ながいはなし
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午後から、認証をもらおうと思っていたのに
それが揃ってしまったので、机に向かい自分に回ってきた書類を淡々とこなしていた。
「小鳥遊さんここの書き方って……」
「そこは、ここの数字とここの数字を足したものです」
「あっ、なるほど…」
「そうすると、個々の数字と一致するはずです。
合わなかったら、ここの行の計算がズレている可能性がありますね」
「わかりました!ありがとうございます!」
どれくらいも下の子から、質問をされるたびに
ここのやり方のマニュアルを作っておくべきか、と小鳥遊は悩むが、先輩に聞いてコミュニケーションをとることも仕事の一環、と考え
多すぎるマニュアルづくりは控えていた
京楽から与えられた2週間をいかに過ごすかがここから先の問題ではある。
ひとまず、八番隊に残っておる課題や
今京楽が対応している事柄を引き継ぐことも必要なのだが、一番隊の仕事もしている京楽に指示を仰ぐのは
返って仕事を増やしてしまう可能性がある
「顔色は伺うなって、昔真子が言っていたよな…」
浦原喜助が体調に就任していた時に言っていた。
「まぁ、いいや。仕事しよ。向こうに行ってから全部考えても遅くない」
次の書類に目を通す。
淡々と業務をこなすと、すぐに仕事を終える鐘が鳴る
集中して作業をしていたので、座りながらぐっと腕を伸ばす。
次々に、自席に立つ隊士たち。
小鳥遊も、その流れに乗るように帰宅の用意をする。
門をでると、特に待ち人なし。
口約束のようなものだ、と思ったが
平子が小鳥遊との約束を守らなかったのは
あの警鐘が鳴ったあの夜だけなのだ。
定時に終了できる隊長は少ないのは知っていたので
小鳥遊は、五番隊へ向かうことにした。
「じゃぁ、平子隊長ご検討をお願いしますね!」
「へいへい」
「候補、としてはここらへんかなぁとは思っているんですけど……。」
「ほーーーーーーーん」
雛森には、勝手に入っても大丈夫ですよと
にっこり微笑まれた。
中にいるのは、九番隊副隊長の檜佐木修兵だろう。
雛森曰く、いつぞやの瀞霊廷通信で特集を平子で組むらしくその対談相手を決めている最中のようだ
「六車隊長や鳳橋隊長との3人でもいいかな、とは思うんですけど……」
「却下」
「じゃぁ、雛森副隊長との五番隊談義とかどうっすか?」
「ふつーやな」
「まぁ各隊の特集は今度やりたい企画として上がってます。真央霊術院の学生向けの冊子を作る時にまた伺います」
「対談って、誰でもええん?」
「一応、お相手候補伺いたいんですけど……」
「んー?そこの扉開けたらいる子」
別に盗み聞きしていたわけではなかったが
不意に檜佐木が扉を開ける。
「小鳥遊さん?」
「お疲れ様です。檜佐木くん」
「お疲れ様です、え、小鳥遊さんと対談ですか?」
「せや、もうそろそろ公表なるけど八番隊隊長になるで」
「真子」
「なんて俺の口から言うねんってな、ええやん別に減るもんやないんやから」
「そうじゃなくって」
「そういえば、小鳥遊さんは復隊される前から平子隊長のことをご存知だったんですもんね?」
「えぇ、髪の長かった平子隊長時代のことは存じてます」
隣座りぃ、と平子が小鳥遊を促す。
失礼します、と一言入れてから平子の隣に腰を下ろし
檜佐木との会話を続けた
「なぁ、凛」
「ん?」
「ちょいと、耳かしぃ」
平子に言われ、左側に身体を傾ける
檜佐木に聞こえないように、口元を手で隠しながら
平子は小鳥遊にこう尋ねた
「付き合っていることは、公表するか?」
すると、小鳥遊は小さく首を振った
「付き合ってたことは?」
同じく首を左右に振る
「なんでやねん!」
「耳痛い!バカ!」
檜佐木は一体何を見せられているのだろう、と
目を白黒させていたが、あえて触れないことにしていた。
「小鳥遊さんは、新任された時に改めてお話し伺ってもいいですか?」
「特集組めるほどのものではないですよ?」
「それまでに、いろいろと準備します!」
一旦、檜佐木の中では平子と小鳥遊の対談は保留にした。
コレを見せられて、平子には一定数ファンのような子らがいるから…編集長としても慎重に行きたいところのようだった
「まぁ、気になる副隊長とか平と新人隊員とかいれば教えてください」
「気になる、ねぇ……?」
「えぇ、平子隊長の特集組めるなら俺は尽力しますから!言ってくださいね!」
ぐっと、親指を立てて
机に広げた資料を檜佐木は片付け始める。
すると、平子は誰かを思い出したように言った
「十三番の副隊長、平マコト」
それが揃ってしまったので、机に向かい自分に回ってきた書類を淡々とこなしていた。
「小鳥遊さんここの書き方って……」
「そこは、ここの数字とここの数字を足したものです」
「あっ、なるほど…」
「そうすると、個々の数字と一致するはずです。
合わなかったら、ここの行の計算がズレている可能性がありますね」
「わかりました!ありがとうございます!」
どれくらいも下の子から、質問をされるたびに
ここのやり方のマニュアルを作っておくべきか、と小鳥遊は悩むが、先輩に聞いてコミュニケーションをとることも仕事の一環、と考え
多すぎるマニュアルづくりは控えていた
京楽から与えられた2週間をいかに過ごすかがここから先の問題ではある。
ひとまず、八番隊に残っておる課題や
今京楽が対応している事柄を引き継ぐことも必要なのだが、一番隊の仕事もしている京楽に指示を仰ぐのは
返って仕事を増やしてしまう可能性がある
「顔色は伺うなって、昔真子が言っていたよな…」
浦原喜助が体調に就任していた時に言っていた。
「まぁ、いいや。仕事しよ。向こうに行ってから全部考えても遅くない」
次の書類に目を通す。
淡々と業務をこなすと、すぐに仕事を終える鐘が鳴る
集中して作業をしていたので、座りながらぐっと腕を伸ばす。
次々に、自席に立つ隊士たち。
小鳥遊も、その流れに乗るように帰宅の用意をする。
門をでると、特に待ち人なし。
口約束のようなものだ、と思ったが
平子が小鳥遊との約束を守らなかったのは
あの警鐘が鳴ったあの夜だけなのだ。
定時に終了できる隊長は少ないのは知っていたので
小鳥遊は、五番隊へ向かうことにした。
「じゃぁ、平子隊長ご検討をお願いしますね!」
「へいへい」
「候補、としてはここらへんかなぁとは思っているんですけど……。」
「ほーーーーーーーん」
雛森には、勝手に入っても大丈夫ですよと
にっこり微笑まれた。
中にいるのは、九番隊副隊長の檜佐木修兵だろう。
雛森曰く、いつぞやの瀞霊廷通信で特集を平子で組むらしくその対談相手を決めている最中のようだ
「六車隊長や鳳橋隊長との3人でもいいかな、とは思うんですけど……」
「却下」
「じゃぁ、雛森副隊長との五番隊談義とかどうっすか?」
「ふつーやな」
「まぁ各隊の特集は今度やりたい企画として上がってます。真央霊術院の学生向けの冊子を作る時にまた伺います」
「対談って、誰でもええん?」
「一応、お相手候補伺いたいんですけど……」
「んー?そこの扉開けたらいる子」
別に盗み聞きしていたわけではなかったが
不意に檜佐木が扉を開ける。
「小鳥遊さん?」
「お疲れ様です。檜佐木くん」
「お疲れ様です、え、小鳥遊さんと対談ですか?」
「せや、もうそろそろ公表なるけど八番隊隊長になるで」
「真子」
「なんて俺の口から言うねんってな、ええやん別に減るもんやないんやから」
「そうじゃなくって」
「そういえば、小鳥遊さんは復隊される前から平子隊長のことをご存知だったんですもんね?」
「えぇ、髪の長かった平子隊長時代のことは存じてます」
隣座りぃ、と平子が小鳥遊を促す。
失礼します、と一言入れてから平子の隣に腰を下ろし
檜佐木との会話を続けた
「なぁ、凛」
「ん?」
「ちょいと、耳かしぃ」
平子に言われ、左側に身体を傾ける
檜佐木に聞こえないように、口元を手で隠しながら
平子は小鳥遊にこう尋ねた
「付き合っていることは、公表するか?」
すると、小鳥遊は小さく首を振った
「付き合ってたことは?」
同じく首を左右に振る
「なんでやねん!」
「耳痛い!バカ!」
檜佐木は一体何を見せられているのだろう、と
目を白黒させていたが、あえて触れないことにしていた。
「小鳥遊さんは、新任された時に改めてお話し伺ってもいいですか?」
「特集組めるほどのものではないですよ?」
「それまでに、いろいろと準備します!」
一旦、檜佐木の中では平子と小鳥遊の対談は保留にした。
コレを見せられて、平子には一定数ファンのような子らがいるから…編集長としても慎重に行きたいところのようだった
「まぁ、気になる副隊長とか平と新人隊員とかいれば教えてください」
「気になる、ねぇ……?」
「えぇ、平子隊長の特集組めるなら俺は尽力しますから!言ってくださいね!」
ぐっと、親指を立てて
机に広げた資料を檜佐木は片付け始める。
すると、平子は誰かを思い出したように言った
「十三番の副隊長、平マコト」