あやせがわゆみちか
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護廷十三隊 十一番隊は
戦闘専門部隊、と言われるほど
要は血の気の多い輩たちが所属している。
そんな中、十一番隊に咲く花がある。
隊花、鋸草を彷彿とされるような
赤の似合う、女隊士がいる
「……美しいな、」
死覇装を汚さず、蝶のような身のこなしの軽やかさ
一寸の隙も与えない、無駄のない太刀
毛先の、一本一本すべての動きもコントロールしているのかと見紛うほどだ。
まるで、舞のようだった
「今さらながら小鳥遊が戦っている姿初めてみたな」
ここ最近の尸魂界は、意味がわからないほど忙しい
藍染がことの発端、だとは思うが
十刃とか、滅却師とか、零番隊とか
何がなんだかわからない
戦闘専門部隊と言われているこの隊に
草鹿やちるに、次ぐ地位を築き上げる
小鳥遊凛
「小鳥遊って、書類担当なのかと思っていたよ」
彼女の周りにいる、見覚えのある隊士たちは
相手方に操られゾンビ状態であった
良くしていた後輩もいたから、人によっては
斬る事を躊躇われるというのに
戦いを、楽しんでいる目をしていたのだ
一寸の好きも与えない太刀
長い事戦い、体力も無いだろうに
蝶のように軽やかな動き
「小鳥遊」
「綾瀬川さん、」
どうやら取り囲んでいた隊士たちはすべて動かなくなります、屍の間に佇む小鳥遊に声をかけた
先程までの俊敏さはどこえやら、いつもののんびりとした動きでこちらに振り向いた
「霊圧、だいぶ減っただろう」
「えへへ、はしゃぎすぎましたね」
「美しかったよ」
「褒められた、やった」
カツン、と斬魄刀をしまう。
胸元の併せから、巾着を取り出さて錠剤をいくつか口に含んだ
「綾瀬川さんもどうですか?」
「…なんだい?それは、」
「十二番隊お墨付き☆増力剤です」
「………うさんくさ」
「まぁまぁ、私これを飲んで今も立っていられるので、効力は確かですよ」
はい、と赤い粒を6粒渡された
「1回につき服用は2錠まで、効力は8時間ほど」
「……わかった」
「これを飲み切る前には戦いが終わることを祈っていますが……飲んでください。綾瀬川さんには生きてほしいから」
手のひらを重ねるように、ぎゅ、と握る
思った以上に華奢な指。
「綾瀬川さん、こんな所で言うのもなんなんですが」 「なに?」
「実はずっと、好きなんです」
「………は?」
「正しい反応です」
握られた手は離さないで、そこを見つめて
小鳥遊はそんな事を言うんだ
「言うつもり、無かったんです。
でも、こんなに戦いばっかりで……いのちがいくらあっても足りないご時世になってしまったら、この思い伝えてみてもいいかなって」
手を離して、今度はしっかりこちらをみた
「ずっと、好きです。これからも、ずっと」
「………」
「では、私行きます」
ゴゴゴ…と何かの動く音がする
また、戦いが始まるのだろう
「待って!」
瞬歩で姿を消す、ほんの一瞬に声を掛ける
「小鳥遊、この戦いが終わって
ふたりとも生きながらえたなら、食事にでもいこう」
「綾瀬川さん……」
「言い逃げをさせるわけには行かないからね」
吊り橋効果、というのか
この命の危機が迫っているタイミングで言われた
“好き”という言葉
「必ず生きながらえますから」
ふっ、笑った小鳥遊をそこで見送る
「じゃぁ、僕も生きながらえないとだ」
赤い粒をまず、2つ口に含む
身体がすこし熱を持っている感じ
「胡散臭い、とは思ったけど……やれそう、かな」
手に力が戻ってくる感覚
これなら、斬魄刀がにぎれる
大丈夫だ
「どこに行こうか、とか今考えるべきではないね」
この戦い
誰でもいいから終わらせておくれ。
僕と小鳥遊が生きながらえて、食事に行ける
そんな時を、今か今かと待っているのだから
戦闘専門部隊、と言われるほど
要は血の気の多い輩たちが所属している。
そんな中、十一番隊に咲く花がある。
隊花、鋸草を彷彿とされるような
赤の似合う、女隊士がいる
「……美しいな、」
死覇装を汚さず、蝶のような身のこなしの軽やかさ
一寸の隙も与えない、無駄のない太刀
毛先の、一本一本すべての動きもコントロールしているのかと見紛うほどだ。
まるで、舞のようだった
「今さらながら小鳥遊が戦っている姿初めてみたな」
ここ最近の尸魂界は、意味がわからないほど忙しい
藍染がことの発端、だとは思うが
十刃とか、滅却師とか、零番隊とか
何がなんだかわからない
戦闘専門部隊と言われているこの隊に
草鹿やちるに、次ぐ地位を築き上げる
小鳥遊凛
「小鳥遊って、書類担当なのかと思っていたよ」
彼女の周りにいる、見覚えのある隊士たちは
相手方に操られゾンビ状態であった
良くしていた後輩もいたから、人によっては
斬る事を躊躇われるというのに
戦いを、楽しんでいる目をしていたのだ
一寸の好きも与えない太刀
長い事戦い、体力も無いだろうに
蝶のように軽やかな動き
「小鳥遊」
「綾瀬川さん、」
どうやら取り囲んでいた隊士たちはすべて動かなくなります、屍の間に佇む小鳥遊に声をかけた
先程までの俊敏さはどこえやら、いつもののんびりとした動きでこちらに振り向いた
「霊圧、だいぶ減っただろう」
「えへへ、はしゃぎすぎましたね」
「美しかったよ」
「褒められた、やった」
カツン、と斬魄刀をしまう。
胸元の併せから、巾着を取り出さて錠剤をいくつか口に含んだ
「綾瀬川さんもどうですか?」
「…なんだい?それは、」
「十二番隊お墨付き☆増力剤です」
「………うさんくさ」
「まぁまぁ、私これを飲んで今も立っていられるので、効力は確かですよ」
はい、と赤い粒を6粒渡された
「1回につき服用は2錠まで、効力は8時間ほど」
「……わかった」
「これを飲み切る前には戦いが終わることを祈っていますが……飲んでください。綾瀬川さんには生きてほしいから」
手のひらを重ねるように、ぎゅ、と握る
思った以上に華奢な指。
「綾瀬川さん、こんな所で言うのもなんなんですが」 「なに?」
「実はずっと、好きなんです」
「………は?」
「正しい反応です」
握られた手は離さないで、そこを見つめて
小鳥遊はそんな事を言うんだ
「言うつもり、無かったんです。
でも、こんなに戦いばっかりで……いのちがいくらあっても足りないご時世になってしまったら、この思い伝えてみてもいいかなって」
手を離して、今度はしっかりこちらをみた
「ずっと、好きです。これからも、ずっと」
「………」
「では、私行きます」
ゴゴゴ…と何かの動く音がする
また、戦いが始まるのだろう
「待って!」
瞬歩で姿を消す、ほんの一瞬に声を掛ける
「小鳥遊、この戦いが終わって
ふたりとも生きながらえたなら、食事にでもいこう」
「綾瀬川さん……」
「言い逃げをさせるわけには行かないからね」
吊り橋効果、というのか
この命の危機が迫っているタイミングで言われた
“好き”という言葉
「必ず生きながらえますから」
ふっ、笑った小鳥遊をそこで見送る
「じゃぁ、僕も生きながらえないとだ」
赤い粒をまず、2つ口に含む
身体がすこし熱を持っている感じ
「胡散臭い、とは思ったけど……やれそう、かな」
手に力が戻ってくる感覚
これなら、斬魄刀がにぎれる
大丈夫だ
「どこに行こうか、とか今考えるべきではないね」
この戦い
誰でもいいから終わらせておくれ。
僕と小鳥遊が生きながらえて、食事に行ける
そんな時を、今か今かと待っているのだから