プレドリ 番外編
name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
プロヒーローへの職場体験が終了し、雄英に戻った1年A組はいつもの日常を送るはずだった。
相澤「いきなりだが、本日のヒーロー実習に勇学園ヒーロー科の生徒4名が特別に参加する事になった」
突然のゲストに1A内は一部を除いて大盛り上がり。
教室に入って来た男女2名、計4名。
上鳴「彼女彼女、LINE教えて~?」
スマホ片手に眼鏡をかけた白髪女子に接近しアドレスを聞き出そうとする上鳴の耳に耳郎のイヤホンジャックが刺さった。
耳郎「他校にバカ晒すな」
そんな上鳴を見て爆笑するクラスに、相澤がいつもの一睨みを聞かせ大人しくなるA組。
相澤「自己紹介を」
赤外「あ、はい。実習に参加させていただく勇学園ヒーロー科の赤外可視子です」
先ほど上鳴にナンパされかけていた女子が自己紹介をし、にっこりと笑顔を浮かべた。
多弾「お、同じく多弾打弾です。よろしくお願いします」
ほんのりリーゼントヘアの小太りの男子が顔中にかいてる汗を拭きながら頭を下げた。
藤見「藤見」
ガラの悪い男子がポケットに手を入れながら苗字だけ名乗ると何故か爆豪を見た。それに気づいた爆豪も眉間を寄せ藤見を見た。
相澤「もう1人いるはずだが」
赤外の後ろに隠れていた女子生徒が少しだけ顔を出すと異形型だろうか、その顔はどこからどう見ても蛇そのものだった。..のは良いが、その瞬間蛙吹と蛇顔の女子が抱き合った。
万偶「梅雨ちゃん」
蛙吹「羽生子ちゃん」
麗日「..梅雨ちゃんの友達?」
緑谷「何だろう...すごくハラハラするぞ...ネイチャー的に..」
『蛇に睨まれた蛙....では、なさそうだけど』
爆豪「ケッ」
ガラの悪い藤見が蛙吹と抱き合う万偶数を睨んだ。
藤見「万偶数、雄英の奴なんかと仲良くしてんじゃねぇ」
爆豪「おい今なんっつった?!雄英以下のクソ学生が!!」
緑谷「Σ!? まずいよかっちゃん..」
爆豪「黙ってろ!!クソナード!!」
『お前が一番うるさいっつーの』
爆豪「テメェも黙ってろクソアマ!!」
相澤「そういうお前も黙れ」
相澤の睨みに、ぐうの音も出せなくなった爆豪。
その時、チャイムが鳴り響いた。
相澤「時間だ、全員コスチュームに着替えてグラウンドωに集合。飯田、勇学園の生徒達を案内してやれ」
飯田「承知しました!」
---
麗日「あーやっぱり!2人は同じ中学出身やったんやね」
ロッカー室で着替えながら蛙吹と万偶数が同じ中学の友人だったことを聞いた女子。
蛙吹「ええ、とっても仲の良いお友達だったの」
万偶「しゃー」
芦戸「そ、そうなんだ...;;」
麗日「危険な感じはぬぐえないけど...;;」
一方、八百万は赤外と会話の中でお互いがクラス委員長と副委員長であることを知った。
八百万「赤外さんはクラス委員長してらっしゃるのね」
赤外「はい、でも色々大変なんです...1人問題児がいて」
八百万「それは...こちらも同じですわ..苦笑」
『思いっきり勇学園版爆豪だったよね』
耳郎「うん」
**
山の中を想定したグラウンドωに集合した1Aと勇学園の4人。
相澤「よし、全員揃ったな。今日のヒーロー実習を担当するのは、俺ともう1人..」
「私がー-!!!」
叫びながら空から地面に振ってきたスーツ姿のオールマイトは地面を若干破壊しながら降り立った。
オール「スペシャルゲストのような感じで来た!!」
『(何で教室以外では毎回空から降ってくるんだろ...)』
藤見「オ、オールマイト!!」
赤外「本物...!!」
多弾「すごい迫力!!」
万偶「雄英がうらやましい..!!」
オールマイトの登場に興奮と感動を隠せない勇学園の4人。
オール「さて、今回の実習だが全員参加でサバイバル訓練に挑戦してもらう!」
ルールは4人1組。1組だけ5人組が出来るが、全6チームに分かれ教師指定の任意ポイントから訓練を開始。訓練の目的は、"生き残り"。
他チームとの連携、戦闘は自由。最後まで生き残ったチームが勝利。他チームとの戦闘に突入した際、雄英生お馴染みアイテムの確保テープを相手に巻き付けたら戦闘不能状態にすることが出来る。
Aチーム:緑谷・麗日・芦戸・蛙吹
Bチーム:爆豪・八百万・砂藤・切島・障子
Cチーム:轟・葉隠・尾白・口田
Dチーム:常闇・飯田・風舞、瀬呂
Eチーム:耳郎・峰田・上鳴・青山
Fチーム:勇学園の4人
教師に指定されたポイントに移動し5分後に合図なしで開始となる。早急に移動して作戦会議を始めた生徒達。
『バランス良いチームになったね』
瀬呂「だな!」
常闇「近中遠距離どこでも戦える布陣だ」
飯田「さて、先生方は協力し合っても良いと仰っていたが..」
『でも勝利の条件で先生たちが提示したのは生き残るって事だけ。何チームとは言ってなかった』
瀬呂「確かに。生き残ってたチーム全員が勝利って事もあるのか」
『それはないと思う。それならサバイバルをする必要がなくなるし、全チームが協力してお互いへの干渉なしって事で結託してしまったらこの実習そのものに意味がなくなってしまうから』
常闇「確かにな」
飯田「では、やはり他チームを制圧していくほかないか」
瀬呂「どこのチームから狙う?」
『私的には緑谷達のAチームかな』
飯田「何故だ?」
『チームには障子、Cチームには口田、Eチームには響香。索敵能力に秀でたこの3人を備えてる3チームは難易度が高い。中でも戦闘力の高い爆豪と制圧能力の高い轟くんのいるBチームとCチームはむしろ戦闘は避けた方が無難かな。何より、Aチームは近接戦闘タイプのメンバーが揃ってる。索敵可能な常闇がいるし、遠距離タイプが多いうちのチームはむしろ相性が良い。緑谷のスピードに対抗できる飯田もいるしね』
瀬呂「よっしゃ、常闇!緑谷達探してくれ」
常闇「ああ」
『多分どのチームもそうだけど、Aチームは特に思慮深い緑谷がいるし下手に動かないと思う』
Dチームの4人は、常闇の索敵を開始し敵を探そうと動き出したその時。どこからか大きな爆発音が聞こえた。
瀬呂「爆豪か?!」
『まああいつが大人しくしてるわけないか...』
大きな轟音が一度やむと今度は小刻みな爆発音がこちらに接近してくるのが聞こえた。
『常闇、爆豪迎えうって。相性差を考えてあいつは真っ先に常闇を潰しにくるはず。その為にきっと大振りで一気に片を付けに来ると思うから、そこを飯田のレシプロで攻め入って。爆豪の爆破を使った移動も飯田のスピードには対応出来ない上に、小回りの利かせにくいこの森の中ではおそらく相性が悪いと踏んで一度退くはず、そしたら瀬呂のテープと私の粘着糸で捕獲。無理なら私が迎撃する』
瀬呂「よっしゃ!」
『私は身を潜めておく』
莉紗は皆に作戦を伝えるとその場を離れ、地面に向けてダッシュウィンドを放ち木の枝に昇り常闇たちの様子を確認出来る位置で様子を伺った。
常闇「行け、ダークシャドウ!」
「あいよ!」
爆豪が視認出来、常闇がダークシャドウを伸ばした。
爆豪「相性悪いって、言っただろうが!!」
右手を大きく振り上げダークシャドウに向け爆破を放った爆豪。
怯んだダークシャドウの横を飯田が駆けた。
飯田「任せろ!!」
すぐさま爆豪が両手から爆破を放ちながら方向転換をしその場を離れた。
飯田「逃がさん!!」
飯田も爆豪を追い方向転換をしていった。
粘着糸を飛ばそうとした時飯田の「しまったー!!」と叫ぶ声が聞こえた。
すると突如、辺り一帯を吹き飛ばす程の爆発が起こり莉紗は咄嗟にその場を離れた。
『あいつ、いくら山の中だからってあんな大規模攻撃...最初の実戦訓練から学習してないだろ..』
常闇たちはおそらく爆豪に捕獲されてしまっただろう。
爆豪チームには索敵の障子と万能個性の八百万もいることで最も警戒すべきチームだと思っている為、爆豪チームとは距離を置き体勢を整えAチームを探す事にシフトを変えた。
莉紗が森の中をなるべく息を潜め走っていると、森を抜けた拓けた場所で謎のピンク色のもやが辺り一帯を包んでいるのが見えた。
『勇学園の誰かの個性か..?効果が分からない以上、とりあえずあのガスから離れるか..』
そう思った莉紗は、ダッシュウィンドでガスから離れる事にした。森を出ると崖の上を緑谷達のチーム、崖の下を轟のチームが共に並走しているのが見えた。
おそらく、勇学園の人間の未知の個性とあのガスが広範囲に渡って浮遊していることで争うよりも協力することにしたんだろうと思い2チームと合流することにした。
『緑谷、轟くん』
緑谷「風舞さん!」
2チームに近づき声をかけると8人が一斉に莉紗を見た。
轟「1人か?」
『うん、他の皆は爆豪に捕獲されちゃって』
緑谷「良かった。風の個性の風舞さんがいたら心強いよ」
莉紗にそう言った緑谷がふと足を止めどこか一点を見つめた。
麗日「どうしたの?デクくん」
緑谷「誰か来る..」
森の方から誰かが歩いてくるのに気づき全員が森に注目した。
蛙吹「ガスから逃げてきたのかしら?」
麗日「おーい!こっち!こっち!」
麗日が手を振って呼びかけるも、何やら様子がおかしい事に気づいた。森から出て来たのは、爆豪や八百万、切島たちだったがその顔や身体中が生気の通っていない真っ青な色をしその表情はまるでムンクの叫びのようだった。
「「「ゾ、ゾンビだー!!!!!」」」
蛙吹「羽生子ちゃん...」
麗日「皆どうして...」
『考えられるのはあのガスじゃない?ゾンビってウィルス感染だし』
緑谷「きっとそうだよ..完全にゾンビになっちゃってる...」
と、目の前の状況に困惑してる緑谷達の前に勇学園の藤見が現れた。
藤見「フハハハッ!!どうだ、俺の個性は!!雄英なんぞ、大したことね」
藤見の背後からゾンビと化した爆豪が噛みついた。
『あ、終わった』
緑谷「かっちゃん..ゾンビになってもしつこい....;;」
轟「風舞、終わったって何だ?」
『ゾンビに噛まれたらゾンビになるでしょ』
莉紗のその言葉通り爆豪に噛まれた藤見は地面に倒れ込み、その後ゾンビに転化しゆっくりと起き上がった。
緑谷「え、映画と同じだ...」
『個性の解き方聞こうと思ったのに、自分の個性にかかってちゃ世話ないね』
轟「だったら」
轟が氷結を発動し、ゾンビたちの体をまるごと凍らせ動きを封じた。
芦戸「やった!」
しかし、そんなのお構いなしと言わんばかりに氷結を力づくで壊し抜け出てきたゾンビたち。
緑谷「やっぱり映画と同じだ...力が増してる」
『ならもう離れてもらうしかないね』
そう言って莉紗は広範囲の超突風を巻き起こしゾンビたちを拭き飛ばそうとしたがゾンビたちは何故か飛ばされないように耐えている。
『..........』
轟「ダメそうだな」
飛ばす事すら出来ない状況にどうしたものか思い悩んでいると「しまった!!」と言う声が聞こえ振り返ると尾白と葉隠がゾンビに噛まれてゾンビ化してしまった。
芦戸「葉隠、ゾンビになってるんだよね..?」
麗日「多分...」
あたりを良くみると口田までもがゾンビと化していた。
轟「クッ...口田まで」
芦戸「ねぇ!どうすんの?!」
緑谷「とりあえずここを離れよう!」
皆でこの場を離れる為に崖を滑り降りていく途中蛙吹が岩に躓き倒れ込んだ。そこにゾンビとなった万偶数やってきた。
緑谷「蛙吹さん!」
麗日「梅雨ちゃん!」
『クッ!』
莉紗がダメ元で粘着糸を飛ばし万偶数を拘束した。
『梅雨ちゃん!はなく離れて!』
しかし蛙吹は万偶数を見つめるだけで動こうとしない。
蛙吹「羽生子ちゃん...」
そんな蛙吹の声が届いたのか、羽生子の動きが止まった。
蛙吹「羽生子ちゃん、ゾンビになっても私の事..ありがとう羽生子ちゃん..がぶっ」
万偶数の手を取り感動を伝える蛙吹の肩に背後から青山が噛みついてきた。
緑・麗「「Σあぁぁぁ?!」」
万偶数と手を取り合いながらゾンビと化し唸り出した蛙吹。
麗日「ゾンビになっても仲良しだ...」
芦戸「そんな事言ってる場合じゃないって...!!」
絶対絶命かと思ったその時。空の上から「もう大丈夫!」との声が聞こえた。
ドォンと言う音と共に地面に降り立ったのは血を吐きながら「私が来た」と決め台詞を吐いたトゥルーフォームのオールマイト。
『....誰』
轟「さあ」
しかし、緑谷以外はその姿を知らない為オールマイトとは認識出来ないうえに麗日と芦戸に至ってはゾンビと勘違いし恐怖の雄たけびをあげた。
芦・麗「「あー!!知らない人がゾンビになってるぅ!!泣」」
急いでその場を離れ崖の上にある洞窟の中に身を潜めた5人。
緑谷「轟くん!」
轟「分かってる!」
氷結で洞窟の入口を塞いだ轟。
麗日「はぁ~一息つける...」
芦戸「疲れた...」
ひとまず身を隠せたことの安心感から足の力が抜け座り込んだ麗日と芦戸。緑谷もはぁと息を吐いた。
轟「緑谷、あのゾンビ個性いつまで続くと思う」
緑谷「ガスは晴れてたからいつかは消えると思うけど、それがいつになるのか...」
麗日「本当に危なくなったら先生たちが止めてくれるよ..!!」
芦戸「うんうんうん!」
『それまで私達が持たせられるか、でしょ』
何とか希望を手探りしていた麗日と芦戸に正論を突きつけた莉紗。
ズドーン...
麗日「デクくん、莉紗ちゃん。ゾンビ映画では主人公たちはどんな方法でピンチを切り抜けてきたん?」
緑谷「それが...大体バッドエンドで...」
芦・麗「「え?!」」
麗日「そうなん?!」
芦戸「ダメじゃん!」
『まあ蔓延した時点で世界終わってるからね。後は、私達の戦いは終わらないみたいな感じで終わるとか』
麗日「終わりや...」
芦戸「いっそ殺してくれぇえ..泣」
その時、入り口の氷壁にヒビが入り破壊されそうになっている。
麗・芦「「ひぇぇっ!!」」
轟「来やがった...」
『氷結での拘束もダメ、吹き飛ばせもしない。どうしたら...』
氷壁に穴が開きそこから葉隠の手が出て来たが轟がすかさずそこをさらに氷結で塞いだ。
轟「このままだと突破されちまう...!!」
緑谷「轟くん、炎を出す準備をお願い!風舞さんも、最大風力での風の準備を!二人は少しさがってて!」
轟「強行突破か...」
緑谷「うん、これ以上後ろに下がれないなら前に出るしかない!僕が脱出経路を作る!」
『まあ現状では、一番最善手かもね』
芦戸「でもどうやって?!」
緑谷「ゾンビはダメージを受けない。氷と一緒に吹き飛ばしてその隙に脱出するしかない!」
麗日「でも、さっき莉紗ちゃんの突風ですら吹き飛ばせんかったんよ?!」
緑谷「うん、でもさっきは広範囲の突風だった。僕のパンチで繰り出す風圧に風舞さんの最大風力で後押ししてもらえればいくらパワーアップしてるゾンビと言えど吹き飛ばせるに違いない」
『確かに。それに分散してたさっきと違って今は入口周囲に群がってる。一点集中の竜巻攻撃なら威力は突風攻撃よりの数倍はある。吹き飛ばせるかもね』
轟「行くぞ緑谷、風舞」
緑谷「『うん!』」
緑谷が洞窟の後方まで下がって構え、轟が氷壁に向けて炎を放ち少しずつ氷壁が溶けていく。
轟「今だ!」
緑谷が助走をして氷壁に向かって拳を放った。氷壁は破壊され緑谷の拳から放たれた風圧が氷壁の破片を吹き飛ばした。
『竜巻旋風陣!!』
横向きの大きな竜巻を作り、入り口に向かって放った莉紗。するとゾンビたちが吹き飛び入口前はがら空き状態となった。
緑谷「皆!今のうちに!」
緑谷が脱出を促していた時、叫び声が聞こえ緑谷が声が聞こえた方に視線をやった。
飯田「何が起きているんだあ!!」
青山「どういう事ぉぉ?!」
緑谷「元に戻ってるぅぅぅう?!ごめんなさぁあい!!」
爆豪「おいクソデク!!」
何故か顔がボコボコになっている藤見を抱えている爆豪宙に浮いていた。
爆豪「俺とやり合おうってか!おもしれぇ!!」
緑谷「ちがーう!!」
爆豪「全力で、ぶっ潰してやるよ!!」
緑谷「だーかーらーぁぁぁああ!!」
緑谷は爆豪の個性により吹き飛ばされた。
麗・芦「「デクくん(緑谷)?!」」
麗日と芦戸が爆豪に吹き飛ばされた緑谷や元に戻ったクラスメイト達の元に駆け寄った。
轟「何とか解決したようだな」
『そうだね。焦凍くんがゾンビにならなくて良かったよ』
轟「何でだ?」
『見たくない』
轟「? そうか」
『てか、爆豪ー。何でそいつそんなボコボコになってんの?』
爆豪に抱えられているボコボコの藤見を見て莉紗が爆豪に問いかけた。
爆豪「あぁ?!俺がボコしてやったからに決まっとんだろうが!!クソアマ!!」
そう怒鳴りつけて藤見を抱えたままどこかに歩いていった爆豪。
轟「爆豪の奴、そんなにあいつが嫌いなのか」
『ただの同族嫌悪じゃない?苦笑』
こうして、勇学園の4人を迎えた実戦演習は波乱のまま幕を閉じた。
END