きらいづる
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瀞霊廷の敷地内に
一番隊が管理する大きな図書館があるのだ。
過去の資料だったり、研究書物なども全てそろっているこの場所は、頭の高さよりも何倍もあり
なかなかの威圧的である
「……話には聞いていたけど、凄いな」
少し用があり、ここに立ち寄った。
(30年前にあった、虚の暴走事件だなんて
僕は聞いたこと無いんだけど)
とりあえず、目の前にある本の列に足を運ぶ
綺麗に並んだこれは、どうやら瀞霊廷通信のバックナンバーであろう。年代別に並んでいた
(ここから探すのは骨が折れそうだ)
気晴らしにとった俳句の本に目を通す
なぜ、僕のあんな俳句が最優秀をとったのか
少しだけ悲しい気持ちになる
「おや?珍しい人がここにいるなぁ」
「……キミは」
「一応同期だよん、首席の吉良イヅルくん?」
四冊ほど本を重ねて持っている三つ編みの子
どうやら僕都同期のようだが、
全く記憶がないのだ
「すまない、」
「何を謝るんだか、一番上の人と一番下の人
交わることはないんだよ〜。きにしなーい」
僕の横を通り過ぎて、持っていた本を棚に戻す
霊子で足場を作り、軽々と上の段にも近づき本を戻す
「で、こんな埃っぽいところに何か御用?探し物なら手伝うよー?」
「……キミは」
「小鳥遊凛ですぅ」
「小鳥遊くんは、ここに詳しいのかい?」
「そうだね、吉良くんよりか詳しいかも」
「……30年前の虚が暴走した事件に付いて調べているんだ。なにか、関連書物があれば見たいんだ」
そう言うと、小鳥遊くんは目を閉じる
周りが闇に包まれていく
(何が、起こっているの、だ…?)
「はーい、見つけました」
「え?」
「この3冊かと思われるが、いかがだろう?」
暗闇から解放されたかと思ったら
小鳥遊さんの手元にはいつの間にか本があった
「いつの間に……」
「またのご利用をお待ちしておりまーす」
「借りていっていいのかい?」
「どーぞ!1週間以内の返却をお願いしますね!
もし、延長の際はお返しのときに、そーだなぁ…わらび餅持ってきてくれたらうれしい」
じゃー、また、1週間後あたりに。と
背を向けて、ゆったりと歩き始めた。
そういえば、一番隊の管理の図書室
というのもは、小鳥遊くんは一番隊所属?
一番隊ってエリートなのか?
あぁ、わからない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「小鳥遊凛ちゃん?うん、いたよ」
「!!雛森くんは覚えているんだ……
僕は、全然覚えていなかったんだ、失礼なことを」
「うーん、凛ちゃんあんまり教室に居なかったから」
「そうなんだ」
「小鳥遊、ずっと図書室にいてサボってたっていう話だったよな?吉良、そいつがどうしたんだ?」
「阿散井くん……。この前図書館に行ったら会ってね」
「へー、一番隊管理の図書館か。小鳥遊らしいっちゃーらしいなぁ」
「凛ちゃんの昔から凄いから。詠唱は言えるけど出せない鬼道とかいっぱいあるって言ってた」
同期の2人は覚えていたのに、僕は……と反省
この副隊長の集まりが終わったら、先日借りた本を返しに行くつもりだ。
こういうときは、延長こそしていないけど何か手土産を持っていこうか。
あぁ、そういえば僕は苦手だけど市丸隊長がいつの間にか袂に入れてきた干し柿があった。
これをお詫びの品として使ってしまおう。
干し柿も食べてもらえたほうが本望だろう
「今、司書やってるんだ。凛ちゃん。 私も今度会いに行こーっと」
「雛森くんは仲がいいんだね」
「うん!そう思ってる!」
笑顔を向ける雛森くんに、少し顔が赤くなる。
思わず小鳥遊くんに渡そうと干し柿を出してしまいそうになる。
いけない、この干し柿は小鳥遊くんに渡すものだ。
ただ
この干し柿を渡した時、小鳥遊くんが
目を輝かせて、嬉しそうに笑う姿を見て
また、顔を赤らめるなんて…………思ってもいなかったのだが
一番隊が管理する大きな図書館があるのだ。
過去の資料だったり、研究書物なども全てそろっているこの場所は、頭の高さよりも何倍もあり
なかなかの威圧的である
「……話には聞いていたけど、凄いな」
少し用があり、ここに立ち寄った。
(30年前にあった、虚の暴走事件だなんて
僕は聞いたこと無いんだけど)
とりあえず、目の前にある本の列に足を運ぶ
綺麗に並んだこれは、どうやら瀞霊廷通信のバックナンバーであろう。年代別に並んでいた
(ここから探すのは骨が折れそうだ)
気晴らしにとった俳句の本に目を通す
なぜ、僕のあんな俳句が最優秀をとったのか
少しだけ悲しい気持ちになる
「おや?珍しい人がここにいるなぁ」
「……キミは」
「一応同期だよん、首席の吉良イヅルくん?」
四冊ほど本を重ねて持っている三つ編みの子
どうやら僕都同期のようだが、
全く記憶がないのだ
「すまない、」
「何を謝るんだか、一番上の人と一番下の人
交わることはないんだよ〜。きにしなーい」
僕の横を通り過ぎて、持っていた本を棚に戻す
霊子で足場を作り、軽々と上の段にも近づき本を戻す
「で、こんな埃っぽいところに何か御用?探し物なら手伝うよー?」
「……キミは」
「小鳥遊凛ですぅ」
「小鳥遊くんは、ここに詳しいのかい?」
「そうだね、吉良くんよりか詳しいかも」
「……30年前の虚が暴走した事件に付いて調べているんだ。なにか、関連書物があれば見たいんだ」
そう言うと、小鳥遊くんは目を閉じる
周りが闇に包まれていく
(何が、起こっているの、だ…?)
「はーい、見つけました」
「え?」
「この3冊かと思われるが、いかがだろう?」
暗闇から解放されたかと思ったら
小鳥遊さんの手元にはいつの間にか本があった
「いつの間に……」
「またのご利用をお待ちしておりまーす」
「借りていっていいのかい?」
「どーぞ!1週間以内の返却をお願いしますね!
もし、延長の際はお返しのときに、そーだなぁ…わらび餅持ってきてくれたらうれしい」
じゃー、また、1週間後あたりに。と
背を向けて、ゆったりと歩き始めた。
そういえば、一番隊の管理の図書室
というのもは、小鳥遊くんは一番隊所属?
一番隊ってエリートなのか?
あぁ、わからない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「小鳥遊凛ちゃん?うん、いたよ」
「!!雛森くんは覚えているんだ……
僕は、全然覚えていなかったんだ、失礼なことを」
「うーん、凛ちゃんあんまり教室に居なかったから」
「そうなんだ」
「小鳥遊、ずっと図書室にいてサボってたっていう話だったよな?吉良、そいつがどうしたんだ?」
「阿散井くん……。この前図書館に行ったら会ってね」
「へー、一番隊管理の図書館か。小鳥遊らしいっちゃーらしいなぁ」
「凛ちゃんの昔から凄いから。詠唱は言えるけど出せない鬼道とかいっぱいあるって言ってた」
同期の2人は覚えていたのに、僕は……と反省
この副隊長の集まりが終わったら、先日借りた本を返しに行くつもりだ。
こういうときは、延長こそしていないけど何か手土産を持っていこうか。
あぁ、そういえば僕は苦手だけど市丸隊長がいつの間にか袂に入れてきた干し柿があった。
これをお詫びの品として使ってしまおう。
干し柿も食べてもらえたほうが本望だろう
「今、司書やってるんだ。凛ちゃん。 私も今度会いに行こーっと」
「雛森くんは仲がいいんだね」
「うん!そう思ってる!」
笑顔を向ける雛森くんに、少し顔が赤くなる。
思わず小鳥遊くんに渡そうと干し柿を出してしまいそうになる。
いけない、この干し柿は小鳥遊くんに渡すものだ。
ただ
この干し柿を渡した時、小鳥遊くんが
目を輝かせて、嬉しそうに笑う姿を見て
また、顔を赤らめるなんて…………思ってもいなかったのだが