あこん
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好きだけど、恋愛対象じゃない。
この好きは人としての好きであって
憧れとか、尊敬とか、推しの意味。
世界線は交わることがない、だからこそ好きでいられる。
「阿近さんおはようございます!今日もかっこいいですね」
「おぅ、」
十二番隊の前で、紫煙をくゆらせる阿近さんに
挨拶をしているのは日常的なことで。
いつの日か、挨拶を返してくれるし
時々お菓子もくれる。
以前までは、阿近さんは“鬼”と呼ばれ
なかなか近づく人がいなかったというのに
あれやそれやと副隊長に就任してから
急な人気、かっこいい人、で名前が挙がるほどで
そんなことになる前から知っていたこちらとしては
今更ですかぁ!?と思ってしまうほどの人だ
「今日のお昼すぎに書類出来上がるので届けに行きますね!」
「あぁ」
「ではその時に!」
この毎日の会話が楽しいから
それ以上も望んていない。
こんな素敵な関係が出来上がっているのは
ありがたいし、嬉しいことである。
それなのに。
「あんた、本当、阿近のこと好きねぇ?」
「好きもいうか、それこそ推しですよ!」
「付き合えばいいじゃない〜。阿近だってまんざらじゃないと思うわよ?」
「うーん、なんというか恋愛感情で阿近さんのことほ見たことないんです」
十番隊に所属している私に副隊長である乱菊さんは
毎回このようなことを言うのだ。
ほかの、十番隊の女性隊士の方たちも言ってくる。
付き合っていると思った!とか。
「阿近さんには、幸せになってほしいんですよねぇ……だから、むしろ誰かと付き合っていてほしい」
「凛………変わってるわね」
「え?なんでですか?」
「だって、阿近を幸せにしたい!と思うことはないわけ?」
「いや、それじゃ私がうれしいだけじゃないですか。阿近さんは幸せじゃない」
「それはあんただけの気持ちでしょう?阿近だってうれしい可能性ない?」
「ないですね!!!!それは!!!!!」
阿近さんを幸せにできる人は
この世界に必ず存在していて、
その、幸せそうな姿をみるのが私の夢、でもある
だから、私はその幸せを掴んでもらえるように
阿近さんのいいところを伝えていきたいのだ
「デートとかは?しないの?」
「しません」
「誘われたら?」
「誘われません」
乱菊さんの質問攻めが続くが
先程からチクチクと感じる日番谷隊長の霊圧に
そろそろしんどくなってきているので
手元の書類に手を付けていく。
「ごはんには?」
「いかないですねぇ、予定も立てる気はないです」
「お酒は?飲み会に呼ぼうか??」
「私、お酒呑まないので……」
「なんでそんなに頑ななのよ!」
「だって、そんな皆さんが思っているような関係ではないので……」
どれだけ周りに持て囃されていても
この関係を変えることはない。
みんなには言っていないけど
阿近さんには、遠回しに振られている、ので。
以前、何気なくネムちゃんが阿近さんに
私とは付き合うつもりはないのか?と聞いていたのを
聞いてしまって。
その時にら阿近さんはいつもの口調で
“ねぇな”と言ったのだから。
ネムちゃんの、質問の意図はわからなかったけど
付き合うつもりは→ねぇな の流れだから。
(ちょっとだけ、阿近さんが私のこと好きかもって思っていたのが恥ずかしい……)
「私、お昼に十二番隊に書類届けに行かなきゃなので、ほかの隊へ先に届けに行ってきます」
「ちょっと、凛!」
「これ以上、この話していると私まで日番谷隊長に怒られてしまうので、失礼します」
すっと部屋を出て、グシャグシャにならないような強さで、書類を握っていた手を握る。
私だって、ほんとはずっと好きだったんだもん。
始めてみた時に一目惚れしたんだって、
離し続けていくうちに、気づいてしまったのだから
それを気づかないように、好きという感情を出さないように、しているのに。
「おい」
「ふぁ!?阿近さん?」
「どこか、いくのか?」
「はい、3番隊に」
「そうか、」
「珍しいですね、阿近さんがこちらに来るの」
「あぁ、コレを渡すために」
不意に声をかけられ、振り返ると
十番隊の前に、阿近さんがいたのだ。
しかも書類を届けに来てくれた、という。
いつもと逆のパターンで、びっくりしてしまう。
「あ、じゃぁ午後から届ける予定だった書類持っていきますよね?」
「いや…………届けてくれ」
「……え?」
阿近さんはいつもと違って、すこし歯切れの悪い返事をした。
今、十番隊に来ているのに、自隊の書類を持っていかないのは、なにか今から急ぎの仕事が……?
「引き留めて悪いな、」
「いえ、」
「たまには、届けに来たんだがやはり待っている方が俺に向いているらしい」
「………はぁ」
「じゃぁな」
スタスタ、ときた道を戻る阿近さん
頭にはてなマークを浮かべながら、私は3番隊に向かう
「会いにきた、なんて言ったら引かれるよな……」
1本タバコを吸いながら、阿近さんはそんな事を言っていたなんて、だぁれも知らない。
この好きは人としての好きであって
憧れとか、尊敬とか、推しの意味。
世界線は交わることがない、だからこそ好きでいられる。
「阿近さんおはようございます!今日もかっこいいですね」
「おぅ、」
十二番隊の前で、紫煙をくゆらせる阿近さんに
挨拶をしているのは日常的なことで。
いつの日か、挨拶を返してくれるし
時々お菓子もくれる。
以前までは、阿近さんは“鬼”と呼ばれ
なかなか近づく人がいなかったというのに
あれやそれやと副隊長に就任してから
急な人気、かっこいい人、で名前が挙がるほどで
そんなことになる前から知っていたこちらとしては
今更ですかぁ!?と思ってしまうほどの人だ
「今日のお昼すぎに書類出来上がるので届けに行きますね!」
「あぁ」
「ではその時に!」
この毎日の会話が楽しいから
それ以上も望んていない。
こんな素敵な関係が出来上がっているのは
ありがたいし、嬉しいことである。
それなのに。
「あんた、本当、阿近のこと好きねぇ?」
「好きもいうか、それこそ推しですよ!」
「付き合えばいいじゃない〜。阿近だってまんざらじゃないと思うわよ?」
「うーん、なんというか恋愛感情で阿近さんのことほ見たことないんです」
十番隊に所属している私に副隊長である乱菊さんは
毎回このようなことを言うのだ。
ほかの、十番隊の女性隊士の方たちも言ってくる。
付き合っていると思った!とか。
「阿近さんには、幸せになってほしいんですよねぇ……だから、むしろ誰かと付き合っていてほしい」
「凛………変わってるわね」
「え?なんでですか?」
「だって、阿近を幸せにしたい!と思うことはないわけ?」
「いや、それじゃ私がうれしいだけじゃないですか。阿近さんは幸せじゃない」
「それはあんただけの気持ちでしょう?阿近だってうれしい可能性ない?」
「ないですね!!!!それは!!!!!」
阿近さんを幸せにできる人は
この世界に必ず存在していて、
その、幸せそうな姿をみるのが私の夢、でもある
だから、私はその幸せを掴んでもらえるように
阿近さんのいいところを伝えていきたいのだ
「デートとかは?しないの?」
「しません」
「誘われたら?」
「誘われません」
乱菊さんの質問攻めが続くが
先程からチクチクと感じる日番谷隊長の霊圧に
そろそろしんどくなってきているので
手元の書類に手を付けていく。
「ごはんには?」
「いかないですねぇ、予定も立てる気はないです」
「お酒は?飲み会に呼ぼうか??」
「私、お酒呑まないので……」
「なんでそんなに頑ななのよ!」
「だって、そんな皆さんが思っているような関係ではないので……」
どれだけ周りに持て囃されていても
この関係を変えることはない。
みんなには言っていないけど
阿近さんには、遠回しに振られている、ので。
以前、何気なくネムちゃんが阿近さんに
私とは付き合うつもりはないのか?と聞いていたのを
聞いてしまって。
その時にら阿近さんはいつもの口調で
“ねぇな”と言ったのだから。
ネムちゃんの、質問の意図はわからなかったけど
付き合うつもりは→ねぇな の流れだから。
(ちょっとだけ、阿近さんが私のこと好きかもって思っていたのが恥ずかしい……)
「私、お昼に十二番隊に書類届けに行かなきゃなので、ほかの隊へ先に届けに行ってきます」
「ちょっと、凛!」
「これ以上、この話していると私まで日番谷隊長に怒られてしまうので、失礼します」
すっと部屋を出て、グシャグシャにならないような強さで、書類を握っていた手を握る。
私だって、ほんとはずっと好きだったんだもん。
始めてみた時に一目惚れしたんだって、
離し続けていくうちに、気づいてしまったのだから
それを気づかないように、好きという感情を出さないように、しているのに。
「おい」
「ふぁ!?阿近さん?」
「どこか、いくのか?」
「はい、3番隊に」
「そうか、」
「珍しいですね、阿近さんがこちらに来るの」
「あぁ、コレを渡すために」
不意に声をかけられ、振り返ると
十番隊の前に、阿近さんがいたのだ。
しかも書類を届けに来てくれた、という。
いつもと逆のパターンで、びっくりしてしまう。
「あ、じゃぁ午後から届ける予定だった書類持っていきますよね?」
「いや…………届けてくれ」
「……え?」
阿近さんはいつもと違って、すこし歯切れの悪い返事をした。
今、十番隊に来ているのに、自隊の書類を持っていかないのは、なにか今から急ぎの仕事が……?
「引き留めて悪いな、」
「いえ、」
「たまには、届けに来たんだがやはり待っている方が俺に向いているらしい」
「………はぁ」
「じゃぁな」
スタスタ、ときた道を戻る阿近さん
頭にはてなマークを浮かべながら、私は3番隊に向かう
「会いにきた、なんて言ったら引かれるよな……」
1本タバコを吸いながら、阿近さんはそんな事を言っていたなんて、だぁれも知らない。