ながいはなし
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「どぉもぉ五番隊隊長の平子ですぅ」
どおおおおん、と大きな門の前で
平子は名乗り、門が開くのを待っていた
「どうぞ、」
「おおきに」
ゆっくりと、門が開かれ中へと進んでいく。
一番隊はほかの隊舎に比べても格段に広く厳かだ
まぁ、昔ほどではないが
「おやぁ、平子くんいらっしゃい」
「京楽さん、どぉもぉ。これ、出しにきたで」
「ありがとう」
京楽の机には、先程話題になっていた
瀞霊廷通信が載っていたのだ
「なぁ、京楽さん」
「なんだい?」
「この平と俺ってキャラ被ってると思わん?」
「………ほぅ?興味深いね」
「桃に聞いても、なんも似てへんって言われたんやけど」
「うんうん、七緒ちゃーん。平子くんにお茶淹れて」
本腰で話そうとする2人に、一瞥をした七緒は
言われたとおりに平子にお茶を差し出し京楽の湯のみには追加のお茶を淹れる
「ボクもなんか似てるなぁ〜って思ってたんだ」
「男前なところとかそっくりやろ」
「黒髪のところだけ結い上げてる時に見たらね
昔の平子くんそっくりな金髪なんだよ。今は平くんも切っちゃったんだけど」
「髪長かった頃あるんや、なおさら俺に似てるな」
「昔は、僕の隊に入隊してきてくれてね、演習の時の身のこなし方も平子くんのようで、浮竹とは一時期
平子くんが生まれ変わってきたのかな?なーんて言っていたこともあるよ」
「………まぁ、俺が離れてそれぐらい経ってたらそう考えてもおかしくはない、か」
平子が護廷に復活して、まだ20年も経っていない
永きに渡り現世で見を潜めていた平子は
ある意味あの一件で死んだ、とされていた
「京楽隊長この予算案だけ判もらっていいですか?」
扉越しに声をかけられ、部屋へ促す
「あ、真子」
「おつかれさん、相変わらず働きもんやね」
「真子よりかはね、京楽隊長これです」
入ってきたのは小鳥遊凛だ
予算案を受け取り、京楽は目を通していた
「なぁ、凛。俺と平ってにてると思わん?」
「……平マコト?」
「せや、こいつや」
平子は机にあった瀞霊廷通信の
きつねのポースをしている平の真似をして、
同じポーズをしてみせた
「どや?」
「………………」
「おーい、凛?沈黙はあかんよ」
「はい、お待たせ」
「ありがとうございます」
「無視もあかん!なぁ!凛!!!」
「真子は一人で十分。京楽隊長ありがとうございます」
「いーえ、よろしくね」
「はい、かしこまりました」
そうして、小鳥遊凛は二人のいる空間から足早に去っていった
綺麗な黒髪が揺れ、ほのかに香る甘さは昔から変わっていないことに、平子は少しだけ微笑んだ
「なんやねん、真子は一人でええって」
「愛されてるねぇ、平子くん」
「100年も待たしてもたから、取り返さなーと思ってるんやけど、なんか、凛は上の空っちゅーか俺への関心減ったんやないかなぁって」
「……そんな事ないと思うよ?ずっと一人で頑張っていたよ」
京楽は目を細める
平子がいなかった約百年は、小鳥遊凛にとっては戦いの毎日、であった。
「いずれ、小鳥遊ちゃんから話があると思うよ」
「なんや、なんか意味深やね」
「そりゃ、平子くんのいない100年は濃かったから!まだ帰ってきてしっかり話していないんだろう?」
100年以上前からの付き合いのある京楽は
2人の関係性を知っていた。
自分の副隊長もまざって、毎日楽しそうにしていたのを目を閉じれば今でも思い出せるほど。
「なぁ、京楽さんちょっと頼みあんねんけど」
「なんだろうか」
「来月の3日って、凛を非番にできひんかな」 「3日でも4日でも休みにするよ」
「2日も貰えたら現世の喜助にも会いに行ってもええな。ひよ里も会いたいやろうし」
どっこらせ、とわざとらしく声を上げてたちあがる
「まぁ、ちょっと3日だけなんとか休みにしてくれると助かりますぅ」
「わかったよ、忘れないようにするさ」
どおおおおん、と大きな門の前で
平子は名乗り、門が開くのを待っていた
「どうぞ、」
「おおきに」
ゆっくりと、門が開かれ中へと進んでいく。
一番隊はほかの隊舎に比べても格段に広く厳かだ
まぁ、昔ほどではないが
「おやぁ、平子くんいらっしゃい」
「京楽さん、どぉもぉ。これ、出しにきたで」
「ありがとう」
京楽の机には、先程話題になっていた
瀞霊廷通信が載っていたのだ
「なぁ、京楽さん」
「なんだい?」
「この平と俺ってキャラ被ってると思わん?」
「………ほぅ?興味深いね」
「桃に聞いても、なんも似てへんって言われたんやけど」
「うんうん、七緒ちゃーん。平子くんにお茶淹れて」
本腰で話そうとする2人に、一瞥をした七緒は
言われたとおりに平子にお茶を差し出し京楽の湯のみには追加のお茶を淹れる
「ボクもなんか似てるなぁ〜って思ってたんだ」
「男前なところとかそっくりやろ」
「黒髪のところだけ結い上げてる時に見たらね
昔の平子くんそっくりな金髪なんだよ。今は平くんも切っちゃったんだけど」
「髪長かった頃あるんや、なおさら俺に似てるな」
「昔は、僕の隊に入隊してきてくれてね、演習の時の身のこなし方も平子くんのようで、浮竹とは一時期
平子くんが生まれ変わってきたのかな?なーんて言っていたこともあるよ」
「………まぁ、俺が離れてそれぐらい経ってたらそう考えてもおかしくはない、か」
平子が護廷に復活して、まだ20年も経っていない
永きに渡り現世で見を潜めていた平子は
ある意味あの一件で死んだ、とされていた
「京楽隊長この予算案だけ判もらっていいですか?」
扉越しに声をかけられ、部屋へ促す
「あ、真子」
「おつかれさん、相変わらず働きもんやね」
「真子よりかはね、京楽隊長これです」
入ってきたのは小鳥遊凛だ
予算案を受け取り、京楽は目を通していた
「なぁ、凛。俺と平ってにてると思わん?」
「……平マコト?」
「せや、こいつや」
平子は机にあった瀞霊廷通信の
きつねのポースをしている平の真似をして、
同じポーズをしてみせた
「どや?」
「………………」
「おーい、凛?沈黙はあかんよ」
「はい、お待たせ」
「ありがとうございます」
「無視もあかん!なぁ!凛!!!」
「真子は一人で十分。京楽隊長ありがとうございます」
「いーえ、よろしくね」
「はい、かしこまりました」
そうして、小鳥遊凛は二人のいる空間から足早に去っていった
綺麗な黒髪が揺れ、ほのかに香る甘さは昔から変わっていないことに、平子は少しだけ微笑んだ
「なんやねん、真子は一人でええって」
「愛されてるねぇ、平子くん」
「100年も待たしてもたから、取り返さなーと思ってるんやけど、なんか、凛は上の空っちゅーか俺への関心減ったんやないかなぁって」
「……そんな事ないと思うよ?ずっと一人で頑張っていたよ」
京楽は目を細める
平子がいなかった約百年は、小鳥遊凛にとっては戦いの毎日、であった。
「いずれ、小鳥遊ちゃんから話があると思うよ」
「なんや、なんか意味深やね」
「そりゃ、平子くんのいない100年は濃かったから!まだ帰ってきてしっかり話していないんだろう?」
100年以上前からの付き合いのある京楽は
2人の関係性を知っていた。
自分の副隊長もまざって、毎日楽しそうにしていたのを目を閉じれば今でも思い出せるほど。
「なぁ、京楽さんちょっと頼みあんねんけど」
「なんだろうか」
「来月の3日って、凛を非番にできひんかな」 「3日でも4日でも休みにするよ」
「2日も貰えたら現世の喜助にも会いに行ってもええな。ひよ里も会いたいやろうし」
どっこらせ、とわざとらしく声を上げてたちあがる
「まぁ、ちょっと3日だけなんとか休みにしてくれると助かりますぅ」
「わかったよ、忘れないようにするさ」