あこん
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(迎えに来て。酔っぱらっちゃった)
なんとも端的な連絡だ、と思った。
モニターから目を離して、たばこに手を伸ばす。
……どーすっかな
「阿近、どうした?」
「いや、ちょっと、な」
「お嬢さんのことかい?」
「……はっ、お嬢さんって言い方何だよ」
前に、名前呼んだら名前のごとく
鬼のように睨んできただろう〜?と言われて
タバコを大きく吸い込む
「で?お嬢さんが、どうしたんだよ」
「迎えに来いって」
「行ってやれよ〜」
「行くのはいいんだけどよ」
躊躇う理由はただ一つ
「飲み会の迎えって、考えるだけでだりぃ」
「お嬢さんは社交的だ」
「今日は女性死神協会の飲み会があるって
副隊長が言っていただろう」
「あー……なるほど、ご愁傷さま」
(迎えに来て)
もう1回、連絡が来た。
「ぜってー、凛が送ってねぇ…」
凛はもともと酒が強いはずだ
たぶん、飲み会に疲れてきたから早く帰るために
酔ったフリをしているのだろう。
そこで、松本が勝手に連絡をよこしているんだろうな
「あー、どーすっかなぁ」
みるみるタバコが短くなる。
これ、吸い終わったら……いく、か
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「で?あんたの彼氏って誰なのよ」
「誰でもいいでしょう」
「なんでそんな事言うのよ!」
酒癖の悪い乱菊に捕まった
いつもは、伊勢さんやネムさん、勇音さんと
和やかな食事会のようなことを楽しんでいたのに
今日は、違った
「会わせなさいよ〜!死神なんでしょう?護廷十三隊にいるんでしょう?いずれバレるんだったら今教えてくれたっていいじゃない!」
「バレないようにやってるの、放っておいて」
焼酎瓶片手に、絡まれる。
空いているカップに注がれる焼酎
「今日は、あんたをつぶすわ!」
「おー怖い怖い」
「ほら、飲みなさいよ!」
どんどん注がれる焼酎
普段はそこまで飲まない焼酎が体に回る
こりゃ、明日に響くなぁ……
「迎えに来てもらったらいいじゃない!そうよ!
ほら、通信機出しなさいよ!」
乱菊が、私の通信機をいじる。
勝手に、迎えに来てもらうように連絡をするつもりだろう。
「何で登録してるのよ」
「………あ」
「あ?あ行のどれよ……」
「だから、あ、だって」
「はぁ??」
ぽちぽち、ぽち、と
通信機をいじる乱菊
「ねぇ、凛
この、【あ】って一番上にあるんだけど…もしかして」 「うん。それ」
「あんたさぁ……名前で登録しなさいよ!もぉ、なんなのよ!!!」
少し怒りながらも、メッセージを送信していた
「よし、送ったわ!あとは待つだけ」
「来ないと思うけどね」
「いいのよ!送らないより、可能性があるでしょう?」
「そうだね」
ほどなくして、私と通信機が何かのメッセージをキャッチしたようだ
(左2、右1)
「連絡きたのね!」
乱菊は嬉しそうにそのメッセージをみるが
怪訝な顔をしている。
それも、そうか。こんな謎なメッセージだもの
「と、いうことで乱菊。私は帰るね」
「ちょっと、凛!」
「まさか迎えに来てくれるとは思ってなかったから、
びっくりしてる。ありがと」
お金を渡して、手を振る
乱菊も呆気にとられている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「きたか」
「ありがとう、阿近」
「いや、構わねぇよ」
暗号のようなメッセージ
まぁ、簡単なことで左に2回曲がった後右に1回曲がったところにいる。
それだけのことだった
「乱菊に通信機取られちゃった」
「そういうもんだと思ったぜ、迎えに来いだなんて言わねぇからな」
「うん、来てくれるとも思ってなかったから」
「でも、なんですぐに俺に連絡できたんだ? 名前にしてたら気づくだろう」
「“あ”だから」
「は?」
「なんでもない。なんでだろうね」
隣をゆっくりと歩く。
身体に残る焼酎が、身体を熱くする
酔ってる、って感覚に近いのかもと自分で嘲笑う
いまなら、こんな事もできるかもしれない
「どうした、」
「んー?なんとなく、?」
横を歩く阿近の手の甲がぶつかっていたので
そっと指を絡ませる
阿近が拒むことはなかった
「たまにはいいね、こういうの」
「はっ、そうかよ」
もう片手で、タバコを吸う阿近
その横顔をみるのも、嫌いじゃない。
むしろ、好きなのだ
「乱菊が会いたがってた」
「なんでだ」
「私と付き合っている人が気になってるんだって」
「あ、そ。会った所でどうするんだ?」
「さぁ?根掘り葉掘り聞かれるんだよ」
「……考えるだけでめんどくせぇな」
「同感」
ゆったり歩く夜の道
普段は繋がない手は離さないで
もう少し、遠回りしてみよう
(“あ”で登録している理由?
阿近のあ。でもあるし…“あ”は一番上だから
何かあったときに、すぐに連絡できるでしょう?)
なんとも端的な連絡だ、と思った。
モニターから目を離して、たばこに手を伸ばす。
……どーすっかな
「阿近、どうした?」
「いや、ちょっと、な」
「お嬢さんのことかい?」
「……はっ、お嬢さんって言い方何だよ」
前に、名前呼んだら名前のごとく
鬼のように睨んできただろう〜?と言われて
タバコを大きく吸い込む
「で?お嬢さんが、どうしたんだよ」
「迎えに来いって」
「行ってやれよ〜」
「行くのはいいんだけどよ」
躊躇う理由はただ一つ
「飲み会の迎えって、考えるだけでだりぃ」
「お嬢さんは社交的だ」
「今日は女性死神協会の飲み会があるって
副隊長が言っていただろう」
「あー……なるほど、ご愁傷さま」
(迎えに来て)
もう1回、連絡が来た。
「ぜってー、凛が送ってねぇ…」
凛はもともと酒が強いはずだ
たぶん、飲み会に疲れてきたから早く帰るために
酔ったフリをしているのだろう。
そこで、松本が勝手に連絡をよこしているんだろうな
「あー、どーすっかなぁ」
みるみるタバコが短くなる。
これ、吸い終わったら……いく、か
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「で?あんたの彼氏って誰なのよ」
「誰でもいいでしょう」
「なんでそんな事言うのよ!」
酒癖の悪い乱菊に捕まった
いつもは、伊勢さんやネムさん、勇音さんと
和やかな食事会のようなことを楽しんでいたのに
今日は、違った
「会わせなさいよ〜!死神なんでしょう?護廷十三隊にいるんでしょう?いずれバレるんだったら今教えてくれたっていいじゃない!」
「バレないようにやってるの、放っておいて」
焼酎瓶片手に、絡まれる。
空いているカップに注がれる焼酎
「今日は、あんたをつぶすわ!」
「おー怖い怖い」
「ほら、飲みなさいよ!」
どんどん注がれる焼酎
普段はそこまで飲まない焼酎が体に回る
こりゃ、明日に響くなぁ……
「迎えに来てもらったらいいじゃない!そうよ!
ほら、通信機出しなさいよ!」
乱菊が、私の通信機をいじる。
勝手に、迎えに来てもらうように連絡をするつもりだろう。
「何で登録してるのよ」
「………あ」
「あ?あ行のどれよ……」
「だから、あ、だって」
「はぁ??」
ぽちぽち、ぽち、と
通信機をいじる乱菊
「ねぇ、凛
この、【あ】って一番上にあるんだけど…もしかして」 「うん。それ」
「あんたさぁ……名前で登録しなさいよ!もぉ、なんなのよ!!!」
少し怒りながらも、メッセージを送信していた
「よし、送ったわ!あとは待つだけ」
「来ないと思うけどね」
「いいのよ!送らないより、可能性があるでしょう?」
「そうだね」
ほどなくして、私と通信機が何かのメッセージをキャッチしたようだ
(左2、右1)
「連絡きたのね!」
乱菊は嬉しそうにそのメッセージをみるが
怪訝な顔をしている。
それも、そうか。こんな謎なメッセージだもの
「と、いうことで乱菊。私は帰るね」
「ちょっと、凛!」
「まさか迎えに来てくれるとは思ってなかったから、
びっくりしてる。ありがと」
お金を渡して、手を振る
乱菊も呆気にとられている
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「きたか」
「ありがとう、阿近」
「いや、構わねぇよ」
暗号のようなメッセージ
まぁ、簡単なことで左に2回曲がった後右に1回曲がったところにいる。
それだけのことだった
「乱菊に通信機取られちゃった」
「そういうもんだと思ったぜ、迎えに来いだなんて言わねぇからな」
「うん、来てくれるとも思ってなかったから」
「でも、なんですぐに俺に連絡できたんだ? 名前にしてたら気づくだろう」
「“あ”だから」
「は?」
「なんでもない。なんでだろうね」
隣をゆっくりと歩く。
身体に残る焼酎が、身体を熱くする
酔ってる、って感覚に近いのかもと自分で嘲笑う
いまなら、こんな事もできるかもしれない
「どうした、」
「んー?なんとなく、?」
横を歩く阿近の手の甲がぶつかっていたので
そっと指を絡ませる
阿近が拒むことはなかった
「たまにはいいね、こういうの」
「はっ、そうかよ」
もう片手で、タバコを吸う阿近
その横顔をみるのも、嫌いじゃない。
むしろ、好きなのだ
「乱菊が会いたがってた」
「なんでだ」
「私と付き合っている人が気になってるんだって」
「あ、そ。会った所でどうするんだ?」
「さぁ?根掘り葉掘り聞かれるんだよ」
「……考えるだけでめんどくせぇな」
「同感」
ゆったり歩く夜の道
普段は繋がない手は離さないで
もう少し、遠回りしてみよう
(“あ”で登録している理由?
阿近のあ。でもあるし…“あ”は一番上だから
何かあったときに、すぐに連絡できるでしょう?)