ひらこしんじ
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時々不安になる。
私は、平子真子という男に釣り合える人なのか。
私はただのしがない隊士で
彼は護廷十三隊の隊長と言われる人
同じ隊に所属しているというだけの共通点で
なぜ、お付き合いに発展したのかは
まぁ、カクカクシカジカ
「なにちんたらうどん食っとんねん」
「ひゃい!?!」
「1本ずつ食べてるやつおるな〜って思ったら
凛なかいか」
「お疲れ様です」
食堂で考え込んでいたところ、悩みのタネの
平子隊長がふらりとやってきたのだ
持っているお盆の上には、日替わり定食だ
「なんか考え込んでたん?」
「はい、まぁ……」
「言ってみ」
「………いやです」
「なんでや!俺が解決したるって、ほれ」
「解決したい、わけじゃない……わけじゃないけど」
ちょっと、共感もして欲しい。
隊長と付き合っている平隊士の方はいませんかー?
と、食堂で叫んでみたいものだ。
「ある意味悩みのタネの根源、というか」
「……はぁ?オレなん?」
「そうです、ね。うん、そうなってます」
カレイの煮つけを、器用に食べていく隊長は
なんともつまらなさそうに、私の話を聞く
「なら、なおさらオレが解決できるやん」
「……ちゃうねん」
「下手くそな使い方すんな」
このちょっと難しい乙女ゴコロ
「どおせ、平のわたしがちょーイケメンな平子隊長に釣り合っているのか不安なんですぅ、的なヤツやろ?」
「なんで、わかるんですか!!?」
「顔に書いてる」
「ええっ!?」
「物理的なもんじゃない、おしぼりで顔を拭くな」
顔に書いてるって言っているから、
思わず顔を手元にあったおしぼりで頬を拭いた
が、どうやら違うらしい。
じゃぁ、なんで平子隊長はわかってしまったのだろう
「好きな子が悩んでんねん。その悩みのタネが
付き合ってるオレ、なら、こういうことやろなーって
」
「………」
「ま、そんな不安になんかならんでええよ。
オレが選んだのは、他の誰でもない凛や。胸はってええよ」
「乱菊さんみたいに張れるおっぱい、ない」
「それはオレが今育ててるところ」
サラリととんでもないことを言っている気もするけど
「平だから付き合えんとか、副隊長や隊長やないと釣り合わんとかないから。たとえ、惚れたら町娘だろうが娼婦やろうが貴族やろうが、俺は付き合うで」
「平子、隊長……」
「立場やない、凛がええって思ったから付き合ってる。せやから、そんなこと気にすんな」
すっかり冷めてしまったうどんに
ごっそさん、と平子隊長は食べ終わっている
ガタ、と立ち上がって
遠ざかる羽織すがたに、急に寂しくなって
1本ずつ食べていたうどんを一気にすする
「平子たいちょ!」
追いかける背中
慌てるように食堂を出て、左に曲がったと思ったのに
どこに行ってしまったのか
あんなに目立つ人なのに。
「たいちょぉ、どこぉ、、」
あぁ、情緒不安定
平だとか、釣り合うのかとか、
いろんなことが不安だったのに
姿が見えなくなるだけで、涙ぐむとか
こどもみたい、だ
人混みのなか、思わずうずくまる
ご飯のあと、急に走ったから横腹も痛いし
なんてこのないことで、涙が出るのも隠したい
「なーに泣いとんの」
影ができる。
頭から声が聞こえる。あぁ、この声を求めていた
「たいちょ、」
「こういう時ぐらい、ええのに」
さっと抱きかかえられ、瞬歩で移動してきたのは
誰もいない広場だった
菜の花が揺れる、平子隊長の色でそまったその場所
「で、なんで泣いてたん?」
「……顔に書いていませんか?」
「書いてほんなぁ、」
少し濡れた頬を、平子隊長の大きな手が包む
「飯食い終わったら、ローズに捕まったんよ」
「…ハイ」
「三番隊まで行ってた。そんだら、凛の霊圧ぐらぐらして、戻ってきた」
「…はい、」
「で、見てみたら蹲って泣いてて、どうしてええか分からんくて、ここにきた」
にじむ視界の中には、とても心配してる顔の
平子隊長がいた。
数分前までは、余裕綽々な顔をしていたのに
「何が合ったん?」
「たい、ちょ」
「今は、隊長とかやない」
「……真子、さぁぁん!」
捉えられていた頬の手をすり抜けて
ぎゅっと抱きつく
「真子さんのこと、好きすぎておかしくなりしう」
「ほーか、俺も凛のこと好きすぎて夜しか眠れへん」
「真子さんのこと、大好き。食堂からいなくなったとき、きゅーに寂しくなっちゃった」
「……さよか」
「でも、そんなわがまま子供じゃん。って思ったら、やっぱり釣り合わないんじゃ、って…」
「まーた、そんな事考えたんか」
「…だってぇぇ、」
視線合わせるように、身体から剥がされた私に
真子さんは、一度キスをした
「こうなると、言葉よりも身体に教え込むしかないな?」
「……ひぇぇ」
「どうやったら、凛を安心させられるん?
このうっすい口唇を乱菊ちゃんぐらいまでぷっくりさせるほどちゅーしたらわかるん?」
「……それ、は」
言葉の続きを言う前に、また、キスが降ってくる
くっついては離れて、また、くっついて。
口の中に、真子さんの舌が割り入ってくる
くらくら、するほどのキスだった
「しん、じ、さぁ……ん」
「なんや、」
「も、う………」
「まだ辞めへんよ?」
苦し紛れに胸元をたたいた。
だけど、真子さんの表情は変わらずに
「顔に書いてんで、凛」
「…ふえ?」
とろけてしまうほどの声で
こういうの。
「もっと、愛してって、な?」
私は、平子真子という男に釣り合える人なのか。
私はただのしがない隊士で
彼は護廷十三隊の隊長と言われる人
同じ隊に所属しているというだけの共通点で
なぜ、お付き合いに発展したのかは
まぁ、カクカクシカジカ
「なにちんたらうどん食っとんねん」
「ひゃい!?!」
「1本ずつ食べてるやつおるな〜って思ったら
凛なかいか」
「お疲れ様です」
食堂で考え込んでいたところ、悩みのタネの
平子隊長がふらりとやってきたのだ
持っているお盆の上には、日替わり定食だ
「なんか考え込んでたん?」
「はい、まぁ……」
「言ってみ」
「………いやです」
「なんでや!俺が解決したるって、ほれ」
「解決したい、わけじゃない……わけじゃないけど」
ちょっと、共感もして欲しい。
隊長と付き合っている平隊士の方はいませんかー?
と、食堂で叫んでみたいものだ。
「ある意味悩みのタネの根源、というか」
「……はぁ?オレなん?」
「そうです、ね。うん、そうなってます」
カレイの煮つけを、器用に食べていく隊長は
なんともつまらなさそうに、私の話を聞く
「なら、なおさらオレが解決できるやん」
「……ちゃうねん」
「下手くそな使い方すんな」
このちょっと難しい乙女ゴコロ
「どおせ、平のわたしがちょーイケメンな平子隊長に釣り合っているのか不安なんですぅ、的なヤツやろ?」
「なんで、わかるんですか!!?」
「顔に書いてる」
「ええっ!?」
「物理的なもんじゃない、おしぼりで顔を拭くな」
顔に書いてるって言っているから、
思わず顔を手元にあったおしぼりで頬を拭いた
が、どうやら違うらしい。
じゃぁ、なんで平子隊長はわかってしまったのだろう
「好きな子が悩んでんねん。その悩みのタネが
付き合ってるオレ、なら、こういうことやろなーって
」
「………」
「ま、そんな不安になんかならんでええよ。
オレが選んだのは、他の誰でもない凛や。胸はってええよ」
「乱菊さんみたいに張れるおっぱい、ない」
「それはオレが今育ててるところ」
サラリととんでもないことを言っている気もするけど
「平だから付き合えんとか、副隊長や隊長やないと釣り合わんとかないから。たとえ、惚れたら町娘だろうが娼婦やろうが貴族やろうが、俺は付き合うで」
「平子、隊長……」
「立場やない、凛がええって思ったから付き合ってる。せやから、そんなこと気にすんな」
すっかり冷めてしまったうどんに
ごっそさん、と平子隊長は食べ終わっている
ガタ、と立ち上がって
遠ざかる羽織すがたに、急に寂しくなって
1本ずつ食べていたうどんを一気にすする
「平子たいちょ!」
追いかける背中
慌てるように食堂を出て、左に曲がったと思ったのに
どこに行ってしまったのか
あんなに目立つ人なのに。
「たいちょぉ、どこぉ、、」
あぁ、情緒不安定
平だとか、釣り合うのかとか、
いろんなことが不安だったのに
姿が見えなくなるだけで、涙ぐむとか
こどもみたい、だ
人混みのなか、思わずうずくまる
ご飯のあと、急に走ったから横腹も痛いし
なんてこのないことで、涙が出るのも隠したい
「なーに泣いとんの」
影ができる。
頭から声が聞こえる。あぁ、この声を求めていた
「たいちょ、」
「こういう時ぐらい、ええのに」
さっと抱きかかえられ、瞬歩で移動してきたのは
誰もいない広場だった
菜の花が揺れる、平子隊長の色でそまったその場所
「で、なんで泣いてたん?」
「……顔に書いていませんか?」
「書いてほんなぁ、」
少し濡れた頬を、平子隊長の大きな手が包む
「飯食い終わったら、ローズに捕まったんよ」
「…ハイ」
「三番隊まで行ってた。そんだら、凛の霊圧ぐらぐらして、戻ってきた」
「…はい、」
「で、見てみたら蹲って泣いてて、どうしてええか分からんくて、ここにきた」
にじむ視界の中には、とても心配してる顔の
平子隊長がいた。
数分前までは、余裕綽々な顔をしていたのに
「何が合ったん?」
「たい、ちょ」
「今は、隊長とかやない」
「……真子、さぁぁん!」
捉えられていた頬の手をすり抜けて
ぎゅっと抱きつく
「真子さんのこと、好きすぎておかしくなりしう」
「ほーか、俺も凛のこと好きすぎて夜しか眠れへん」
「真子さんのこと、大好き。食堂からいなくなったとき、きゅーに寂しくなっちゃった」
「……さよか」
「でも、そんなわがまま子供じゃん。って思ったら、やっぱり釣り合わないんじゃ、って…」
「まーた、そんな事考えたんか」
「…だってぇぇ、」
視線合わせるように、身体から剥がされた私に
真子さんは、一度キスをした
「こうなると、言葉よりも身体に教え込むしかないな?」
「……ひぇぇ」
「どうやったら、凛を安心させられるん?
このうっすい口唇を乱菊ちゃんぐらいまでぷっくりさせるほどちゅーしたらわかるん?」
「……それ、は」
言葉の続きを言う前に、また、キスが降ってくる
くっついては離れて、また、くっついて。
口の中に、真子さんの舌が割り入ってくる
くらくら、するほどのキスだった
「しん、じ、さぁ……ん」
「なんや、」
「も、う………」
「まだ辞めへんよ?」
苦し紛れに胸元をたたいた。
だけど、真子さんの表情は変わらずに
「顔に書いてんで、凛」
「…ふえ?」
とろけてしまうほどの声で
こういうの。
「もっと、愛してって、な?」
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