ながいはなし
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そのまま、平子に連れられて連れて行かれたのは
カウンター席しかない小さな飲み屋だった
「杏でええ?」
「うん、」
「じゃぁ、杏酒と芋焼酎氷で貰おうかな」
「かしこまりました」
カウンターの中にいた店主が手際よく酒の用意をし
程なくして提供されたので、そっと乾杯をした
「桃は嬉しそうやったわ」
「そうだね、なんか実感した」
「自分で凛に頼みたいって言うて、今日までこじつけたんやから、嬉しいわな」
「最後の戦いで、鬼道交えて戦っていたしね」
カラン、と氷がグラスの中で落ちる
「あん時、俺のこと回復させてたやろ」
「……さて、何の話かな」
「途中から体動き鈍いのぉって思ってたんや。
傷のせいかと思ったら、這縄かけられてるし
じわじわとやけど、痛み引いてきて何かと思ったわ」
芋焼酎を飲み、平子は小鳥遊凛を見据える
「巡ってくる回道の中から、凛の霊圧感じ取って、安心して意識手放したわ」
あん時はありがとぉな、グラスを置いて
凛の頭をそっと撫でた
そのまま、髪を梳いき腰元まで伸びた綺麗な黒髪を見つめる
「髪、伸びたなぁ」
「……伸びたよ」
「あの時と逆の長さやね」
あの時
それは、先程の雛森が振ったら小鳥遊が副隊長で
平子が1度目の隊長の時頃を指す
「真子は、もう伸ばさないの?」
「んー、現世にいた時は金髪でロン毛やなんて奇行の目向けられると思って切ったんよ。
やから伸ばしてもええなとは思ってる」
「真子が伸びたら私は切ろうかな」
「なんでやねん」
軽い会話が、今は心地がいい
それはあの時のような心地よさに戻っているから
あの時話せなかったことが蘇ってくる
「さっき、頼ってたって話てたのって俺やね?」
「うん、雛森ちゃんびっくりするんだろうなぁ…と思っていたのに、酔ってたね」
「せやね、酔っぱらいはどっちやねんって話や」
「それもそうだよね」
家急に来たと思ったら抱きついて泣き出してきたこと
飲みに行った帰りに家じゃなくて平子の家に行ったこと
風邪引いた時には、平子を家から返したくないように引き留めていたこと
あの時のことを、懐かしむように話す
「あの警鐘がなった時も一緒におったね」
「そうだったっ、け?」
「あんなに愛し合ってたやんけ」
「………変態」
「忘れへんよ、あの夜のことは」
警鐘がなった夜の事
あの日、平子はとある決心とともに小鳥遊といた
恋人、という関係を辞めて夫婦になろうと言う日だった。
その夜、眠っている小鳥遊の指に婚約指輪を嵌めて
目が覚めた時に、喜ぶ小鳥遊を抱きしめキスをして
それから、と色々考えていたのだった。
それなのに、あの警鐘ですべてが無くなったのだ
渡すはずだった指輪は
今となってはどこに行ったのかもわからなくなってしまった。
「あの夜がなかったら、今頃どうなってたんやろか」
「そうだね……今みたいな平穏は無かったね」
「どっちがええんやろ」
「真子がずっと警戒し続けているのも疲れちゃうから、あの夜は訪れるべきしてきたんだよ」
いくらあの夜がと悔やんでもどうすることもできない
だったら、今の状況を受け止めるしか他ない
これは、小鳥遊凛は隊長になった時から
心のなかにある“諦め”なのだ
「今日、警鐘鳴っても俺は凛の傍からは離れんから」
「それは隊長失格だわ」
「それくらい、凛から離れるつもりはない」
「どうしたの真子」
飲んでいた芋焼酎を飲み干した平子は
小鳥遊が飲んでいた杏酒すらも飲み干した。
そして、多すぎるお金を見せにおいて足早に出た
引きずられるような瞬歩に足がもつれつつも
平子についていく小鳥遊
着いた先は、平子の邸宅だった
自宅に入るやいなや、
玄関の壁に小鳥遊の背中を貼り付けるようにし
平子は熱を持った瞳で小鳥遊を捉えた
「真子…?」
「好きやねん」
「っ、」
「凛のことは、現世へ喜助に送られてからずっと忘れられへんかった」
コツンと平子は自分の額を小鳥遊の頭にくっつける
「現世での藍染との戦いに凛がおらんくて
正気や無かった。もう、俺の愛していた凛はいなくなったんかって………怖かったんや」
頭にぶつけていたはずの平子の額はズルズルと落ちて小鳥遊の肩にたどり着いた
「五番隊に隊長として復帰するってなったとき、
七番隊に凛の名前を探した。ほかの隊のも探したのに全然見当たらんかった」
「………うん」
「そんだら、ローズが一番隊に凛の姿を見たって言うのを聞いて、いっそいで向かったんや。
見つけた時に俺がどんぐらい安心したかわかるか?」
じんわり、肩が濡れているような気がした
カウンター席しかない小さな飲み屋だった
「杏でええ?」
「うん、」
「じゃぁ、杏酒と芋焼酎氷で貰おうかな」
「かしこまりました」
カウンターの中にいた店主が手際よく酒の用意をし
程なくして提供されたので、そっと乾杯をした
「桃は嬉しそうやったわ」
「そうだね、なんか実感した」
「自分で凛に頼みたいって言うて、今日までこじつけたんやから、嬉しいわな」
「最後の戦いで、鬼道交えて戦っていたしね」
カラン、と氷がグラスの中で落ちる
「あん時、俺のこと回復させてたやろ」
「……さて、何の話かな」
「途中から体動き鈍いのぉって思ってたんや。
傷のせいかと思ったら、這縄かけられてるし
じわじわとやけど、痛み引いてきて何かと思ったわ」
芋焼酎を飲み、平子は小鳥遊凛を見据える
「巡ってくる回道の中から、凛の霊圧感じ取って、安心して意識手放したわ」
あん時はありがとぉな、グラスを置いて
凛の頭をそっと撫でた
そのまま、髪を梳いき腰元まで伸びた綺麗な黒髪を見つめる
「髪、伸びたなぁ」
「……伸びたよ」
「あの時と逆の長さやね」
あの時
それは、先程の雛森が振ったら小鳥遊が副隊長で
平子が1度目の隊長の時頃を指す
「真子は、もう伸ばさないの?」
「んー、現世にいた時は金髪でロン毛やなんて奇行の目向けられると思って切ったんよ。
やから伸ばしてもええなとは思ってる」
「真子が伸びたら私は切ろうかな」
「なんでやねん」
軽い会話が、今は心地がいい
それはあの時のような心地よさに戻っているから
あの時話せなかったことが蘇ってくる
「さっき、頼ってたって話てたのって俺やね?」
「うん、雛森ちゃんびっくりするんだろうなぁ…と思っていたのに、酔ってたね」
「せやね、酔っぱらいはどっちやねんって話や」
「それもそうだよね」
家急に来たと思ったら抱きついて泣き出してきたこと
飲みに行った帰りに家じゃなくて平子の家に行ったこと
風邪引いた時には、平子を家から返したくないように引き留めていたこと
あの時のことを、懐かしむように話す
「あの警鐘がなった時も一緒におったね」
「そうだったっ、け?」
「あんなに愛し合ってたやんけ」
「………変態」
「忘れへんよ、あの夜のことは」
警鐘がなった夜の事
あの日、平子はとある決心とともに小鳥遊といた
恋人、という関係を辞めて夫婦になろうと言う日だった。
その夜、眠っている小鳥遊の指に婚約指輪を嵌めて
目が覚めた時に、喜ぶ小鳥遊を抱きしめキスをして
それから、と色々考えていたのだった。
それなのに、あの警鐘ですべてが無くなったのだ
渡すはずだった指輪は
今となってはどこに行ったのかもわからなくなってしまった。
「あの夜がなかったら、今頃どうなってたんやろか」
「そうだね……今みたいな平穏は無かったね」
「どっちがええんやろ」
「真子がずっと警戒し続けているのも疲れちゃうから、あの夜は訪れるべきしてきたんだよ」
いくらあの夜がと悔やんでもどうすることもできない
だったら、今の状況を受け止めるしか他ない
これは、小鳥遊凛は隊長になった時から
心のなかにある“諦め”なのだ
「今日、警鐘鳴っても俺は凛の傍からは離れんから」
「それは隊長失格だわ」
「それくらい、凛から離れるつもりはない」
「どうしたの真子」
飲んでいた芋焼酎を飲み干した平子は
小鳥遊が飲んでいた杏酒すらも飲み干した。
そして、多すぎるお金を見せにおいて足早に出た
引きずられるような瞬歩に足がもつれつつも
平子についていく小鳥遊
着いた先は、平子の邸宅だった
自宅に入るやいなや、
玄関の壁に小鳥遊の背中を貼り付けるようにし
平子は熱を持った瞳で小鳥遊を捉えた
「真子…?」
「好きやねん」
「っ、」
「凛のことは、現世へ喜助に送られてからずっと忘れられへんかった」
コツンと平子は自分の額を小鳥遊の頭にくっつける
「現世での藍染との戦いに凛がおらんくて
正気や無かった。もう、俺の愛していた凛はいなくなったんかって………怖かったんや」
頭にぶつけていたはずの平子の額はズルズルと落ちて小鳥遊の肩にたどり着いた
「五番隊に隊長として復帰するってなったとき、
七番隊に凛の名前を探した。ほかの隊のも探したのに全然見当たらんかった」
「………うん」
「そんだら、ローズが一番隊に凛の姿を見たって言うのを聞いて、いっそいで向かったんや。
見つけた時に俺がどんぐらい安心したかわかるか?」
じんわり、肩が濡れているような気がした