ながいはなし
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「なにか相談事、ですか?」
「……めざといですね」
近くのだし茶漬け屋さんに伊勢と小鳥遊は向かい
ご飯に行くだけではない予定をこなしていた。
「お願いがありまして」
「聞くだけ聞きます」
「矢動丸さんが、なかなか隊長職を受けてくださらなくて」
矢胴丸リサ
平子達と藍染に手を加えられ、虚となり
現世へ身を隠していた一人である
「うん」
「隊長も、ちょくちょく八番隊に様子を見に行っているのですが、やはり手は回っておらず」
「………なるほど、ね」
「矢胴丸さんを説得がもう少しなんです、」
「いますぐ、返答はできない、かな」
「わかっています。これは隊長にも言わずに行動しているのでなくなる話かもしれないんですが」
伊勢はずっと視線を合わせていなかった。
自身、隊長を支えるという副隊長という立場
そして、支える隊長というのは護廷のトップである
一番隊なのだ。
それなりの重圧もあるだろう。
そんな京楽の仕事を少しでも楽にしてあげたいという一心でこの話を小鳥遊に持ちかけたのだ。
「なるべく早めに返事はするよ」
「ありがとうございます」
まだ湯気だったままの出汁茶漬けは
ふたりとも無言で食べていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「一番隊の小鳥遊凛です。雛森副隊長とお約束がございます」
「お待ちしておりました」
どこの隊舎も門番が立っており、ゆっくり門を開けてもらうこの時間が緊張する。
「あっ!小鳥遊さん!こちらです!」
「雛森副隊長、本日はお時間作っていただきありがとうございます」
「こちらこそ!こちらです!」
「これ、よかったら」
「わぁ!ありがとうございます」
談話室へと案内されて、いまお茶持ってきますね!と
雛森がはつらつという。
手土産を先に渡しておいて正解だったと安堵したが
すぐに扉が開いた
「よー、凛」
「平子隊長、お疲れ様です」
「なんやねん、隊長呼びなんかして」
「五番隊ですから、こちら」
「おん、しっとる。呼び方なんざどーでもええやろ」
あーよっこしせ、と向えの席に座る
「凛、伝令機だしや」
「はい」
「よし、俺の連絡先伝えるから登録してや」
「は?」
「いくでー、」
不意に言われる数字を機械に打ち込む
そして、最後の数字を言われて発信ボタンを押すと
平子の伝令機が音を立てた
「ほい、これで次から何かあれば俺に連絡せえよ?」
「もしかして、拗ねた?」
「は?ちゃうし」
「真子の連絡先探したけどなくって。雛森ちゃんの連絡先しか知らなかったの、ごめんね?」
「ええって、別に」
平子は袂に伝令機をしまい、ぼーっと小鳥遊の顔を見つめる。小鳥遊は持ってきている書類に目を通して、視線を上げていない
「なぁ、凛」
「なに?」
「付き合ってるやつ、おんの?」
「何、急に」
「俺らの関係ってなんやろね」
「さぁ、なんだろうね……」
視線を上げないままの小鳥遊は
平子がどんな顔をしていたかは知らない。
さきほどよりも、少し重たい空気が流れていた
「おまたせしました〜!」
「おー桃おおきに」
「あれ、呼びに行く前に隊長がいるの珍しいですね?」
「凛の霊圧あったからな」
お盆に湯呑みが3つと、差し入れで持ってきた粟饅頭を小皿を乗せて戻ってきた雛森は、机に盆を置いて
配り始め、椅子に座った。
「えっと、小鳥遊さん今日はご足労いただきありがとうございます!」
「いえ、こちらこそお時間作っていただきありがとうございます」
「今回、五番隊では鬼道のスキルアップ、そうしてもっと活用していくための演習をしていこうと思いました!」
「桃は、鬼道が得意やからな」
「私は正直、斬術が得意ではありませんから……鬼道を交えての交戦となります。一つの戦い方としての提案をしたいとも思っています」
「意図は理解しております。ただ、私が本当に適任だったのかがいまいち……」
斬術だけでは戦えない。
一筋縄ではいかない相手も多くなってきた昨今
雛森のように考えているものも少なくはない
護廷とは別部隊にはなるが、鬼道衆という
鬼道のスペシャリストがいるなか、白羽の矢が立ったのは小鳥遊凛という、今となっては多々の平隊士ではある。
まぁ、以前までは隊長ではあったがもうそれを知る人も少ないのだから、説得力にはかけると二の足を踏むのも致し方ない
すると、ゆっくりと平子真子が口を開いた
「……めざといですね」
近くのだし茶漬け屋さんに伊勢と小鳥遊は向かい
ご飯に行くだけではない予定をこなしていた。
「お願いがありまして」
「聞くだけ聞きます」
「矢動丸さんが、なかなか隊長職を受けてくださらなくて」
矢胴丸リサ
平子達と藍染に手を加えられ、虚となり
現世へ身を隠していた一人である
「うん」
「隊長も、ちょくちょく八番隊に様子を見に行っているのですが、やはり手は回っておらず」
「………なるほど、ね」
「矢胴丸さんを説得がもう少しなんです、」
「いますぐ、返答はできない、かな」
「わかっています。これは隊長にも言わずに行動しているのでなくなる話かもしれないんですが」
伊勢はずっと視線を合わせていなかった。
自身、隊長を支えるという副隊長という立場
そして、支える隊長というのは護廷のトップである
一番隊なのだ。
それなりの重圧もあるだろう。
そんな京楽の仕事を少しでも楽にしてあげたいという一心でこの話を小鳥遊に持ちかけたのだ。
「なるべく早めに返事はするよ」
「ありがとうございます」
まだ湯気だったままの出汁茶漬けは
ふたりとも無言で食べていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「一番隊の小鳥遊凛です。雛森副隊長とお約束がございます」
「お待ちしておりました」
どこの隊舎も門番が立っており、ゆっくり門を開けてもらうこの時間が緊張する。
「あっ!小鳥遊さん!こちらです!」
「雛森副隊長、本日はお時間作っていただきありがとうございます」
「こちらこそ!こちらです!」
「これ、よかったら」
「わぁ!ありがとうございます」
談話室へと案内されて、いまお茶持ってきますね!と
雛森がはつらつという。
手土産を先に渡しておいて正解だったと安堵したが
すぐに扉が開いた
「よー、凛」
「平子隊長、お疲れ様です」
「なんやねん、隊長呼びなんかして」
「五番隊ですから、こちら」
「おん、しっとる。呼び方なんざどーでもええやろ」
あーよっこしせ、と向えの席に座る
「凛、伝令機だしや」
「はい」
「よし、俺の連絡先伝えるから登録してや」
「は?」
「いくでー、」
不意に言われる数字を機械に打ち込む
そして、最後の数字を言われて発信ボタンを押すと
平子の伝令機が音を立てた
「ほい、これで次から何かあれば俺に連絡せえよ?」
「もしかして、拗ねた?」
「は?ちゃうし」
「真子の連絡先探したけどなくって。雛森ちゃんの連絡先しか知らなかったの、ごめんね?」
「ええって、別に」
平子は袂に伝令機をしまい、ぼーっと小鳥遊の顔を見つめる。小鳥遊は持ってきている書類に目を通して、視線を上げていない
「なぁ、凛」
「なに?」
「付き合ってるやつ、おんの?」
「何、急に」
「俺らの関係ってなんやろね」
「さぁ、なんだろうね……」
視線を上げないままの小鳥遊は
平子がどんな顔をしていたかは知らない。
さきほどよりも、少し重たい空気が流れていた
「おまたせしました〜!」
「おー桃おおきに」
「あれ、呼びに行く前に隊長がいるの珍しいですね?」
「凛の霊圧あったからな」
お盆に湯呑みが3つと、差し入れで持ってきた粟饅頭を小皿を乗せて戻ってきた雛森は、机に盆を置いて
配り始め、椅子に座った。
「えっと、小鳥遊さん今日はご足労いただきありがとうございます!」
「いえ、こちらこそお時間作っていただきありがとうございます」
「今回、五番隊では鬼道のスキルアップ、そうしてもっと活用していくための演習をしていこうと思いました!」
「桃は、鬼道が得意やからな」
「私は正直、斬術が得意ではありませんから……鬼道を交えての交戦となります。一つの戦い方としての提案をしたいとも思っています」
「意図は理解しております。ただ、私が本当に適任だったのかがいまいち……」
斬術だけでは戦えない。
一筋縄ではいかない相手も多くなってきた昨今
雛森のように考えているものも少なくはない
護廷とは別部隊にはなるが、鬼道衆という
鬼道のスペシャリストがいるなか、白羽の矢が立ったのは小鳥遊凛という、今となっては多々の平隊士ではある。
まぁ、以前までは隊長ではあったがもうそれを知る人も少ないのだから、説得力にはかけると二の足を踏むのも致し方ない
すると、ゆっくりと平子真子が口を開いた