ながいはなし
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
モニターに映し出される2つの線に
興味を持っていそうだったから、話をしていく。
子供だから、何かの感情で霊圧のブレが発生するということを指摘していた隊長の言う通り
嬉しい、楽しい、などのいわゆるプラスの感情が働くと霊圧を爆増している。
それを我慢すると、霊圧が落ちる。
なぜ、霊圧が泉のように湧き出ているのかを考えてみる。
一つの仮説が出てくる。
それは、自分も経験したからなのだが
他の人からの霊圧を吸収しているのであろう。
自分の霊圧と合わなかったモノが垂れ流しになっている。
霊圧があれば誰でもいい。
弱い霊圧から強い霊圧まで均一に取ろうとするから
新入生という弱めの霊圧と教師という強い霊圧の平均の霊圧を吸収しようとして、生徒たちは倒れていき
それを補うように、周りの教師たちからも霊圧を引き抜いてしまった。
大きさ的には、涅隊長が作り上げた八號と同じぐらいだ。
我慢しなくていい、と伝えたらポロポロと涙を流しましていた。
自分の中にあったわずかな庇護欲が顔を出し、
手を伸ばして凛と名乗った少女の頭をぐしゃぐしゃと撫でた
「そのまま寝ろ、また、明日様子見に来るから」
「ん、」
嬉しそうにほほ笑んだ凛は
持ってきた毛布に再度くるまって、目をつぶった。
しっかりと眠りにつくのを確認するまで
その場から離れなかったのは、一つの研究対象としての観察に過ぎなかった。
モニターに映し出された線は一定だ。
その場から離れ、蛆虫の巣の奴らを見ると
どうやらいつも通りのようだった。
「また、明日も来ます」
「あぁ、わかりました」
これは何度か出入りが必要だと思い、二番隊に、毎度許可を取りに行かねばならぬのか、と頭が痛くなる。
「これ」
「……なんっすか」
「隊長から、何度も出入りすることになるからと」
許可証と記載された紙を渡された
どうやら、すでに砕蜂隊長が用意してくれていた。
きっと、うちの隊長が研究も必要なのだからと説き伏せた可能性もある。
「あざす」
「これを門番に必ず提示ください。阿近副隊長のみの許可証です。もし、他の人も入る際は再度申請が必要となるので」
「っす、」
完ぺきに丸投げされた感じがする、とため息の一つつきたくもなるが、まぁ、いいだろう。
「戻りました〜」
許可証を貰った俺は技術開発局に戻ると、隊長は嬉々としてなにやら撃ち込んでいるような、プログラミングをしている感じで合った。
「隊長、これ置いときますわ」
聞こえているか分からないが、先ほど取ったデータを隊長の机の横においておくことにした。 そうして、自分の机に戻りアズサと名乗った女の子に付いて少しだけ考えていた。
研究室には、瀞霊廷の中に隊長が(勝手に)つけた
監視カメラを一望できる部屋がある。
少しの異変があれば警告ライトが光る仕組みをつくっていた。
先ほどの蛆虫の巣に投獄された凛のモニターと部屋をいつでも確認するために、この部屋に繋ぐ。
「まぁ、今異常があると困るが……」
凛は静かに眠っている。
モニターは、マイナスの感情に少し揺れがあるが
大きな影響が今のところ出ていなさそうだ
「阿近」
「なんっすか」
「あながち、あの仮説は間違いはなさそうだヨ」
「そうっすか」
「吸収したものが、自分に合わなかったら捨てる。何とも子供じみた結果だ」
「まぁ、子供でしたし……」
「自身の霊圧はもともと少ないか生産ができない可能性がある」
これを見ろ、と隊長が見せてくれたデータは
凛の足かせから吸収率している霊圧を
細かく分析したものだった
「こいつの霊圧をいち、とする」
「………えぐいっすね」
「この吸収したやつは、おおよそ新入生だろうネ」
「と、なると抑制で働いているのが……」
「教師たちの霊圧だろう」
霊圧のなかでも、教師はそういう役割かと
笑ってしまいたくもなるが、すべての教師の霊圧が
抑制に回っているわけではなかった。
「凛はそう長く生きない可能性がありますね」
「そうだろうネ。蛆虫の巣にこいつに合う霊圧がない限り吸収ができないからナ」
「………なるほど」
「どうやら、お前の霊圧は吸収されたようだネ」
「………は?」
「つまり、お前の霊圧は合ったのだろう」
あの檻に近づいた時に感じた感覚
気を抜いたら全てを抜かれていきそうなほどだった
「なかなかの引きの良さっすね」
「せいぜい、抜かれすぎないようにするんだナ」
「……っす」
引き続き、モニターの監視を命じられてしまった。
隊長のデータをみると
他の人たちの霊圧が全身を巡っているようで
見たところ、凛自身の霊圧というものが発見できないでいる。
蛆虫の巣で、自分に合う霊圧がなかったら吸収する事が出来ない。そこまでいかないと、凛の本来持つ霊圧を知ることが出来ない。
「次、行くまでに吸収した霊圧の種類減ってねぇかなぁ……」
凛の体に、吸収された自分の霊圧を見つけ出して、“ゼロ”としておくことにしよう。
体に回る百を超える霊圧が、明日には半分になっていることを願って。、
興味を持っていそうだったから、話をしていく。
子供だから、何かの感情で霊圧のブレが発生するということを指摘していた隊長の言う通り
嬉しい、楽しい、などのいわゆるプラスの感情が働くと霊圧を爆増している。
それを我慢すると、霊圧が落ちる。
なぜ、霊圧が泉のように湧き出ているのかを考えてみる。
一つの仮説が出てくる。
それは、自分も経験したからなのだが
他の人からの霊圧を吸収しているのであろう。
自分の霊圧と合わなかったモノが垂れ流しになっている。
霊圧があれば誰でもいい。
弱い霊圧から強い霊圧まで均一に取ろうとするから
新入生という弱めの霊圧と教師という強い霊圧の平均の霊圧を吸収しようとして、生徒たちは倒れていき
それを補うように、周りの教師たちからも霊圧を引き抜いてしまった。
大きさ的には、涅隊長が作り上げた八號と同じぐらいだ。
我慢しなくていい、と伝えたらポロポロと涙を流しましていた。
自分の中にあったわずかな庇護欲が顔を出し、
手を伸ばして凛と名乗った少女の頭をぐしゃぐしゃと撫でた
「そのまま寝ろ、また、明日様子見に来るから」
「ん、」
嬉しそうにほほ笑んだ凛は
持ってきた毛布に再度くるまって、目をつぶった。
しっかりと眠りにつくのを確認するまで
その場から離れなかったのは、一つの研究対象としての観察に過ぎなかった。
モニターに映し出された線は一定だ。
その場から離れ、蛆虫の巣の奴らを見ると
どうやらいつも通りのようだった。
「また、明日も来ます」
「あぁ、わかりました」
これは何度か出入りが必要だと思い、二番隊に、毎度許可を取りに行かねばならぬのか、と頭が痛くなる。
「これ」
「……なんっすか」
「隊長から、何度も出入りすることになるからと」
許可証と記載された紙を渡された
どうやら、すでに砕蜂隊長が用意してくれていた。
きっと、うちの隊長が研究も必要なのだからと説き伏せた可能性もある。
「あざす」
「これを門番に必ず提示ください。阿近副隊長のみの許可証です。もし、他の人も入る際は再度申請が必要となるので」
「っす、」
完ぺきに丸投げされた感じがする、とため息の一つつきたくもなるが、まぁ、いいだろう。
「戻りました〜」
許可証を貰った俺は技術開発局に戻ると、隊長は嬉々としてなにやら撃ち込んでいるような、プログラミングをしている感じで合った。
「隊長、これ置いときますわ」
聞こえているか分からないが、先ほど取ったデータを隊長の机の横においておくことにした。 そうして、自分の机に戻りアズサと名乗った女の子に付いて少しだけ考えていた。
研究室には、瀞霊廷の中に隊長が(勝手に)つけた
監視カメラを一望できる部屋がある。
少しの異変があれば警告ライトが光る仕組みをつくっていた。
先ほどの蛆虫の巣に投獄された凛のモニターと部屋をいつでも確認するために、この部屋に繋ぐ。
「まぁ、今異常があると困るが……」
凛は静かに眠っている。
モニターは、マイナスの感情に少し揺れがあるが
大きな影響が今のところ出ていなさそうだ
「阿近」
「なんっすか」
「あながち、あの仮説は間違いはなさそうだヨ」
「そうっすか」
「吸収したものが、自分に合わなかったら捨てる。何とも子供じみた結果だ」
「まぁ、子供でしたし……」
「自身の霊圧はもともと少ないか生産ができない可能性がある」
これを見ろ、と隊長が見せてくれたデータは
凛の足かせから吸収率している霊圧を
細かく分析したものだった
「こいつの霊圧をいち、とする」
「………えぐいっすね」
「この吸収したやつは、おおよそ新入生だろうネ」
「と、なると抑制で働いているのが……」
「教師たちの霊圧だろう」
霊圧のなかでも、教師はそういう役割かと
笑ってしまいたくもなるが、すべての教師の霊圧が
抑制に回っているわけではなかった。
「凛はそう長く生きない可能性がありますね」
「そうだろうネ。蛆虫の巣にこいつに合う霊圧がない限り吸収ができないからナ」
「………なるほど」
「どうやら、お前の霊圧は吸収されたようだネ」
「………は?」
「つまり、お前の霊圧は合ったのだろう」
あの檻に近づいた時に感じた感覚
気を抜いたら全てを抜かれていきそうなほどだった
「なかなかの引きの良さっすね」
「せいぜい、抜かれすぎないようにするんだナ」
「……っす」
引き続き、モニターの監視を命じられてしまった。
隊長のデータをみると
他の人たちの霊圧が全身を巡っているようで
見たところ、凛自身の霊圧というものが発見できないでいる。
蛆虫の巣で、自分に合う霊圧がなかったら吸収する事が出来ない。そこまでいかないと、凛の本来持つ霊圧を知ることが出来ない。
「次、行くまでに吸収した霊圧の種類減ってねぇかなぁ……」
凛の体に、吸収された自分の霊圧を見つけ出して、“ゼロ”としておくことにしよう。
体に回る百を超える霊圧が、明日には半分になっていることを願って。、