Season2
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職場体験を間近に控えたとある日の昼休み
芦戸「女子集合!」
耳郎「何?」
芦戸と葉隠が耳郎の席に集まり女子に集合をかけていた。
『どうした?』
麗日「何々?」
芦戸「今日女子みんなで遊びに行かない?」
芦戸が声高らかに言うと他の女子からも笑顔が溢れた。
耳郎「いいじゃん!」
麗日「楽しそう~!」
蛙吹「私も、今日なら大丈夫よ」
葉隠「カラオケとかどうかなぁ?」
八百万「私、放課後にお出かけなんてしたことありませんわ?からおけ、とはどういったものですの?」
葉隠や耳郎がカラオケについて八百万に説明している傍らで莉紗は顎に人差し指を当てて何かを考えている。
『んー...』
とても魅力的な誘いで、行きたい気持ちはあるが懸念する事情がある莉紗は即決出来ず考え込んでしまった。
芦戸「風舞、都合悪い?」
『や、ちょっと都合確認するから行先とか決めといて』
芦戸「おっけ~」
女子たちはどこに行くか相談を始めた。
莉紗は轟の席に向かい、隣の八百万の椅子に座った。
轟「どうした?」
『女子で放課後遊びに行かないかって言われてて』
轟「いいんじゃねぇか?寛太達見ててやるから行って来い」
『ありがと、ごめんね』
轟「お前もたまには息抜き必要だろ」
『ん、放課後遊びに行くとかしばらくしてないからすごい行きたくて』
そういう莉紗の表情は、期待に溢れた嬉しそうな表情をしていた。しかし、その後何かを思い出したように「あ..」といった。
『でもご飯くらいは作ってった方がいいよね?』
轟「あー、いや。今日は確か学校自体は開校記念日で休みだから15時くらいには帰ってくるっつってた」
『なんてタイミング!』
轟「保育園のお迎えって俺が変わってやれねぇのか?」
『え?』
轟「その方がお前も真っすぐ学校からあいつらと行けるだろ」
『いい...の?』
轟「おう」
『ありがとー、超嬉しい!保育園に連絡入れておくね。確か、事前に来る人の名前伝えて、お迎えの時に本人確認してもらえば大丈夫だったはず!学生証で大丈夫だと思うけど。保育園に聞いてくる!』
子供のように喜び、スマホ片手に教室を出て行った莉紗。
中学の時、まだうちに来ていた時は莉紗には家のことをやってもらったり、姉がいない日には食事を作って貰ったりしていたからその頃の恩返しに..と言い出した轟だったが、予想以上に喜んだ莉紗を見て轟も満足気に小さく笑った。
保育園に電話をかけ、轟焦凍という紅白頭の学生が寛太の迎えに行く事を伝え了承された。轟にも保育園からOKが出たことを伝えると、わかったと一言告げられた。
**
芦戸「初女子会〜!」
葉隠「歌おうー!」
結局、ボウリングやカラオケや運動場などが収容されたマルチアミューズメント施設に行くことにした。
『誰か会員の人いる?』
「「「いなーい!」」」
『じゃあ作ります』
ー所変わってー
麗日「まず何行くん?」
芦戸「ボーリング!」
『中学の時何回かやったくらいだなぁ』
八百万「私はやった事ありませんわ」
葉隠「まずは自分に合ったボール選びからだよ〜?」
ボーリングフロアにやって来た7人。ボールを選び、シューズに履き替えてレーンについた。
2つのレーンに分けて、同時にゲームを始めた。
葉隠「莉紗ちゃん、結構重いの行くねー!」
莉紗が持ってきたのは20ポンドのボール。
『ちょっと重いくらいがいいってさっき三奈が言ってたからさ』
麗日「これ、個性使っていいんかな?」
芦戸「私の個性使えなーい!」
葉隠「私も〜」
耳郎「うちも役に立たない」
麗日「私のもダメやね〜」
蛙吹「というか莉紗ちゃんの個性しかボーリングは使えないんじゃないかしら?」
『ヤオモモは?』
八百万「私の個性で全部倒そうとすると、あからさますぎますわ」
麗日「あ、ていうか皆!これ!」
操作パネルの近くに貼られたラミネートの注意書きを指さした麗日。皆もそちらに目を向けると...
"個性使用禁止"
「「「『...........』」」」
芦戸「さ!普通にやろう!」
『あっぶね〜』
耳郎「麗日、ナイス」
麗日「気づかず使ってたら...」
蛙吹「注意されて下手したら出禁ね」
ボーリングは2ゲーム楽しみ、トップスコアはやり慣れた経験者の芦戸だった。
**
葉隠「次は〜?」
芦戸「カラオケ!」
八百万「歌を歌うんですの?」
耳郎「そうそう、マイクでね」
お次にカラオケを選んだ少女たち。
和気あいあいと何を歌うか決めながらカラオケルームへと入っていた。
『久しぶりだなー』
麗日「莉紗ちゃんどんな歌唄うん?」
『ん...〇ー娘とかアイドル系も歌うし、バンド系も歌うしフォークとか演歌とかも歌うし...』
芦戸「意外と幅広いじゃん!」
葉隠「轟くんの幼馴染だから疎いかと思ってた!」
『幼馴染だからって、どんなイメージだよ...』
早速じゃんけんで順番を決めて歌を予約し始めた少女たち。
東〇事変を選曲した蛙吹。
芦戸「梅雨ちゃんギャップ!!」
麗日「梅雨ちゃんが東〇事変行くと思わへんかった!」
『梅雨ちゃん、トップバッターでさらっと東〇事変行くとかカッコいいなー』
八百万「お上手でしたわ、蛙吹さん!」
続いての芦戸はもも〇ロ、麗日はセー〇ームーンのOPで大盛り上がり。
『この盛り上がりの中何入れたらいいんだろ...』
耳郎「バンド系って何歌えるの?」
『90年代のロックバンドは結構色々好きだよ』
耳郎「よし、行こう」
『え、マジか』
某バスケットボール漫画の主題歌のWA〇DSの曲を入れ、歌った。
世界が終わるまでは~♪
葉隠「莉紗ちゃん、上手い!」
芦戸「才能ガールキタ!!」
麗日「声綺麗ー!!」
耳郎「莉紗..うまっ!」
『え、ありがとう』
その後も、大盛り上がりのカラオケ。
〇ー娘、A〇Bなどみんなでダンスを踊りながら楽しんだ。
耳郎「莉紗、コ〇クロとか歌える?」
『有名な奴なら』
耳郎「一緒にハモろ」
『うん、いいよ』
さーくらーのはーなびーらちーるたーびに~♪
八百万「耳郎さん、風舞さん!素敵ですわ!」
芦戸「やっば!この2人うますぎた!」
耳郎「莉紗の声とうちの声相性良いね」
『ほんと?』
耳郎「うん、他にも2人のレパートリー増やそう!」
『おっけー!って事は第二弾カラオケもあるんだね』
葉隠「もちろん!またみんなで来ようよ!」
「「「『おうー!』」」」
八百万「放課後にこうしてお友達と遊ぶのは初めてなので、とても新鮮で楽しいですわ」
「「「『(やっぱりぷりぷりモード可愛いな~)』」」」
『私も、中2を最後に忙しくなって放課後は直帰だったから楽しかったよ』
芦戸「受験勉強で?」
『ううん、今3歳の弟いてさ。その頃はまだ産まれたばっかの頃でさ。母親が復職して世話や家事で忙しくなったんだ。両親ともプロヒーローだから家に全然いなくて、放課後は直帰で育児だったんだよねぇ。妹も今はすごいしっかり者なんだけど、その頃は4、5歳だったから結構自我もしっかり出てきて大変な時だったからもう遊ぶ余裕なくてさ』
麗日「莉紗ちゃん、すごいわ〜」
葉隠「既に育児経験済みかよっ!」
芦戸「いや~、それで推薦取れるんだから風舞には敵わないわ」
蛙吹「莉紗ちゃんとは息が合いそうだわ」
それから食べて飲んで歌って盛りあがり、歌わず女子トークで盛りあがったりもしてカラオケも満喫した頃...
芦戸「わっ!もうこんな時間!」
葉隠「そろそろ帰ろっか!」
外はすっかり暗くなっていた。
カラオケもしっかり楽しみ、伝票を持ってカラオケルームを出て会計カウンタ―にやってきた少女達。
『あ、私出すよ』
そう言って会計を済ませた莉紗。
芦戸「えーっと、7人だから...」
『あ、いいよいいよ』
葉隠「え?」
麗日「莉紗ちゃん全部持つ気なん?」
葉隠「ご飯とか飲み物も結構頼んでるからさ!」
『うん、いいのいいの。生活に必要なお金の管理はほぼ私だから親から結構預かってるんだー。だから甘えといて』
芦戸「さすが、両親共にプロヒーローだと次元が違うねぇ」
蛙吹「莉紗ちゃん、立派な主婦ね。偉いわ」
葉隠「莉紗ちゃん、ありがとね!ゴチでーす!!」
少女達は口々に莉紗にお礼を言った。
『気にしないで、私もさ。こんな女子だけで楽しい事したの初めてだから..』
照れくさそうに言う莉紗に誰もが思った。
「「「ギャップ萌え!」」」
『...へ?』
八百万「私もこんなに楽しい事は初めてでしたわ!みなさん、ありがとうございます..///」
「「「(2人共可愛いなぁ~)」」」
最後にゲーセンコーナーでプリクラを撮った女子たち。
**
in轟家
『ただいま〜』
帰宅の挨拶をしながらドアを閉め、靴を脱いでいるとパタパタとスリッパの音をさせて冬美が出迎えてくれた。
冬美「莉紗ちゃん、おかえり!楽しかった?」
『うん、すっごく!冬ちゃんホントにありがとね!』
冬美「全然だよ!莉紗ちゃん、普段お家のことも勉強も頑張ってるんだから。いつでも頼って?」
いつもの優しい顔でそう言ってくれる冬美に思わず心がキュッとなり泣きそうになるのを堪え笑った莉紗。
『冬ちゃん....ありがとっ』
冬美「うん!お風呂入っといで〜」
『うん!』
荷物を置きに行く前にリビングを覗くと轟が寛太と遊び、梨央が宿題をやっていた。
梨央「焦凍お兄ちゃん、これ分かんない」
轟「これはな、10mmで1cm。じゃあ30mmは何cmか分かるか?」
梨央「3cm!」
轟「そう。問題は39mmは何センチか、だろ?30mmは3cmってところまで出たから残り足りない分は?」
梨央「んー..9mm。あ、3cmと9mm!」
轟「正解」
梨央「やったー!」
寛太「しんかりおん!はーぶさ!」
(訳):シンカリオン!はやぶさ!
轟「こっちは?」
寛太「こまちだよー」
轟「じゃあ俺がこまちな」
寛太の、某電車のロボットアニメの遊びに付き合いながら梨央に宿題を教えてる轟。
『(焦凍くん、子供の面倒見るのすっかり板についてるなー。将来良いパパになりそう)』
そう心の中で思ったのは莉紗だけの秘密。
そっと居間を離れてお風呂に入りに行った。
動画を見ながらゆっくりお風呂に浸かり居間には冬美だけがいて、寛太と梨央は既に焦凍が寝かしつけたと教えてくれた。その焦凍は部屋に戻ったと聞き、轟の部屋に向かった。
コンコンとノックすると、静かにドアが開けられた。
轟「莉紗、上がったのか」
轟は莉紗を部屋の中に促し元座っていたであろう座椅子に座った。
本を読んでいたのか、テーブルの上には開いたままの本が裏返しに置かれていた。
『うん、寛ちゃんすぐ寝た?』
轟「ああ、まだ遊ぶってごねてたけど梨央が本読もうってうまく布団に誘導してくれたから。布団入ったらすぐ寝付いた」
『そっか』
轟「あいつ頼もしいな」
『下手な大人より育児上手だよね、多分』
轟「そうだな」
顔を見合わせ笑いあった2人。
『焦凍くん』
轟「ん?」
『今日ありがとね!すっごく楽しかったよ』
轟の隣にちょこんと座り満面の笑みでお礼を言う莉紗。
轟「いや、お前が楽しめたみたいで良かったよ」
そう言って莉紗の頭を撫でた轟。
『....../// しょ、焦凍くんも何かあったら頼ってね?』
轟「?」
『私も力になるし、焦凍くんがやりたい事とかあったら協力するから』
轟「俺は普段からやって貰ってるからな」
『え?』
轟「中学の頃もそうだけど姉さん居ない時、家の事とか飯の支度して貰ってるだろ。スゲェ助かってるから。ありがとな」
『....ど、どういたしまして////』
轟「姉さんいない日は改めて飯頼む」
『うん、もちろんだよ』
莉紗の返事に小さく微笑むと、急にキョトンとした顔をした轟。
轟「ところで放課後遊ぶって、何すんだ?」
『んとね、今日はボーリングとカラオケ』
轟「へぇ、どっちもやったことねぇ」
『逆に何やった事あるの?』
轟「放課後に遊んだことがない」
平然と言う轟に思わず言葉に詰まった莉紗。
『......』
轟「誰かと関わんの煩わしかったし」
『まあ小学校入った時にはもうそんな感じだったもんね』
轟「つーか、友達っつーのがいなかった」
『.....ごめん、反応に困る。話題変えていい?』
自分から振った話題とは言え、どう反応していいのかわからなくなり手のひらを轟に向けると苦笑いしながらも申し訳なさそうに言う莉紗。
轟「どうぞ」
『今度一緒にボーリングとか行こうね』
轟「おう」
『あ、お迎え大丈夫だった?』
莉紗が思い出すように尋ねると轟も思い出したように、あ..と声をあげた。
轟「長袖なくなったって言われた」
『あ、おっけおっけ。どんな関係の方ですか?とか聞かれなかった?』
轟「あー、お姉さんの彼氏ですかって聞かれた」
『あー、やっぱり。聞かれると思った』
轟「近所の幼馴染ですっつっといた」
『そっか、ホントに今日はありがとございました』
轟「気にすんな。こんくらいいくらでもしてやるから、お前ももっと自分のやりたい事やっていいんだぞ」
『え?』
轟「遊びたいのに、遊ぶ暇とかなかったんだろ」
『あー、うーん....』
あまりはっきりしない曖昧な反応に轟は本に栞を挟みながら、不思議そうに首を傾げた。
轟「違うのか?」
『私何故か女子に嫌われやすいみたいで、女子の友達がいなかったんだよ』
小学校、中学校の時のことを思い出しながら苦笑いしながら話す莉紗。
轟「? 何でだ?」
『............。(いくら焦凍くんが鈍ちん男でもさすがに焦凍くんのせい、とは言いにくいなぁ....)』
昔から轟のモテぶりは異常な程だった。
あどけないながらもこの端正な容姿。そして個性も派手で強く、頭も運動神経も良い轟は小学校の時から女子人気は高かった。
轟は母の事もあり、小学校に入った頃には莉紗以外の人間とほぼ関わらなくなったし感情も見せることがほとんど無くなっていた。
その為、女子に囲まれても素っ気ない態度でやり過ごすことも多くそれもかっこいいと言って更に騒がれていたものだ。
その一方で小3の時に轟とクラスが離れ、エンデヴァーに追い出された事でほぼ関わりを持てなくなった莉紗だが、幼なじみと言うだけで女子から敵意を向けられていた。
中学校に入学してからもそれは同じだった。
轟は学区からそのまま繰り上がる凝山南中ではなく、私立の凝山中にお受験入学をしたのだ。
繰り上がりで入学した莉紗。2、3箇所の学区の小学校から繰り上がった子達が集まる凝山南中。新しい顔ぶれもいるが、顔見知りも多い。凝山小学校で同じだった子達が多くいた。
凝山小学校出身の女子達は、凝山中までわざわざ轟を見に行ったり凝山中内で轟のファンクラブがあるというのを聞きつけ我も、と言わんばかりに凝山中に押しかけているのを何度も見かけた。
中学校に入っても女っ気を見せず、まして人との関わりをほとんど持たない轟。
我こそ恋人の座を...と狙う者も少なくない中で本人に全くその気がなくむしろ同じクラスであってもその存在を認識していない事も多い轟。それ故に理不尽なやっかみが莉紗に飛び火として向くことが多かった。そして、マネージャーでもやろうと思った半端な時期に募集をかけていたのが男子テニス部だけだった為、マネージャーとして入部すると男好きと中傷されるようになった。
幼馴染だからって調子に乗るな、と何度言われた事か..と莉紗は記憶を呼び起こしながら苦笑いした。
轟「莉紗?」
突然黙り何か考え込んだ莉紗に轟は名前を呼び顔を覗き込んだ。
『あ、あー...いや。何でだろうね。テニス部の人達は仲良くしてくれたんだけど男子は男子で、女のくせに生意気だって言われてよくケンカ売られてた』
轟「お前生意気だったのか?」
『そいつらより私の方が個性強いからただのやっかみだと私は思ってたけど』
轟「あー、そういうやつな」
『? 何、焦凍くんも経験あんの?』
轟「ああ、中学の時1回だけ別のクラスの男子に言われた事ある」
『何て?』
轟「あんま覚えてねぇが、調子乗んなって言われた気がする。
呼び出されてついてったら何人かいて仕掛けられた」
『命知らずな...』
轟「確か親父の名前出されてムカついたから凍らせてやった。それで逃げてった。勝てねぇと思ったのか、その1回だけだな」
『(それもあるだろうけど、きっとファンクラブの女子たちにクソみそやられたんだろうな...)』
轟「俺がエンデヴァーの息子だって話した記憶ねぇんだけどな」
『いや、君は目立つからねぇ。色んな意味で』
轟「色んな意味?」
『うん、まあそういうことでね。時間がなかったのも確かにあるけど遊ぶ相手もいなくてさ』
轟「そうか、なら良かったな。時間も遊ぶ相手も出来て」
『うん、焦凍くんも今度一緒に遊ぼうね』
轟「ん」
『じゃあ焦凍君も今日は疲れただろうし、戻るね』
轟「あ、莉紗」
『ん?』
轟「明日姉さん遅番なんだ」
『あ、そうなんだ。じゃあご飯何食べたいか考えといてね』
轟「いや、もう決めてる」
『何?』
轟「肉じゃが」
『あー、何かそういえば体育祭の後却下した気が..じゃああの日却下した肉じゃがと唐揚げと茶碗蒸しを作るか』
轟「全部か?」
『だって肉じゃがだけじゃおかず少ないから。鶏肉と豚肉が共演しちゃうけど』
轟「そうか、楽しみにしてる」
『ん、楽しみにしてて』
そう言って轟の部屋を出て行った莉紗。
優しい月明りが窓から差し込む中、明日の夕食が楽しみになった轟は一人小さく微笑んだ。
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