ながいはなし
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平子はあのあと白に運ばれて五番隊に送られ
買いに行くのは面倒だ、ということで手間賃を払って白と別れた。
どこか上の空な平子を横目に、雛森は何度目かのため息をつく。
「隊長、もう今日はお仕事お辞めになられたらどうでしょう?効率も悪そうですし」
「……そーするかなぁ、すまんな」
「いえ、お疲れの日ということですよ」
雛森の優しさに甘えて、今日はもう仕事をせずに
ふらふらと瀞霊廷を彷徨うことにした。
そんなときでも気になるのは小鳥遊凛のこと
気になって、八番隊に行こうと思うも
先ほど、六車拳西に言われた言葉を思い出して立ち止まった。
「凛の隊長羽織に舞い上がってるんか……」
めちゃめちゃはずいやん。
言葉に出さずではあったが、顔に熱が集まるから
思わず片手で口元を抑える。
ようやく見れた羽織姿。
自分の知らなかった姿、これを自分がいない時に見ていた人たちに向けていた嫉妬。
そうして、見せたくなかった独占欲が、身体の中で蠢いていく。
「あらら、平子さんどうしたんスか?」
「……喜助か」
「どーも、コンニチハ」
バッ、と、扇子を広げた浦原喜助が
珍しく尸魂界に来ていたのだ。
浦原は頭の先から爪先まで平子を一通り見てから
首を傾げた
「サボりっすかぁ?」
「……ちゃう、もう今日の仕事は辞めや」
「ずいぶんと早く終えたんですね」
「やる気にならん日があってもええやろ」
「………はーーーーん、小鳥遊サンと何かありました?」
「なんでそうなんねん!!!!」
「平子さんの様子がおかしい理由はだいたい小鳥遊サン絡みでしょう?」
なんでこんなにわかりやすいんや、とまた恥ずかしくなる平子を、ニタニタと見つめる浦原は
面白いおもちゃを見つめたような顔であった
「それはそうと、喜助はなんかあったんか」
「えぇ、まぁ。涅サンと話ををしておりまして」
「ほーか」
「手続きのために一番隊に行ったんですけど、小鳥遊サンいらっしゃらなかったですが」
「八番隊や」
「八番隊?どこに書類届けに行っているとかも分かるんですか?きもーい」
「ちゃう!今日から凛は隊長や」
「………小鳥遊サンが、」
「せや、2度目の隊長やってんねん」
この前、現世に行った時に悩んでいた。とは伏せた
その理由は、浦原自身が1回目の隊長就任の時期に気づいて、顔を伏せたからだった。
だが、その顔はすぐに上げられた。
「就任パーティーしますか?」
「いや、今はせんよ」
「そうでしたか」
「今は俺が出る幕ではないねん。ややこいやろ?
1日目の隊長に激絡みしにいく他の隊長って」
「そうですね、けど、ボクは隊長初日の日に
平子さんが声かけてくれたことは大変助かりましたけど?」
「凛は喜助と違って、隊士との関わりがあんねん。しかも2回目の隊長や。もう、勝手が分かっとるから教えることもあらんのや」
茶化そうと思った浦原だが、どうもそんな雰囲気ではなさそうだったので、かぶっていた帽子を目深にかぶり直した。
「今の凛には、俺は邪魔かもしれんな」
「平子さん……」
「あぁ、あかんね。こんなめんどくさい男やと思わんかった」
「………本当ですね」
はぁぁぁ、と長いため息をついた平子
「えーと、飲みに行きます?」
「いや、今日は先約あんねん」
「そうでしたか、それはよかった」
「なんでやねん……けど、そうかもな」
「ちなみにお相手お聞きしても?」
「拳西のトコの副隊長と、ルキアちゃんのとこの副隊長や。瀞霊廷通信の打ち合わせ的なやつ」
「あ〜平さん!彼、なかなか気になるところがあるんですよね……」
「なんや、喜助。平のこと知ってたんか」
「えぇ、彼は唯一藍染の始解を見ずにここまで来ている死神ですから」
「そら珍しいな」
「それなのに、空座町の戦いには出てこなかったの不思議ですよね」
「……確かにな、まぁ、そんなヤツを温存したかったんやろ」
「彼はその時には既に副隊長の座にいました。それなのに、出てこなかったのも不自然だと思いません?それに、黒崎サンが朽木サンを奪還したときにも居合わせていなかった、と夜一さんが言ってました」
その頃の瀞霊廷のことなんて、今となってはどうでもいい話と流せなかったのは浦原だけではなく
平子も同じなようだ
「俺も色々気になる存在やから、今回瀞霊廷通信の対談相手に選んだんや」
「さすがですね」
「ずっと、俺も引っかかっててん。似てるところもあるしな?」
「何かわかったら教えてくださいな」
「まぁ、今更藍染の懐刀でしたーやったらエグいけどな」
「あっはは!確かに。それはそれで楽しみです」
それじゃ、と浦原は平子と別れた。
「平マコト……お前は何者なんやろうか」
檜佐木と交わした約束にはまだ少し時間がある
歩き回る、としても隊長が一人で彷徨っていても
おかしくはないが、自宅に戻ることにした
買いに行くのは面倒だ、ということで手間賃を払って白と別れた。
どこか上の空な平子を横目に、雛森は何度目かのため息をつく。
「隊長、もう今日はお仕事お辞めになられたらどうでしょう?効率も悪そうですし」
「……そーするかなぁ、すまんな」
「いえ、お疲れの日ということですよ」
雛森の優しさに甘えて、今日はもう仕事をせずに
ふらふらと瀞霊廷を彷徨うことにした。
そんなときでも気になるのは小鳥遊凛のこと
気になって、八番隊に行こうと思うも
先ほど、六車拳西に言われた言葉を思い出して立ち止まった。
「凛の隊長羽織に舞い上がってるんか……」
めちゃめちゃはずいやん。
言葉に出さずではあったが、顔に熱が集まるから
思わず片手で口元を抑える。
ようやく見れた羽織姿。
自分の知らなかった姿、これを自分がいない時に見ていた人たちに向けていた嫉妬。
そうして、見せたくなかった独占欲が、身体の中で蠢いていく。
「あらら、平子さんどうしたんスか?」
「……喜助か」
「どーも、コンニチハ」
バッ、と、扇子を広げた浦原喜助が
珍しく尸魂界に来ていたのだ。
浦原は頭の先から爪先まで平子を一通り見てから
首を傾げた
「サボりっすかぁ?」
「……ちゃう、もう今日の仕事は辞めや」
「ずいぶんと早く終えたんですね」
「やる気にならん日があってもええやろ」
「………はーーーーん、小鳥遊サンと何かありました?」
「なんでそうなんねん!!!!」
「平子さんの様子がおかしい理由はだいたい小鳥遊サン絡みでしょう?」
なんでこんなにわかりやすいんや、とまた恥ずかしくなる平子を、ニタニタと見つめる浦原は
面白いおもちゃを見つめたような顔であった
「それはそうと、喜助はなんかあったんか」
「えぇ、まぁ。涅サンと話ををしておりまして」
「ほーか」
「手続きのために一番隊に行ったんですけど、小鳥遊サンいらっしゃらなかったですが」
「八番隊や」
「八番隊?どこに書類届けに行っているとかも分かるんですか?きもーい」
「ちゃう!今日から凛は隊長や」
「………小鳥遊サンが、」
「せや、2度目の隊長やってんねん」
この前、現世に行った時に悩んでいた。とは伏せた
その理由は、浦原自身が1回目の隊長就任の時期に気づいて、顔を伏せたからだった。
だが、その顔はすぐに上げられた。
「就任パーティーしますか?」
「いや、今はせんよ」
「そうでしたか」
「今は俺が出る幕ではないねん。ややこいやろ?
1日目の隊長に激絡みしにいく他の隊長って」
「そうですね、けど、ボクは隊長初日の日に
平子さんが声かけてくれたことは大変助かりましたけど?」
「凛は喜助と違って、隊士との関わりがあんねん。しかも2回目の隊長や。もう、勝手が分かっとるから教えることもあらんのや」
茶化そうと思った浦原だが、どうもそんな雰囲気ではなさそうだったので、かぶっていた帽子を目深にかぶり直した。
「今の凛には、俺は邪魔かもしれんな」
「平子さん……」
「あぁ、あかんね。こんなめんどくさい男やと思わんかった」
「………本当ですね」
はぁぁぁ、と長いため息をついた平子
「えーと、飲みに行きます?」
「いや、今日は先約あんねん」
「そうでしたか、それはよかった」
「なんでやねん……けど、そうかもな」
「ちなみにお相手お聞きしても?」
「拳西のトコの副隊長と、ルキアちゃんのとこの副隊長や。瀞霊廷通信の打ち合わせ的なやつ」
「あ〜平さん!彼、なかなか気になるところがあるんですよね……」
「なんや、喜助。平のこと知ってたんか」
「えぇ、彼は唯一藍染の始解を見ずにここまで来ている死神ですから」
「そら珍しいな」
「それなのに、空座町の戦いには出てこなかったの不思議ですよね」
「……確かにな、まぁ、そんなヤツを温存したかったんやろ」
「彼はその時には既に副隊長の座にいました。それなのに、出てこなかったのも不自然だと思いません?それに、黒崎サンが朽木サンを奪還したときにも居合わせていなかった、と夜一さんが言ってました」
その頃の瀞霊廷のことなんて、今となってはどうでもいい話と流せなかったのは浦原だけではなく
平子も同じなようだ
「俺も色々気になる存在やから、今回瀞霊廷通信の対談相手に選んだんや」
「さすがですね」
「ずっと、俺も引っかかっててん。似てるところもあるしな?」
「何かわかったら教えてくださいな」
「まぁ、今更藍染の懐刀でしたーやったらエグいけどな」
「あっはは!確かに。それはそれで楽しみです」
それじゃ、と浦原は平子と別れた。
「平マコト……お前は何者なんやろうか」
檜佐木と交わした約束にはまだ少し時間がある
歩き回る、としても隊長が一人で彷徨っていても
おかしくはないが、自宅に戻ることにした
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