きらいづる
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三番隊と四番隊の間にある食堂
ここに来るのは、1〜5あたりの前半の隊の人達
広い瀞霊廷内にはいくつもの食堂がある。
四番隊が近くにあるので、比較的健康志向な料理も並ぶし、二番隊の大前田副隊長の支援も、時々来るので賑わっている食堂の一つではある。
「お疲れ様です、吉良副隊長」
「小鳥遊くん」
「三番隊、お忙しそうですね」
「四番隊の仕事とはまた違うからね」
元四番隊である吉良副隊長
わたしを指導してくださっていた先輩の一人だ
教え方が上手で、丁寧で、わかりやすくて
回道も柔らかい、私のあこがれの人でもあった。
「ここ、いいですか?」
「もちろん、むしろ僕の向えの席でいいのかい?」
「久しぶりの、吉良先輩なので」
「はは、そう呼んでくれたほうが僕は嬉しいよ」
「本当ですか?じゃぁ、私はそうやって呼びますね」
吉良副隊長の腕には、しっかりと副官章がついている
実力もある、すごい人が私のことを指導してくれていたと思うも、勝手に自分もすごい人だと思ってしまう
「吉良先輩、三番隊に行ってから胃の調子が悪いとお見受けします」
「そのとおりだよ」
「その、豆腐のだし醤油あんかけは私が考えたメニューなのです!」
「そうなのかい?僕はしょっちゅうこれを選んでいるよ」
「本当ですか!うれしいです」
時折、四番隊隊士のなかで
食堂メニューを考える事があり、私はそのメニューを考えるのがとても好きなのだ。
人気投票でも、上位に入ると副賞がもらえるというのもあって、毎回気合が入る
「少しボリューム足りないかなって思ったのですが、
吉良先輩が気に入ってくださってるなら、改良の余地なしです!」
「うん、とても美味しいよ。小鳥遊くんは料理が得意なんだね」
「そうですね、ストレス発散に野菜とか切るの好きなので!」
「そうだったんだ、知らなかったな」
まぁ、今日はしっかり寝坊をしたので
お弁当を作り損ねてしまい、ここの食堂に来たことは吉良先輩には内緒にしておこう。
「それにしても、吉良先輩……また身体を引き締めましたか?」
「引き締めた、だなんていい言葉使わなくていいよ。やつれたが正しい表現だろう?」
「栄養と睡眠不足は否めなさそうですね」
「御名答さ、今日はこうやって食堂にこれだけども
手が回らない時はお昼は食べることがないからね」
「えええっ!お腹空いちゃいません?」
「そんなことよりも、書類を終わらせないとというのが勝ってしまうんだ。困ったものだよね」
定食についているお味噌汁をゆっくりと飲む
今日はなめことネギのお味噌汁のようだ。
ご飯はわかめごはんへ変更している
「ゆっくり食事を摂るのも今週は初めてかもしれない」
「そうだったんですね。あっ!お邪魔してしまいましたか??私ずっとしゃべってましたね!?」
「構わないよ。一人での食事よりだれかと食べたほうがおいしいものだろう?」
「そう言ってもらえるなら、うれしいです!」
ちなみに、今日の私のご飯は親子丼だ。
それに、ごぼうサラダを追加した
ニコニコとしながら、真ん中の卵を崩し親子丼をほおばる
「美味しいなぁ……」
「小鳥遊くんは、とても美味しそうに食べるね」
「美味しいです!吉良先輩といっしょに食べているのでより美味しいです!」
「そっか、」
吉良先輩も少し微笑み、また食事を進める
そうか、吉良先輩はあまり食事がとることができない。
食事をする時間がないのか、食堂に行く時間がないのか。
もし、食堂に行く時間がないから食べられないのであれば…………
「あの、吉良先輩?」
「なんだい?」
「差し出がましいかもしれないのですが……」
「うん、」
「何かしらのご飯、私が作りますか?」
例えば昼ごはんを、お弁当を届ける。とか
夜ご飯として食べてください!をお渡しするのか
朝たくさん食べられるように手を打つとか。
「それはすごく魅力的な話だけどわ小鳥遊くんの負担になるだろうから、気持ちだけもらっておくね」
「ああああ!遠慮しないでください!
吉良先輩、私7人兄弟の上から2番目なんですよ」
「そうなのかい?また、知らないことを……」
「兄は、七番隊に所属しています」
「そうだったのか……」
「で!たくさん料理作ることに何も抵抗がないのです!今朝は寝坊しちゃったんで、お弁当なしだったんですけど……普段は兄のお弁当も作ったりするので増える分には何も問題ないので!よかったら……」
と、提案したものの。
自分の料理の腕を、まだ、吉良先輩に振る舞っていないのに、こんな事を言われても戸惑うだけだと気付く
「けど、まだ食べたこともない人の手料理なんて抵抗ありますよね、ごめんなさい。暴走しました」
「そんなことはないよ。このメニューは小鳥遊くんが考えたのだろう?」
「はい、」
「それであれば、美味しいのはわかっているよ」
いつの間にか吉良先輩の食事の皿は全てからになっていた。
それを見て、勝手に安心した自分がいる
「あの、お弁当とかだとさすがに重たいと思うので
おにぎりから始めませんか……?」
忙しい人が、お箸使って食事をするのは煩わしいかも知れない、ということでの折衷案のようなもの。
片手で食べられる、おにぎりならばどうだろう。
「後輩に、ここまで僕の体調心配されるのもなんだか気恥ずかしいな」
「すみません。けど、倒れてからだと遅いですよね?」
「そのとおりだよ。四番隊のキミに言われたら何も返せなくなる」
「四番隊の強みですね!これ!!!」
「そうかもしれないね、じゃぁ、お願いしようかな」
「もちろんです!お届けに行きますね!」
「それは申し訳ないよ、そうだな、就業時間45分前前に食堂の入り口で会うのはどうかな?」
「もちろんです!!」
「少し早いかな?大丈夫かい?」
「問題ないです!!任せてください!
ただたまに寝坊しちゃうので、伝令機でメッセージ送りたいので……」
「あぁ、そうだね」
番号を打ちあって、連絡先を交換する
なぜだか、それがとても嬉しくって。
「僕も、必要がない時にも連絡するね」
「私の手間になる!などの理由は受け付けません!」
「わかったよ、じゃあ、僕はいくね」
「はい!また明日!お疲れ様です」
まだ半分は残っている親子丼乎ゆっくり食べながら
あしたから持っていくおにぎりの具材を考える。
休み時間ギリギリまで食堂でそんなことばかり考えてしまう。
「ごちそうさまでしたっ!」
「支払い終わっていますよ」
「えええっ!なんでぇ!?」
「吉良副隊長が、払っていったよ」
「くぅぅ、やってくれましたね吉良先輩!」
こういう優しさのあるのは
三番隊に行っても、副隊長になっても変わらなくて
(すきだなぁ、)
「え、すき!?」
私の憧れの先輩、の、は、ず?
ここに来るのは、1〜5あたりの前半の隊の人達
広い瀞霊廷内にはいくつもの食堂がある。
四番隊が近くにあるので、比較的健康志向な料理も並ぶし、二番隊の大前田副隊長の支援も、時々来るので賑わっている食堂の一つではある。
「お疲れ様です、吉良副隊長」
「小鳥遊くん」
「三番隊、お忙しそうですね」
「四番隊の仕事とはまた違うからね」
元四番隊である吉良副隊長
わたしを指導してくださっていた先輩の一人だ
教え方が上手で、丁寧で、わかりやすくて
回道も柔らかい、私のあこがれの人でもあった。
「ここ、いいですか?」
「もちろん、むしろ僕の向えの席でいいのかい?」
「久しぶりの、吉良先輩なので」
「はは、そう呼んでくれたほうが僕は嬉しいよ」
「本当ですか?じゃぁ、私はそうやって呼びますね」
吉良副隊長の腕には、しっかりと副官章がついている
実力もある、すごい人が私のことを指導してくれていたと思うも、勝手に自分もすごい人だと思ってしまう
「吉良先輩、三番隊に行ってから胃の調子が悪いとお見受けします」
「そのとおりだよ」
「その、豆腐のだし醤油あんかけは私が考えたメニューなのです!」
「そうなのかい?僕はしょっちゅうこれを選んでいるよ」
「本当ですか!うれしいです」
時折、四番隊隊士のなかで
食堂メニューを考える事があり、私はそのメニューを考えるのがとても好きなのだ。
人気投票でも、上位に入ると副賞がもらえるというのもあって、毎回気合が入る
「少しボリューム足りないかなって思ったのですが、
吉良先輩が気に入ってくださってるなら、改良の余地なしです!」
「うん、とても美味しいよ。小鳥遊くんは料理が得意なんだね」
「そうですね、ストレス発散に野菜とか切るの好きなので!」
「そうだったんだ、知らなかったな」
まぁ、今日はしっかり寝坊をしたので
お弁当を作り損ねてしまい、ここの食堂に来たことは吉良先輩には内緒にしておこう。
「それにしても、吉良先輩……また身体を引き締めましたか?」
「引き締めた、だなんていい言葉使わなくていいよ。やつれたが正しい表現だろう?」
「栄養と睡眠不足は否めなさそうですね」
「御名答さ、今日はこうやって食堂にこれだけども
手が回らない時はお昼は食べることがないからね」
「えええっ!お腹空いちゃいません?」
「そんなことよりも、書類を終わらせないとというのが勝ってしまうんだ。困ったものだよね」
定食についているお味噌汁をゆっくりと飲む
今日はなめことネギのお味噌汁のようだ。
ご飯はわかめごはんへ変更している
「ゆっくり食事を摂るのも今週は初めてかもしれない」
「そうだったんですね。あっ!お邪魔してしまいましたか??私ずっとしゃべってましたね!?」
「構わないよ。一人での食事よりだれかと食べたほうがおいしいものだろう?」
「そう言ってもらえるなら、うれしいです!」
ちなみに、今日の私のご飯は親子丼だ。
それに、ごぼうサラダを追加した
ニコニコとしながら、真ん中の卵を崩し親子丼をほおばる
「美味しいなぁ……」
「小鳥遊くんは、とても美味しそうに食べるね」
「美味しいです!吉良先輩といっしょに食べているのでより美味しいです!」
「そっか、」
吉良先輩も少し微笑み、また食事を進める
そうか、吉良先輩はあまり食事がとることができない。
食事をする時間がないのか、食堂に行く時間がないのか。
もし、食堂に行く時間がないから食べられないのであれば…………
「あの、吉良先輩?」
「なんだい?」
「差し出がましいかもしれないのですが……」
「うん、」
「何かしらのご飯、私が作りますか?」
例えば昼ごはんを、お弁当を届ける。とか
夜ご飯として食べてください!をお渡しするのか
朝たくさん食べられるように手を打つとか。
「それはすごく魅力的な話だけどわ小鳥遊くんの負担になるだろうから、気持ちだけもらっておくね」
「ああああ!遠慮しないでください!
吉良先輩、私7人兄弟の上から2番目なんですよ」
「そうなのかい?また、知らないことを……」
「兄は、七番隊に所属しています」
「そうだったのか……」
「で!たくさん料理作ることに何も抵抗がないのです!今朝は寝坊しちゃったんで、お弁当なしだったんですけど……普段は兄のお弁当も作ったりするので増える分には何も問題ないので!よかったら……」
と、提案したものの。
自分の料理の腕を、まだ、吉良先輩に振る舞っていないのに、こんな事を言われても戸惑うだけだと気付く
「けど、まだ食べたこともない人の手料理なんて抵抗ありますよね、ごめんなさい。暴走しました」
「そんなことはないよ。このメニューは小鳥遊くんが考えたのだろう?」
「はい、」
「それであれば、美味しいのはわかっているよ」
いつの間にか吉良先輩の食事の皿は全てからになっていた。
それを見て、勝手に安心した自分がいる
「あの、お弁当とかだとさすがに重たいと思うので
おにぎりから始めませんか……?」
忙しい人が、お箸使って食事をするのは煩わしいかも知れない、ということでの折衷案のようなもの。
片手で食べられる、おにぎりならばどうだろう。
「後輩に、ここまで僕の体調心配されるのもなんだか気恥ずかしいな」
「すみません。けど、倒れてからだと遅いですよね?」
「そのとおりだよ。四番隊のキミに言われたら何も返せなくなる」
「四番隊の強みですね!これ!!!」
「そうかもしれないね、じゃぁ、お願いしようかな」
「もちろんです!お届けに行きますね!」
「それは申し訳ないよ、そうだな、就業時間45分前前に食堂の入り口で会うのはどうかな?」
「もちろんです!!」
「少し早いかな?大丈夫かい?」
「問題ないです!!任せてください!
ただたまに寝坊しちゃうので、伝令機でメッセージ送りたいので……」
「あぁ、そうだね」
番号を打ちあって、連絡先を交換する
なぜだか、それがとても嬉しくって。
「僕も、必要がない時にも連絡するね」
「私の手間になる!などの理由は受け付けません!」
「わかったよ、じゃあ、僕はいくね」
「はい!また明日!お疲れ様です」
まだ半分は残っている親子丼乎ゆっくり食べながら
あしたから持っていくおにぎりの具材を考える。
休み時間ギリギリまで食堂でそんなことばかり考えてしまう。
「ごちそうさまでしたっ!」
「支払い終わっていますよ」
「えええっ!なんでぇ!?」
「吉良副隊長が、払っていったよ」
「くぅぅ、やってくれましたね吉良先輩!」
こういう優しさのあるのは
三番隊に行っても、副隊長になっても変わらなくて
(すきだなぁ、)
「え、すき!?」
私の憧れの先輩、の、は、ず?
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