あやせがわゆみちか
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
女性死神協会の飲み会に
半ば強制参加となったのだが
すでに疲れた。
お酒は好き。
だけど、大人数の飲み会が苦手だし
女特有の恋バナに発展する感じも得意ではない。
「小鳥遊さん、食べれてますか?」
「雛森副隊長、すみません、気が利かず…!」
「ううん、いいんだよ?今日は役職気にしないで楽しんでほしいな」
「ありがとうございます」
「後で、私ともお話してくださいね!」
雛森副隊長のように、可愛くて気の利いて優しい
そんな女性にもなれなかったし
「ちょっと、ここ飲み物無いじゃない!
なに飲んでたの??レモンサワー??」
むこうで自分でお酒を飲みながらも
周りを、明るくしている松本副隊長のようにもなれないし
「すみません、ここにおいてください。」
「私運びますね!」
「虎徹副隊長ありがとうございます」
伊勢副隊長や、虎徹副隊長のように
お店の人に気配りもできないので、せめてこそ
「これ下げちゃいますね」
「ありがとう〜」
「コレいただいてもいいですか?」
「あ、うん!食べてー!」
「ありがとうございます」
粗相のないように。
そんなことばかり気にしている。
飲み会だけではなく、職場でもそう。
所属は七番隊。
狛村隊長は大変お優しい方で何不自由もありませんし、射場副隊長の暑苦しさも特に何とも思わない。
ただ、女性隊士が少なくて女性隊士に理想を抱いている人が多いがして、そこを演じているのが疲れる
七番隊の評判を下げないように、したたかにしているふり。繊細で優しいふり。
「少し飲みすぎたみたいなので、ちょっと、夜風当たってきますね」
「あれ、大丈夫ですか?着いていきますか?」
「大丈夫ですよ、虎徹副隊長」
「しんどくなったら呼んでくださいね?」
虎徹副隊長は、眉を八の字にして
私の体調を気遣ってくれた。
だが、残念ながら全く酔ってはいない。
そもそも、レモンサワーごときで酔えない。
「あーーーー、疲れる」
店先にあるベンチに腰掛けて
少し涼しい夜風にあたる。
「ご飯食べに来たって思うことにしよ」
狛村体調が、この隊には女性が少ないからという理由で、女性死神協会の集まりにはたくさん行って
リフレッシュしてきてほしいと、いうのできたものの
そういうのが苦手で、私は七番隊を選んだ。
昔は、女性の少なさから
チヤホヤされるためだ、と後ろ指を刺されたこともある。
ほんとうは、十一番隊に行きたいぐらい戦うことが好きなのに。
かえって七番隊では大切にはされすぎて
演習も、簡単なものにしか呼ばれていない気がしている
「ビール飲みたい」
元々、自分の意見すら最も苦手で
なにかに執着するのも苦手で、流れに身を任せたいタイプ。
人付き合いに困らない程度のキャラを作っていれば
なんとかなるだろうと思っていた。
「おや、凛?」
「弓親」
「珍しいね、凛が女性死神協会の飲み会に出ているなんて」
「詳しいね」
「うちの副隊長が、朝からワクワクしていたからね」
「そっか、」
おもむろに声をかけてきたのは、綾瀬川弓親
霊術院での同期で、流魂街からの私の素を知る数少ない人だ
「まぁ、凛のことだ。
勝手にキャラ作って、話し合わせるのが疲れたってとこだろう?」
「御名答、さっすが弓親」
「まったく、なぜそんな、美しくないことをするんだい?」
「それが女ってやつだよ、取り繕わないと意味がない」
取り繕えないと、捨てられる。
それは、流魂街で学んだことで教訓の一つなのだ。
うまいこと世渡りしないと、生きていけない。
「美しく生きるのは大変だね」
「まぁ、今ここにいる凛は美しいよ」
「ふはは、ありがとう」
「取り繕っていない凛が、僕は好きだから」
「弓親が、そう言ってくれるならそれでいいね」
「そうだね、僕が、美しいと認めているのだから」
弓親もどうやら男性死神協会の集まりらしい。
主催は射場鉄左衛門らしい。
メンバー的に、吉良副隊長阿散井副隊長檜佐木副隊長、それと一角さんと、弓親あたりであろう。
ただのやけ酒になりそうな会だと悟る
「松本副隊長は、絡み酒だから頑張ってね」
「大丈夫だとは思うけど頑張る」
「健闘を祈るよ」
「じゃぁ、私はもうそろそろ戻るね」
「それがいいよ」
「虎徹副隊長が、心配するからね」
ベンチから立ち上がる
弓親も店に戻るらしい
「そういえば、弓親も夜風に当たりに来たの?」
「まぁ、そういうところかな」
「そっか」
「まぁ、凛が外に出たからっていうのも理由になるけど」
ほら、戻るよと背中を押されて
暖簾をくぐる
「凛、飲みたりなかったらこのあと2人で呑まないかい?」
「それは魅力的だなぁ」
「だろう?まぁ、連絡してよ」
「ありがと、じゃ、また後で」
入り口から二手に分かれる
「あ、小鳥遊さんおかえりなさい」
「戻りました、すっかり元気です」
「来たわね、凛!!!」
「えっと、どういう状況でしょうか……?」
「見ての通り、松本副隊長に潰されている方が増えまして……」
「飲むわよ!こっちきなさい!」
ビール瓶を持っている松本副隊長のところへ向かう
「凛、あんたの酒の強さは一角から聞いているわよ?」
「それはそれは……」
グラスを合わせて、まずはビールを一杯
ようやく飲みたかった酒が、身体に巡っていく
「いい飲みっぷりね!」
「こう見えて、七番隊ですから。射場副隊長のためにもこの戦いは負けられませんね」
その後、何杯か飲んでいる時に射場副隊長の声が店に響き、男性死神協会の飲み会が開催されていることに気づいたら松本副隊長は標的を簡単に檜佐木副隊長にすり替えた
ビール片手に弓親と目が合ったので
ピースサインを送ると、弓親も笑ってくれた
「なんで射場副隊長叫んでいたの?」
「ロシアンたこ焼きで、辛子たこ焼きを食べたんだ」
「なるほどね、おかげで助かった」
「おや?キャラが崩れているよ」
「弓親の前だしいいかなって」
「そう」
店を移動せずに、
ここで飲み直そうか。と弓親が誘ってくれたので
ビールを注いで、グラスを合わせる
半ば強制参加となったのだが
すでに疲れた。
お酒は好き。
だけど、大人数の飲み会が苦手だし
女特有の恋バナに発展する感じも得意ではない。
「小鳥遊さん、食べれてますか?」
「雛森副隊長、すみません、気が利かず…!」
「ううん、いいんだよ?今日は役職気にしないで楽しんでほしいな」
「ありがとうございます」
「後で、私ともお話してくださいね!」
雛森副隊長のように、可愛くて気の利いて優しい
そんな女性にもなれなかったし
「ちょっと、ここ飲み物無いじゃない!
なに飲んでたの??レモンサワー??」
むこうで自分でお酒を飲みながらも
周りを、明るくしている松本副隊長のようにもなれないし
「すみません、ここにおいてください。」
「私運びますね!」
「虎徹副隊長ありがとうございます」
伊勢副隊長や、虎徹副隊長のように
お店の人に気配りもできないので、せめてこそ
「これ下げちゃいますね」
「ありがとう〜」
「コレいただいてもいいですか?」
「あ、うん!食べてー!」
「ありがとうございます」
粗相のないように。
そんなことばかり気にしている。
飲み会だけではなく、職場でもそう。
所属は七番隊。
狛村隊長は大変お優しい方で何不自由もありませんし、射場副隊長の暑苦しさも特に何とも思わない。
ただ、女性隊士が少なくて女性隊士に理想を抱いている人が多いがして、そこを演じているのが疲れる
七番隊の評判を下げないように、したたかにしているふり。繊細で優しいふり。
「少し飲みすぎたみたいなので、ちょっと、夜風当たってきますね」
「あれ、大丈夫ですか?着いていきますか?」
「大丈夫ですよ、虎徹副隊長」
「しんどくなったら呼んでくださいね?」
虎徹副隊長は、眉を八の字にして
私の体調を気遣ってくれた。
だが、残念ながら全く酔ってはいない。
そもそも、レモンサワーごときで酔えない。
「あーーーー、疲れる」
店先にあるベンチに腰掛けて
少し涼しい夜風にあたる。
「ご飯食べに来たって思うことにしよ」
狛村体調が、この隊には女性が少ないからという理由で、女性死神協会の集まりにはたくさん行って
リフレッシュしてきてほしいと、いうのできたものの
そういうのが苦手で、私は七番隊を選んだ。
昔は、女性の少なさから
チヤホヤされるためだ、と後ろ指を刺されたこともある。
ほんとうは、十一番隊に行きたいぐらい戦うことが好きなのに。
かえって七番隊では大切にはされすぎて
演習も、簡単なものにしか呼ばれていない気がしている
「ビール飲みたい」
元々、自分の意見すら最も苦手で
なにかに執着するのも苦手で、流れに身を任せたいタイプ。
人付き合いに困らない程度のキャラを作っていれば
なんとかなるだろうと思っていた。
「おや、凛?」
「弓親」
「珍しいね、凛が女性死神協会の飲み会に出ているなんて」
「詳しいね」
「うちの副隊長が、朝からワクワクしていたからね」
「そっか、」
おもむろに声をかけてきたのは、綾瀬川弓親
霊術院での同期で、流魂街からの私の素を知る数少ない人だ
「まぁ、凛のことだ。
勝手にキャラ作って、話し合わせるのが疲れたってとこだろう?」
「御名答、さっすが弓親」
「まったく、なぜそんな、美しくないことをするんだい?」
「それが女ってやつだよ、取り繕わないと意味がない」
取り繕えないと、捨てられる。
それは、流魂街で学んだことで教訓の一つなのだ。
うまいこと世渡りしないと、生きていけない。
「美しく生きるのは大変だね」
「まぁ、今ここにいる凛は美しいよ」
「ふはは、ありがとう」
「取り繕っていない凛が、僕は好きだから」
「弓親が、そう言ってくれるならそれでいいね」
「そうだね、僕が、美しいと認めているのだから」
弓親もどうやら男性死神協会の集まりらしい。
主催は射場鉄左衛門らしい。
メンバー的に、吉良副隊長阿散井副隊長檜佐木副隊長、それと一角さんと、弓親あたりであろう。
ただのやけ酒になりそうな会だと悟る
「松本副隊長は、絡み酒だから頑張ってね」
「大丈夫だとは思うけど頑張る」
「健闘を祈るよ」
「じゃぁ、私はもうそろそろ戻るね」
「それがいいよ」
「虎徹副隊長が、心配するからね」
ベンチから立ち上がる
弓親も店に戻るらしい
「そういえば、弓親も夜風に当たりに来たの?」
「まぁ、そういうところかな」
「そっか」
「まぁ、凛が外に出たからっていうのも理由になるけど」
ほら、戻るよと背中を押されて
暖簾をくぐる
「凛、飲みたりなかったらこのあと2人で呑まないかい?」
「それは魅力的だなぁ」
「だろう?まぁ、連絡してよ」
「ありがと、じゃ、また後で」
入り口から二手に分かれる
「あ、小鳥遊さんおかえりなさい」
「戻りました、すっかり元気です」
「来たわね、凛!!!」
「えっと、どういう状況でしょうか……?」
「見ての通り、松本副隊長に潰されている方が増えまして……」
「飲むわよ!こっちきなさい!」
ビール瓶を持っている松本副隊長のところへ向かう
「凛、あんたの酒の強さは一角から聞いているわよ?」
「それはそれは……」
グラスを合わせて、まずはビールを一杯
ようやく飲みたかった酒が、身体に巡っていく
「いい飲みっぷりね!」
「こう見えて、七番隊ですから。射場副隊長のためにもこの戦いは負けられませんね」
その後、何杯か飲んでいる時に射場副隊長の声が店に響き、男性死神協会の飲み会が開催されていることに気づいたら松本副隊長は標的を簡単に檜佐木副隊長にすり替えた
ビール片手に弓親と目が合ったので
ピースサインを送ると、弓親も笑ってくれた
「なんで射場副隊長叫んでいたの?」
「ロシアンたこ焼きで、辛子たこ焼きを食べたんだ」
「なるほどね、おかげで助かった」
「おや?キャラが崩れているよ」
「弓親の前だしいいかなって」
「そう」
店を移動せずに、
ここで飲み直そうか。と弓親が誘ってくれたので
ビールを注いで、グラスを合わせる
4/4ページ