコンプレックスとして
ずっと十二番隊で引きこもっていたのだが
不意に、出向という形で十三番隊に向かうことになった
各隊ごとに、得意とするものが違うから
それを体験して、各隊に持ち帰り反映していくことを目的としているらしい。
そこで、ウチの隊では比較的まっとうな隊士として 選ばれてたのかま凛であった
「阿近がいないと、さみしい」
「俺も寂しいさ」
「だから、今、阿近を充電してる」
ぎゅ、と腰に回った腕に力が入る。
研究の続きをしないといけないことがあるが
凛をほおっておくのは違う。
「阿近〜、、っと、凛がきていたのか」
「あぁ、悪いな」
「いやぁ、さっきのやつデータ出たからみといてな」 「わかった」
技術開発局の面々は、凛が俺に抱きついて 充電していることに何の違和感も持たないのだ
「なぁ、凛」
「なに………?」
「別に、後ろじゃなくてもいいんだぜ?」
凛はいつも背中に抱きついてくるのだ
個人的には、正面から来てくれても構わないのだが
いつもはこんなに長くしがみついていることは少ないが、やはり、十三番隊に出向しているからか いつもよりもこの充電が長いのだ
「ほら、前来いよ」
「ん、、」
まえにまわってきて、おれの胸元に顔を埋める凛
そういえば、思った以上に凛は小さいこと忘れていた。
視界が良好なため、先ほど渡されたデータに目を移す
手に取り、じっくり読み解いていく
「タバコの匂いする」
「さっきまで吸ってたからな)」
「………私もタバコほしい」
「だめだ」
「阿近の欠片持っていきたい」
「俺の欠片って、どんな表現だ」
胸元で大きく吸う凛
だいぶ落ち着いてきたのだろう。
深呼吸を始めると、充電が終わることが多い
「私、やっぱり十二番隊すきかも」
「そうか」
「だから、早く帰ってくれるように頑張る」
「無理すんなよ」
「うん、待っててね阿近」
「あぁ、待ってるな」
また、ぎゅ、と強く腕に力が入ったら
充電完了のサインだ。
ゆっくりと、腕を解き凛はニッコリと笑う
「充電できた」
「また、なくなり切る前に来いよ」
「わかった」
「あと、これならやるよ」
白衣のポケットの中に入れておいたのは
俺がタバコの匂い消しで使っているフレグランスの
小さいパッケージだ
「この匂いは、お仕事中の阿近のにおいだ」
「仕事してる時ならソッチのほうがいいだろう?」
「……うんっ!」
嬉しそうに、小さなスプレーを握る凛
そんな小さなもので、そこまで喜ばれると
少しばかり調子が狂う
「いってきます」
「おう、気を付けてな」
技術開発局から凛を見送る
すると、ぞろぞろと出てきた局員達
「相変わらずのラブラブだな」
「なんのことだよ」
「あんな熱い抱擁見せられるこっちの身にもなれよ」
「別にみせもんじゃねーよ」
「えっ!阿近さんたちお付き合いされたのですか!?」
「してねーよ」
「はぁ!?してないのかよ!」
そんなことを、言われながら
いつか、そんな関係になるかもな。という言葉は
渡したフレグランスの香りで消しておいた。
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