Season3
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莉紗、蛙吹、轟、葉隠は川ゾーンに向かった。
葉隠「莉紗ちゃん、轟くん、梅雨ちゃんあそこ!」
葉隠が指さした先には岩に捕まって動けずにいる少年がいた。
「助けて―!!」
『梅雨ちゃん!』
蛙吹 「ええ」
蛙吹が川の中に飛び込んだ。
『捕まってられているし声にも張りがある。こっちの存在を認識できているし意識レベルは清明そうだけど、低体温症を起こしてる可能性もある』
轟「暖めるために燃えるものを集めよう」
『2人共お願いね、トリアージと応急処置は任せて』
轟「ああ」
葉隠「よっしゃー!」
蛙吹が少年を岸まで運び莉紗が容態を確認した。
『意識レベル清明、呼吸良好、低体温症までも起こしてなさそうだけど打撲かな。足首が腫れ上がってる。轟くん、足首だけ冷やしてあげて他は全身暖めながら救護所まで連れてってくれる?』
轟「ああ」
『あ、待って!』
蛙吹が続けて発見した救助者を岸まで引き上げてきた。そちらはかろうじて反応はあったものの意識がうつろだった為轟を止め、ただちに状態確認を行った莉紗。
『透、さっき集めてたもので焚火の土台作ってくれる?』
葉隠「分かった!」
『自発呼吸はあるし、脈の触知も良好。口唇色不良..低体温症と疲労か。ひとまず暖めよう。梅雨ちゃんは引き続き捜索を!』
蛙吹「分かったわ」
『轟くん、行ってOK』
轟が最初に救助した少年を背負い救護所に向かおうとした時、突如爆発音が聞こえた。
轟「爆破..?」
葉隠「何で?!」
『爆豪じゃないだろうね...』
その時会場内にアナウンスが流れた。
[ヴィランが姿を現し追撃を開始、現場のヒーロー候補生はヴィランを制圧しつつ救助を続行してください]
救助活動に突然追加されたヴィラン制圧ミッション。その放送を聞きながら、観客席で見ていた相澤とジョークも顔を引きつらせている。
相澤「プロでも高難度な案件。仮免でここまで...」
『救助にヴィラン制圧....ここまでやらされるのか、仮免で』
蛙吹「ここの救助もまだまだだけど..あっちを見て見ぬフリは出来ないわね」
轟「...ああ」
『轟くん、その子の搬送代わる。ヴィランの方に向かって』
火を付けたばかりの焚火の前で引き上げたばかりの救助者の体を温め、1番最初に引き上げた救助者を竜巻で優しく包みながら指示した莉紗。
葉隠「莉紗ちゃん!確かに轟くんはクソ強いけどさ!1人で行かせるのは危ないよ!」
『こっちもまだ救助者0の確認が取れてない以上、人手を割くわけにはいかない。一番制圧能力の高い轟くんがヴィランのところに向かうべき。
勝つ必要はない。距離を取りながら救護所に近づけさせないようにして時間さえ稼げればいいの。少なくともうちのクラスでは救護所と敵との分断と牽制両方を担える轟くんが一番適任。それに、他校からも応援が来るはずだから』
轟「分かった」
『ここの救助が終わったらすぐに向かう、それまで凌いで』
そう言って轟の背中にポンと触れると、莉紗は轟にダッシュウィンドの追い風を纏わせた。
轟「ああ」
轟はヴィランの元に、莉紗は救助者を連れて救護所までそれぞれ急いだ。
「(突然のヴィランの登場にも冷静かつ判断が速いうえに的確だ。文句なしだな)」
莉紗の風に包まれながら救護所まで運ばれているhucが心の中で採点していた。
**
救護所近くでは、No.10のプロヒーローギャングオルカがサイドキックを連れて救護所に接近していた。
近くには、ギャングオルカの個性"超音波"に当てられたのか傑物学園の真堂が倒れていた。
緑谷や他の受験者たちは救助者をその場から避難させていたが、足止めをしていたであろう真堂が倒れ、足止め役がいなくなったのかヴィラン役達が救護所に近づいていた。
そこに轟の氷壁がギャングオルカ達に襲い掛かったがギャングオルカは超音波で氷壁を壊していった。
緑谷「轟くん!」
尾白「緑谷!避難か?!手伝う!」
芦戸「轟速っ!」
芦戸や尾白、常闇、口田が傷病者の避難の応援にやってきた。
オルカ「なんのこれしきー!」
とめどなく繰り出される轟の氷壁を壊し続けるギャングオルカ。
轟「さすがはNo.10...。
!!」
突如あたりに風が吹いた。
轟「風...?莉紗か?」
轟がもう莉紗が来たのかと思い辺りを見ると、上空に夜嵐が浮かんでいた。
夜嵐「ふーきーとーべー!!」
夜嵐の起こした旋風が、轟の氷壁を破壊しギャングオルカやサイドキック達の足を止めさせた。
夜嵐「ヴィラン乱入とか!中々熱い展開にしてくれるじゃないっすか!!」
しかし、轟と夜嵐がお互いの存在に気づき睨み合った。
審査員「(けが人を集める救護所、いわば救助の要となるこの場を優先させたか。中々賢明。むしろ、制圧能力の高い個性の夜嵐と轟はふさわしい。グッジョブだ)」
審査員がそう高評価してくれているとも知らず2人は依然にらみ合っていた。
夜嵐「あんたと同着とは...」
轟「(こっちのセリフだ。気が散ることばっか言いやがって..)
お前は救護所の避難を手伝ったらどうだ!個性的にも適任だろ。こっちは俺がやる」
先程氷壁を防がれた為轟は炎をギャングオルカに向けて放ったが夜嵐の風が飛んできて轟の炎を散らさせた。
夜嵐「何で炎だ!!熱で風が浮くんだよ!!」
轟「さっき氷結を防がれたからだ!お前が合わせてきたんじゃねぇのか!俺の炎だって風で飛ばされた!!」
夜嵐「あんたが手柄を渡さないよう合わせてきたんだ!!」
轟「ハァ?誰がそんなことするかよ!」
夜嵐「するね!だって、あんたはあのエンデヴァーの息子だ!!」
轟「!!
さっきから何なんだよお前...親父は関係ねぇだ...!」
言い合いをしていた轟の右肩にセメントガンが放たれた。
「セメントガン、すぐ固まって動きづらくなるぜ」
オルカ「論外だな、喧嘩を始めるとは」
ギャングオルカの後方からサイドキック達がセメントガンを噴射しまくった。轟は氷壁でそれを防ぎ、夜嵐も空中で動き回りかろうじて交わしていた。
夜嵐「関係ないだと...?あるんだな..これが。ヒーローってのは俺にとって、熱さだ!熱い心が人に希望とか感動を与える、伝える!だからショックだった...その目からは、ただただ冷たい怒りしか伝わって来なかったんだから。そして、入試の時。あんたを見て、あんたが誰かすぐわかった。何せ、あんたは...全く同じ目をしてた!!」
**
都市部の救助活動が終わり八百万達が合流した為莉紗は川ゾーンを仲間達に託し、避難活動の加勢に旧救護所付近までやってきた。しかし、この緊急時にふさわしくない夜嵐の怒号が耳に入ってきた。
全部は聞いていないものの、轟に対する悪意の言葉であることを確信した。
新しく設置された救護所に救助者を預け、急いで轟達の元へ走った。
夜嵐は幼少期、エンデヴァーのファンだった。偶然ヴィラン退治後のエンデヴァーを生で見ることが出来た際に、サインを求めたが手を振り払われ、冷たい目をし夜嵐を見ることもなく「邪魔だ」と冷たくあしらわれた。幼い夜嵐にとって何よりも憧れで、熱いヒーローだったエンデヴァーへ絶望した瞬間だった。
そして、雄英入試。3kmマラソンで轟と同じ組になり夜嵐は轟と全力勝負を楽しんでいた。
僅差で轟に勝ち、ゴール後夜嵐はフレンドリーに話しかけにいったが、轟から飛び出た冷たい言葉は他者を突き放し、他者の存在を否定するものばかりだった。
轟は夜嵐を一切見ることなく、「黙れ、邪魔だ」とエンデヴァーと同じ目で夜嵐をあしらった。
轟「..同じだと?..ふざけんなよ。俺は、あいつじゃねぇ。
(もういい、付き合うな。詰まる所、こいつはよくいるエンデヴァーのアンチだ。試験に集中しろ。気を荒立てるな。親父の事はもう乗り越えた....。
....いや、あいつへの嫌悪はまだ)」
ダメだ、試験に集中しろ。そう自分の心に言い聞かせるも轟の怒りは収まらず、次第に左手に纏っていた炎は姿を消した。
夜嵐「俺はあんたら親子のヒーローだけは!どうにも認められないんだよ!!」
轟「(試験に集中しろ!)」
そして、再び2人が風と炎を放ったが今後は風が右方へ、炎が左方へ逸れてしまった。
そして、左にそれた轟の炎が倒れていた真堂に向かっていった。
轟「(風で炎が!)」
その時、真堂の前に莉紗が降り立ち体育祭で見せた超広範囲突風を巻き起こし、轟の炎を散らし、ヴィラン達をけん制した。
『目の前の敵よりも...目の前の救助者よりも...プライドの方が大事ならヒーローなんか目指すな、このバカ野郎!!』
それと同時に緑谷が真堂の体を持ち上げその場から避難させた。
轟「!!」
緑谷「何を、してんだよ!!!!」
莉紗も緑谷の後を追い、サイドキック達のセメントガンから緑谷や真堂を守りながら共に真堂を避難させた。
轟「推薦なら、入試ん時に会ってるはずだが」
『うん、私見てたけど同じ組で走ってたし思いっきり絡まれてたよ?』
轟「..覚えてねぇ」
轟は休憩室でしていた莉紗との会話、そして今しがた夜嵐が話した内容から記憶の糸を手繰った。
轟「(風を操る個性...!!
そうだ、引っかかってた..あいつだ。確かに..何ですぐ思い出せなかった?あんなうるせぇ奴を。
見てなかったんだな...本当に、奴を否定する為に、それだけだったから)」
轟「お前を忘れた。それが良いのか、悪いのか...正しいことなのか」
轟「(うやむやにしたまま過ごしてきた...ここで来るかよ。
過去も、血も...忘れたままじゃいられねぇんだな)」
オルカ「とりあえず、邪魔な風だ!!!」
ギャングオルカが夜嵐に向かって超音波を放った。
夜嵐は地面に向かって落下していった。
轟「おい!」
落下していった夜嵐に意識を取られた轟の首をギャングオルカが掴み超音波を放った。
夜嵐以上に超近距離でもろに食らった轟は指一本すら動かせなくなった。
轟「(クッソ...)」
夜嵐「(ちっくしょう...)」
2人の脳内には先ほど自分達に放たれた2人の人間の叱咤の言葉が浮かんだ。
轟・夜「「(本当だよ....)」」
夜嵐「(ヤダったのに、自分がなっていたよ...)」
轟「(俺のしてきた事が、この事態を招いた...俺が)」
轟・夜「「(取り返さねぇと!!)」」
サイドキック達は傷病者を避難させてる受験者たちを追ってきていた。
『緑谷、とりあえず奴らの足とめさせる。その人頼むね』
緑谷「分かった!」
真堂「どいてろ!」
真堂が突然立ち上がり個性を発動しサイドキック達の足を止めさせた。
緑谷「真堂さん!オルカの超音波で動けないんじゃ!」
真堂「まあ、ちょっと大分末端痺れてるねぇ。音波も振動、こちとら個性の反動で毎日のように脳みそ揺れてんだ。多少耐性はついてんのさ。つか...
そんな感じでだまし討ち狙ってたんだよね!!それをあの1年2人がよ!」
緑谷「(キャラが....;;)」
挨拶の時とのあまりのキャラ変に引いてる緑谷。
『な..なんか、すいません...』
そして、自分に言われたわけではないが両者知人ということもあり何故か代理で謝ってしまった莉紗。
真堂「足は止めたぞ!奴らを行動不能にしろ!手分けして残りの傷病者を避難させるんだ!!」
緑谷「『はい!!』」
2人はヴィラン達の元に向かった。
ギャング「さて、風使いを仕留めてあちらに加勢にいくか」
ギャングオルカが轟を手放し、轟はゆっくりと地面に倒れた。
轟「(無駄に張り合って、相性最悪。連携ゼロ..こんなんで、トップヒーローに敵うわけがねぇ。もし、お前もそう思ってんなら....下から掬い取れ!!)」
轟は炎を纏った。そして、しかし体が動かせず放つことが出来ない為自分の体に今出せる最大火力の炎を纏わせた。
夜嵐は超音波を遠くから受けた分、完全に身体がマヒしたわけではなく風の調整が出来るくらいに身体は動かせたため轟の炎を掬い取り、ギャングオルカに向けて飛ばした。
轟「(炎と)」
夜嵐「(風で)」
轟・夜「「(閉じ込めろ!!)」」
轟の炎を纏った夜嵐の風がギャングオルカを閉じ込めた。
ギャング「(身体は動かせずとも、威力・制度は減退しているが、麻痺の効きが十分でなかった。かろうじて個性をコントロール出来ている。
一方で、完全に動けない轟は炎をくべることで夜嵐の威力をカバー。
先ほどまでの愚行が消えるわけではない。だが、良いじゃないか...雨降って地固まる。過ちに気づき繰り返さんとするそういうあがきは嫌いじゃない)」
「シャチョー!」
「マズイ!シャチっぽいシャチョーは乾燥に滅法弱い!」
「
サイドキック達はギャングオルカを救おうと、炎を出してる轟にセメントガンを放った。しかし、轟は自分の前に氷結を出し、自身の動けない身体を守った。
轟「…左右の同時発動、まだ練習足りねぇな。動きが鈍る」
『左のブランク長いからねぇ、年季が違うもん仕方ないよ』
轟「(動けねぇなら、関係ねぇや)」
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『これは...』
目の前で広がる炎に莉紗は目くばせをした。
緑谷「これって、轟くんの炎?」
『でも、いつもと違う...これって。風を纏ってる?』
炎が風の流れに乗るようにギャングオルカに向かって流れて行っていた。
『緑谷、まずはサイドキックを減らそう!』
緑谷「うん!」
2人はセメントガンを放つサイドキック達の元に走った。
緑谷「スマーッシュ!!!
(ヴィランを制圧!)」
『竜巻乱舞!!
(炎と風が止んだところでギャングオルカに畳みかける!)』
緑谷の蹴りと、莉紗の竜巻の乱れ打ちでサイドキック達を制圧していった。
尾白「けが人の避難は済んだって!すぐに何人か加勢来るぞ!」
そこに尾白が加勢に来た。
緑谷「尾白くん!」
『尾白!』
3人でサイドキック達の数を減らしていると続々と仲間たちが集まった。
芦戸「風舞!尾白!緑谷!」
常闇「加勢する!」
蛙吹「ケロっ!」
どこから現れたのかわからないが、気づくとそこにいた蛙吹の姿に一同が驚いた。
『梅雨ちゃん?!』
緑谷「蛙吹...梅雨ちゃん!いつの間にそこに!!」
蛙吹「蛙っぽさを磨いて、ようやく実戦レベルに達したの。保護色、私の新技よ」
尾白「蛙吹!救助の捜索は?!もう済んだのか?」
蛙吹「大体ね!ケロ!危ない!」
蛙吹が叫んだその視線の先は尾白の背後。サイドキック達が一斉にとびかかってきた。しかし、そこに士傑高校の毛原の毛がサイドキック達を捕らえた。
毛原「イナサを向かわせたはずだが、まだこんなに残っているとは...士傑の名折れめ!」
他校の生徒も駆けつけギャングオルカのサイドキックは着々と受験者達が制圧していった。
『緑谷、ギャングオルカの方に!』
緑谷「うん!」
2人がギャングオルカの元に行くと、依然として炎を纏った風の中に閉じ込められていた。
『緑谷、ギャングオルカの弱点とか知ってる?』
緑谷「乾燥に弱いから、常に水を携帯してる。炎が止んだら僕が飛び込む。風舞さん、援護をお願い」
『分かった』
ギャングオルカ「炎と風の熱風牢獄か。いいアイディアだ。並のヴィランであれば諦め、泣いている諸侯だろ。だが、そうでなかった場合は?撃った時には、既に次の手は講じておくものだ」
ギャングオルカは超音波で熱風を吹き飛ばした。
ギャングオルカ「で、次は?」
轟「(ねぇよ...)」
夜嵐「グッ....」
ギャングオルカが倒れている二人に手をかざした時自身の手が動かせないことに気づいた。
ギャングオルカ「!! これは...糸?」
ギャングオルカの体に粘着糸を巻き付けた莉紗。ダッシュウィンドでギャングオルカの元に走り出した。
緑谷「2人から離れてください!!」
緑谷がギャングオルカの頭上から攻め込み、蹴りを入れた。
しかしギャングオルカは腕に装着したプロテクターで防いだ。しかし、それでは終わらなかった。
『旋風拳!!』
緑谷が蹴りで衝撃を与えた腕のプロテクターに新技で追撃した。
そして、ギャングオルカの超音波を警戒し旋風拳を撃った後すぐに緑谷の体を掴みダッシュウィンドでその場を離れた。
ギャングオルカ「緑谷...風舞...」
夜嵐「!!」
轟「(お前らは...どこまでも)」
ぴぃーっ!!
[えー、只今をもちまして配置された全てのhucが危険区域より救助されました。まことに勝手ではございますが、これにて仮免試験全工程終了となります]
甲高い音ともに試験終了のアナウンスが流れた。
緑谷「終わった...?」
『いいタイミングだったかも...No.10の攻略なんて思いつかないもん。長引いたら危なかったよ』
[集計の後、この場で合否の発表を行います。ケガをされた方は医務室へ。他の方は着替えてしばし待機でお願いします]
『怪我人を医務室に連れていこう』
緑谷「うん!」
すぐさまその場を離れ怪我人の元に向かった緑谷。
莉紗も轟の元に向かおうと動き出した時背後から声をかけられた。
毛原「うちのイナサを制圧に向かわせたが、どうやら足を引っ張ったようだ。迷惑をかけたね」
『え?あ...いや』
毛原のその言葉に莉紗は轟を見た。
『うちの轟も、多分同じなんで。お互いさまってことで...すみません』
軽く頭を下げ、轟の元に急いだ。
「シャチョウ、すいません。俺たち仕事できませんでした。やっぱり拘束用プロテクターは動きづらいですね」
ギャングオルカ「(いや、プロテクターがなかったとしてもあの炎の渦はそれほどに見事だった。それに、乾燥によるダメージからの緑谷と風舞による奇襲。試験が長引いていれば、あるいは....)」
ギャングオルカが2人の攻撃を止めた自身の右手のプロテクターを見ると深くヒビが入っていた。
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