ながいはなし
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「はい、おつかれ」
「お疲れさまでした」
「お疲れさまでしたっ!」
五番隊での演習は予想以上に賑わった
見飽きる人がいなかったのは、平子隊長の模擬戦ということだけではなく、対戦相手の小鳥遊凛の身のこなしが身軽で、舞うようだっという感想も多かった
「すごかったです。隊士も食い入るように見てましたね!!」
「今思うと、雛森ちゃんとでもよかった気がしてきたけど………」
「いえいえ!私だったら多分斥出せてないでしょうし、小鳥遊さんの模造刀飛ばせなかったですよ!
本当にあの這縄の使い方凄かったです!!見れて感動しました!!」
大興奮した雛森のマシンガントークに
すこし引いている小鳥遊
その2人の姿を優しく平子は見守っていた
「そのへんにしといたれ」
「あ、すいません……」
「気持ちは受け取れきれなかったかもしれないや」
一気に雛森は酒を飲む。
小鳥遊も頼んでいた冷たい緑茶を一口飲む。
平子は芋焼酎のグラスを傾けて氷を鳴らす
「やっぱり、すごいなぁ…小鳥遊さん」
「何や桃、凛が隊長やったら副隊長やるんか?」
「やりたいですね…一番近くで戦い方みたいです」
隊長、という言葉に少し肩がはねた小鳥遊
平子が指す隊長は、以前までの姿のことではあろうが、ココロのざわつきが始まる
「ほな、俺は誰を副隊長にすればええんや」
「十三番隊の3席小椿くんとかいいと思います」
「なんで新人育てなあかんねん!やったら
なんとかして平口説くわ!新生十三番隊でルキアちゃんが小椿とやったらええやん!」
「平さんかぁ」
ざわつきが大きくなる話題か続く。
平子の下に平がつく、ということは
あり得ないとは言い切れないから困ったものだ
「凛なんか飲むか?グラス空やで?」
「あ、緑茶……」
「メニューどうぞ!隊長、明日休みだからって飲み過ぎたらだめですよ?大切に予定っておっしゃっていたじゃないですか!」
「人の心配してる場合かァ、桃。この前の飲み会の次の日、頭いたーっていってたやんけ」
「うぐぐ、気をつけます」
明日は大切な予定、という平子
同じ日に休みを取っている小鳥遊の注文は緑茶のままだった。
「眠たそうやね」
「久しぶりに撃ち合いしたら疲れたのかも」
「一番隊でずっと事務職みたいなことやってたんな」
「そうだね、ありがたいことに平和だったので」
「それなのに、あの身のこなし……」
「桃、やめたって」
また、再熱しそうな雛森の話をそっと遮る平子
「小鳥遊さんは、」
「うん?」
「副隊長だった時、なにか心がけていたことありますか?」
雛森はおずおずと質問をしてきた
しかも100年以上前の話で、平子も驚いていた
今日の話をぶり返すわけでもなく、平子も知っている
小鳥遊が副隊長だったは時の話を切り出した
「隊長を支える!とかは思わなかったかな」
「思わなかった、」
「隊長と副隊長っていう関係性って、隊を預けられる人の重さだと思っていて、私の所で食い止められることは全部手を打っていたかな」
「ラブが楽そうにしてたもんなぁ、」
「自分の手に負えないくなったら、隊長の仕事。
それ以外は私の仕事、って感じ」
「それじゃぁ、疲れちゃいませんか……?」
「そんなようには見えんかったのが凛やな」
懐かしい話や、と喉を鳴らしながら平子は続ける
「せやから、隊長してたラブは隊士の様子をしょっちゅう見に行ってたなぁ。個人指導もしとったし
隊舎の雰囲気はめっさよかったと思う」
「そう思ってくれてたなら大成功だね」
「小鳥遊さんは、誰かに頼ることはできたんですか?」
「うん、いたよ」
ふわり笑う小鳥遊
その視線は、一度平子に向けられていたことに雛森は気づかなかった
「けどね、頼りすぎていなくなった時の虚無感がひどくて失敗したなぁと思った」
「……凛」
「そんなに考えていた小鳥遊さんに頼られている人って、優しくって器の大きい方なんでしょうね!どんな人なんでしょね?」
「俺やで」
「そういう酔っ払いみたいなこと言うの辞めてください!」
「いや聞いたの桃やん」
「お会いしてみたかったなー……」
雛森はうっとりとした表情だった
この話も頃合いかと思い小鳥遊はお手洗いに、と席を立つ
ふと、時計を見るとこの店に来て四時間は経とうとしていた
「あれ、雛森ちゃんは?」
「もう返した。俺らも出るで」
「あ、お金いくらだった?」
「今日の講師代や。五番隊の経費で落とすわ」
「ごちそうさまです……」
2人で店から出て、お開きだと思ったが
平子が凛の腕を掴む
「このまま帰れるとは思ってないよな?」
「思ってます」
「返さんよ、もう、明日の夜まで俺の側から離すつもりはないで」
熱のこもった平子の視線に
小鳥遊は気まずそうに口ごもる
この目で見つめられたのは初めてではない。
「とりあえず、もう一件付き合ってもらうで?」
「お疲れさまでした」
「お疲れさまでしたっ!」
五番隊での演習は予想以上に賑わった
見飽きる人がいなかったのは、平子隊長の模擬戦ということだけではなく、対戦相手の小鳥遊凛の身のこなしが身軽で、舞うようだっという感想も多かった
「すごかったです。隊士も食い入るように見てましたね!!」
「今思うと、雛森ちゃんとでもよかった気がしてきたけど………」
「いえいえ!私だったら多分斥出せてないでしょうし、小鳥遊さんの模造刀飛ばせなかったですよ!
本当にあの這縄の使い方凄かったです!!見れて感動しました!!」
大興奮した雛森のマシンガントークに
すこし引いている小鳥遊
その2人の姿を優しく平子は見守っていた
「そのへんにしといたれ」
「あ、すいません……」
「気持ちは受け取れきれなかったかもしれないや」
一気に雛森は酒を飲む。
小鳥遊も頼んでいた冷たい緑茶を一口飲む。
平子は芋焼酎のグラスを傾けて氷を鳴らす
「やっぱり、すごいなぁ…小鳥遊さん」
「何や桃、凛が隊長やったら副隊長やるんか?」
「やりたいですね…一番近くで戦い方みたいです」
隊長、という言葉に少し肩がはねた小鳥遊
平子が指す隊長は、以前までの姿のことではあろうが、ココロのざわつきが始まる
「ほな、俺は誰を副隊長にすればええんや」
「十三番隊の3席小椿くんとかいいと思います」
「なんで新人育てなあかんねん!やったら
なんとかして平口説くわ!新生十三番隊でルキアちゃんが小椿とやったらええやん!」
「平さんかぁ」
ざわつきが大きくなる話題か続く。
平子の下に平がつく、ということは
あり得ないとは言い切れないから困ったものだ
「凛なんか飲むか?グラス空やで?」
「あ、緑茶……」
「メニューどうぞ!隊長、明日休みだからって飲み過ぎたらだめですよ?大切に予定っておっしゃっていたじゃないですか!」
「人の心配してる場合かァ、桃。この前の飲み会の次の日、頭いたーっていってたやんけ」
「うぐぐ、気をつけます」
明日は大切な予定、という平子
同じ日に休みを取っている小鳥遊の注文は緑茶のままだった。
「眠たそうやね」
「久しぶりに撃ち合いしたら疲れたのかも」
「一番隊でずっと事務職みたいなことやってたんな」
「そうだね、ありがたいことに平和だったので」
「それなのに、あの身のこなし……」
「桃、やめたって」
また、再熱しそうな雛森の話をそっと遮る平子
「小鳥遊さんは、」
「うん?」
「副隊長だった時、なにか心がけていたことありますか?」
雛森はおずおずと質問をしてきた
しかも100年以上前の話で、平子も驚いていた
今日の話をぶり返すわけでもなく、平子も知っている
小鳥遊が副隊長だったは時の話を切り出した
「隊長を支える!とかは思わなかったかな」
「思わなかった、」
「隊長と副隊長っていう関係性って、隊を預けられる人の重さだと思っていて、私の所で食い止められることは全部手を打っていたかな」
「ラブが楽そうにしてたもんなぁ、」
「自分の手に負えないくなったら、隊長の仕事。
それ以外は私の仕事、って感じ」
「それじゃぁ、疲れちゃいませんか……?」
「そんなようには見えんかったのが凛やな」
懐かしい話や、と喉を鳴らしながら平子は続ける
「せやから、隊長してたラブは隊士の様子をしょっちゅう見に行ってたなぁ。個人指導もしとったし
隊舎の雰囲気はめっさよかったと思う」
「そう思ってくれてたなら大成功だね」
「小鳥遊さんは、誰かに頼ることはできたんですか?」
「うん、いたよ」
ふわり笑う小鳥遊
その視線は、一度平子に向けられていたことに雛森は気づかなかった
「けどね、頼りすぎていなくなった時の虚無感がひどくて失敗したなぁと思った」
「……凛」
「そんなに考えていた小鳥遊さんに頼られている人って、優しくって器の大きい方なんでしょうね!どんな人なんでしょね?」
「俺やで」
「そういう酔っ払いみたいなこと言うの辞めてください!」
「いや聞いたの桃やん」
「お会いしてみたかったなー……」
雛森はうっとりとした表情だった
この話も頃合いかと思い小鳥遊はお手洗いに、と席を立つ
ふと、時計を見るとこの店に来て四時間は経とうとしていた
「あれ、雛森ちゃんは?」
「もう返した。俺らも出るで」
「あ、お金いくらだった?」
「今日の講師代や。五番隊の経費で落とすわ」
「ごちそうさまです……」
2人で店から出て、お開きだと思ったが
平子が凛の腕を掴む
「このまま帰れるとは思ってないよな?」
「思ってます」
「返さんよ、もう、明日の夜まで俺の側から離すつもりはないで」
熱のこもった平子の視線に
小鳥遊は気まずそうに口ごもる
この目で見つめられたのは初めてではない。
「とりあえず、もう一件付き合ってもらうで?」